2011年05月04日

BOSS 2ndシーズン CASE 02

『絶対に死なせない』

大澤絵里子(天海祐希)は、野立信次郎(竹野内豊)に、連続殺人犯は
沼田良美(釈由美子)だと告げた。
良美は、絵里子のストーカーで、絵里子が憎んでいると思う人物を殺したというのだ。
そして、ターゲットは、野立や「対策室」のメンバーに変わりつつあると説明した。

そんななか、絵里子は、片桐琢磨(玉山鉄二)から、良美が木元真実(戸田恵梨香)と
一緒だと聞き、真実に危険が及ぶと直感。
案の定、絵里子にメールが届き、添付画像に、倉庫に寝かされた真実がいた。
画像と同時に、心電図と心拍数の数値も送られていた。

対策室に電話が入る。
「木元!?」
「大澤さん?良かった。やっと話せるね。」良美からだった。
「木元は?木元はどこ!?」
「私ね、嬉しかった。大澤さんの気持ち。
 私を対策室担当に呼んでくれたの、大澤さんでしょ?
 大した仕事もしてなかった私を。
 だからね、だから頑張んなきゃって。
 内示を受けたその日から、頑張って殺したの。」
「・・・あなたね!!」
「ごめんね。本当はもうちょっとやるつもりだったんだけど、
 あなたの無能な部下たちがうるさくて。
 だからね、あなたの為に、先にそっちからやっちゃおうかなと思って。」
木元の足を蹴る良美。
「木元は?」
「大丈夫。簡単には死なせない。
 ちゃんと計算して撃ってるから。
 心拍数、送ってるでしょう?」
「・・・」
「こいつが大澤さんが飛ばされた元凶だもんね。
 たっぷり苦しめなきゃ。」
「それは違う!」
「一緒に楽しみましょ。彼女の心が折れる音。
 じゃ。」
「もしもし!?もしもし!?」

対策室には、山村啓輔(温水洋一)、花形一平(溝端淳平)、
岩井善治(ケンドーコバヤシ)らがいたが、手掛かりを探せないでいた。
「あんたが悪いんちゃうか?
 あんたがまた木元を巻き込んで、」と岩井。
「分かってる!
 今はそんなこと言いあってる暇はない。」と絵里子。
「この責任は取ってもらうぞ。」
「分かった。
 とにかく木元を救い出す。
 私の部下は、絶対に死なせない!」

絵里子は黒原理香 (成海璃子)を対策室に連れてくる。
「犯人から送られてきてるメール。これを辿って。
 犯人のコンピューターが置かれている場所を割り出しなさい。」
「は!?」
「おそらく何重にもセキュリティーがかけられてる。
 木元がいない今、これを敗れるのはあなたしかいない。
 30分以内でやんなさい。」
「私に捜査を手伝わせる気?
 父をあんな体にしたあんた達に協力しろって!?」
「そんなことはどうだっていい!!」
「・・・」
「ただあなたは、自分のしたことでお父さんの名誉を汚した。
 お父さんが一生を懸けて誇りに思ってしてきたこと全てを、
 あなたは台無しにした。」
「私は・・・」
「このままいくとあなたは、公務執行妨害で逮捕される。」
「・・・」
「一人の人間の命が懸ってる!
 お父さんのときと一緒。
 救えるのは、今度はあなただから!」
「・・・」

倉庫
「痛い?」と良美。
「・・・」
「ごめんね。痛いでちゅかー?」
「対策室・・・」と木元。
「え!?聞こえない。はっきり喋ってくれる?」
「対策室は・・あんたなんかに絶対負けない。」
「・・・」
「私たちはチームだから。」
「じゃあそのチームの力、見せてもらおうじゃない。」
良美は銃で木元を殴りつけ・・・。

対策室
木元の脈拍数が映し出されるモニターを見つめる一同。
「あ・・」「さっきより低くなった。」
「どうしたんや・・・。」
「時間がない。」と絵里子。

倉庫
「バーカ。」
そう言い捨て、立ち去る良美。

父の写真を見つめながら考え込んでいた理香は、ジャケットを脱ぎ、
髪を束ねると、キーボードを叩きはじめる。

捜査が難航する仲、田所幸子(長谷川京子)は良美のコートから残留物を発見。
それは、瓶の王冠。
今は廃墟になっている、浦安の日本クラウン工業が浮上し、山村と岩井が急行する。

コンピューター侵入を試みる理香。
「この暗証番号が分かれば、ボットネットを乗っ取れる。
 そうすれば、コンピューターの置いてある場所が分かる。
 当てはある?」
「じゃあ、私の誕生日。」と絵里子。
「待って。ロジックボムが仕込まれてるかも。
 間違えるとIP Banを食らってアクセスできなくなる。」
「時間がない。木元を救えない!
 ・・・別の手考えて。」

対策本部に木元の携帯からの着信。
理香はGPSで発信元の特定を急ぐ。

「結構元気ね、あなたの部下。
 減らず口叩くから殴っておいた。」と良美。
「・・・」
「大丈夫。まだ死んでない。動いてるよ。」
「木元はそこにいるの?」
「離れてるけど、携帯で見てるから。」
「木元の映像を見せて。」
「それは無理。
 映像見せたらそこからいろいろ割り出されちゃうもの。」
「目的は何?」
「目的?
 分かってるでしょ。嫌ってたじゃない。
 木元やほかの部下たちも、
 殺意を感じるって。」
「・・・」
「あなたに邪魔のものは全部私が処理してあげる。
 だからあなたは、本当の自分を取り戻して。」
「本当の自分?」
「腐ってたよね、2年前ミスをして。
 だから元気なかったじゃない。
 気持ち分かる。 私も。」
「あなたに何が分かるの?」
「分かるわ。だって私は・・・あなたよ。」
「それで、私の代わりに殺人を?」
「そう。だって許せないでしょう?
 ああいう罪を犯したのに、無罪になったやつら。」
「私はそこまで言ってない。」
「いいの。分かってるんだから。
 あなたの代わりにやってあげた。これは正義よ。」

「山村達ももうすぐ工場に着く。」
野立(竹野内 豊)が絵里子に小声で伝える。

「そう。そうだったんだ。」
絵里子は、良美の気を引くため、会話を続けていた。

「部下が死にかけてるんでしょう!?
 何でそのこと聞かないの!?」
理香は苛々した様子で野立に言う。
「聞けばこちらが気にしてることが分かる。
 それだけ犯人が優位に立つ。
 こういう交渉はな、まず聞くことだ。
 相手の思考をこちらが把握する。」

逆探知で、移動中の良美の車の位置を突き止めると、
片桐と花形が現場へと向かった。

「上司に聞いたわ。
 仕事もちゃんとやってる。それに優秀。
 何度も刑事部長賞を取ってる。
 ・・・何がきっかけ?これ始めたの。」
「・・・」
「知りたいなぁ。」
「・・・」
「この線条痕の研究なんて相当私も参考にしたわ。
 科捜研の中でも、これだけ出来る人はなかなかいない。」
ブレーキを踏みこむ良美。



やがて、山村らが倉庫に到着。

片桐らも、良美のものと思われる車を発見した。
対策室で状況を追う野立は、突入を指示。

「会って話がしたいなぁ。
 もう少しあなたのことを理解したい。
 会えば、きっとお互い、何か、得るものがあるんじゃないかな。」
「・・・さすが大澤さん。
 やっぱり他のバカたちとは違うわ。
 死んでもいい、他のバカたちとは・・・。」
「・・・罠よ!」

次の瞬間、仕掛けてあった爆弾が爆発。
4人は無事だったが、良美も真実も発見できなかった。

「とんでもないことになったな。
 総監の首が飛ぶのは確実だ。
 SITを出せ!
 沼田を探し出して、抵抗したら即、射殺だ!」と丹波。
「いや、ですが、木元が捕まっています。
 射殺をしたら木元が死にます。」と野立。
「そ・・そうか。」
「私に考えがあります。私に指揮権を下さい。
 まず、木元を生きて帰らせることが先決です。」
「私に指示を出すのか?」
「いえ、お願いをしているんです。丹波刑事部長。」
「・・・」
「私が、全責任を取ります。」

対策室
公衆電話からの着信。絵里子よりも先に野立が受話器を取る。
「大澤さん?私。」
「参事官の野立だ。」
「・・・」
「大澤絵里子は指揮から外した。
 今から私が指揮官となる。
 交渉の窓口は私だ。要求は何だ?」
「何言ってんの?大澤さんを出して!」
「駄目だ。一連の不祥事はあいつのせいだ。
 今後も大澤が現場に戻ることはない。
 プレスセンターで会見をする。
 君の顔写真を出し、全警察に配備をする。」
「木元がどうなるか分かってんの?」
「はっきり言っとくぞ。
 木元の命より、君の逮捕が最優先だ。
 もはや手段は選ばない、ということだ。」
「大澤さんを出して!」
「駄目だ。彼女が今回の事態を招いた。
 とても指揮をさせるわけにはいかない。
 それより、君の要求を、」
電話は切られてしまう。

「逆探知は?」と絵里子。
「駄目です。」と花形。
「どうするつもりですか?」と片桐。
「沼田を、おびき寄せる。」
「え?」

ツブヤイターをチェックする良美。
『ほんとは連続殺人事件から干されたって?』
『絵里子、刑事やめるって本当?』
『大澤絵里子もここまでか・・・』
『警察やめちゃえよ』
『絵里子様干されたっぽい』
『大澤絵里子?誰だっけ?』

車の中
「ツブヤイターにも黒原さんを使って、膨大な嘘の書き込みをさせてる。
 沼田にとって、私とコンタクトを取れないことが一番の苦痛。
 それをした野立を許さない。
 必ず殺しに来る。それを狙う。」

「そやけどな・・」と岩井。
「それに懸けるしかないんだよ。」と山村。

警視庁特別記者会見
控室
「・・・おい。まだ見つかんないのか?」と野立。
「うろうろうろうろ!
 さっきから、ヤバイヤバイ、うるさい、もう。」と絵里子。

記者に変装した山村と岩井。
「爆発物、大丈夫なのか?」
「こちらで決めた場所だ。仕掛ける余裕はないよ。」

「来ますかね。」と花形。
「このプレスルームは記者クラブだけではなく、フリーのジャーナリストも
 受け付けてる。いわば誰でも入れる。必ず来るよ。」と片桐。

良美は・・・警察官の制服姿ですでに潜入していた。

そんななか、登壇した野立は、マスコミに向け発表する。
「突然のご連絡にも関わらず、お越しいただきましたこと、
 感謝いたします。
 私、警視庁刑事部参事官、野立です。
 本日のご報告は、港区で起きました、連続殺人事件に関してと、
 その捜査態勢についての予定でしたが、つい先ほど、
 連続殺人犯による刑事監禁事件が解決いたしましたので、
 そのご報告をさせていただきます。
 えー、監禁されていた刑事は、無事、救出されました。」

驚いた良美は、白いストラップの付いた白い携帯を取り出し、
4ケタの暗証番号を入力。
すると、監禁された木元の映像が表示される。

フェイクだと知った良美は、壇上の野立めがけて銃を向ける。
良美が発砲しようとしたとき、檀上に絵里子が現れ、
慌てた良美は狙いを外し、銃弾はマイクに当たり
それが跳ね返り、山村の防弾カツラにヒット。

舌打ちをし、立ち去る良美。

「沼田さん!沼田さん!」絵里子が呼びかける。
「・・・」
「こんな、くだらない手を使って悪かったわ。
 今すぐ出てきてなんて言わない。
 二人で、会いたい。」
「・・・」
「必ず、一人で行く!
 だから・・・だから・・・連絡を頂戴。」

絵里子を盾にくっついていく野立さんが可愛い。
野立さん、よく頑張った!(笑)


対策室に戻った頃、良美から連絡が入る。
「はい。」
「大澤さん?」
「ええ。」
「・・・やっと話せた。」
「会って話をしましょう。」
「・・・」
「怖い?捕まりそうで。」
「何言ってるの。
 警官だらけの中に入り込んでも、まったく気づかないような
 間抜けたちよ。あなた以外は。」
「だったらいいじゃない?」
「分かった。
 30分後に日比谷公園に来て。
 万が一警察関係者がいたら・・・見つけ次第今度は殺す。
 ふふ。大澤絵里子は約束を守る人ですもんね。
 その信頼、裏切らないでね。」
電話が切れる。

「一人で沼田に会うのは危険すぎる。
 こいつはな、何するか分からんぞ。」と野立。
「いや。沼田は私を崇拝し、偶像化してあがめてる。
 私がその偶像を壊すような真似をしない限り、手を出すことはない。
 元に私があなたの盾になったら、狙いを外した。」
「しかしな・・・。」
「沼田は自分のことを話したがってる。
 セルフモニタリング。沼田に話をさせ、彼女の置かれている状況を、
 彼女自身に正確に認識させ、木元の居場所を吐かせる。
 それが出来るかもしれない。」
「出来なかったら?」と山村。
「・・・それは・・それはその時考える!」
「お前ら・・」
「誰かがついてくる方が危険。
 彼女は、私の携帯のGPS、尾行、その他、
 あらゆる方法で誰かがついてくることを想定してる。」
「分かっていてわざと?」と幸子。
「尾行したのを殺す方が、手っ取り早いぐらいに考えてる。
 かといって、こちらも、木元の居場所がわかるまでは、手出しは出来ない。
 逮捕しようが銃で脅そうが、木元が死ぬまでは彼女は絶対に吐かない!」
「そやな。一人で行ってくれ。」と岩井。
「岩井さん!」と花形。
「こっちはここで、木元の手がかり探る。
 本はといえば、あんたがまいた種や。
 こっちはこれ以上、あんたのために、犠牲になるつもりもないしな。
 そやろ?みんな。」と岩井。
「・・・」
「それがいい。」と絵里子。
「おい。」と野立。
「簡単じゃない。
 ストーカー型は、何のきっかけで対象が憎しみに変わるか分からない。
 沼田はもう一線を越えてる。
 ひょっとして、ボスを殺して自分も心中するつもりなのかも。」と片桐。
「木元が死にかけてる!
 助けに行かないのは仲間じゃない。
 必ず木元は救い出す!」と絵里子。
「・・・」絵里子を止めようとする野立。
「大丈夫。木元の居場所を突き止め、無事に帰ってくる。
 それが私。」

「黒原。」絵里子が理香を呼び止める。
「言われた通りやっておいたけど。
 確率的にはうまくいく可能性は20%切ってるよ。」と理香。
「あら。そんなにある?」
絵里子は微笑み、出かけていく。

絵里子はひとりで指定されたオープンテラスのカフェへとやってくる。
良美は、絵里子と同じ格好をし、絵里子の好きなケーキと紅茶を頼み
待っていた。
「好きでしょう?モンブランとアッサムイティー。」
「・・・」
「あ。部下たちは来てないよね?」
「約束は守るわ。」
「良かった。
 携帯の9を押したら、ここに仕込んである5キロのプラスチック
 爆弾が爆発する。」
「・・・」
絵里子の真似をし髪をかきあげる良美。
「・・・木元は?無事なの?」
良美が携帯を操作するのを覗き込む絵里子。

「ゼロになってないよね?何とか生きてるよ。」と良美。
「・・・」
「あ、でも波形が乱れてる。もう持たないかな〜。」
「・・・」

対策室
「これ・・・。」と花形。
「どうした?」と岩井。
「木元さんの心拍数が乱れています。」
「いよいよヤバイっちゅうことか。」
「木元さん・・・」と山村。

倉庫
木元は装置を付けられた指先で、木の箱を叩き・・・。

対策室
「ちょっと待て。」と片桐。

カフェ
「もういいじゃない。あんな女の話は。
 それより楽しみましょ。二人っきりの時間。」
「・・・」

対策室
「モールス信号!心電図と心拍モニターを連動させて、
 モールス信号にしている!」と花形。
「まだあきらめていない。あいつは。」と片桐。
「何て言うとんねん?」

カフェ
「あなたの経歴、見たわ。」と絵里子。
「・・・」
「私感心した。
 ペーパーテストだけが優秀な頭でっかちが多い中で、
 こんなに苦労している人もいるんだって。」
「何の話?」
「お父さんは、3つのとき亡くなってる。
 こんなに苦労して、警察に入ってきている人はそういないってこと。
 だから、人の苦しみも分かると思う。
 それなのに、上司はあまり認めてくれなかった。
 そういう境遇だから、警視庁の女のなかじゃ、比較的華やかに見える
 私に憧れた。違う?」
「・・・」

対策室
「こ こ は・・・
 ち ば の・・・」
モールス信号はそこで途絶えてしまう。

カフェ
「そう。私は何度も言った。
 もう少し大きな仕事を任せてほしいって。
 でも上司は・・ぺいぺいでも出来る雑用ばかり任せて。」
「あなたが雑用?あんな優秀なのに!?」
「だからすかっとしたかった。
 大澤さんみたいに言いたいこと言って、
 怖いものが何もなくって。」
「それで、あんなことを?」
「・・・」うなずく良美。
「でも何人が死んだ?そのせいで。」
「・・・」
「殺す必要があった?」
「・・・」良美の瞳から涙がこぼれる。

対策室
「・・・とにかく、千葉方面に向かおう。」と片桐。
「了解!」と花形。
「分かった。」と山村。
「行こう!」と岩井。
「絵里子が何かつかんだら、連絡する。」と野立。
「了解!」

幸子は、良美が使っていた部屋のシュレッダーのゴミを調べ始め・・・。

カフェ
「今ならまだ間に合う。
 私なら、犯した罪を潔く償う。
 そしてやり直すわ。
 あなたは、私でしょう?」
「・・・」

対策室
「あのう。ちょっといいですか?
 沼田さんのカードの明細書を復元してみました。」
幸子はカードの明細書を野立に渡す。
習志野方面に出かけていた記録が残っていた。

片桐たちは習志野方面へ急行。

カフェ
「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・。」
「誰にでも間違いはある。問題は、そこから、どう立ち直るかよ。」
顔を覆い、すすり泣く良美。
「もう、いいわね。
 木元の居場所、教えてくれる?」優しく語りかける絵里子。
「・・・」
「もう、時間がないの。お願い!」

「ハハハ。ハハハハハ・・・。
 やっぱりね。あーあ。
 いわゆる、セルフモニタリングってやつ?」
「・・・」
「犯人に信条を吐露させて、罪の意識を高めさせる。
 常とう手段だけど、それしか方法ないの?」
「・・・」
「あーあ。がっかり。それじゃあ私に完敗じゃない。」
「・・・」
「ねえねえねえ。そんな程度で、私が引っ掛かるとでも思った?
 だったらこんなに人殺してないでしょう。
 そんなにまでして部下一人助けたいの?」
「・・・」
「そんな人じゃないでしょ、大澤絵里子は!
 駄目な部下は見限って、もっと大きな正義の為に戦う人じゃないの!?」
「・・・」
「もうっ。これ以上がっかりさせないでよ。」
「あんたに何が分かんの!?」
良美の頬を強くたたく絵里子。
良美を押さえつける絵里子。良美は絵里子から逃れ、銃を向ける。

対策室
「移動時間を考えて、インターからそう遠くはない距離だ。
 インター周辺の廃墟や工場跡、それらしい場所を探ってくれ。」と野立。

「だけど・・・」と山村。
「どこ捜せばええねん・・。」と岩井。

「数が多すぎる。」と片桐。

「時間が・・・。」と幸子。

カフェ
良美を睨みつける絵里子。
「それよそれ!そうでなくっちゃ、大澤絵里子は!
 もっとガンガンこなきゃ!
 犯人にこび売ってるようじゃ駄目!
 うふふ。でも言っとくけど、居場所は絶対吐かないよ。」
「・・・」
「まあどっちにしろ、もう持たないと思うけど。
 ほら。」
良美はそう言い、テーブルの上に置いてあった携帯を絵里子に見せる。
と、表示してあった真実の心拍数がゼロになった――
つまり、真実が死亡したと告げた。

「・・・」
「ねえ。でもまあよく持ったよ。
 まあさ、死んじゃったものはしょうがないじゃない。
 残りのケーキでも食べましょ。」
「・・・」
「しかしよくできてるでしょう、この携帯。
 ボディーの色まで全部、大澤さんと一緒!」
「・・・嘘。私は信じない。
 木元が死んだなんて・・・。」
「見たくないなぁ、そんな大澤絵里子は。」
「・・・」
「しょうがないでしょ!死んだのよ、木元は!!」
「証拠は?心拍数?そんなもので信じろと!?」
「チッ。今映像見せてあげる。」
暗証番号を押し、映像を見せる良美。
「ほら。もう動いてないでしょ。」
そこには、木元が動かずに横たわる映像が。
「・・・」頭を抱える絵里子。
「しっかりしてよ!大澤さん。
 部下一人死んだぐらいで、そんなに動揺してどうすんの?」

ピッ。という電子音。
「どう?」と絵里子。

対策室
暗証番号を入力する理香。
「入れました。暗証番号、0630。
 場所は習志野市中花見、工場跡地。」と理香。

「沼田のETC記録と一致。」と幸子。
「全員急行。救急も向かわせる。」と野立。

「急いで!私も後から行く。」と絵里子。
「どういうこと?何言ってんの?」と良美。
「木元さ・・・生きてるよ。」
「・・・」
「あなたが対策室にコンピューターを介して送ってきた
 映像とメール、それをたどって、コンピューターの設置場所、
 つまり、木元の居場所を割り出そうとしたけど、
 ど〜しても最後の暗証番号が分からなかった。
 そこで考えた。あなたは、携帯から映像を見てる。
 当然見るときに、暗証番号を打ち込んでるはず。
 あなたが、暗証番号を打ち込むタイミングを・・待ってた。」
携帯の9の数字を押す良美。
「あれ!?爆発しないね!
 なんつって。それね、私の携帯。
 さっき交換させてもらった。勝手に!」と絵里子。

絵里子は良美を殴り倒したとき、携帯を交換していた。

「私の携帯さ、対策室のコンピューターに通じてるのね。
 でさ、そこに暗証番号を打ち込むと、すぐ木元の居場所が
 割り出せちゃうんだけど。は!もしかして、押しちゃった!?」
「・・・」
「あなたが持ち物まで、ぜ〜んぶ私の真似してくれていたから助かった〜。
 でもさ、携帯のストラップ。これだけは。
 白と黒。私2種類買ってたの。
 どっちを使ってるのか、それが分からなかった。
 だからプレスルームで仕掛けた。
 あそこさ、監視カメラが目いっぱいあんのよ。知ってた〜?
 あなたはどんな形でも、必ずあそこに来る。
 だから木元が助かったとブラフをかけた。
 あなたが携帯を取り出して、確認するようにね。
 暗証番号も読み取れるかな〜と思ったけど、さすがにそれは無理だったみたい。」
「そのために・・あの会見を?」
携帯を操作する良美。
「だから〜、木元の心拍数はこっち。
 それもね、こっちで加工した映像。」
「・・・」
「すぐかぶり物したがるんだから。どうして?」

「木元よーん。」山村がカツラを外す。

「あなた変わった。
 大澤絵里子はこんなくだらないことする人じゃなかった!」
「あらぁ。結構好きよ。むしろノリノリ?
 おやおや〜?知らなかった?」
「お前はもう、大澤絵里子じゃない!」
怒った良美は、絵里子に向かい拳銃を発砲。
絵里子が倒れたのを確認すると、
「今日から私が・・・大澤絵里子になる。」
と言い、踵を返した。

すると、絵里子がむくりと起き上がる。
「動くな!」
「・・・」
「胸んいダブルタップで2発。
 やっぱり撃ち方まで私の真似をしていた。
 おかげで・・・助かっちゃった。」
絵里子はそう言い、防弾チョッキに刺さった弾丸を見せた。
「・・・」
観念し、目を閉じる良美・・・。

その後、救助され病院で手術を終えた木元を、絵里子が待っていた。
「よくやった。木元。」
「・・・」
「よく・・頑張った。」
「来てくれると・・・来てくれると思ってました。
 きっとみんな・・見つけてくれるって。」
木元の言葉に力強くうなづく絵里子。
そんな絵里子に木元は微笑み・・・。

黒原の病室
「そうか。わかった。
 娘を、よろしく頼む。大澤君、」と黒原。
「はい。」

対策室
「肋骨折って、犯人逮捕か。」と山村。
「さすがボスですねぇ。」と花形。

「おはよう。」と絵里子。
「おはようございます。」と一同。
「ヤマムー。」カバンの紐を投げる絵里子。
「ああ!?」
「黒原理香さん。保護観察中、私が面倒見ることになったから。
 いいわね?しっかりやらないと、お父さんの貌に泥塗ることに
 なんのよ。」
「・・・」

「シュレッダー、よくやった。その粘り強さ、感心した。」
「あのう。」と幸子。
「うん?」
「ついでにボスのもやっときました。これ。」
「・・・」
幸子が復元したのは、泥棒姿の絵里子の写真。

「またボスそっくりの女が、現れたと。」と片桐。
「え!?」

トイレ
「誰?そっくりだって通報したやつ。」と絵里子。
「どちらかというと、小ぶりのマツコ・デラックス。」
そこへ、女装した岩井が登場。岩井の耳をつかむ絵里子。
「イテ。どうしてわかった!?」
「忙しいの、こっちは!」
「ブラひもが透けてる!」と片桐。
「痛い!放してよ。姉さん痛いよ。」

政治家の事務所
「生きてたのか?しぶといね、お前らも。」と森岡博(大森南朋)。
「最悪だよ、こいつは。俺をおとりに使うんだぜ。
 まあ、俺のおかげで逮捕できたから良かったようなものの。」と野立。
「あんた何もしてないじゃない。ひげ触ってただけでしょ。
 知ってるよ、増やしてんの。」
「増やしてねえよ。」
「アハハハハ。ピーポーとポーパーの漫才はもう見飽きたよ。
 俺まだ仕事あるから。」
「あれ?飲みに行かないの?ピーピー。」と絵里子。
「お腹痛いのか?ピーピー。
 うん?ピーピー。」
「忙しいんだよ。政治家の秘書は。
 先生に呼ばれてるんだ。またな。」
「じゃあ、また。と見せ掛けてのゴールデンちくわ。」
「え!?くれんの?」
「あげる。」
「え?ホントに!?」
「取っとけ。」
「やった!ありがと。またね!」

二人が帰った後、森岡の携帯が鳴る。
「はい。
 今別れました。
 ええ。
 大澤絵里子ですよね。
 大丈夫です。まだ気づいていません。
 分かってます。
 私の手でやります。」


絵里子VS良美、見ごたえありました。

良美の気持ちに寄り添うふりをして、良美を泣かせて、
落とした!と思ったら、良美の嘲笑うような笑い。

追いつめられたふりをし、最後の逆転。
絵里子の狙いはそこだったのか。スカっとした〜!

絵里子への憧れ。絵里子を思い犯した犯罪。
釈さんの悪女、ハマってるなぁ。
恋する少女のような笑みと、冷たい舌打ち。
声のトーンも使い分け、役を演じる釈さん。
素敵な女優さんになりました。

「助けに行かないのは仲間じゃない。
 必ず木元は救い出す!」
絵里子の仲間への強い思い。
こんなボスの下で仕事出来る部下は幸せですね。
今は部下たちにあまり良く思われていない絵里子ですが、
きっとすぐ、信頼を取り戻すことでしょう。
次週から木元も復帰かな?
ピーポー、ピーパー、ピーピー。
大人の3人の子供みたいなギャグが楽しい。
でも、え!?森岡は今後違った意味で絡んでくるの?



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公式HP


「BOSS」オリジナル・サウンドトラック(音楽:澤野弘之・和田貴史・林ゆうき)
「BOSS」オリジナル・サウンドトラック(音楽:澤野弘之・和田貴史・林ゆうき)TVサントラ ワーナーミュージック・ジャパン 2009-06-03売り上げランキング : 900Amazonで詳しく見る by G-Tools



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主演・天海祐希さん着用ペンダントジュエリー



戸田恵梨香さん着用! [Jean Paul GAULTIER]




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【キャスト】

大澤 絵里子(天海 祐希)特別犯罪対策室

野立 信次郎(竹野内 豊)
木元 真実(戸田 恵梨香)
花形 一平(溝端 淳平)
奈良橋 玲子(吉瀬 美智子)
岩井 善治(ケンドーコバヤシ)
山村 啓輔(温水 洋一)
片桐 琢磨(玉山 鉄二)

田所幸子(長谷川京子)
黒原理香 (成海璃子)

丹波 博久(光石 研)
屋田 健三(相島 一之)

池上 浩 (丸山 智己)
川野 昭夫(長谷川 博己)
森 政夫(HILUMA)

小野田 忠(塩見 三省)

黒原健蔵(西田敏行)

森岡博(大森南朋)



【スタッフ】

脚 本 … 林宏司
演 出 … 光野道夫 / 石井祐介
音 楽 … 澤野弘之 / 和田貴史 / 林ゆうき
主題歌 … 「My Best Of My Life」 Superfly
プロデュース … 村瀬健 / 三竿玲子
制 作 … フジテレビドラマ制作センター


天海 祐希さんの主な出演作品



竹野内 豊さんの主な出演作品


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BOSS 2ndシーズン
Excerpt: BOSS 2ndシーズン 木曜 22:00 フジテレビ 2011年4月14日〜  【キャスト】 天海祐希、竹野内豊、戸田恵梨香、溝端淳平、吉瀬美智子、ケンドーコバヤシ、温水洋一..
Weblog: ドラマQ
Tracked: 2011-05-07 17:07