2011年02月21日

冬のサクラ 第6話

『二人きりの兄弟だから』

萌奈美(今井美樹)と金輪際会わないこと、萌奈美との記憶を抹消することを
条件に、手術をして萌奈美を助けてやると、祐(草g剛)に迫る航一(高嶋政伸)。
萌奈美のことを第一に考える祐は、萌奈美を助けてほしいと航一に頭を下げる。

それからほどなく、萌奈美は航一の病院へ入院し、3日後に手術が行われる
こととなった。
「手術が終われば、いろんな苦しみからも解放される。
 僕が救ってあげるからね。」
航一は笑顔で萌奈美に告げる。

「生きられるという希望を、胸に抱きながらも、
 何かが私を、たまらなく不安にさせていました。」


「あと3日で・・・すべてが終わるよ。
 ・・・萌奈美。」
病院の廊下を歩きながら航一がつぶやく。

「院長先生。今夜はどう?」理恵が呼び止める。
「無理だな。」
冷たくそう言い立ち去る航一。
「・・・奥様の手術は・・・やっぱり大事ですか?」

病院の食堂で食事をしていた肇(佐藤健)は、先輩医師たちの噂を耳にする。
「院長夫人の検査って緊張しますよね。」
「でもありゃ、いくら院長とはいえ厳しいな。」
「ですよね。何しろ4センチもありますからね。」
「しかもあの深さにある腫瘍だよ。
 誰が見たって全摘出は無理だろう。
 たとえ取り除けても、記憶障害はもちろん、意識障害が起きて
 寝たきりになる可能性もある。
 院長も承知の上だろうけどな。」

先輩医師の会話が気になった肇は萌奈美のカルテを調べ始め・・・。

夜、祐の携帯に電話をする萌奈美。
しかし、祐はぐっと堪えて、着信が途切れるのを待つのだった。

そして航一は、公衆電話の前にいる萌奈美を見つめていて・・・。

その夜、祐が肇のアパートへ帰ると、肇に衝撃的なことを聞かされる。
「いや、実はさ・・・
 今日、他の先生が萌奈美さんの手術の話してんの、聞いちゃってさ。
 そしたら・・・兄ちゃんが院長から言われた話とちょっと違うんだよね。」
「違うって?」
「たとえ腫瘍は取り除けても、記憶は失う可能性が高いって話してて・・・
 院長も承知の上だろうって。」
「え・・」
「で、俺も検査結果調べてみたんだけどさ。
 もちろん俺の判断なんて全然まだ、自信ないけど・・・
 同じ結論っていうか。」
「それって、院長が嘘をついてるってこと?」と安奈。
「まあ・・さすがにそれはないよな。ないない。
 あ、そうだ。俺の指導医の先生が手術チームに入ってるから、
 明日聞いてみるよ。」
「頼む。」
「萌奈美さんから何か連絡とかありました?」
「留守番電話に、手術が三日後に決まったって。」
「三日後・・・」
「三日後か・・・。
 あ、咲いてる。」
三人は啓翁桜を見つめ・・・。

「人は、何を信じるかによって、
 生きる道が決まるのかもしれません。
 この選択が正しいのだと、j身分に言い聞かせながら、
 刻一刻と近づく手術を、
 私は、待つしかありませんでした。
 残酷な現実が、私を待ち受けているとも知らずに。」


そんなある日、航一は肇に対しても見えない圧力をかけてきた。
肇の指導医・木村医師を担当から外したのだ。

木村医師に質問しに行った肇は、そのことを木村に告げられる。
「稲葉君。」
「はい。」
「僕、君の指導外れることになったんだ。」
「え・・」
「突然で、僕も驚いたよ。
 君、何か院長の気に障ることでもしたのか?」
「いや・・・」
「君には期待していたんだけどな。
 残念だよ。」
「・・・」
肇は悔しそうに研修ノートを握り締め・・・。

安奈に言われ、萌奈美に手紙を書く祐。

石川家
理恵は章子に、萌奈美が家族に嘘をしていたと告げ口する。

病院の屋上
研修ノートのページをパラパラとめくる肇。

病室
琴美のためにレシピノートを書く萌奈美。
そこへ章子がやってくる。
「あ・・お義母さん。」
「あなた、山形にいる間、男の家で暮らしていたそうね。
 何かおかしいと思っていましたけれど、
 まさかそんな嘘をついていたなんて!」
「・・・申し訳ありませんでした。でもそれは、
 余計な心配をかけたくなかっただけです。
 お義母さんが心配していらっしゃるようなことは何もありません。」
「開き直るの!?」
「いえ、そんなつもりは。」
「隠していたということは、あなたの中に疾しい気持ちが
 ある証拠です!
 そんな得体の知れない男に、悪い噂でも流されたらどうするの!
 恥を知りなさい!」
「・・・彼はそんな人ではありません。」
「・・・」
「事故に遭った私を助けてくれて、成り行きで仕方なく、
 家に置いてくれただけなんです。
 本当なんです。」
「・・・手術が終わったら、ゆっくり話す必要がありそうね。」
「・・・」

祐のことを悪く言われ、萌奈美は多分初めて章子に言い返しました。
萌奈美の祐に対する感情、恋とは少し違う気がします。


肇のアパート
「肇。萌奈美さんの手術のこと、何か聞けたかな。」
「・・・聞けなかった。」
「そっか。」
「指導医の先生に聞こうとしたんだけどさ、
 院長から俺の担当外されたんだって。」
「え!?」
「まったく大人気ないですよね。」と安奈。
「兄ちゃん俺もうこれ以上関われねーわ。」
「・・・」
「手術はきっと大丈夫だよ。
 院長の腕はほんと確かだから。
 きっと命は助かるよ。」
「・・・でも、それだけじゃダメなんだ。
 萌奈美さんは、記憶を失うリスクは低いって言われたから、
 手術を受けるって決めたんだ。
 大切なものを守るために。
 もしもそうじゃないなら、手術を止めなきゃ。」
「それを俺にしろって!?」
「・・・お前に迷惑をかけることはわかってる。」
「分かってるならもういいだろ!」
「・・・」
「俺もあの病院で必死にやってきたんだよ!
 何で兄ちゃんがたまたま出会っちまっただけの人に、
 俺の人生邪魔されなきゃなんねーんだよ!!」
「・・・」
「もう知ったこっちゃねーよ。兄ちゃん山形帰ってくれよ、もうっ!!」
肇がアパートを出ていく。
「肇ちゃん!
 ・・・」
「ごめんね。
 行ってあげてくれるかな。」
「はい。」
安奈は二人分のコートを手に、肇を追いかける。

「肇ちゃん。待ってってば。肇ちゃん!
 風邪ひくよ。
 もう・・・すぐ熱くなるんだから。」
「・・・」
肇を後ろから抱きしめる安奈。
「肇ちゃんの気持ちわかるよ。
 今までどんだけ頑張ってきたか知ってるからね。
 頑張って、いいお医者さんになることが、お兄さんへの恩返しだって
 思ってんだよね。」
「・・・けど結局俺も自分が大事なんだよ。」
「そんなの当たり前じゃん。みんなそうだよ。」
「みんなじゃねーよ。・・・兄ちゃんは違う。」
「・・・そうだね。」
「・・・あーあ。何でよりによって萌奈美さんなんだろうな。」
「しょうがないよ。出会っちゃったんだから。
 人との出会いってさ、すごいっていうか、怖いっていうか。
 自分の力じゃどうしようもないのに、
 人生変えちゃったりするからね。」
「うん。」
「私は、肇ちゃんと出会えてよかったよ。」
安奈の言葉に微笑む肇。

病室
レシピノートを作る萌奈美。
頭痛に襲われながら、夫の言葉、祐の言葉を思い返す。

祐の携帯が鳴る。公衆電話からの着信。
祐は自分の思いを押さえ、電話を切ってしまう。

萌奈美が病室に戻ると、航一が待っていた。
「どこへ行っていたんだ。」
「・・・」息をのむ萌奈美。
「ごめんごめん。脅かすつもりはなかったんだけど。」
「琴音に電話しようと思ったんだけど、もう遅いし、
 寝てるかなと思ってやめたの。」
「手術は・・・不安か?」
「・・・でも、あなたを信じてるから。
 航一さん。」
「うん?」
「手術が終わったら、私たちのこれからのこと、
 ちゃんと話し合いたいと思っています。」
「・・・」
「おやすみなさい。」
「・・・おやすみ。萌奈美。」

多分航一は萌奈美に別れを切り出されることを
一番恐れているんでしょうね。
だからその口を封じてしまおうと・・・。


夜中、目が覚めた肇は、隣の部屋へ薬を取りに行く。
隣の部屋では祐がぼーっと桜の木を見つめていた。
「お前風邪ひいたのか?」
「うん。なんかねー。」
「ちょっと待ってろ。」
「・・・」

「やっぱしょうが湯か。
 これ結構効くんだよなー。」
「お前よく風邪ひいたよな。」
「そういえば大学受験の時、東京行く日もすげえ熱出た。」
「あれ焦ったな。」
「兄ちゃん東京まで付き添わせちゃってさ。」
「うん。」
「地下鉄の乗り換えなんて全然分かんねえし、
 ホテル行くにも迷いまくって。
 でおその間兄ちゃんずっと俺のことおんぶして走り回ってくれてさ。
 さすがにあん時は悪いなって思ったよ。」
笑いあう二人。
「こっちは焦って疲れも忘れたけどな。 
 あんな熱出て受かったんだからたいしたもんだ。」
「あの必死な兄ちゃん見たら、死んでも受かんなきゃって。」
「あの時嬉しかったな。
 お前がさ、兄ちゃん合格した!って電話くれた時。」
「・・・」
「・・・悪いな。足引っ張るようなこと。」
「・・・」
「お前には、立派な医者になってほしい。
 邪魔するようなことはしたくない。
 けど・・・俺・・・
 明日院長に会いに行こうと思う。
 会って、直接確かめる。」
「・・・」
「やっぱりどうしても萌奈美さんのこと放っておけないんだ。」
「・・・」
「ごめん。」
「・・・あ〜温まった。
 ・・・ありがとう。お休み。」
「・・・お休み。」

翌朝、石川家
「萌奈美さんは真面目なだけが取り柄だと思っていたのに、
 あなたもこういうことはちゃんと話してくれないと。」
「お母さんに余計な心配かけたくなかったんだ。」
「とにかく萌奈美さんが帰ってくるまでに今後のことを考えましょう。
 とはいえ、離婚も体裁が悪いし、今回は目をつぶるか、
 やっぱり出ていってもらうか。
 どの道、琴音は置いていってもらいますけどね。」
「大丈夫だよ。明日手術さえすれば、すべて解決するから。」
「え?」
「行ってきます。」
「・・・行ってらっしゃい。」

章子も航一の異常さに少し感づいた?

病院
「木村先生、お前の指導医外れたんだって?」
先輩医師が肇に声をかける。
「・・・」
「結構噂になってるよ。
 何だか知んないけどさっさと謝っちゃえよ。
 要領よくやんなにとバカみるぞ。」
「・・・」

病院の屋上
流れる雲を見つめながら考え込む萌奈美。
そこで萌奈美はパンをほおばる安奈に気づく。
「あなた・・前に?」
「はい、あの・・祐さんの、弟の肇さんとお付き合いしてます、
 向井安奈です。
 あの時は大変に失礼しました。」
「ここでお仕事されているんですか?」
「はい。あのご挨拶が遅れて、すみません。」
「いいえ。
 気持ちのいいお天気ですね。」
「はい。」
「暫くは、こんな風に空を見上げることも出来ないかなと思って。」
「・・・」
「私、明日手術なんです。」
「お兄さんに聞きました。」
「祐さんは、変わりないんですよね?」
「え?」
「しばらく連絡が取れなくて。」
「一生懸命バイトしているみたいなんです。
 仕事中はなかなか電話に出られないんじゃないかと。」
「そうですか。
 ・・・そうですよね。」
「・・・」
「あの・・・一つ、厚かましいお願いしてもいいですか?」
「はい。何でも。」
「もしも私に何かあったら、祐さんに伝えてもらえませんか?
 いろいろ、ありがとうございましたって。」
「・・・」
「祐さんには、本当に感謝しているんです。」

「奥様!病室に戻ってください。
 私が院長に叱られます。」看護師がやってくる。
「ごめんなさい。
 それじゃあ。」

そんな中、祐が航一に会いにやってくる。
「もう君に会うことはないと思っていた。
 忙しいので手短に頼むよ。」
「萌奈美さんを手術で治せると言ったのは、嘘なんですか?」
「何の話かな?」
「あなたは手術をしても、記憶を失うリスクは低いと言った。
 だから萌奈美さんは手術を受ける決意をしたんです。」
「それが?」
「けどそう言っているのはあなただけですよね?
 ほかの先生たちは、みんな手術は難しいって。」
「君の仲良しの弟に吹き込まれたのか?」
「・・・嘘なんですか!?」
「・・・もちろん嘘じゃない。
 私には萌奈美を救う自信がある。
 それを信じるかどうかだ。」
「・・・もし嘘だとしたら、患者を騙して、自分の思い通りにするなんて、
 許されることじゃない!」
「君のしていることは許されるのか?
 君の存在が、私の家族、君の弟も、すべてを不幸にしてるんだ!」
「弟は関係ありません!」
「現実はね、そう甘くないんだよ。」
「・・・」

テーブルの上のものを振り払い、カッターナイフで壁を傷つけると、
航一は電話で助けを求める。
「客が急に暴れだした。警備員を呼んでくれ!」

「君は自分が萌奈美を救えるとでも思っているのか?
 うぬぼれもはなはだしいな。」
「俺はただ・・ただ・・・
 萌奈美さんの思うとおりに生きてほしいだけです!
 けどあなたは違う!」

警備員がやってくる。
「大丈夫ですか!?」
「つまみ出してくれ。警察沙汰にはしなくていい。」
「はい。」

「萌奈美さんの命は、あなたのものじゃない!」
「・・・」

萌奈美は看護師から、院長室で暴れた男が警備員につまみ出されたと
聞かされる。

祐かもしれないと思った萌奈美は、病院の外まで見に行くが、
祐の姿はなかった。
「・・・そんなわけないか。」

病院の廊下で、肇は航一とすれ違う。
「さっき君のお兄さんが院長室に乗り込んできたよ。」
「・・・」
「彼に妙な入れ知恵をしたのは君かな?
 美しい兄弟愛、か。
 君も知ってのとおり、医療の世界は狭い。
 この病院を辞めても、すぐにほかで働けるほど、
 甘いもんじゃない。
 くだらん感情で、自分の大切な道を、見失うなよ。」
「・・・」

肇は航一の病院辞めればいいのにって思っていたけど
航一には横のつながりがある。そこまで邪魔する気か・・・。


家に帰った安奈は、ゴミ箱の中に捨ててあった便箋を見つける。

石川家
萌奈美にお守りを作る琴音。
「これ、もうすぐ出来るからママに届けに行くね。」
「え?これから?明日にしなさい。」と章子。
「どうしても今日渡したいの。」
「琴音ちゃん・・」
「だって・・・ママ、明日手術するんだよ。
 私だって、少しはママの役に立ちたいんだもん。」

病室
レシピノートを作りながら琴音を思う萌奈美。

肇のアパート
「ただいま。」肇が帰宅する。
「・・・」
「何?」
「ゴミ箱に入っていたの。」

『萌奈美さんへ
 あなたがこれを読む頃
 俺は山形にいると思います。
 あなたの力になりたいと言いながら、
 結局何も出来ずにすみません。
 でも、これを読んでいるあなたは元気ですよね。
 それなら俺は何も言うことはありません。
 誰のものでもない、あなたの人生を生きて下さい。
 俺は、それだけを願っています。
 稲葉祐』

「今日、屋上で萌奈美さんに会ったんだ。」
「え?」
「もしも自分に何かあったら、お兄さんに感謝してるって、
 伝えてほしいって・・・。」
「・・・あ〜、クッソーっ!
 クソッ!もう!!
 安奈!俺に間違ってないって言ってくれる?」
「肇ちゃんは間違ってないよ。」
安奈を抱きしめる肇。
「サンキュ。」
そして肇は出かけていく。

病院前
警備員につまみ出される祐。
「お願いします!
 どうしても伝えなきゃならないことがあるんです!」
土下座をして頼む祐。
「これ以上やると、警察呼びますよ!」
「・・・」

病院を見つめる祐。
「そこで何してるんだ!」
祐が振り返ると、肇が立っていた。
「肇!」
「無茶すんなよ、いい年して。
 部外者は立ち入り禁止なの。
 ・・・これがなきゃね。」
IDカードを見せる肇。
「・・・」
「やっぱり萌奈美さんには兄ちゃんから本当のこと伝えるべきだよ。」
「けどそれ使ったらお前が、」
「兄ちゃん俺に言ったよな。
 立派な医者になってほしいって。」
「・・・」
「患者のこと第一に考えるのが、立派な医者ってもんだろ。」
「・・・」
「心配すんなよ。
 どんなことしてでも、俺は一人前の医者になってみせるから。」
「肇・・・」
母の形見のマフラーを祐の首に巻く肇。
「行こう。」

裏口からIDカードを使い病院に入る二人。
「あっちが病棟で、そこ進んでったら萌奈美さんの病室あるから。
 じゃあな。タクシー読んで裏に待たせとくから。」
「肇。」
マフラーを肇に渡す祐。
「ありがとう。」
「おぅ。」

萌奈美の病室
「祐さん!・・・どうして?」
「大事な話があるんです。」

「夫が・・・嘘を!?」
「ご主人の口から、そうきいたわけじゃありません。
 だけど、このまま手術を受けるのは・・・」
「・・・」
夫の今までの言葉や態度を思い起こす萌奈美。
「きっと・・・それが本当だと思います。
 私・・・」
萌奈美の手を包み込む祐。
「ここを出ましょう。」
「・・・」
「今、すぐに。」
「・・・はい。」

萌奈美を支えながら病院の廊下を歩く祐。
二人の前に航一が立ちふさがる。
「何をしてる。」
「・・・ここを出ます。
 もういる必要がないから。」
「そんな勝手なことができると思っているのか?」
「・・・」
「萌奈美。手術は明日なんだ、
 明日になれば、すべて解決するんだよ。」
「・・・」
「その男の言うことを真に受けているのか?
 夫の僕の言うことを、信じられないっていうのかい?」
「・・・信じられません。」
「・・・」
「私がなぜ、自分の命をあきらめてまで、手術を受けないことを
 選んだのか、あなた分かりますか?
 琴音を忘れたくなかったからです!
 私にとって生きることは、一番大切なことは、
 あの子の母親でいることなんです。
 あなたは、私の一番大切なものを、勝手に奪い去ろうとしたんです。」
「・・・」
「結婚して、幸せな家庭を作るのが、私のたった一つの夢でした。
 だけど、あなたは最後まで、私と心から向き合おうとしなかった! 
 私が何を思い、何を感じ、何を大切に生きてきたのか、
 何一つわかってくれようとしなかった。
 だけど最後は・・・私は、私でありたいんです。
 自分の信じたように生きて・・・死んでいきたいんです。」
「・・・ふざけるな
 その男と行くっていうのか!?」
萌奈美の前に立ちふさがり航一から庇う祐。
「琴音はどうするんだ!
 お前の買ってで、犬みたいに捨てるっていうのか!?」
「琴音には私がちゃんと話します!」
「絶対に・・・後悔させてやるぞ!」

祐は琴音を庇いながら航一の前から立ち去る。

「人は、何を信じるかによって、
 生きる道が決まるのかもしれません。」


タクシーのドアを開ける祐。
「萌奈美さん。大丈夫ですか?」
「はい。」

二人がタクシーに乗り込むのを、お守りを届けに来た琴音が見てしまう。
「ママ?・・・何で。」

「私が最後に信じたものは、
 あなたの言葉と、私自身の心の声でした。」




手術の前日に萌奈美は航一から逃げ出すことが出来ました。
萌奈美にとって一番大切なものは、琴音。
母として、出来る限りのことをしてあげたいと思うのは当然だし、
自分が母であることを忘れてしまった時、子供がどれほど
傷つくか、萌奈美はそう考えたのでしょう。

手術が難しいのなら、残された時間、娘と一緒に過ごしたいと思うはず。
祐は、萌奈美に残された少ない時間、彼女を支えて生きていくのかな。

祐は萌奈美を愛しているのは伝わってきますが、
萌奈美は祐のことをどう思っているんでしょうね。
一緒にいて穏やかな気持ちでいられる。
それを愛だと意識しているのかな。

母の為、肇のためだけに生きてきた祐。
そんな兄の思いに応えようと努力し続けた肇。

祐の萌奈美への愛に戸惑いながらも、最後はちゃんと兄に力を貸す肇。
風邪を引いた時のしょうが湯。受験の想い出。
ケンカをしても、優しい想い出が兄弟の心をまた近づける。
航一にはこういう思い出が一つもない、寂しい人なんでしょうね。

あとは肇が医者として成功してほしい。
航一が悔い改める日がくるのか、医師として失脚してしまうのか。



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キャスト
稲葉祐(36歳)草g剛
石川萌奈美(45歳)今井美樹
稲葉肇(24歳)佐藤健
向井安奈(27歳)加藤ローサ
中里次郎(36歳)山崎樹範
稲葉哲也(58歳)でんでん
稲葉香織(53歳)大島蓉子
白石理恵(38歳)白羽ゆり
村瀬千尋(34歳)遊井亮子
石川琴音(13歳)森迫永依
稲葉百合(63歳)吉田日出子
石川章子(71歳)江波杏子
石川航一(41歳)高嶋政伸

スタッフ
企画:石丸彰彦
プロデュース:高橋正尚 韓 哲
原案:戸部真里香
脚本:高橋麻紀
演出:山室大輔 吉田健
製作:TBS


草g剛さんの主な出演作品



今井美樹さんの主な出演作品





タグ:冬のサクラ
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