2011年06月12日

BOSS 2ndシーズン CASE 08

『美しすぎる死体…』

「お見合い!?」と絵里子(天海祐希)。
「引き受けてくれ。」と野立(竹野内豊)。
「何で私が。」
「お見合い好きの上層部から頼まれた。
 ぜひ、売れ残ってるお前に会わせたいって。」
「売れ残ってるって・・・。」
「頼む。俺の出世のためだと思って、お見合いしてくれ。
 一度会うだけでいい。」
「相手は?」
「鑑識課の人間だと聞いてる。」
「それだけ?
 普通お見合いっていったら、写真とかあるでしょ?」
「贅沢言うな、お前。
 お前とお見合いしたい物好きなんか他にはいないぞ?」
「私のこと何だと思ってんのよ。悪いけどパス!ほか当たって。」
「そうか、残念だ。
 相手は相当なイケメンだと聞いてたけどな。」
「任しとけ!」

山村(温水洋一)が仕入れたボス見合い情報に賑わう対策室のメンバー。
「失礼よ。結婚は女の夢。
 一度は結婚してみるべきよ。
 せっかくボスだって、一応は女なんだから。」と幸子(長谷川京子)。

そこへ、ボス登場。
「どうかした?」

「お見合いってことは、ボスもおめかしとかしちゃうんでしょうかね。」
と花形(溝端淳平)。
「ボスがおめかし!」と山村。

お見合いの席
「石川さんはずっと鑑識で?」と絵里子。
「はい。今は検視官をやっています。」と石川(谷原章介)。
「特別な知識を必要とする、大変なお仕事ですよね。」
「あ、いえ。」
プチトマトを落とした絵里子にハンカチを渡す石川。
「すみません、もうホントに。」
「ずいぶん、イメージと違うものなんですね。」
「イメージ?」
「数々の難事件を解決してきた、対策室の室長と伺っていた
 もんですから、すごく、怖い女性かと。」
「なぜだかよくそう間違われるんですよねぇ。」
「でも実際お会いしてみたら、すごく素敵な女性だと思いました。」
「プライベートで見せる顔と仕事の顔は別ですから。」
「切り替えが、上手なんですね。僕なんか全然駄目です。
 仕事でもプライベートでも、人と話すのがどうも苦手で。」
「そうなんですか。」
「それを見かねた上司が、お見合いをしろって。
 すいません。付き合わせてしまって。」
「いいえいいえ。
 検視官はもう長いんですか?」
「ええ。もう10年以上になります。
 地味ですがプライドを持ってやっています。
 現場や死体のわずかな痕跡から、犯人逮捕につながる情報を
 得られる、大事な仕事だと。」
「素晴らしい!うちの部下にも聞かせたいです。」

その部下たちは、レストランの客やウェイターに変装し、
見合いを見に来ていた・・・。

「いつの間に・・・。完全に包囲されている。」絵里子が気づく。

ボスの見合いが見たかっただけ!?ボスを心配して!?

対策室
「プライベートで見せる顔と、仕事の顔は別ですから!」
絵里子の真似をする山村。
「いや、もっとや。もっと女感じさしとったな。
 まあボスでも、あのイケメン相手にはそりゃ一目惚れ
 してまうわな。」と岩井(ケンドーコバヤシ)。
「あんなおめかししたボス、初めて見たなぁ。
 なんか、入園式のお母さんみたいだった!」と花形。

「誰がお母さんだって!?」絵里子登場。
「・・・」
「事件だから!」
ボスの周りに集まる一同。
「メールがきた。あのお見合い相手から。」
「ああ、残念でしたね。」と山村。
「まあ、ボスレベルにはちょっとイケメン過ぎたかな。」と岩井。
「何か勘違いしてない?これを見ろ。
 『昨日は楽しかったです。
 またお食事しましょう』ですと!」
「ああ!ホントにあのお見合い相手から!」と山村。
「参った。こっちは全然そんなつもりなかったんだけどさ。」
「嘘つけ。めっちゃ顔にやけてたやないか。」
「見合い後に会うということは・・・」と片桐(玉山鉄二)。
「結婚!?」と花形。
「奇跡だ!今目の前で奇跡が起ころうとしてる。」と山村。
「おめでとうございます!」と片桐。
「いや、気が早い。気が早いって。」
「メールは、ただの社交辞令だと思いますけど。」と幸子。
「聞こえない。全然そういうのは聞こえない!」

そこへ、電話が入る。
「はい。・・・分かった。
 ホントに事件だから。」

28歳の女性が殺害された。
遺体は花びらで覆われ、額には血で押された拇印が残るという
猟奇的な事件だった。

絵里子が片桐、山村と現場に入ると、検視官として働く石川の姿があった。
「次にお会いしたのが、こんなところとは。」
「まったくです。ずいぶん変わった遺体ですよね。」
「似てるんです。5年前に起きた、猟奇的連続殺人事件に。」
「エンジェルキラーですよね?」
「ご存じでしたか。」
「一酸化炭素中毒を使った殺害方法。
 殺害後に花びらを撒くこと。額に付着した、母印。
 全て似ています。」
「それだけじゃないんです。
 被害者の手を縛った特徴的なロープの結び目も、
 5年前と一緒でした。」
「それは確か、非公開情報ですよね?」
「そうです。犯人以外知るはずないんです。
 5年前、検視を担当したのも僕でした。」
「石川さんが?」
「あのとき死体からもっと多くのヒントを得ていれば、
 またこんな事件が起きなかったかもしれないのに。」
「私が必ず犯人を捕まえます。
 だから石川さんは、犯人につながるどんな小さな情報も、
 見逃さないでください。」
「はい。」

「何だ?あの二人を包み込む、神々しい雰囲気は。
 ・・・近寄りがたい。」と片桐。
「はぁ・・。恋のオーラだ。」と山村。
「見えるのか?」
山村がうなずく。

対策室
絵里子は、片桐、山村、花形、岩井、幸子らに、今回も
エンジェルキラーの犯行の可能性が高いと示唆。
また、遺体を縛ったロープの結び目が5年前より弱くなっていることから、
犯人の力が衰えているのではないか、とも推測した。

被害者の額についていた血痕の指紋と、エンジェルキラーの指紋が一致。
エンジェルキラーが復活したのか!?
なぜ5年間犯行をやめていたのか?

石川が恩師・吉野純一郎教授(竹中直人)を訪ねる。
「君が、医学部を中退して、警察官になると聞いた時は
 ショックだったが。
 検視官なら、法医学の知識が役に立つだろう?」と吉野。
「どこに異動しても、先生の教えは忘れられません。
 それだけ、厳しかったですから。」と石川。
「今日ここにいるのは、例の事件でか?」
「はい。解剖に立ち会わせていただきました。」
「若い解剖医たちが、どう分析したのか、少し見せてもらいたいな。」
「はい。どうぞ。」
「死因は、一酸化炭素中毒。胸にスタンガンの痕。
 ずいぶんと雑な、解剖所見だな。」
「先生の解剖所見に比べれば、みんなそうですよ。」
「君ならこの所見、どう読み取る?」
「はい。
 犯人は、被害者をスタンガンで気絶させ、その手をロープで
 縛り上げてから、一酸化炭素中毒死させた。」
「5年前と一緒だ。」
「手口が同じだけじゃなく、殺した手順もまったく一緒でした。」
「・・・解剖医として、私にできることがあったら何でもする。
 遠慮なく言ってくれ。」
「ありがとうございます。」

そんななか、30代の女性が同じ手口で殺害された。
遺体が置かれた現場から、足を引きずりながら立ち去る吉野・・・。

現場に駆けつける絵里子たち。
鑑識課の石川は、絵里子たちを特別に中に招き入れる。
「また同様の手口みたいですね。」と片桐。
「ロープの痕を見せていただいても?」と絵里子。
「どうぞ。」と石川。
「・・・」
「気づいてましたか?」と石川。
「ええ。」
「検視官の間でも、その点には着目しています。」
「やっぱり。」
「はい。
 これから司法解剖が進めば、より正確な情報が分かります。
 もう少しお待ちください。」
「はい。」

石川に見惚れる絵里子に、片桐は咳払い。

この時絵里子は石川に惹かれていたのか?

その後、絵里子の招きで石川が事件の詳細を説明しに対策室にやってきた。
石川も、ロープの結び目の違いに着目。
絵里子の推測通り、今回の2件は結び目が弱まっていると言い、
犯人は右手にケガを負っているか、脳梗塞などの後遺症で
不自由になっている可能性が高いと話した。

石川を見送る絵里子。
「あの、こんな時に不謹慎なんですが。」と石川。
「はい。」
「事件が落ち着いたら、また食事をご一緒願えませんか?」
「え!?」
「駄目ですか?」
「いえ。私で良ければ。」
照れくさそうに笑い合う二人。
エレベーターの到着音。
「では、また。」
「あ、物騒だから下まで送っていきます!」

その様子を見ていた山村は、野立たちに報告。
「デート?」と野立。
「はい。たった今、この身出で聞きました。」
「あいつは恋には奥手なはずだ。
 そんなとんとん拍子に行くはずがない。」
「恋をすると、人は変わります。」と片桐。
「独り身のアラフォーの夜は、想像以上に寒いんだよな。
 身も頭も。」と山村。
「そやな。早いとこ身、固めたくなったんやろ。」
「まさか、結婚してそのまま、寿退社なんてあり得ませんよね?」と花形。

「何やってんの?みんな。早く調べなさい!」と絵里子。
「はい!」

「おい。ちょっと。」野立が絵里子を呼び出す。

「お前本気か?」
「何が?」
「いい歳して、私恋してます、るんるんなんて
 そんなみっともない顔すんな。」
「やだ。顔にまで出てる?」
「お前がお見合いをするというミッションは終わった。
 もう、俺の顔は立てなくていいぞ。無理はすんな。」
「あれ?やだちょっと。嫉妬してんの?」
「バカ言え!お前に嫉妬するようになったら俺は雄として終わりだ。」
「そう。だったら邪魔しないで。
 私、久しぶりにときめいちゃってるから。」
「・・・ふん!」

嫉妬する野立さんも可愛い♪

廊下ですれ違う片桐と絵里子。
「ボス!」
「うん?」
「自分、応援してますから。
 恋する気持ちは自由。頑張りましょう。」
「・・・何だ今の。」

片桐も恋に落ちたようで。

その後、容疑者として吉野純一郎という解剖医が浮上。
吉野は、5年前の事件の被害者を解剖した人物で、
5年前に脳梗塞を患い右半身が不自由になっているうえ、
目撃証言とも特徴が一致した。

絵里子と片桐は、吉野が勤める大学を訪ねていく。
「5年前先生は、エンジェルキラーの被害者たちの
 司法解剖を行いましたよね。」と片桐。
「だから何だ?」
「いえ。
 今回の被害者の、解剖所見はご覧になりましたか?」と絵里子。
「私は今、若い連中を指導している立場にある。
 所見には全て、目を通している。」
「では、5年前と比べて、ロープの痕が明らかに薄い点について、
 先生のお考えをお聞かせ願えますか?」
「そんなのは簡単だ。
 犯人は、手に怪我をしていたか、もしくは手に障害を持っている。
 だから絞める力が弱まった。」
「なるほど。
 では犯行のあった日の23時頃、先生はどこにいらっしゃいましたか?」
「・・・」
「警察の決まり文句みたいなものですから、お答えください。」
「犯行のあった日は、全日、教授室にいたよ。」
「それを証明できる人間は?」と片桐。
「それを捜査するのがあんたらの仕事だろ。」
「そうですよね。しっかり捜させていただきます。」
「悪いが、忙しいんだ。次の講義が待ってる。」
吉野は足を引きずりながら、戻っていく。

「先生は何かを隠している。
 大至急アリバイの裏を取って。」
「はい。」

対策室
「ボス!事件当日に、吉野先生が大学に来ていたと
 証言する人はいませんでした。」と花形。
「研究室におったというのは嘘や。
 ゼミの生徒が研究室行った時、誰もおらんかった言うてる。」
「嘘をつくという点も含め、やはり犯人の可能性が。」と片桐。
「こんだけ状況証拠揃ってんねや。吉野に間違いないやろ。」
「任意で引っ張りますか?」と山村。
「憶測が多すぎる。
 任意をかけるにはまだ早い。」と絵里子。

大学、吉野教授の教授室
コーヒーを入れる吉野教授。
「すいません。またすぐに伺ってしまいまして。
 どうぞお構いなく。」
「私のだ。」
「・・ですよね。」
お世辞にも奇麗とは言えない部屋を見渡す絵里子。
「私が犯人だという根拠は?証拠は何一つないはずだ。」
「犯行のあった日の23時頃、教授室にいたとおっしゃいましたが、
 その証明ができていません。」
「それで私が犯人か。ずいぶんと乱暴な捜査だな。」
「確かに乱暴ですが、先生が嘘を言っていることは、明らかです。」
「じゃあ私はどこにいたって言うんだ?」
「事件現場で、先生らしき人を見たという証言があります。」
「記憶にないね。」
「そうですか。
 では、この写真は、ご記憶にございますか?」
「・・・」
それは、一酸化炭素ボンベの写真。
「何の事だかさっぱりわからん。」
「そうですか。」

するとそこへ、石川がやってきた。
「石川さん。」

教授の部屋を出て、石川と話す絵里子。
「解剖所見を取りに来たら、先生の所に刑事が来てるって
 聞いたもんですから。」
「ちょっと事件のことで、お話を伺いに。」
「先生を疑ってるんですか?」
「いえ。まだ何とも。」
「先生のはずがありません!そんなことあり得ない!」
「・・・」
「ああ・・。僕は、先生と出会っていろんなことを教わりました。
 遺体への尊厳。遺体との向き合い方。
 そんな先生が、人殺しなんてするはずありません!」
「・・・」
「僕がそれを証明します。必ず、僕が。」
「・・・」

対策室に戻った絵里子は、吉野に渡した写真に付着した指紋の照合を
幸子に依頼。
その結果、吉野と犯人の指紋は一致しなかった。

「ずっと引っ掛かってることがあった。これを見て。」と絵里子。
「額に押された母印。角度から計算すると、全て額に向かって
 まっすぐ縦に押されている。」
「それがどないしたんや?」
「確かに、指紋は一致してる。だけど、パターンが違う。」
「パターンって?」と山村。
「5年前の、1件目から3件目までは、人差し指の腹全体で押されている。
 だけど、4件目以降は、人差し指の指先だけで、押されている。」
「確かに。でもそれが何か?」と花形。
「どうして一人の人間の指紋でこれほど違いが出るのか。
 エンジェルキラーは、二人いる!」
「二人!?」
「一人目は、3件目までを殺した人物。
 二人目は、4件目以降、その犯行をそっくりまねた模倣犯。」
「模倣犯・・・」と花形。
「おそらく、5年前の3件目までと、犯行が再開された4件目の間に、
 犯人がすり替わってる。」
「でも4件目以降が模倣犯だとしたら、最初のエンジェルキラーの
 指紋はどうやって付けたんですか?」と山村。
「考えられるのは、最初のエンジェルキラーの指を切断して、
 それを使ってるってこと。
 死後硬直した指を使ってるから、指先が曲がらず、
 先端部分の指紋だけが残った。
 謎を解く鍵は、犯行がすり替わった、3件目と4件目の間。
 その期間に、指先が切り落とされた不審死がないか、調べて。
 それが最初の、エンジェルキラー。」

そして、黒原理香(成海璃子)が、金子という男性が指が切断された
先月遺体で発見されていたことを突き止めた。
その男・金子には、婚約者に逃げられたことがきっかけで性格が一変、
仕事を辞め、毎日ふらつくようになっていた。
「やっぱり。
 被害者の薬指に付けられた傷痕には意味があった。
 この犯行は金子、つまり、最初のエンジェルキラーにとって
 婚礼の儀式だった。
 薬指に付けられた傷痕は、指輪を、意味しているの。
 金子は、被害に遭った女性たちと永遠の愛を誓った。
 額に残された指紋は、婚姻の印。
 まかれた花びらは、結婚式をイメージしていたから。
 だけど、犯人がすり替わった4件目以降は違う。」
「3件目までと、4件目以降の花びらのまき方が違う!」と山村。
「エンジェルキラーに成り代わった模倣犯は、遺体の殺害方法や
 殺害手順までは完璧にコピーした。」と片桐。
「だけど犯行目的までは理解できず、真似できなかった。」と花形。
「その模倣犯こそが、吉野!」と山村。
「先生は、切断したエンジェルキラーの指を使って、
 指紋を付け続けていたんだ。」と花形。
「切断された指が出てこないことには、全て、推測にすぎない。
 みんなもう一度、吉野について調べて。」
「はい!」

吉野について生徒たちに聞き込みが続くなか、吉野が行方不明
であることが発覚。どこへ消えてしまったのか?
教授室には、エンジェルキラーの事件関連のスクラップブックが
発見された。また、一酸化炭素ボンベの購入履歴も見つかった。
やっぱり、模倣犯は吉野だったのか!?

石川と会う絵里子。
「やっと、犯人を特定できました。
 今、全力で、吉野先生の行方を追っています。」
「そうですか・・・。
 駄目ですね、僕は。
 警察官なのに私情を挟んでしまって。
 すいません。」
「いいえ。」

「石川さんは死体ばかり扱って、怖くはないんですか?」
「いえ。むしろ怖いのは、生きた生身の人間の方です。
 他人に簡単に嘘をつき、騙し、陥れる。
 そんな人の醜い姿の方が、僕は見たくない。
 その点死体は、おとなしくて、人を裏切ったりしませんから。」
「なるほど。それでですか。」
「それでって?」
「ええ。検視官は通常、2年ほどで任期を終え、後は、捜査畑に
 異動するのが通例です。
 だからどうして検視官にこだわるのかな、と思いまして。」
「僕に捜査畑は無理です。
 だから断固異動を拒否して、無理にいさせてもらってるんです。
 おかげで、変人扱いされていますが。」
「いえ。大変優秀な人材なので、許されてるんだと思いますよ。」
「大澤さんに言われると、正直嬉しいな。
 あのう・・・お誘いしていた、食事の件なんですが。」
「あ、はい。」
「僕にごちそうさせて下さいね。
 ご迷惑をおかけした、おわびをさせて下さい。」
「おわびだなんて、そんな。
 でも、ぜひ、ご一緒したいです。」
「早速ですが、今夜空いていますか?」
「・・・」

警察、野立の部屋を訪れる絵里子。
「これ以上、年頃の女の子を殺させるな。
 夜出歩くのが怖いって、合コンを拒否する女の子が多発してる。
 事件を解決しなければ、野立会、存亡の危機だ。」
「悪いけど、重要な話なの。」
「重要?」
「・・・」
「お前まさか・・結婚報告か?」
「・・・」
「・・・嘘だろ?」
「・・・」

その後絵里子は理香のもとへ。
「吉野が消えた日の足取りが分かった。
 この資料を基に居場所を特定して。」
「やってみる。」
「じゃ、お先に。」
「待って。
 ホントにデート行くの?」
「大人の女には、色々あんのよ。
 あとよろしく!」

その後理香は吉野の居場所を特定。
山村、岩井がその場所に向かう。

その頃、野立と幸子はコスメショップにいた。
試供品のチークを塗る幸子。
「サッチー。少し急いでくれないか?」
「でもこんなにいっぱいあると、どれを買っていいか悩みます〜。」
「それはわかるがこの後のイベントに、間に合わなくなる。」
「待ってください。もう少し悩ませてください。
 女にとっては、悩むのも買い物の醍醐味ですから。」
「それをせかすのが男の役目なんだ。」

石川と三ツ星レストランでデートする絵里子。
「大丈夫でしたか?仕事の方は。」
「ええ、大丈夫です。部下を信頼してますから。」
「すてきだな、本当に。大澤室長。」
「室長はやめて下さい。今はプライベートですから。」
「そうですね。
 どうですか?酔い覚ましに少し歩きませんか?」
「はい。」

食事を終え、夜道を歩く絵里子と石川。
すると、石川が飲み物を買いに行くと言って、その場を離れた。

絵里子がひとり待っていると、背後から誰かが忍び寄り
スタンガンを当て、絵里子は倒れてしまう。

目を覚ました絵里子は、両手を縛られ、地下室に寝かされていた。
そして、そこに石川がやってきた。
「石川さん?」
「安心してください。ここには、誰も来ないから。」
「エンジェルキラーは、あなただったの!?」
「ヒャハハハハ!
 さすがだよな、大澤さん。評判通り優秀な女性だ。
 あなたを初めて見たとき、背筋がゾクっとしたよ。
 そのとき決めたんだ。いつかあなたを殺すって。
 こんなに素晴らしい素材はまたとない。」
「嘘でしょ?本当に石川さんなの!?」
「あなたはどんな強い相手でも決して屈服することのない、
 理想の女性だ。
 そんな人をずっと求めていた。
 強い女性の、はかなげな姿。
 大丈夫、怖がらないで。僕の殺人は苦しくないから。
 死に顔が一番美しいのは、一酸化炭素中毒死なんだ。
 一酸化炭素の血中濃度が高くなると、
 頬がほんのりと赤く色づく。
 とってもきれいにね。
 僕が今までつくった中で、最も美しい作品に仕上げるよ。
 頼むから、暴れたりしないでよ。
 顔に傷がつくと、作品が台無しになるからね。」
石川はそう言うとガスボンベを開栓し、その場を立ち去った。

芝の上にバラの花びらを敷き詰める石川。

数時間後、地下室に戻った石川は、倒れている絵里子を
恍惚の表情で見つめる。
そして、切断した指を取り出し絵里子の額に捺印を押そうとした
その瞬間、絵里子がパッと目を開ける。
「これよこれ!これ捜してたの!
 ちょっと待ってあっつい!」
ロープをほどく絵里子。
「あ、スタンガン対策。これ思った以上にあっつい!
 着てみるか?」
「・・・」
「あー、それ触んない方がいい。ヘリウムガスだから。
 声が変になる。」
「どうなってんだよ!?」
「はい、みんな出てきていいよー。
 一応、発信機持ってたから。
 あなたが出ていった後、危ないからすぐにガスボンベを
 すり替えてもらった。
 模倣犯の正体は、あなた。
 だけど、決定的な証拠である、エンジェルキラーの指が出てこないと
 一連の事件で、あなたを立件することが出来なかった。
 だから私が死体になるしかなかった。
 死体になれば必ず、その指が出てくるから。」
「あなたは死体愛好家。
 遺体発見現場に真っ先に出向き、誰かに怪我される前に、
 さまざまな形で殺害された遺体写真が撮れる。
 こんな仕事他にはない。天職に感じていた。」と片桐。
「そんなときだったのよね。
 あの遺体を見て、衝撃を受けたのは。
 人形のように美しい遺体。
 殺害後、花びらを敷いた、遺体への敬意の表し方。
 この犯人に共鳴した。」と絵里子。
「だから犯人に、たどりつけそうな遺留品を隠した。
 2件目のときも、3件目のときも。」と花形。
「どうりで捕まらないはずよね。
 犯人は、知らないうちに、検視官であるあなたを、
 味方に付けていたんだから。」と絵里子。
「しかし5年前、3件目の犯行を最後に、殺人は止まってしまった。」と片桐。
「美しい遺体を待ちきれなくなったあなたは、
 隠し持った犯人の遺留品から、エンジェルキラーの正体を
 割り出した。
 5年前、金子が犯行をやめたのは、精神が参ってしまったから。
 もはや、美しい遺体を見るためには、自分がエンジェルキラーに
 なるしかない。
 そこで、金子を殺害した。
 そして、自分がエンジェルキラーとなって、再び犯行をスタートさせた。
 4件目からの犯行は、全てあなた。」
「いつから僕を疑ってたの?」
「決定的だったのは、吉野先生の教授室から出てきた、
 あなたが仕込んだと思われる証拠品。
 几帳面な性格でなければ、あそこまではできない。
 だけど、先生の教授室は、ずいぶんと散らかっていた。
 物の管理は、不得意なはず。
 あなたはいずれ、恩師である吉野先生に罪をなすりつけようと、
 さも右手に麻痺があるかのような細工までしていた。
 どこまでも卑劣な男!」
「そうだよ。生きてる人間に興味なんてないからね。」
「遺体を見た先生は、あなたの犯行に気づいていた。
 そして、独自であなたを調べていた。
 だから犯行現場まで出向き、アリバイも口に出来なかった。
 そんな先生を、あなたは殺した!」
「アハハハ。
 自首しろだってさ。
 バカじゃないの?自首なんて負け犬のすることだ!」
「負け犬!?あなたがいつ!誰と闘ったことがあるっていうの!?
 生きてる人間と向き合うことのできない、
 ただの弱虫じゃない!」
「・・・」
「生身の人間は、平気で嘘をつき、騙し、陥れる。
 人の醜い姿は見たくない?
 よくそんなことが言えたわね!
 人は、心さえあれば誰だって美しい!
 心を無くしたあなたこそが、醜い人間よ!」
「・・・」

事件解決の夜、楓とデートする片桐。
一輪の花をプレゼントされた楓は、片桐にキス!

そして絵里子は、いつものように野立とバーで他愛のないおしゃべり。
「おいこれギャグのつもりか?チーク塗り過ぎだろ!」
「そう?いたいけな少女みたいでかわいくない?」
「どこがだ。これをカワイイというなら、まさに猟奇的だ。
 ・・・まあ、でもほっとした。」
「うん?」
「無事お前が帰ってきて。」
「ねえ、あんたさ、私のことホント」
「好きだな。」
「え!?」
「好きだ。絶対カワイイぞ。野生の勘だ。」
「え!?」
「うわ!もう我慢できない。狩り行ってくる。」
女の子を追いかける野立。
「一生、帰ってくんな。」

猟奇的な犯人は、やっぱり谷原さんでした。
紳士な表情も、壊れた表情もさすが!

今回は嫉妬する野立さんが見られて楽しかったです。
絵里子のこと好きなくせにー。
二人にはずっとこんな関係でいてほしい。

全部拾い切れてないけど、対策室メンバーのやり取りが楽しい。
花形のもっとゆっくりお願いします、に
「ひ、が、い、しゃ、」と返す理香にお大笑い。

そして次週、木元が帰ってくる!?
ピーピー君も後半、大きな事件に絡んでくるのでしょうか。



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公式HP


「BOSS」オリジナル・サウンドトラック(音楽:澤野弘之・和田貴史・林ゆうき)
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主演・天海祐希さん着用ペンダントジュエリー



戸田恵梨香さん着用! [Jean Paul GAULTIER]




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【キャスト】

大澤 絵里子(天海 祐希)特別犯罪対策室

野立 信次郎(竹野内 豊)
木元 真実(戸田 恵梨香)
花形 一平(溝端 淳平)
奈良橋 玲子(吉瀬 美智子)
岩井 善治(ケンドーコバヤシ)
山村 啓輔(温水 洋一)
片桐 琢磨(玉山 鉄二)

田所幸子(長谷川京子)
黒原理香 (成海璃子)

丹波 博久(光石 研)
屋田 健三(相島 一之)

池上 浩 (丸山 智己)
川野 昭夫(長谷川 博己)
森 政夫(HILUMA)

小野田 忠(塩見 三省)

黒原健蔵(西田敏行)

森岡博(大森南朋)



【スタッフ】

脚 本 … 林宏司
演 出 … 光野道夫 / 石井祐介
音 楽 … 澤野弘之 / 和田貴史 / 林ゆうき
主題歌 … 「My Best Of My Life」 Superfly
プロデュース … 村瀬健 / 三竿玲子
制 作 … フジテレビドラマ制作センター


天海 祐希さんの主な出演作品



竹野内 豊さんの主な出演作品


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