2011年06月05日

BOSS 2ndシーズン CASE 07

『かなりヤバい事件』

「時計を巻き戻すことが出来れば、と思う瞬間が
 人生には確かにある。
 あの時、あの瞬間、あの場所に戻ることが出来れば・・・
 でもそれは、決して適うことが無い。
 対策室のメンバーにとって、それが、あの日だった。
 そう。あの日、あの時。」


警視庁内で「ふれあいフェスタ」というイベントが開かれ、
一般市民が見学にやってきた。
「対策室」のメンバーも案内係として借り出されたため、
大澤絵里子(天海祐希)は不機嫌になる。
しかし、野立信次郎(竹野内豊)や片桐琢磨(玉山鉄二)ら対策室のメンバーは、
まんざらでもない様子だった。

そんな隙を突いて、取調室に男(田中圭)が立てこもった。
花形一平(溝端淳平)から報告を受けた絵里子は、自分で処理をしろと
花形に命じる。

取調室
「今の人、上司?」と立花。
「うん、まあ。」
「何か、怖そうだよね。」
「そうなんだよね、これが。って、関係ないでしょ、君には。
 ふざけないで早く帰ってよ。
 でないと、力ずくで追い出すよ。刑事は怖いよ!」
「刑事なんだ、あんた。」
「刑事の中の刑事だよ。対策室の若手兼エース、みたいな。
 サッカーでいうと、メッシ的なポジション、みたいな。」
立花は自分の手と窓の柵を手錠でつなぎ、その鍵を口に入れ
飲みこんでしまう。
「あーーー!!」

署内、子供が蹴飛ばした空き缶から液体が漏れる。
それに触れた岩井と山村は苦しみだし・・・。

山村ののどの痛みの原因は、カラオケの歌い過ぎ?
岩井の腹痛は、想像妊娠?
こぼれたジュースはただの飲み残しだった。

取調室
「ちょっと。立花さん。こんなことして目的は何?
 言っておくけど、遊んでる暇はないの。
 腕ずくで連れ出すだけよ。
 ケガするかもしれないけどそれでもいいの?」と絵里子。
「・・・」
「何?言いたいことがあるならはっきり言いなさい。」
「僕は・・誰でしょう。」
「はい!?」
「時間がないんで・・・そうだな。
 12時までに僕が誰かを思い出して。」
「誰に向かって言ってんの!?」
「対策室の方たちにです。
 そのために宿題を出させてもらいましたから。」
「え?」
「宿題?」と花形。

その頃、対策室の山村啓輔(温水洋一)と岩井善治(ケンドーコバヤシ)が、
"取調室の男"という差出人からメールを受信。

取調室
「宿題って何?」と絵里子。
「僕を思い出すための宿題ですよ。
 できなければ、当然罰が待っている。
 僕は、時計を巻き戻しに来たんです。」
「時計?」と花がtが。
「ええ。僕の。
 いえ、対策室の皆さんの時計をね。」

対策室
メールには、バス停の写真が添付されていて、その後、そこで爆発が発生。
燃えたゴミ箱から発生したガスを吸った通行人が病院に搬送されるという
事態になった。

男はこれで容疑者となったが、男が持つ身分証明書は偽造されたもので
身元がわからない。

取調室
立花と名乗る男は、口から手錠の鍵を出す。
「これで晴れて容疑者だ。ここにいる理由が出来た。」と立花。
「身体検査をさせてもらう。」と花形。
「近寄るなよ、下っ端が。
 バス停のはデモンストレーションで、カプサイシンガスを撒いただけ。
 死者が出ない。
 ただこのボタンを押せば、あれとは比較にならないものが
 あちこちでまき散らされる。
 そうなったら死ぬよ。たくさん。」
立花の手には何かのスイッチ。
「・・・」
「都民の命は俺が預かった。フッ。」
「・・・」
「早く思い出してよ。
 あと90分か。そろそろ宿題が届くかな。」
「その宿題って何だよ!」
「次に犠牲者が出る場所だよ。」

隣の部屋から様子を見守る絵里子。
「対策室の時計を巻き戻すって言ってた。」
「何かを思い出せってことか?」と野立。
「誰なの?この男。」

そんななか、対策室に"取調室の男"から次のメールが届く。
『宿題その1“パートナーとの思い出の公園といえば?”(制限時間20分)』

「パートナー?バディ?」

(回想)
6年前、射撃場
「ビビって撃てなかったって?
 それでホシ逃げたって!
 だから女に一課なんて無理だって。
 もう二度と組みたくないな。」
同僚の刑事の言葉を思い出しながら、銃を構える絵里子。
その時絵里子は辞表を用意していた。

そこへ野立がやってくる。
「刑事は芝居ができてなんぼ。
 自分の弱さを隠せ。嘘でも強くなれ。」
「・・・」
「刑事は二人で行動する。それがお互いのためだ。」
「大山副総監の言葉ね。」
「って研修でよく言ってたよなぁ、あのおっさん。」
革ジャン姿の野立。
「何その恰好。そのヒゲ!」
「いいだろう。俺もお前と一緒だ。
 現場を見ておくことにした。刑事になる。
 革ジャンデカと呼んでくれ。」
「・・・」
(回想終わり)

「パートナー。公園。」と野立。

(回想、車の中)
「何が気に入らないの?信次郎。」と電話で野立の母。
「うん?いい子なんだけど、物足りないんだよ。何かちょっとね。
 母ちゃん。一生のパートナーなんだから、じっくり見ないと。
 いないのかなぁ。何ていうかさ、自分の足でしっかり歩いている女。
 頑張ってるっていうか。え?
 また電話するよ。うん。切るよ。おやすみ。」

絵里子が車に戻ってくる。
「ホシはどう?まだ?」
「うん。」
「これ買ってきた。」
牛乳瓶を渡す絵里子。
「何だよ。いまどきどこ売ってんだよ、こんなの。」
「あっち。」
(回想終わり)

「俺たちが初めてバデイを組んで張ってた公園は?」と野立。
「虎ノ門公園!?」

照合の結果、虎ノ門公園ではなかった。

取調室
「あと10分。」と立花。

メールに添付された写真から、戸越北公園ということが判明。
そこは、岩井が過去にパートナーだった先輩を殴った公園だった。

片桐と岩井が駆けつけるが、公園にあったのは爆発物に見せかけた
トラップだった。

その後ほどなくして、ふたつ目の宿題が届いた。
『宿題その2”今も心に残る銃弾は?”(制限時間20分)』

取調室
「ねえ。下の名前ぐらい教えてよ。
 名前分からないとさ、話もできないじゃない。
 メールはさ、自動送信?それとも友達がいるの?
 立花っていう偽名には、何か意味があるのかな?」と絵里子。
「・・・」
「年は?30?もっと若いか。
 28?27?26・・・」
絵里子が男に話しかける中、取調室にそっと潜り込んだ山村は、
テーブルの下にある男のカバンを奪おうとする。
「何か入ってきたぞ。」と立花。
「えーーっ?・・あら。何?」
「そんなにこの中みたいならどうぞ。
 面白いものが入ってると思うよ。」
「あ・・どうも。」と山村。

対策室
男のカバンの中身を調べる山村と幸子。
瓶の中に少量の液体。
「何だこれ?とにかくすぐ解析してくれる?
 あとこのかばんの指紋の照合もお願い。」
「はい。」

黒原理香(成海璃子)が写真の場所を特定する。
そこは、かつて片桐が誤って犯人を狙撃してしまった工場跡地だとわかり、
そこにも爆発物のトラップが置かれていた。

取調室
「お前の目的は何なんだよ!!」と花形。
「これ掛けるよ。」ペンを花形の手の上に置く立花。
花形は慌てて手を引っ込める。
テーブルの上には水滴が落ちていて・・・。

取り調べ室の隣の部屋
「潜在指紋がありません。」と幸子。
「どうして?」と絵里子。
「分かりません。拭いたとしか・・・。」
「徹底的に身元を隠してるか。
 かばんの中は」
「薬瓶が一本。」
「薬瓶?」
「中に、フッ化水素が入ってました。」
「フッ化水素?」

取調室
「フッ化水素ってな、最初は何ともなくても、
 じわじわと気づいたら骨まで溶かすような劇薬なんだ。
 人によっては青酸ガスより怖いって人もいる。」
「ふっ。バカバカしい。」
「さっきここの警視監の手に付けといた。」
「・・・」

その頃、丹波部長は手を押さえながら苦しんでいて・・・。

「容器からすると1リットル。
 それだけのフッ化水素ガスが発生すれば、何百人単位の致死量です。」と幸子。
「・・・」

取調室
「そろそろ宿題が届くよ。ラスト問題だ。」

『最後の宿題
 “すべての答えはふたりをつなぐ あのセレクトの中にある”』

廊下
「丹波部長は病院に運んだ。
 今度は写真はなしか。」と野立。
「片桐、岩井共に事件に関係した人物の名前を挙げてもらってる。
 二人が前いた部署にも協力を仰ぎに行く。
 片っ端から、黒原には照合をさせるわ。」と絵里子。
「二人の関係者?
 対策室に入る前は、4課と1課で、二人とも部署も何もかも違うぞ。
 時計を巻き戻すって一体何なんだ・・・。」
「セレクト。
 覚えてない?4課と1課の合同捜査。
 1課からは、私とあなたが、セレクト、選ばれた。」
「あの捜査か。」

(回想)
「ちょっと革ジャン!!
 私を担当から外すように言ったってホント!?
 革ジャーーン!!」
「危険過ぎんだろ。今度の現場は。」
「こんなにやけた男と組まされるこっちこそ、怒ってんだけど!」
「無理すんな。下手したら発砲することになるかもしれないんだぞ。」
「あら。射撃試験の成績知らないの?」
「あー、そもそもだ。
 女だてらに刑事なんて、お前他にやることあんだろう?
 ったく。」
顎鬚に触れる野立。
「それやめてくんない?苛々するんだけど!」
「ああそうか?若い子なんてキャーキャーだぞ。」
「今度私の前でやったら、ヒゲそるか・・・
 ホント、撃つよ。」
「ホントに。かなりヤバいな、お前は。」

事件当日、野立は犯人の一人につかまってしまう。
「見掛けない顔だな。デカだな。1課か?
 このまんまあの女の所まで歩け。」
「どうするつもりだ。」
「4課のデカのふりをさせてもらうぞ。行け!」

二人の前に絵里子が姿を現す。

「笑え。」男が野立に命じる。
「4課の上野さんだ。」と野立。
その言葉に銃をしまう絵里子。
野立はゆっくり絵里子の方に向かって歩きながら、
顎鬚に触れ、撃て、と合図を送る。
絵里子はそっとうなずき・・・発砲!
(回想終わり)

「俺とお前を繋いだあの事件。
 あれで刑事課のセクショナリズムが問題となり、
 あれがきっかけとなって、組織の枠を取り払った
 新しい部署、対策室が生まれた。」
「対策室。
 全ての答えは、二人を繋ぐあのセレクトの中にある。
 ・・・対策室が危ない!」

同じ頃、対策室に男が置いた爆発物が発見され・・・。

エレベーターの中
「この対策室設立のきっかけの話は?」と絵里子。
「広報誌には何度も書いている。
 まあ警察関係者なら知ってるよ。」
「警察関係者。やっぱりか。」
「うん?どういうこと?」
「あの男は、丹波さんを見て、警視監だと言った。
 制服の紋章から警視監だと分かるのは、警察関係者だけ。」

対策室では、幸子が爆弾の解除をはじめる。

取調室
「その起爆装置は・・・対策室のものだったのか・・。」と花形。
「そういうこと。ご苦労さんでした。
 このボタンを押せば、敷居が外れて濃硫酸とフッ化水素酸が混ざる。
 そうすると、フッ化水素が発生。
 警視庁中にまき散らされる。
 そのガスを吸えば、そうだな。500人は死ねるかな。
 もちろんここにいる、お前と俺も。」
「自爆テロか・・・。」
「手も疲れてきたし、あと、30分ぐらいで押しちゃおうか。」

対策室
「このままだと、フッ化水素酸と濃硫酸が混じってガスが発生する。
 動かしたらセンサーが作動します。
 ここから動かせません。」と幸子。
「解除するには?」と絵里子。
「30分は。時間との勝負です。」
「・・・」

対策室で爆発が起これば被害は警視庁内に及ぶため、警官らは退避し、
残るは野立と対策室のメンバーだけになった。
野立は、メンバーたちにも退避を要請するが、誰も持ち場を離れない。
「たぶん、爆発の前に解決するでしょう?ボスなら。」と幸子。

「誰も非難しないとさ。さすが、俺が選んだメンバーだ。」と野立。
「適当に寄せ集めたくせに。」
「・・・寄せ集め。セレクト。・・・あの男か!」

黒原理香が照合した結果、ついに男の正体が明らかになった。

男は、花形と同期入庁の元警察官・小暮雅夫だった。

取調室
「でも対策室ってろくな人いないよね。
 これがホントに鳴物入りでできた部署なの?
 あーあ、がっかり。これじゃ誰だってできるじゃん。」と小暮。
「お前は対策室にどういう関係があるんだ?」と花形。
「・・・」

対策室
絵里子は部下たちにある指示を出す。
「分かりました。」と片桐。

取調室
「最後はやっぱりボスの登場ですか。
 他のメンバーは?」と小暮。
「誰も非難しないと言ってる。解除するまでは。」と絵里子。
「嘘つけよ。逃げなきゃみんな死ぬんだぞ。ヘヘッ。」
「見なさい。」
パソコンに、対策室の様子が映し出される。
みんな必死に爆弾を解除しようとしている。
それを見て笑い出す小暮。
「何がおかしいの?」
「でも下っ端は逃げろとも言われないのか。
 そういうもんだよね、組織って。
 泣きを見るのはいつも下っ端。かわいそ!」
「俺は帰れって言われても帰らない。」と花形。
「・・・」
「お前みたいな卑劣なやつには屈しない!」
「まっすぐバカだな、相変わらず。」
「相変わらず?・・・どういうこと?」
「小暮雅夫、26歳。
 平成16年入庁組。元警察官よ。」
「平成、16年。」
「そう。あなたの同期。警察学校で一緒だった。」
「・・・あの小暮か!?成績トップだった。」
「同期だけで800人もいるから、顔を忘れても不思議はないけど。」と絵里子。
「俺は覚えてるよ、花形。さっきもすれ違った。
 2年前、渋谷の連続銃殺事件でも顔を合わせた。
 偉くなったもんだな。同期の顔も忘れたか。」
「・・・」
「経歴を見た。
 卒業配置で、あなたは等々力署に勤務。
 そこで上司に苛められて、やがて精神的に不安定になり、
 万引きをして半年前、懲戒解雇。」
「ああ。優秀な俺をねたんだバカな上司にな。
 なのに、お前は葛飾署から対策室に引き抜かれ、刑事か。」
「それが理由?こんなことをした。
 花形への恨み?彼は関係ないでしょ。」
「こいつはな、俺と同じ、母子家庭だ。
 一緒だね、なんて寄ってきた。
 その頃から甘っちょろいことばっかり言ってて、
 ムカついてたよ。
 俺の方がはるかに優秀だった。
 なのに何でこのバカが対策室なんだよ!
 刑事なんだよ!ふざけんじゃねえよ!
 ホントは俺が選ばれるはずだったんだ!!
 お前さえいなきゃ、俺はこんな惨めな人生になってなかった!
 お前が俺を忘れる!?一番のカスだったお前が!?
 なに様なんだよ!!」
「待って。恨むんならあなたを落とした上の者でしょう?」
「組織なんて何も考えてねえ。
 全て運だけじゃねえか。
 だから俺は、運がいいだけでここまで来たこいつが許せねえんだよ!
 こんなやつが、俺を忘れたことが許せねえ!
 お前さえいなきゃ良かったんだよ!!
 おい花形。土下座しろ。」
「それがあなたの目的?」
「ああ。そうすれば全て水に流してやるよ。
 これも解除してやる。」
「・・・ごめん。そんなに、傷つけてたなんて。」
「謝る必要はない!」と絵里子。
「何だと!?」
「そんなことのためだけに、こんな大それたことをしたの?
 人の命をもてあそぶんじゃない!
 何甘ったれたこと言ってんの?
 運がいいだけ?バカじゃない!?
 自分の人生、運、不運のせいにしてる時点で
 あんたは終わってんのよ!」
「いいです。僕が謝りますから。」
「謝る必要ないって言ってんの!
 ムカムカしてきた!さっきから聞いてりゃ。」
「てめえ!
 花形、土下座しろよ!」
「必要ない!」
「土下座しろ!」
「しなくていい!」
「・・・押してもいいのか?」
「ああ、押しなさい。
 あんたみたいな甘ったれに謝るくらいなら、死んだ方がましよ!」
「やめて下さい!ボス!」
「時間を巻き戻す?
 昔に戻ったって、あんたはあんたよ!
 人のせいにしてる時点で終わってんの!」
「てめえ!」
「謝るから。」
「いいから!」
「上等じゃねえか。だったら。」
「ボス!」
「押しなさいよ!」
「お前らも終わりにしてやるよ。」

押し問答が続くなか、小暮はボタンを押してしまった。
が、爆発は起こらない。

「フフフ・・・ハハハハハ!
 このボタンがどこに繋がってるって?
 対策室じゃないんだよ。」と小暮。
「・・・どこに?だったらどこに!」と花形。
「お前のおふくろ、木曜の12時は弁当屋でパートだったよな。
 調べたよ。」
「・・・」
「セレクションの面接で何言ったか覚えてるか?」
「・・・」

(回想)
「大切な人。僕でいうと、母ですが・・・
 母を守るために、警察官になりました。
 それが僕の原点です。」
(回想終わり)

「ガキみたいなこと言ってたよな。
 だから、その原点を壊させてもらった。」
「・・・」
「ようこそ惨めな人生へ。アーメン。」
「・・・」
「フフフ・・ハハハハハ!」
「・・・お前!!」

「はいはい。落ち着いて落ち着いて。殴んなくていいから。
 拳痛めちゃうでしょ。ね、ハイハイ。
 で?話終わった?
 もう長いよホント。飽きちゃった〜。」と絵里子。
「・・・」
「はい、これ。ここの刑事部長室。ライブ中継。
 はい、よく見る。」

そこには、花形の母親が元気な姿で映っていた。

「あなたのお母さんは無事よ。
 テロを起こす犯人が、立てこもる場合、必ず逃げ道を確保している。
 あなたの場合、花形を苦しめるため。自爆テロじゃない。
 だから、対策室に置いてある装置も本物じゃない。
 そこで、最も花形を苦しめる方法を考えた。
 それは、彼の身内を殺すこと。」
「・・・」
「何故なら、あなたのたった一人の身内であるお母さんも、
 あなたが懲戒退職した直後に亡くなっているから。」
「・・・」
「経歴で出てきた。
 そう思って、彼の身内に対策室のメンバーを急行させた。
 だけど、こっちの手の内がバレて、ボタンを押されちゃう心配もあった。
 だから、芝居させてもらった。
 はいよく見て。」
対策室の面々が笑顔で手を振っている。
「うわぁぁぁぁ!!」
取調室を飛び出した小暮を野立が投げ飛ばし、取り押さえる。
「いい加減にしろ!」
「・・・」泣き出す小暮・

「あのう。」花形が野立を呼び止める。
「・・・」
「あいつの言うお通りです。どうして僕なんかを、対策室に?」
「フフ。どうしてかな。」
野立は花形の背中を力強く叩き・・・。

片桐は楓と初デート。

クラゲの水槽のあるバー。

クラゲと竹野内さんといえば、『流れ星』を思い出す〜。

「あそこから"かなりヤバい"のサインが生まれたんだよね。」と絵里子。
「ああ。」
「ピンチのときに、お互いに知らせるサイン。
 ・・・対策室のセレクトか。」
「・・・」

(回想)
「もう、拳銃を撃つのはこれが最後にしてくれないか?」と野立。
「え?」
「お前はもう撃たない方がいい。」
「・・・」
「絵里子。」
「ごめんごめん!
 次はもっとちゃんと撃つからさ。
 痛かった?
 でもかすり傷でしょ?大げさなのよ!
 それよりさ、聞いて。私にも部下が出来そうなんだけど。」
「部下!?お前にかよ。」
「そう。今までほら。1課じゃずっと下っ端だったからさ。
 嫌な上司ばっかだったでしょ?
 だから、私はちょっとはマシな上司になりたいなぁ・・なんてね。」
「なれねーよ。鬼軍曹ぐらいにしか。」
「うるっさいよ。」
(回想終わり)

2年前のある日――。
対策室のメンバー選考を任された野立は、上層部の意向に反するかのように、
片桐、山村、花形、岩井、そして木元真実(戸田恵梨香)を選んだ。
「こいつ(岩井)です。」と野立。
「こいつは暴力刑事だ。」と上司。
「殴ったのは仲間を裏切って汚職した先輩刑事です。
 それと、こいつとこいつ。」
「こいつ(山村)はバツ2でキャバクラ好き。」
「だからです。エリート揃いの1課の中で、こういう人間くさいやつが
 必要なんです。」
「こいつ(片桐)は一匹狼。」
「変わります。上司で。
 科捜研からは、こいつ(木元)。」
「人間嫌いの社会不適応者。」
「問題ありません。
 あと・・・若いやつはこいつ(花形)です。」
「この間の面接で子供みたいなことを言っていたバカだぞ。」
「いいんです。頭のいい奴なんか必要ないんです。
 不器用でもmまっすぐなヤツが必要なんです。今の警察には。
 まあなるべく、厄介なやつを集めました。
 上のものに不信感を持っているやつらです。」
「しかしねえ。」
「それをまとめる、それこそが、こいつ(絵里子)を生かす道です。」

バー
「ねえ、ホントに、何であのメンバーだったの?」
「捨て駒が必要だ。組織と野立会には。」
「・・・bホントにそんな理由?」
にっこりほほ笑む野立。
「相変わらず最低!」

メールの着信音。
絵里子の携帯に真実からメールが届いた。
そのメールを見た絵里子と野立は、顎鬚を触わる「かなりヤバイ」の
サインを同時にして…。


「かなりヤバイ」のサインにはそんな歴史があったんだー。
こういうエピソードには嬉しくなってしまいます。
スーツ姿の野立さんはもちろんカッコイイですが、革ジャンデカ野立も素敵!
そして、地に足の着いた女って、まさに絵里子のことではないですか!
この二人の恋愛って想像つかないけど、今のまま、仲良くケンカ
しながら生涯のバデイにっていうのも悪くないな〜。

今回の事件は、花形への逆恨みが原因。
小暮はそれまで順調すぎて、挫折を知らずに生きてきてしまったんでしょうね。
その悔しさをバネに出来れば、刑事にでも、もっと上にでも
行けたかもしれないのに。

部下を庇う絵里子の男らしさ?が今回も素敵でした。
そして、野立さんの『対策室メンバー』に対する思いもわかり、
嬉しかったです。



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公式HP


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【キャスト】

大澤 絵里子(天海 祐希)特別犯罪対策室

野立 信次郎(竹野内 豊)
木元 真実(戸田 恵梨香)
花形 一平(溝端 淳平)
奈良橋 玲子(吉瀬 美智子)
岩井 善治(ケンドーコバヤシ)
山村 啓輔(温水 洋一)
片桐 琢磨(玉山 鉄二)

田所幸子(長谷川京子)
黒原理香 (成海璃子)

丹波 博久(光石 研)
屋田 健三(相島 一之)

池上 浩 (丸山 智己)
川野 昭夫(長谷川 博己)
森 政夫(HILUMA)

小野田 忠(塩見 三省)

黒原健蔵(西田敏行)

森岡博(大森南朋)



【スタッフ】

脚 本 … 林宏司
演 出 … 光野道夫 / 石井祐介
音 楽 … 澤野弘之 / 和田貴史 / 林ゆうき
主題歌 … 「My Best Of My Life」 Superfly
プロデュース … 村瀬健 / 三竿玲子
制 作 … フジテレビドラマ制作センター


天海 祐希さんの主な出演作品



竹野内 豊さんの主な出演作品


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