2011年05月03日

鈴木先生 LESSON 2

『14才優等生の反乱! 給食廃止で教室炎上』

「バカな夢を見ることは誰にでもある。
 夢は必ずしも抑圧された欲求の反映などではなく、
 取り立てて意味はない。
 俺は断じてロリコンではないし、
 麻美さんという理想的な女性にも巡り会えた。
 俺が小川蘇美を特別視しているのは、
 あくまで理想の教育実験のためのファクターとしてであり、
 それ以上の感情や欲望を持っているはずはない。
 だから当然、ごく自然に挨拶できる。」


「おはようございます。」と蘇美(土屋太鳳)。
「お!おはよう。小川。」と鈴木先生(長谷川博己)。

「何の問題もない。」

男子生徒にぶつかりよろける蘇美を支える鈴木。
「あ、すみません。」
「大丈夫か?」

「なんと芳しき香り!」

その日の給食のメニューはカレー。
鈴木先生の席に、当番の蘇美が給食を運んでくる。
「どうぞ。」
「ありがとう。」

「カレーで良かった。
 小川のシャンプーの匂いを完全に打ち消してくれている。」


給食の時間中に出水(木村匠海)が問題行動を起こす。
「・・・げりみそ。」

レストラン
「どうしたの?」と麻美(臼田あさ美)。
「あ・・。ほんとごめん。
 こんな時まで持ち込みたくなかったんだけど。」と鈴木。
「クラスの子のこと?」
「ここ何日か急にさ。」
「問題行動?」
「うん。給食のときに、食器の中のものを、ぐちゃぐちゃに混ぜて、
 汚らしくして喜んだり。」
「え?中2だったよね?」
「食事中に言うべきじゃないようなことを口にして。」
「どんなこと?」
「京、カレーだったんだけど・・」
「あ・・いいや。なんか想像ついちゃった。」

出水は、成績優秀で大人しく物事を思慮深く考えるタイプ。
とても問題行動を起こすような生徒には見えなかったが、
ここ数日急に給食の時間になると、食事中に言うべきではない
ようなことを言ったりして他の生徒から嫌がられていた。

放課後
「自分でも幼稚なことしてるって思ってるだろ?
 一体何でなんだ?」
「・・・」
「黙ってちゃわからんぞ。」
「見てて分かんなかったら言ってもわかりません。」
「・・・」

「俺を試しているのか?」

「見てるっていうのは、給食の時間だけでいいのか?」
「はい。」
「よしわかった。
 じゃあ来週いっぱい俺に見る時間をくれ。
 月曜から金曜までの5日間。
 その間お前はきちんとまともに食事を取る。
 それでどうだ?」
「わかりました。
 失礼します。
 ・・・本当はわかってるくせに。」

レストラン
「分かってるくせに?」と麻美。
「うん。言われてみると確かに、あいつが何であんな行動を
 取るのか、僕には、すっかりわかってた気もするんだ。
 でも、それが何なのか・・・やっぱりわからない。」
「それは多分、あなた自身の中に、何か阻むものがあるからじゃない?」
「・・・」
「なーんてもっともらしいけど、意味ない言葉だね。
 でもさ、ほら、5日間猶予を貰ったわけでしょ?
 だったら謎解き頑張ってよ。応援してるから。」
「ありがとう。」

一日目、酢豚。

放課後

「俺の目が何かを見落としている。
 中村加奈。成績は標準。ブラスバンド部所属。
 ややエキセントリックで扱いにくいところはあるが、
 そのハツラツさと天真爛漫さは、男女ともに人気。
 考えてみれば出水の問題行動は、中村の隣の席に
 なってから始まったんだ。
 もしかしたら原因は中村にあるのかもしれない。


二日目、コンソメスープと魚のフライ。

中村と出水を交互に見つめる鈴木先生。
突然、席を立ちあがる。

「・・・先生、どうしたんですか!?」
「あ・・すまん。なんでもない。」

「わからなかった。」

職員室
「何にはっとしたのか、どうしてもわからないんですよね。」
「そういうの、もどかしいですよね。」と山崎先生(山口智充)。
「ただ、一つだけ確信したことがあります。」
「何です?」
「向かいの中村加奈が原因だろうと。
 上手く理由は言えないけど、僕の心の中では、なぜかほぼ
 確信してるんですよね。」
「鈴木先生、それは単純なことです。」
「え?」
「好意の裏返しですよ。
 男子だったら誰でも身に覚えがあるでしょ?
 好きな子にはかえっていじわるしちゃうっていう、あれですよ。
 恋の相談にのってあげればいいんですよ。
 先生が不得意だったら、私が助け舟出しますから。」

「絶対にそんなオチじゃない。」

そんな中、ここ数年酢豚を残す量があまりに多かった為、
来月より給食の献立から外されると知ったクラス一の大食漢・
樺山(三浦透子)が、酢豚を存続させて欲しいとやって来る。
酢豚が無くなると泣き出す始末。

「どんだけ酢豚好きなんだよ、樺山・・・。」

鈴木先生は調理師に話をしに行く。
「ほんと尋常じゃないんですよ。酢豚の、ここ数年の残し率。」
「今は、嫌いなものを無理に食べさせるのは、駄目なんですよね?」
「ええ、まあ。」と鈴木先生。
「別に、責めちゃいないんですよ。時流なんだからさ。
 ただ、こっちのやり方だって責められたくはないって話。」
「そういうニュアンスに聞こえてしまったなら謝ります。
 ただ、わざわざこうしてプリントに書き記したということは、
 もしかしたら、これが生徒らの目に留まり、
 何らかの反応が返ってくるんじゃないか、
 その期待を込めたんじゃないかと思って。」
「そんな難しいことは狙っちゃいないですよ。
 でも、黙ってなくしちゃうのは、抵抗あったよね。」
「うん、そうよね。」

放課後、樺山と横関が鈴木先生を捜してやってきた。
樺山が酢豚にこだわるのは、死んだおばあちゃんの味に
似ているからだった。
鈴木先生は出来るだけのことをすると約束する。

職員会議で、酢豚廃止の前にアンケートを実施することが決まる。

「何か引っかかるが、これ以上頭が回らない。」

アンケート作りをすることになった鈴木先生を、桃井先生が手伝う
ことになる。山崎先生はそれが面白くない。
「麻美さんと付き合ってるんでしょ!
 やめて下さいよ、二股みたいなことは。」
「何言ってるんですか。桃井先生だって彼氏いるんだし。」
「小川蘇美だって横取りしたんだから。あなたは!」
「横取り・・・。」

「山崎先生、時々変なモード入るなぁ・・・。」

麻美と電話でアンケートの件について話す鈴木先生。
「樺山ほどじゃなくても、酢豚が結構好きだって子は案外多くいて、
 それと同時に、どうしても食べられないって子は、案外少なくて
 まあその結果として、自然に存続が決まるなら、
 それが一番うれしいかな。」
「些細な問題にすごい一生懸命だなぁと思って。」
「あ、バカらしい?」
「ううん、素敵だと思う。
 うまくいくことを祈ってる。
 もう一つの問題もね。」
「ああ・・・そっちも頭痛いんだ。」

三日目、スパゲッティー。

出水と目が合う鈴木先生。

「・・・まだわからないのかって目だな。
 中村が原因なら、二人の席を離せば済むのかもしれない。
 だがそれじゃ根本的な解決にはならないし、
 何より出水は俺が気づくと期待している。
 ・・・しかしプレッシャーかけてくるなあいつ。」


「多数決。酢豚を食べられない子が多ければ廃止。
 少なければ存続。
 決して分は悪くないはずなのに、
 なにだろう・・・この気の重さは・・・。」


クラスでアンケート用紙が配られる。
「友情に熱いのは結構だが、ムードで嘘だけは書かないでくれな。
 嘘書いて存続が決まっても、結局酢豚の残飯の量が変わらなかったら
 意味がないんだからな。」と鈴木先生。

「俺はマジで食えないにマルだな。横関もそうだろ?」と岬。
「え?いや俺は・・・。」
「お前も酢豚だけは本当にダメじゃん。」
「俺、酢豚食えるようになりたいって思って。」
「え?」
「おっと!」「ヒューヒュー!」
「え?違う違う!違う・・・おい、違うって!」
「あー、樺山も黙っちゃった。
 真っ赤です!これは本格的に本当です!」
「てめえら!食えるにマルつけなきゃぶっ殺すからな!」と樺山。
「先生!樺山さんが圧力かけてきますよ。」
「俺バツ。食えるけどわざとバツ。」

「はい、そこまでだ。
 ノリや冗談で書くのはマジでなしだ。
 真面目に考えて正直に書く。今はその時だぞ。」

職員室
アンケートの集計をする教師たち。

「A組35名中、どうあっても食べられないのはたったの4名。
 それに対して、好きだという者、8名。
 普通と合わせると31名。」


他のクラス、他の学年も同じような結果だった。

「何だろう。こうして数字で確認しても、
 なお残る、この不安感は・・・。」


全校生徒のアンケート結果。
「全校生徒315人中、どうしても食べられないっていう子が
 37人という結果になりましたけどね。」と山崎。
「一クラス平均だと4人強ですyか。」
「案外数字で見ると少ないもんですね。」
「食べれば食べられる子が、食べてなかったってことですよね。」
「こりゃ生徒の実情気づかずに廃止するところでしたな。」と教師たち

「どうしました?二人ともそんな顔して。
 優勢じゃないですか。」

「二人とも?
 桃井先生、あなたも気づいてたか。」


「・・・では、存続ということでよろしいでしょうか。」と山崎。

「ちょっと、いいですか?」と足子。

「きたかな・・・。」

「クラスに4人って本当に少ないですか?」
「・・・」
「昨日も申し上げたとおり、酢豚はメインメニューです。
 付け合せの一つじゃないんです。
 そのメインメニューを全く食べられないまま、
 5〜6時限目の授業を受けなければならない生徒が、
 クラスに4人。
 これは、少ないですか?
 言いかえれば、その4人を、犠牲にしてまで、
 酢豚は食べさせなきゃいけないものなのでしょうか。」

「私も、そのあたりが気になっていました。
 酢豚が好きな子にとっては、それが消えることは、とても、
 悲しいことでしょう。
 しかし、酢豚の代わりに献立が、例えば、ハンバーグのような
 人気メニューなら、その子たちだって美味しく食べられて、
 皆が幸せになる。」と校長。
「いやあ校長先生、それは違うと思うなぁ。
 ね、鈴木先生。」と江本先生。
「僕も、校長先生のおっしゃるような対処しか・・・
 今の我々には、それしかないと痛感しています。」
「それしかないって、あんたらしくもない。」
「そうですよ。どうしたんですか?いつもの教育への熱意は。
 ね、桃井先生。」と山崎。
「私も、鈴木先生と同じ意見です。」
「え・・」
「酢豚が消えれば、ことはうやむやになって終わりだよ。
 何とか我々でみんながおいしく食べられるよう、何らかの指導を
 することが・・・」と江本先生。
「何らかの指導って、何です?」と鈴木先生。
「・・・」
「そんな指導はできないでしょう?」
「・・・」
「それは結局、好き嫌いを直せないのに、酢豚廃止反対に手を挙げる
 生徒と、似てしまいはしませんか?」
「・・・」
「強制力のない今の我々には、とても欲している人もいる
 一つのメニューが、こうして消えていく寂しさを、
 せめて、生徒たちに印象づける。
 それぐらいしか、すべがない・・・。
 そう思うんです。」
「・・・」

帰り道
「なんか悲しく終わっちゃったわね。」と桃井先生。
「しかたないですよ。」と鈴木先生。
「樺山さんに伝えること考えると、憂鬱ね。」
「樺山だけじゃなく、嫌いにマルをつけた生徒のことも
 考えてあげないと。
 自分たちのせいで廃止になったって、自責しすぎないようにね。」
「嫌いなものが一つあることが、こんなにも、他人や社会に、
 つらい思いをさせることがあるってこと、直視してみるいと
 まいるね。」
「自分の弱さが原因で、他者を傷つけていることを突きつけられたら、
 ほとんどの人間は、抱えきれずに爆発してしまうと思うな。」
「でも、私としては、先生と楽しく仕事が出来てうれしかった。」
「僕もです。」
「鈴木先生彼女が出来たんだって?山崎先生に聞いちゃった。」
「ええ。ようやっと。」
「いいなあー!」
「いいなぁってとぼけて。知ってますよ。
 桃井先生だって最近彼氏出来たでしょ?」
「鈴木先生の彼女が!」
「・・・桃井先生!また楽しく一緒に仕事しましょうね!」
桃井先生は振り返らず、手を大きく振るのだった。

そんな二人を、山崎先生が尾行していた。

翌日

「覚悟していたとおり、樺山は大泣きだった。
 だが、河辺や、横関ら、周囲のいたわりが彼女の痛みを
 和らげてくれ・・・
 給食の時間には、残さず食べる樺山の姿を見ることができた。
 さすがにお代わりはしなかったが。」


四日目、コロッケとスープ

「翌朝、樺山あきらが休んだ。」

「告白!?」と鈴木先生。
「シッ。」と横関。
「え?どっちがどっちに?」
「樺山が、俺に。」
「それでお前が断って、樺山が落ち込んだと?」
「そういうこと。」
「まあ、そういうことなら仕方がないとしか言えんよな。
 でも先生、お前が樺山のことを好きなんだと思ってたぞ。」
「それ言わないでくれよ。俺がそう思わせたせいで、
 あいつに恥かかせちゃったんだから。」
「ああ、すまん。
 でも、いい子じゃないか。」
「樺山も、少しは好きだよ。
 でも俺、ずっと小川のこと好きだったから。」
「ああ・・・小川なぁ。」
「落ち込みたいのはこっちなんだよ。
 なりゆきで、俺も小川に告白する羽目になって。
 好きな人がいるって言われて、フラれてさ。最悪だよ。」
「・・・」
「このこと、誰にも言わないでよ。
 先生だから言ったんだから。」
「ああ、当たり前だろう。ありがとな。」

「要するに、青春だな。」

喫煙室で考え込む鈴木先生。

「いよいよ追い込まれたな。」


「今日が最後でしたね。出水の謎かけ。
 光明は見えましたか?」と川野先生。
「それが・・・まだ・・。」
「案外わざと解けない謎なのかもしれませんよ。」
「答えは、ないってことですか?」
「問題行動も、謎かけも、きっかけづくりに過ぎないと思います。
 降参してもね、誠意見せれば、きっと自ら心中打ち明けて
 くれますよ。」
「・・・そうかもしれませんね。」

「そうかもしれない。
 だけど、もし・・・この謎かけが真意を打ち明けるのに
 ふさわしい相手かどうかをはかる、
 あいつの最後の賭けだとしたら・・・
 俺はなんとしても今日真実に辿り着かなければならない。」


五日目、ミネストローネスープ

「出水の問題行動は、席替えによって向かいが中村になってから
 始まった。
 とすると・・・待てよ。
 席替えする前、出水の向かいは誰だった?
 ・・・小川。小川か!!
 比較だ。小川と中村の比較。
 いや、単なる比較ではなく、出水と小川に共通し、
 中村だけが異なる点を見出すんだ。
 俺が自ら目をそむけている盲点が浮かび上がってくるはずだ。
 出水。小川。中村。
 出水。小川。中村。
 出水。小川。中村。
 まさか!!
 出水。小川。中村・・・。」


職員室
蘇美が宿題のノートを持ってくる。
「ありがとう。
 小川。」
「はい。」
「出水の件なんだけど。」
「・・・」
「お前・・はじめから、あいつの気持ちわかってたんじゃないか?」
「・・・」
「やっぱりそうなのか。」
「たぶん。
 もちろん出水君のやったことっていうか、やり方はバカみたいと
 思うけど。
 それは、出水君が私よりずっと真面目だからなんだと思います。
 我慢しちゃってる私の方がずるいのかも。
 だから正直、痛快だった部分もあります。」
「痛快?」
「先生もそうだったんじゃないんですか?
 だって、先生もちゃんと左手を机の上に出して食べてるから。」
「・・・」
「もちろん左手を添えてないのなんか中村さんだけじゃないし。
 くちゃ噛み、肘つき、マナーの悪い人も他にいくらでもいます。
 でも中村さんは、自分の知っているマナーに関しては自信満々で、
 他人を笑ったり非難したりしてたから、
 出水君の怒りをかったんだと思います。」
「・・・」
「失礼します。」
「あ、小川。
 放課後、出水を連れて談話室に来てくれるか?
 お前がいた方が、あいつも話しやすいと思うんだ。」
「はい。」

談話室
「お前が向かいのとき、給食すごくうまかった。
 やっぱりわかってkてくれたんだな。」
「いい方法とは全然思ってないけど。」
「・・・どうせガキだよ。開き直るのも嫌だけど、
 ああでもしなきゃもう耐えられなかったんだ。」
「でもな、出水。それぐらいの、」
「言えば良かったじゃないかなんて言うなよ!」
「・・・」
「言えると思う?
 注意とかしたら心狭いって逆ギレされるだけだよ。」
「・・・」
「左手添えるマナーちゃんと守ってるやつなんて、ほとんどいないんだよ。
 みんなどうでもいいことだと思ってるんだよ。
 それなのに、俺はそんなどうでもいいことに、ひとりで勝手に
 イラついて、ほんとにこっちが心狭いだけかもしれなくて。
 偉そうに注意なんかしたら、俺が救いようのないバカに
 なっちまう。
 どっちにしたって言えっこないじゃんか!」
「出水・・・。」
「ごめん。そこまで考えて・・・。」と蘇美。
「小川・・・。」

「真面目な子ほど、バカをみる。
 俺たちの心の方が、正されるべき問題なんだろうか。

 わかってた。これは俺の、心の傷だ。」


子供の頃、マナーを厳しくしつけられた鈴木先生。
大学時代のガールフレンドとの食事の席で、左手をちゃんと
添えようよ、と注意したところ、心狭いと陰口を叩かれた。

「俺は、無意識のうちに封印していた。」

麻美も、左手を添えずに食事をしていたが、
鈴木先生は見て見ぬふりをしていた。

「後日、出水正の両親に来てもらった。
 もちろん注意や文句を言うためではなく、
 俺自身が救いの光を求めていたのかもしれない。」


「正が、ご迷惑をおかけしました。」と母。
「いえ。」
「私の責任です。
 正には、幼い頃こう言ってしつけてました。
 ここは家畜のえさ場じゃない。
 息子は、給食時間の教室を、家畜のえさ場だと思い込んで、
 納得しようとしたのかもしれません。」と父。
「正直、私は心底迷っています。
 生徒たちに、どう伝えるべきか・・・。
 本当はこういった問題を、クラスでしっかりと話し合わせるのが、
 私の理想ではあるんですが・・・。」と鈴木先生。
「当事者の親が、どの口でいうのかと思われるでしょうが・・・
 自由な討論が、常に最良の道でしょうか。」
「・・・」
「この問題は、デリケートで、根が深い。
 子供たちは、両親から授かった教育やしつけ、
 家族の価値観までも背負って、討論しなければならなくなります。」
「相手を打ち負かし、自分を押し通すためだけの戦闘。
 罵り合いに落ちてしまう。」
「教育とは、折に触れ、ではないでしょうか?」

出水の両親を見送る鈴木先生。
「あの。
 いつか、実りある話し合いのできるクラスに、してみせます。」
「期待しています。」

教室
「出水の行動は、そういった理由からくるものだった。
 そして出水は、もうあのような行動はしないと約束してくれた。
 みんないろいろと思うことはあると思う。
 だが、このことについては、みんなが、それぞれの胸の内で、
 思考を熟成させてほしいんだ。」
「・・・」
「今日はこれまで。」

麻美とレストランで食事をする鈴木先生。

「出水と小川には、個人的にも礼を言わなきゃならないな。
 今回のことを、俺は仕事上のひとつのエピソードとして、
 彼女に話すことが出来たんだから。」


麻美は、左手を添えて食事をしていた。

「この恩は、これから教室で返していかなきゃな。
 折に触れて・・・。」


銭湯、湯船につかる鈴木先生。

「疲れてるのか・・・ずっと体がだるい。
 なんだっけ?この感覚
 心にもやがかかったような・・・
 不意に涙がこみ上げそうな・・・。
 傷心?
 え!?小川に好きな人がいるって聞いたから、
 ショックを受けてる!?
 俺、中2に、ハートブレイク!?
 ・・・バカらしい!」

「バカね。私の好きな人が誰かなんて、
 決まってるでしょう?」
「・・・」
隣にいた女性が振り向く。蘇美だ!
「本当はわかっているくせに。」
「うわぁ!!」


ラストは、湯船で寝てしまった鈴木先生の夢!?それとも妄想!?

出水君が何故問題行動を起こしていたのか。
「見てて分かんなかったら言ってもわかりません。」
このセリフにどんな意味が込められているのか。
最後までうまく引っ張っていってくれます。
遅い時間のドラマなのに、集中が切れなかった。

そして、その答えに納得。
マナー違反を不快に感じるか、感じないか。そういう意味だったのか。

見返してみると面白い。
給食の時間、ほとんどの子は左手を添えて食べている。
でも、中村加奈の左手はだらんと下に。

そして、樺山と横関が給食のお代わりで仲良くケンカ?してると、
「横関うるさい!ていうか食べてるときにツバ飛ばさないで!」と
中村は自分のマナ―違反に気づかずに人のことをキツく注意する。
これに、出水はカチーンときたんですね。

自分が正しいと思っていることを他人に押し付け、
でも実は、そんな自分も間違っている部分がある。
こういうパターンって結構日常的にあることかも。

鈴木先生が迷い、出水の両親とも話し合い、出した答え。
「それぞれが胸の内で思考を熟成させてほしい。」
いい答えだったな〜。

給食のメニューの好き嫌いと、マナー。
美味しく、楽しく食べること。
上手く絡めたストーリーでした。

山崎先生は鈴木先生に嫉妬しまくりですが、暴走しないか心配!



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公式HP


キャスト

鈴木章 - 長谷川博己
秦麻美 - 臼田あさ美
山崎潔史 - 山口智充
桃井里香 - 田畑智子
足子瞳 - 富田靖子
川野達郎 - でんでん
江本源三 - 赤堀雅秋


スタッフ

脚 本
古沢良太 岩下悠子
音 楽
大友良英
オープニング・テーマ
「光射す方へ」
ROCK'A'TRENCH [ロッカトレンチ]
(ワーナーミュージック・ジャパン)
エンディング・テーマ
「僕が僕であるために」
馬場俊英
(ワーナーミュージック・ジャパン)

チーフプロデューサー
岡部紳ニ(テレビ東京) 
プロデューサー
山鹿達也・阿部真士(テレビ東京)
豊島雅郎・竹内文恵(アスミック・エース)
守屋圭一郎(ROBOT)
監督
河合勇人 橋本光二郎 滝本憲吾
製作著作
「鈴木先生」製作委員会


長谷川博己さんの主な出演作品





17:22 | CM(0) | TB(1) | 鈴木先生 | Edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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JCに対する妄想を全て彼女に見られていた男(幸せになろうよ#3・4・5、鈴木先生#2・3・4)
Excerpt: 『幸せになろうよ』オードリー・ヘップバーンのような女性がタイプのザキヤマが月9に来るーッ!!! 『BOSS 2ndシーズン』から、山村“やまむー”@温水洋一が入会!!!おっぱい ...
Weblog: |あんぱ的日々放談|∇ ̄●)ο
Tracked: 2011-05-21 10:58
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