2011年05月23日

BOSS 2ndシーズン CASE 05

『節約殺人レシピ』

女性3人が失踪する事件が起こった。
3人とも失踪の理由は全く見つからない。
水曜日に失踪したという以外3人に共通点はないが、大澤絵里子(天海祐希)は、
そのうち主婦の青木洋子と接点がある、主婦でカリスマブロガーの
山本香苗(松下由樹)を訪ねる。

ゆ〜ママこと香苗は、ちょうど家の前で電話で話していた。
「え?洋子が、行方不明!?
 嘘でしょう?いつから? 
 そんなに?
 あ、うん。分かった。
 また、何かあったら知らせて。うん。絶対よ。 
 じゃあね。」
香苗は郵便物に目を通しながら電話を切る。

「こんにちは。
 警視庁特別対策室の、大澤と申します。」
「・・ああ。行方不明っていう洋子ちゃんのことですね?
 たった今、電話があったばっかり。びっくり・・・。」
「あの、少しお話聞かせていただいてもよろしいですか?」
「ええ。中に入ってらして。散らかってますけど。」
「ゆ〜ママと知り合いになれる!」と岩井(ケンドーコバヤシ)。

メールボックスには『せいいち かなえ ゆうた』の名前。

「まあ!素敵なお庭!家庭菜園まで。」と絵里子。
「憧れる〜。」と岩井。
「素敵ね〜。」
「うん。しかしどこが散らかってんねんなぁ。」
「きれいだわ。私の家より。」
「分かってる。」

「どうぞ。カモミールのハーブティーです。
 庭で採れたんです。」
「さすがゆ〜ママ。すてき。」と岩井。
「それで、全然手がかりないんですか?」
「ええ。まあ。」と岩井。
「まあ。怖い。」
「今は、水曜日の神隠し事件の捜査をしています。」
「ちないに、これが後の二人です。
 念のため、お知り合いじゃないですか?」と絵里子。
「・・・会ったことないと思いますけど。どうぞ。
 夜、歩いてて事件に?」
「おそらく。」
「怖い。」
「青木洋子さんとは?」
「女子校時代の同級生です。
 高2の時、一緒のクラスになって以来の中。」
「仲が良かった?」
「ええ。」
「名門の、四葉女子学園高ですよね。
 俺も行きたかった。」
「え?」
「何でもありません。」と絵里子。
「よく、名門って言われますけど、小さな学校ですから、
 全員仲がいいですよ。」
「女子校はつながりが強いですもんね。」
「大澤さん、高校は?」
「東桜学院です。」
「あら。あの名門の?」
「そんな、」
「それで今は刑事さん?」
「いけませんか?」
「いえ。たくましいなと思って。」
「脱いだら男ですから。」と岩井。
「男に頼って生きてく校風じゃないもんで。お宅と違って。」
「ふふ。大変。」
「オホホホホ。」
「あ、いけない。買い物行ってそのまま。」
「あ、お邪魔しましたね。ボス、御暇しましょうか。」
「そうね。どうも・・・。
 あ、一つだけよろしいですか?」
「はい?」
「さっき玄関で初めて、青きさんが失踪したこと、聞かれたんですよね?」
「そうですけど・・何か?」
「ずいぶん冷静な方なんだなと思って。」
「・・・」
「ほら、普通、友達が失踪した話を聞きながら、
 郵便物は見られませんよね。動揺しちゃって。」
「・・・私癖になってるんですよね。電話しながら何かするの。
 何せ忙しいので。」
「ああ、どうも失礼しました。」
「いいえ。」

女と女の闘い。引き込まれる〜!

対策室
「片桐さんは、広告代理店で企画を単相し、とても優秀だったようです。」と片桐(玉山鉄二)。
「仕事のできるセレブってことか。」と絵里子。
「高畠さんは若くして結婚して、今は二人のまま。」と花形(溝端淳平)。
「いわゆるヤンママね。」
「青木洋子さんは名門女子校出身。
 ボランティア活動にいそしんでる。」と岩井。
「見事に3人ばらばらね。」と絵里子、。
「こうやって見ると、犯罪にまきこ案れそうな動機らしい動機は
 少なくても交友関係からは見あたらんな。」と岩井。
「この件には、山本香苗がかかわってる。」と絵里子。
「え!?」
「山本香苗は、青木洋子さんの失踪を知っても全く動じなかった。
 知らない人なら注意深く見るはず。
 気の小さな加害者が、被害者の顔を見られなくなるのはよくある。」
「彼女が犯人!?」と山村(温水洋一)。
「そこまでは・・・。
 ただ、彼女には何かある。」

いわゆる"ヤンママ"の高畠美羽の行方を捜査していた花形と幸子(長谷川京子)は、
美羽と香苗がスーパーの特売日に顔を合わせる仲だと突き止めた。
店長によると、店のオリジナルクイック料理のチラシを手に
楽しそうに話していたらしい。

黒原理香(成海璃子)が解析していた洋子のパソコンから、
洋子が最後にメールを送ったのが香苗だとわかった。

『香苗へ
 余計なこと言って、怒らせちゃってごめんね。
 また連絡させて。
 洋子』

さらに、広告代理店勤務の片柳沙織とは、沙織が企画したイベントで
出会っていたことが判明した。

外出している香苗の自宅前で待つ絵里子。
「こんばんは。」
「びっくり・・・。どうしたんですか?」と香苗。
「ううん。ちょっと近くまで来たもんだから。」
「ああ、野草を採ってきたんです。
 ノアザミ、ハコベ、セリ。
 天ぷらにするとおいしいんですよ。
 ついつい夢中になっちゃって。」
「さすが、節約主婦。」
「すいません。今日はちょっと忙しくて。
 出版記念に、読者を招いて節約レシピを披露するので。」
「あのブログから、本が何冊か出てるんですってね。さすが!」
「ネットで見ましたよ。
 すごく優秀な刑事さんだjって。」
「・・・終わってから、ちょっとお話伺ってもよろしいですか?」
「まあ・・どうぞ。」

「今日は、おうちで出来る節約がレットとサラダですね。
 コツさえ覚えれば、意外と簡単だけど、結構失敗しちゃう人も
 多いので、注意して下さい。
 じゃあ・・・大澤さん!」
「はい、え?」
「あ、私を護衛している刑事さん。
 こっちに来てもらっていいですか?
 仕事も出来て、おまけに料理もお得意なんですって!
 ほんとに見習いたいですよね、みなさん!」
「はーい!」

「まずは、キャベツを千切りにします。
 はい、大澤さん。」
「・・・」
「それはざく切りですね。もうちょっと細かく。」
「これが私の千切りです!」

「次は、ガレットの生地を作ります。
 あれ?何か、だまになってますね。」
「だま、好きなんで。」
「普通はもう少し丁寧にやった方がおいしくなると思います。」

みんなが帰ったあと片づけをする二人。
「これもお願い。」と香苗。
「何で私が・・・」
洗った包丁を包丁差しに戻す絵里子。
「・・・」

使っていた包丁だけ色が違いました。

「電洋堂・・片柳?」と香苗。
「ええ。」
「ああ、一度イベントでお会いしたことがあります。
 それが?」
「この間はご存知ないって。」
「ああ・・写真ね。
 一度しかお会いしたことないからわからなかった。」
「高畠さんは?ご存知ですよね?」
「高畠?」
「24歳の主婦。
 スーパーでお話しされていました。」
「ごめんなさい。スーパーなんかでは、よくブログ読んでますなんて
 声をかけていただくので。」
「青木さんは、最後に、あなたにメールしてましたよね。
 怒らせてごめんと。」
「すいません。何せ、毎日メールがたくさん来るんで。」
「それも、この間お話されてませんでした。」
「で、結局、何をお聞きになりたいんです?」
「失踪した3人の、唯一の共通点は、あなたなんです。」
「・・・それが?」
「・・・」
「冗談でしょう?
 そりゃ私、2時間サスペンス好きですけど。ハハハッ。」
「可能性はあると思っています。」
「証拠は?」
「・・・」
「死体は出てきたんですか?
 そのサスペンスでやってました。
 殺人って、死体が出てこないことにはなかなか立件出来ないんですってね。
 どれだけ、殺人の確証があっても。」
「・・・」

香苗の家を出た絵里子は、庭の隅に古い子供用の自転車があることに気づく。
山本雄太、と名前の付いた自転車で、サドルには埃がかぶっていた。

近所の人に声をかける絵里子。
「別居中!?」と絵里子。
「そう。出ていっちゃったの。旦那の方が。
 耐え切れず。
 大きな声じゃ言えないんだけどね。」
「お子さんいらっしゃいましたよね。確か、中学3年生の。」
「ああ、雄太君ね。旦那の方についていっちゃったのよ。
 あそこは、お母さんが教育とかしつけが厳しかったからね・・。
 嫌になっちゃったんじゃないの?子供も。」
「・・・」

対策室
「片柳さんは広告代理店で、様々な企画を立ち上げていました。
 その中の一つがこれ。
 イケメンシェフを見つけ出し、マネジメント契約を結んで
 売り出すというもの。
 次に見て下さい。」と片桐。

ゆ〜ママのブログの記事には、
『ティーパーティーに、カリスマシェフ・トモッキーが来てくれました。』

「これ以外にも、カリスマシェフがらみの生地が計9か所。」と片桐。
「それが?」と絵里子。
「ご本人、友田さんに当たってみたら、山本香苗のことは記憶になかった。
 家にも行ってない。
 つまり、このブログは嘘です。」
「片柳さん主催のイベントに山本香苗が招かれ、そこでシェフと会ったのは
 事実みたいや。
 で、そのうち、さもカリスマシェフと親しいというような嘘をつくように
 なった。」と岩井。
「何のために?」と花形。
「問題は、彼女のブログのアクセス数。
 理香さんの調べだと、このシェフの話題が載ると、
 1万近く、アクセスがアップしてる。」と山村。
「つまり、ブログの人気取りの為に有名人を載せた?」と絵里子。
「片柳さんはそれに気づいてとがめた。」と花形。
「それを指摘して殺された。」と絵里子。
「彼女と高畠さんが行っていたスーパーに行ってきました。
 二人はよくここで話をしていた。
 見てください。問題は二人の後ろの棚です。
 このスーパーのオリジナルの、簡単料理メモが入ってました。」と花形。
「それの?」と絵里子。
「これと同じメニューが、このブログに載ってます。」
「つまり、パクってます。」と幸子。
「あと、高畠さんのスナックで聞き込みました。
 高畠さんは、最近カリスマ主婦ブロガーと、スーパーで知り合いに
 なったと、嬉しそうに話していたそうです。」と山村。
「目撃証言では、二人は和やかに話していた。
 このレシピ便利だよねなどと、山本香苗に言ってたそうです。
 高畠さんは、このブログを見ていて、悪気はなく、
 そうのことを指摘したんじゃないでしょうか。」と花形。
「山本香苗は別居中だった。
 子供も今はいない。
 でも、ブログにはさも、家族円満のように書いてる。
 同級生の青木洋子さんは、そのことを知り、
 親切心から、何らかの助言をしようとした。
 それで・・・」と絵里子。
「ちょっちょっちょ・・
 ブログを守るために3人殺したっちゅうんか?」と岩井。
「彼女にとっては・・ブログは命よりも大切なもの?」と絵里子。

そんななか、香苗の自宅付近の監視カメラの映像に、3人が映っている
ことがわかった。しかも、帰りの映像がないことから、3人は香苗宅で
殺害された可能性が高まった。
運転免許を持たない香苗。実質一人暮らし。
家で殺し、解体することは可能。あの庭に埋めたのか?
絵里子たちは失踪前日香苗が買った物を調べようとする。
「私なら、ポイントカード使って得点稼ぐけどな。」と幸子。
「あなたと一緒にしな、
 ・・・
 あなた今とてもいいこと言ったかも。」

節約主婦の香苗は、やはり5%還元ポイントカードを利用していた。
「ビンゴ!
 青木さんの失踪前日、折り畳みスコップとビニールシート買ってる!」
「片柳さんと高畠さんの失踪前日にも、ビニールシートを購入
 しています。やっぱりこれで。」と花形。
「そう。殺して、埋めた。」

絵里子と花形は、スーパーの前で香苗を待ち伏せる。

「ずいぶんお買いものされているんですね。」
「今日はいろいろ、特売日だったので。
 食べ盛りがいるんで、助かります。」
「へえー。」
「・・何か?こう見えて主婦って忙しいんですよ。」
「そうでしょうね。
 毎食料理の作り方までデジカメで撮ってアップしてる。
 忙しいですよね。」
「嫌味ですか?」
「いいえ!
 でも大変だろうな〜って。
 いろいろ・・大変ですよね。」
「・・・何が言いたいの?」
「あなたは、お料理教室などで水曜日以外は、忙しい。
 3週間前の水曜日、何されてました?」
「家に居ましたけど。」
「3月23日、4月20日の水曜日は?」
「家に居ました。
 水曜日は自分へのご褒美で、ゆっくりする日なんで。」
「つまり、3人が、いなくなった日のアリバイがない。」
「・・・ふっ。何をおっしゃりたいのか。
 家にいるのがアリバイじゃないっていうんなら、
 主婦はみんな犯罪者ですよね。」
「・・・」
「ごめんください。」

絵里子の報告を受けた野立信次郎(竹野内豊)は、丹波博久(光石研)に
掛け合う。
「相手は何万のファンもいるブロガーだ。
 訴えられでもしたらどうするんだよ。」
「このまま神隠し事件、迷宮入りさせていいんですか?
 マスコミが騒ぎますよ。」
「・・・」
「責任は、」

絵里子と話す野立。
「部下が取ります!
 何も出てこなかったら全員首でいいですからって
 びしっと言っといた。」
「あんたね!」
「絶対に死体は見つけ出せ。
 どれだけ状況証拠を並べても、死体が出てこなかったら
 起訴できないからな。」

香苗の家
「はい。」
「令状です。
 主婦失踪事件で、家宅捜索させてもらいます。」
「・・・」

二階のテラスから、掘り起こされる庭を見つめる香苗。
「本当に、元通りにしてもらえるんですよね。」
「ええ。」と絵里子。
「何も出なかったら?」
「・・・」
「何も出なかったらその時は・・・
 ふふっ。ランチでもごちそうして下さい。
 なーんて。
 ああ〜・・・。」

「すいません。トイレお借りしました。」と花形。
慌ててトイレに向かう香苗。
「消していいですか?」
「ああ、すいません。」
「つかわない電気はすぐ消さなきゃ。
 60Wで1日30円の節約!」
「・・・」

このシーン!トイレが殺害現場なのかと思っていました。

「ニンジン、シュンギク、ホウレンソウ、カラシナ。
 ・・・」
幸子は庭の隅の赤い花を見つめ・・・。

対策室のメンバーらは庭や室内をくまなく捜査するが、遺体はおろか
血液反応さえ見つけられなかった。

相手がカリスマブロガーということで、絵里子は丹波に叱責される。
「どうするつもりだ?
 お前ら全員、クビだ!」

クビになったらゆ〜ママのようにハーブ園でも作ろうか、と幸子。
「それがね、バジルみたいな食べられるものばっかり植えて
 あったんだけど、1種類だけ違う花があったのよねぇ。」
「違う花?」と花形。
「そう。キツネユリ。」
「へー。食べられないんですか?」
「食べたら死んじゃうよ。球根は猛毒だもん。
 何で植えてあったんだろう。」

「あなた今、とてつもなく重要なこと言ったかも。」と絵里子。
「その毒で?」と片桐。
「可能性は高い。」
「でも殺したとしたら、その死体の処理は?」
「毒殺だとしたら、死体の処理方法について、何か見落とした
 こともあるかもしれない。
 とにかくもう一度、交友関係も含めすべて洗いなおそう。」
「はい、了解!」

周辺捜査を続けると、3件の殺害が起こる前、香苗がRESという
園芸用の肥料を大量に購入していることがわかった。
「RES・・ああ、タンパク質分解酵素が入ってるやつですね。」と幸子。
「タンパク質分解酵素?」と絵里子。
「ええ。お肉を溶かすんです。
 死体と一緒に何日か漬け込むと、死体が溶けたりしますよ。」
「あなた今!!
 またとてつも、とてつもなく重要なこと言ってるけど!」
「火サスの『家政婦は来た!』でやってましたよ。」
「じゃあ、これと遺体をビニールシートに包んで。
 でも骨は?」と片桐。
「はい。『CSI:東京』でやってました。
 骨は残るけど、コラーゲンが抜けてもろくなってるため、
 ぼろぼろに崩れます。」
「なるほど。あの家でも可能か。」と片桐。

「証拠は?
 理論的には可能だが、また状況証拠だけだ。
 おい、もう令状は取れないぞ。」と野立。
「分かってる!」
「それにさ、そんなもん誰かに頼まれて買ったってことだって
 あるんじゃねえか?」
「もう黙ってて!」
「おー、怖っ!」
「はっ!!
 5月5日、3人が失踪した後、またビニールシートとRES買ってる!」
「だろ?」
「・・・」

香苗の高校の同級生・矢口慶子の家を訪れる岩井。
「まだ帰ってへんのかいな・・・。」
岩井が返ろうとすると、ファッションレンタル業者が矢口の家を
訪ねてきた。

対策室
「えらいこっちゃ!
 矢口慶子も5月4日から行方不明や!」と岩井。
「5月4日?」と花形。
「山本香苗が、新たにRESを購入する前の日。」と絵里子。
「じゃあ、矢口慶子も殺した?」と花形。

「山本香苗の家近くの監視カメラから、5月4日矢口慶子が映ってます!
 帰りはない。間違いありません!」と山村。
「同じように毒殺ですか?」と幸子。
「いや、違う。これを見て。
 矢口慶子が失踪した翌日、安い包丁を買ってる。
 私が家で洗い物を手伝った時、おかしいなと思ったの。
 家には立派な包丁がある。
 ブログによると、母親から譲り受けた包丁。
 それなのに、なぜか、買ったばかりの安い包丁を使ってた。」
「つまり・・・」と花形。
「矢口慶子だけは、衝動的に、手持ちの包丁で殺した。
 それを使い続けるのは気持ちが悪く、
 新しいのを買ったけど、性格的に捨てきれずにいる。」
「だけど、遺体は?」と片桐。
「これを見て。
 この草の下だけ、かすかに土の色が違う。
 彼女は野草を採るのが趣味。
 このノアザミはおそらく、彼女がどこからか採ってきて植えたもの。」
「そこに遺体が?」と片桐。
「可能性は、高い。」

丹波に頭を下げて頼む野立。
「お願いします!
 今度こそ入念に調べれば、血痕ぐらいは見つかるはず。」
「また何も出てこなかったら?」と丹波。
「そのときは・・・私の首を飛ばしてください。」
「え!?」
「あいつらと、合コンあっせん会社でも始めます。」
「は!?」

再び、野立の尽力で香苗宅の捜索令状を取得した絵里子は、
満を持して香苗宅を訪ねる。

「驚きました。矢口慶子さんまで失踪してたなんて。」と香苗。
「失踪じゃありません。殺されたんです。
 あなたに。」と絵里子。
「・・・ハハッ。何を言うかと思ったら。
 分かってますよね?
 今日もまた何も出なかったら、電話でお話したとおり、
 弁護士さんと訴えさせてもらいます。」
「覚悟の上です。」

片桐らが必死に証拠を探すなか、香苗と話す絵里子。
「あれからいろいろ聞きました。
 あなたは高校時代から、矢口さんのグループに入ってた。」
「・・・」
「大変だったでしょう。
 私も話を聞きましたけど、矢口さんのグループは、生粋の
 お金持ちで、世間知らず。
 それでいて、奇麗で、、傲慢。
 女が見て、いちばん腹の立つタイプ。
 だけどちょっと、羨ましくもある。
 そんな中に無理して入って、あなたは相当ストレスを感じていたはず。」
「・・・胃潰瘍になったわ。19のとき。
 胃潰瘍よ。19で。」
「そう。」
「でも、結局ああいう女が幸せになるようにできてるのよ、世の中。
 あんな、ブランド物のバッグを毎年買い替えて、平気な女。
 自分を着飾ることにしか、興味のない女が。」
「・・・」

「血液反応、ルミノール反応は?」と片桐。
「2階も駄目だ。床も壁も完璧なまでに掃除されてる。」と山村。

「同窓会に行くとよく分かる。
 散々好き放題、遊んだ揚げ句に、結局、金を稼ぐ男をつかまえてる。
 そういう女が。」
「それで、同窓会の翌日、矢口さんを殺した。」
「・・・」
「おそらくそこで、旦那さんと別居中のことをあげつらわれて、
 かっとなった。
 彼女を何等かの理由を付けて呼び出し、刺殺した。
 その後、ビニールシートに死体を包んで、
 RESで溶かして捨てた。
 包丁も気持ち悪いので新しいのを買った。」
「はぁ・・。だから、証拠は何?」
「・・・」
「警察が、憶測だけでこんなことしていいの?」
「・・・」

絵里子は片桐らに、キッチンの排水管を見るよう指示。

「ルミノール反応・・・ありました。」と片桐。
「あなたは家じゅうどこもぴかぴか。髪の毛一本落ちていない。
 だけど、排水管の中までさすがに掃除してなかったわね。」
「・・・」

「確かに、血液反応、ルミノール反応は陽性です。
 だけど、人獣識別、つまり、人間か獣の血液かの判定をしないと。」と幸子。

「あら?昨日肉料理しましたけど。レバーの。
 牛肉か何かの血が混ざると分からなくなるんですってね、
 ああいうの。えっと、『CSI:荒川』でやってましたよ。」と香苗。
「・・・」
「こんなことなら、昨日は料理しない方が良かったのかな。」
「・・・」
「もう、ぼちぼちいいですか?
 明日のお料理教室の準備もあるので。」
「・・・」
「大丈夫です。訴えたりはしませんから。」
「あなたは、節約主婦として、ブログ上で、自分のキャラクターを
 確立している。
 自己概念維持。
 自分で自分のキャラを守ろうとして、どんどんエスカレートする。
 自分のキャラを、脅かすような人間は、排除したいと思う。
 だから、主婦3人を計画的に殺した。」
「まだ言ってるんですか?」
「だけど、矢口さんだけは、包丁で刺した。」
「フッ。」
「おそらく矢口さんは、同窓会で、あなたの自尊心を傷つけた。」
「・・・」
「あなたには、抑圧された恨みがある。
 節約が得意なあなたは、抑制過剰型。
 怒りを内側にため込んで、後から爆発させるタイプ。
 あなたは家に帰ってから怒りが増幅し、
 翌日、矢口を家に呼んだ。
 この部屋では殺さない。
 ソファーやじゅうたんに血が飛び散るのが嫌だから。
 一番目立たず、一番掃除がしやすい・・・
 場所は・・・ここの、あまりい使われていない納戸。
 そして、荷物の置いていないこちら側の壁に、
 矢口慶子を追い込んで・・・刺した!
 ここの壁!この周辺を徹底的に探って!」
「・・・」

片桐らに調べさせるが、血液反応は出なかった。
「もうあきらめたら?」
「あなたがここで殺したのは間違いない。」
「何も出なかったじゃない。」
「・・・行動スキーマ。
 人は、長年染みついた行動習慣は、意識しないと変わらない。
 買い物にポイントカードを使ったのもそう。
 家の中の節約術も。
 60Wで、1日30円の節約。」
壁の電気のスイッチを押す絵里子。
そこには、ほんの一滴、血痕が残っていた。
「矢口さんを刺した拍子に、電気のスイッチが入ってしまった。
 あなたは、習慣で無意識に、すぐに電気を消した。
 そしてそのままにしてしまった。」
「・・・」

同じ頃、理香の地質調査の結果を受けて河川敷を掘っていた
花形と岩井が慶子の遺体を発見した。
その横には、切り裂かれた慶子の高級バッグがあった。

「全部、話してくれますよね?」と絵里子。
「・・・」

(回想)
「もう、カリスマよカリスマ!」と女性たち。
「そんな、とんでもないわ。」と香苗。
「どうしたの?」と慶子。
「矢口さん、知らないの?香苗、すごいのよ。」
「カリスマブロガー!
 ほら見て。本まで出てるの。」
「参考になることばかり!」と女性たち。
「牛乳パックを利用して作ったペンたて。
 何でこんなことするんだろう。買えばいいのにねぇ。
 なんかよくわからない〜!」
慶子たちの笑い声・・・。
(回想終わり)

「それで?」と絵里子。
「そう。だから殺した。
 あの女の自慢のバッグも、ずたずたに切り裂いて、捨ててやった。」
「あれレンタルだよ。」
「・・・え?」
「知らない?
 今最新のブランド品なんかをレンタルする業者があるの。
 それ使ってたんだ、彼女。」
「・・・」
「彼女もね、旦那が若い女を作って離婚。
 慰謝料もほとんど支払われず、かつかつの生活だったみたい。
 海外旅行も嘘。
 皮肉にもそのレンタル業者が、彼女の家を訪ねて、
 彼女がいないことが、分かったの。」
「・・・」
「ただの、見栄の張り合いだったのに。」
「・・・」
「今車呼ぶから。」
「アハハ・・ハハハハ・・ハハハハハ。
 ねえ・・ねえ。
 刑務所の中って・・ブログ更新できる?」
「・・・」

対策室
「あの人にとっては、このブログが、すべてだったんでしょうね。」と片桐。
「ブログなんて書かなくても、当たり前のことを、当たり前にするのが、
 一番大変なのに。
 お疲れ。」と絵里子。
「お疲れ様でした。」

幸子の携帯が鳴る。
「もしもし。
 ・・・あ、ごめんなさい!すぐ帰ります!」

カラオケ
「お疲れサマンサ・・タンバリン!
 今日から、女に慣れるための講座、山村会を開く!
 まずは、さりげない挨拶からだ。カモン!」と山村。
女装した岩井登場。
「どうも。大澤絵里子でございやす、ポテチン!」
「・・・やあ。」と片桐。
「硬い!もう一回!」と山村。
「ポテチン!」
「やあ。」
「駄目だ!もう山村会はスパルタだよ!」

事件解決後、絵里子はいつものように野立とバーにいた。
ゆるやかな雰囲気のなか、絵里子の携帯が鳴り…。
「はい、もしもし。
 分かった。すぐ行く。」


冒頭のシーンは香苗と絵里子の掃除の仕方の対比。
鼻歌を歌いながら部屋を丁寧に掃除する香苗。
スリッパモップとコロコロでめんどくさそうに掃除する絵里子。
私は絵里子タイプだな。(笑)
この時香苗の家の台所にはビニールシートに包まれた遺体が置かれてありました。
そんな中、鼻歌歌いながら楽しそうに掃除している香苗って。

嘘の記事。パクりの記事。そして殺人。
家族を失い、ブログの中の自分を維持するために次々と人を殺した香苗。
絵里子が気づかなければ、香苗はブログと自分を守るため、
もっと罪を重ねていたかもしれない。

「刑務所の中って、ブログ更新できる?」の一言にはゾっとした。
ブログが大切っていう気持ちはわかるけど、
ここだけが全てって、すごく悲しい。
ブロガーとしては痛い話でありました。

次のシーンは野立さん+対策室のメンズたち。
緊張気味な様子、犯人確保の瞬間・・・ではなく、人妻と野立会!
「不器用だから。」と顔を手で覆っちゃう片桐は、
ヤマム〜に合コンの秘訣を教わる始末。
片桐は、カラオケの店員さん(木南晴夏さん)と上手くいったらいいな〜。

毎回最後に絵里子や野立の携帯にメールや電話をしてくるのは
やっぱり木元かな?
木元は野立、絵里子に依頼され、2年前の狙撃事件を調べていると予想!



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公式HP


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主演・天海祐希さん着用ペンダントジュエリー



戸田恵梨香さん着用! [Jean Paul GAULTIER]




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【キャスト】

大澤 絵里子(天海 祐希)特別犯罪対策室

野立 信次郎(竹野内 豊)
木元 真実(戸田 恵梨香)
花形 一平(溝端 淳平)
奈良橋 玲子(吉瀬 美智子)
岩井 善治(ケンドーコバヤシ)
山村 啓輔(温水 洋一)
片桐 琢磨(玉山 鉄二)

田所幸子(長谷川京子)
黒原理香 (成海璃子)

丹波 博久(光石 研)
屋田 健三(相島 一之)

池上 浩 (丸山 智己)
川野 昭夫(長谷川 博己)
森 政夫(HILUMA)

小野田 忠(塩見 三省)

黒原健蔵(西田敏行)

森岡博(大森南朋)



【スタッフ】

脚 本 … 林宏司
演 出 … 光野道夫 / 石井祐介
音 楽 … 澤野弘之 / 和田貴史 / 林ゆうき
主題歌 … 「My Best Of My Life」 Superfly
プロデュース … 村瀬健 / 三竿玲子
制 作 … フジテレビドラマ制作センター


天海 祐希さんの主な出演作品



竹野内 豊さんの主な出演作品


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