2011年06月27日

JIN -仁- 完結編 最終話

『完結〜時空の果て…
 150年の愛と命の物語が起こす奇跡のタイムスリップの結末』


野風と話をする咲(綾瀬はるか)。
「手は、一つだけございます。」
「もとの世へ、お戻りになられることでありんすか?」
「もちろん、願うことしかできぬ手ではございますが。
 それより他は・・・」
「いずれにせよ、お二人には、時がないということでありんすな。
 先生にお気持ちはお伝えに?」
「先生は今、私どもに、持てるだけの医療技術を伝えようと
 しておられます。
 それだけで私には・・・もう十分にございます。」
「咲様・・・。」

西郷隆盛(藤本隆宏)を中心とする新政府軍が江戸へ入ったため、
対する徳川家に仕えていた旧政府軍(旗本たち)は「彰義隊」を
名乗って上野に集まり、反旗を翻す機会を伺っていた。

そんな時局の中、橘恭太郎(小出恵介)は勝海舟(小日向文世)から
フランスへの留学を推薦される。
「願ってもない話ではありますが・・・。」
「おめえがいくら悔やんだって、あいつは帰ってこねえんだ。」
「・・・」
「前を向けよ、恭太郎。」
「・・・」

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仁友堂
体調が悪化するばかりの南方仁(大沢たかお)は、松本良順(奥田達士)から
江戸が総攻撃にあった際の医学所への指図を頼まれる。
「徳川の者は先の世への望みを失っております。
 その思いが火を噴こうと、何の不思議もございませぬ。」
「あの・・私そういうとき、一番間違っちゃいそうな気がするんですけど。」
「では、その間違った道を、お指図下さい。」
「はあ・・・。」

江戸の町を辰五郎と歩く仁。
「間違った指図を出せたあ、松本先生も粋だねえ。」
「何を考えてらっしゃるのか。」
「先生はしがらみが少ねえからな。」
「しがらみ?」
「松本先生も俺もしがらみだらけだ。
 何か事を決めるときには、まず考えちまう。
 これは、徳川様にとってどうかってよ。
 けどでっけえ目で見るりゃあ、それが正しいかどうかは
 分かんねえわな。」
「そうなんですかね。」

「おーーい!錦切れ!取ったぞ!」
彰義隊が官軍兵から何かを奪い、立ち去っていく。

「大丈夫ですか?」と仁。
「覚えておれ!」
「・・・」

「今のは?」
「彰義隊の連中が、官軍の侍に嫌がらせしてたんだよ。」と喜市。
「彰義隊?」
「最後まで上様お守りしようって、寛永寺に立てこもってる
 徳川のお侍たちだよ。
 官軍さんのここについている錦切れ取って、
 嫌がらせするのが流行ってるみたいでさ。」と茜。
「きんぎれ?」
「天子様の軍って印を、ここ(腕)にくっつけてんだよ。」と喜市。
「褒めれらたこっちゃねえけど、おさまりつかねえんだろうな、
 彰義隊も。」と辰五郎。
「・・・」
「先生も大丈夫かい?
 あんまり具合よさそうに見えねえけど。」
「ああ、大丈夫です。ちょっと忙しいだけで。」

「確か、幕末から明治にかけて、あちこちで不満を持った武士が、
 反乱を起こしたって、学校で教えられた覚えがある。」


「江戸時代・・・終わるんだな・・・」

「そして、多分・・・俺も終わっていくんだろう。
 あの患者のことは何となく分かったけど、
 分からないことも山ほどある。
 俺がここに来た意味も、分からないまま終わるんだろうか。」


「まあ・・・人生ってそんなもんか・・・。」

「ここで終わりを迎えるとして、
 最後に俺が出来ることは何だろう。」


江戸の町を歩きながら、人々の笑顔を見つめる仁。
ふと立ち止まり、両頬を叩いて気合を入れ・・・。

仁友堂
食事中、手に力が入らず、食器を落としてしまう仁。
「すみません。」
「この器は、生きていたのやもしれませぬ。」と咲。
「すいません。」
咲を見つめる仁、咲の姿が野風に見えてしまう。
「野風さん?」
「??」
「あ・・すいません。
 今咲さんが野風さんに見えて。」
「え?」
「たぶん、岩のせいだと思うんですけど。」
「先生のお指図の元、皆で手術はできぬのではございますか?」
「私の岩を摘出するためには、バイポーラーっていう道具が
 どうしても必要で。
 これはねえ、もうどうにも。」そう言い微笑む仁。
「こんなときに、無理にお笑いにならないでくださいませ!」
「・・・でも、江戸の人たちって、笑うの、上手じゃないですか。
 私も見習いたいなあって思ってるんですけど。
 上手くいってないってことですね。」
「・・・もとの世に、お戻りになられる方法はないのでございますか?」
「・・・まあその・・・行ったり来たり自分でできるんだったら、
 もうやってるっていうか。
 でもそれって、すごく便利ですよね。
 パパっと戻って治してもらって、ここにない薬、取って戻ってきたりしてね。」
「・・・」
「すいません。」
「先生は、助かりたくはないのでございますか!?」
「・・・そりゃ、助かりたいですよ。
 でも、出来ないことを考えて嘆いているより、
 出来ることやって、笑っていたいっていうか。」
「・・・」
「そんな顔してたって、何もよくならないですよ。咲さん!」
「・・・はい。」
仁は咲に微笑みかけ・・・。

咲の姿が野風に・・・。ここ、意味のあるシーンでした。

榊原と話す恭太郎。
「我らは決して新政府など認めん!
 最後の一兵になろうとも、抵抗するつもりだ。
 上野で待つ!」
「・・・」

橘家
仏壇の前で目を閉じ考える恭太郎。

仁友堂
鏡の前で微笑む練習をする咲。

『国のため 道のため』
の文字を見つめながら考える仁。
「医者が最後に出来ること・・・。」
仁はこぶしを握り締め・・・。

翌朝
「どういうことなので、皆さん、よろしくお願いします。」と仁。
「それは、先生がお亡くなりになられたら、腑分けせえって
 ことでっか!?」
「はい。
 ですから当分、脳の構造と働き、さらには、脳腫瘍についての
 集中講義をします。 
 その最後の仕上げとして、私が死んだら、実物を見てほしいんです。」
「・・・」
「知り合いの体を切るというのは、いい気持ちはしないと思いますけど。」
「ちょっと待ってください!そんなん私ら、」
「仁友堂にはお金がありません。
 ペニシリンをお金に変えることもできなかったし、
 みなさんに、医者としての地位を約束することもできません。
 私が皆さんに残せるのは、知識だけです。
 だったら、、できるだけのものを残したいんです。
 この脳も、腫瘍も役に立てたいっていうか。
 役に立ててほしいというか。
 私の死を、皆さんの手で、できるだけ意味のあるものにしてほしいんです。
 私がそうしてほしいんです。」
「・・・はい。」と咲。
「・・・」
「はい。」
仁は咲、そして医師たちを見つめ・・・
「じゃあ、始めます!」

咲は仁の覚悟を悟り、辛いけれどもその意思を尊重しようと
お返事したんですね・・・。


その頃、恭太郎は上野に向かっていた。

仁友堂
「私の場合は恐らく、この脳の、松果体というところから、
 脳室内にかけて、岩があります。
 出る症状としては、まず、頭痛。
 噴出性の嘔吐。それから、」
「先生!脳の岩が起こす頭痛っちゅうのは、ただの頭痛とどう違うんでっか?
 教えてもらえると、見立てがしやすいんでっけど。」
「そうか。CTスキャンないんだよなー。」
「・・しーてぃー?」
「あ、何でもないです。
 そうですね。牽引性頭痛とうか。
 キリキリという感じ、というか・・・」
その時、仁はまた頭痛に襲われる。
「・・・脳をねじられて、吐きそうになる、感じ・・ですかね・・。」
「・・・」

上野
「官軍が!」
「攻撃を仕掛けてくるというのか!」
「は!」
「それが何だというのだ!」
「徳川の意地を見せるまでじゃ!」
そんな中、恭太郎が立ち去ろうとする。
「橘!!逃げるのか?」
「具足を、取りに戻るだけです。」

仁友堂に勝が訪ねてくる。
「大丈夫なのかい?先生。」
「ちょっと、疲れがでたみたいで。
 勝先生こそ、また何か胃の腑が痛むことでも?」
「彰義隊の奴らが、官軍とあちこちでもめやがってよ。」
「見ましたよ。
 きんぎれとかいうの、取ってるの。」
「のらりくらり、ごまかしてたんだがよ。
 このままじゃそろそろ戦になっちまうよ。
 戦わずして、負けは認められんてとこだろうけどよ。」
「勝先生。」
「お、すまねえ。こんな話しに来たんじゃねえんだよ。
 実は、恭太郎のことなんだけどよ。」
「兄が、何か?」と咲。
「官費留学の話を持ってったんだけどさ。」
「それ、すごい話じゃないですか!」
「だろ?なのに、考えさせてくれってそればっかりで。
 まったく、何考えてんだか。」
「明日、朝一番で恭太郎さんのとこ行ってきますよ。」
「先生、私が参りますゆえ。」
「私も、恭太郎さんとちゃんと話したいことがあるんです。」
「・・・」

橘家
「今日はよく食べられますね。」と栄。
「何ゆえか今日は格別美味しゅうございます。
 まあ、これ(揚げ出し)は咲の方が上でございますが。」
「左様でございますか!」
笑い合う二人。
「そろそろ、咲に敷居をまたぐことを、許してやってはいかがですか?」
「私は、戻ってくるなとは一言も言っておりませぬ。
 向こうが勝手に戻ってこぬだけで。」
「しかし、咲の身になれば、許すと言われねば、
 戻りにくいでしょうなあ。」
「考えておきましょう。」
「お願いします。」
恭太郎は穏やかな微笑みを浮かべ・・・。

夜遅く、母の寝顔を見つめる恭太郎。
「行ってまいります。」

翌朝、新政府軍が「彰義隊」を名乗る旧政府軍に攻撃を仕掛ける。

急いで橘家に向かう仁、咲、佐分利。
栄は門の前に立っていた。
「・・・何かあったんですか?栄さん。」
「・・・恭太郎が、上野に参ったようでございます。」
栄が持っていた手紙を読む仁。

『私はわけあって、あるお方を死に追いやりました。
 そのお方は、私の何倍も生きる値打ちのあるお方でございました。
 かような私を、恩のある先生方は責めることもせず、
 ただ前を向けとおっしゃって下さいます。
 ですが、将来あるお方の命を奪っておきながら、
 のうのうと己の道を開いていくことを、
 己に許すことができませぬ。
 くだらぬ私が、ただ一つ誇れることがあるとするならば、
 それは最期まで、徳川の家臣として、忠節を尽くしたという
 ことのみでございます。
 母上、お育ていただき、かたじけのうございます。
 橘恭太郎』

「誇れること・・・。」と仁。
咲が立ち去ろうとする。
「行ってはなりませぬ!咲!」
「・・・」
「恭太郎は悩みぬいた末、この道を選んだのです。
 お前にも分かるでしょう!徳川様と共にという気持ちは!」
「・・・兄上は生きねばなりませぬ!」
「・・・」
「尊いお方を死に追いやったというならこそ、
 傷つこうと、泥にまみれようと、はいつくばって
 生きねばなりませぬ!」
咲に駆け寄り抱きしめる栄。
「行かないでおくれ、咲!」
「・・・」
「後生です・・・」
「・・」
「行かないでおくれお前まで!」
「母上・・・
 咲は、兄上と戻ってまいります。
 必ず。」
「・・・」
「その時はどうか、門をくぐらせてくださいませ。」
栄は泣きながら咲の手を握り締める。咲はその手を離し・・・。

「咲さん!」と仁。
「私が行ってきます!」と佐分利。
「お願いします!」

「栄さん。」
「恥をさらそうが・・・生きることこそ是。
 これからはそのような世が来るのでしょうか。」
「・・・」
「私どもが信じてきた道は間違いだったのでしょうか・・・。」
「そうは思いませんけど、恭太郎さんは、一つだけ大間違いを
 していると思います。」
「・・・」
「恭太郎さんが誇るべきことは・・・」

雨の中、上野へと走る咲と佐分利。

仁友堂に戻った仁、
「上野で戦争が始まったみたいです!
 野戦の治療所設置したいんで・・医学書にも声をかけてください。」
「はい!」

恭太郎の姿を必死に探す咲。
「咲さん、これ以上は無理です!」
「兄上!!」

「咲・・・」
「兄上!!」
恭太郎に駆け寄ろうとする咲。その時銃弾が腕に当たり・・・。
「咲!!」
「咲さん!大丈夫でっか?咲さん!」
「流れ弾に、当たったようでございます。」
「咲・・・」
「兄上。咲は甘えてばかりでございました。
 己のことにばかり囚われ、兄上のお気持ちを思いやることもせず。
 これからは、ご恩返しがしとうございます。
 ですから、どうかお戻りいただけませぬか?」
「・・・私には、もう生きる値打ちなど、」
「死ぬんやったら南方先生に断ってからやろ!!
 助けてもろうた命ですけど捨ててええでっかって!」
「・・・」
「ちゃいますか!?」
「・・・」
恭太郎は咲を背負い、歩き出す。

佐分利先生、よく言ってくれました!

途中、横松たちが怪我人に声をかけていた。
「八木先生!横松先生!」
「南方先生がこの先で、野戦治療所、・・・咲さん!」

野戦治療所
「先生、医学所まで呼んじゃ困るんだよ。
 これじゃ徳川は、彰義隊を認めたことになっちまうだろ?」と勝。
「でも、私たちは医者です。
 官軍の方来られても、治します。」
「そういう話じゃねえんだよ。」

「医者は、医の道を歩くのみ。
 治まらぬものを収めるのが、政の道であろう。」
多紀が医師たちを連れてやってきた。
「多紀先生・・・」
「南方殿、我らは鉄砲傷も縫えん。
 しかし、役に立てることがないわけでもなかろう。」
「ありがとうございます!」
「元孝!」
「はい!」
「我らに指図をせよ!」
「はい!」

「まったくよ〜。
 好きなようにやりやがれ!」と勝。
「・・・」
「バカ医者が。」
勝が笑顔を浮かべ、帰っていく。

「南方先生!!」佐分利が帰ってくる。
「恭太郎さん!!・・・咲さん!!
 早く寝台へ!!」

「左上腕部に銃創。腕の外側に擦過傷。」
「先生、咲は!?」
「大丈夫です。死に至るような傷ではございませぬ。
 左様でございますよね?先生。」
「はい。それは。」

「咲さん。」佐分利が薬を持ってくる。
「自分でやりますので、他の方を。」
「私がやりますって!」
「人手の足りぬ場。せめて、足手まといにはなりとうございませぬ。」

メスを握る手に力が入らず焦る仁。
震える手でメスを握り締めるが・・・。
「佐分利先生、お願いします。」
「はい!」
「咲さん、すいません。」
「私は大丈夫ですから。ほかの方のところへ。」
「じゃあ、よろしくお願いします。」

「ほな、摘出しまっせ。」
「はい。お願いします。」
「痛みまっか?」
「・・・先生のお心に、比べれば・・・。」

医療所の外
震えの止まらない手を見つめる仁。
「くそ・・・。」
その時、また頭痛が。

「口八丁 手八丁ぜよ、先生。」龍馬の声。
「え・・」
「手が動かんかったら、口を動かせばえい。」
「龍馬さん・・・」

「南方先生!」と山田。
「・・・はい!」

自分で治療が行えない仁は、医師たちに次々、指示していく。

そんな仁を見つめる咲。
「どうかしたのか?」と恭太郎。
「夢を見ているようでございます。
 蘭方の医師と、本道の医師が、共に手を取り合い、
 治療に当たるなど。
 こんな日が来るなど。」
「共に手を取り合い・・・。」

雨が上がり、虹が空にかかる。

外に出た仁は、水汲みから戻った恭太郎と合う。
「・・・実は、二度も遺書を書きました。」
「・・・」
「こんな格好のつかぬ男もおりますまい。」
「初めて会った時、恭太郎さん、私に何て言ったか覚えてますか?」
「・・・」
「恭太郎さんあの時、橘家を守るために死ぬわけにはいかないって、
 私にそう言ったんです。」
「そう・・・でしたか。」
「恭太郎さんはずっとそうなんですよ。
 恭太郎さんが命がけで守ってきたのは、徳川じゃない。
 橘の家なんじゃないですか?」
「・・・」

「橘!戻るぞ!」傷の手当を受けた榊原が声をかける。
「戻ってください。まだ、」と仁。
「邪魔立てするな!
 橘、徳川の死にざまを見せつけてやろうぞ。」
「・・・私の誇りは、徳川の為に、死ぬことではございませぬ。
 ここで、水を運びます。」
「・・・腰抜けが!」

「大丈夫ですか?恭太郎さん。」
「・・・腰抜けでございます。」
恭太郎はそう言うと、微笑みを浮かべる。

「命知らずの男たちは、拾った命を再び捨てにいった。
 俺たちは・・・
 捨てに行くための命を延々と拾い続けた。
 冷静に見れば、この治療は意味のないものだったのかもしれない。
 きっと、それはみんなわかっていた。
 だけど、誰一人として、やめようとは言いださなかった。
 それが、俺たち医者の、誇りだったから。

 そして、戦はたった一日で終わり・・・
 官軍による残党狩りが始まった。」


傷口の様子を確認する咲。
「咲さん。治りはどうですか?診せてもらえますか?」と仁。
「順調でございます。ペニシリンも、よく効いておりますので。」
「包帯まき直すの手伝います。」
「自分でやりますので、大丈夫です。」
「やりますよ。」
「あの、それより、少し、お伺いしたいのですが。」

「南方先生、ちょっとお願いします。」と玄孝。
「はい。
 何ですか?咲さん。」
「たいしたことではございませぬので。お早く。」
「じゃあ、後で。」

仁が去った後、傷口を確認する咲。
傷口は緑色に化膿していた。
「・・・治ってきている証しでございますよね。」

勝と話す恭太郎。
「南方先生が、龍の字に見えたのかい?」
「戦うのではなく、共に手を取り合い、新しい世を目指す。
 お二人が目指されていたのは、畑は違えど、
 同じことだったのではないかと。」
「そうかい。
 生きてるってなあ、ありがてえな。恭太郎。」
「はい。」

治療所を手伝う咲。
「咲さん。休んでた方がいいんじゃないですか?」と仁。
「出来ることは、させて下さい。
 こちらも消毒いたしますね。」
「でも、熱でもあるんじゃ、」
吐き気を催す仁。
「先生!!」慌てて仁を追う佐分利。
その様子を見つめる咲。視界はぼやけていて・・・。

「先生!
 脳腫瘍による、噴出性嘔吐・・でっか?」
「正解です・・」
頭痛に襲われる仁。

「先生。」龍馬の声。
「・・・龍馬さん?」
「は?」と佐分利。
「ここじゃ。先生。頭ん中じゃ。」
「頭ん中?」
「わしが話すと痛むがかえ?ほいたら・・・」
龍馬が喋るのをやめると、頭痛が治まる。

「今の・・幻聴いうやつでっか?」と佐分利。
「多分、政界です・・。」
「ほんまにどうにもならんのでっか?」
「どうにかなるんだったら・・・佐分利先生に手術してもらってますよ。」
「・・・私は何で・・こんなヤブなんでしょう。
 一番助けたい人には、結局何もできへん・・・。」
「・・・」佐分利に微笑む仁。
「もう死なんとってくださいよ、先生!」
「佐分利先生は、すごい医者になると思いますよ。
 私が自分がヤブだって気づいたのは、たった6年前だったんです。
 それに比べたら、佐分利先生はびっくりするぐらい早いです。」
「・・・」
「佐分利先生は、大丈夫です。」
「南方先生・・・。」

「大丈夫ですか!?咲さん!」福田の声。
咲が倒れてしまう。

咲の傷を診察する仁。
「これ・・・咲さん!」
「ペニシリンの量、増やした方がよろしいでしょうか?」と山田。
「・・・咲さんが感染しているのは恐らく、緑膿菌という細菌です。
 この菌にペニシリンは効きません。」
「・・・効く薬は作れへんのですか?ペニシリンの時みたいに。」
「残念ながら、私の力では・・・。
 でも、自然回復を望めない感染症ではないんです。
 咲さんの体力を戻し、免疫力を高める努力をしましょう。
 福田先生、何か薬をお願いします。」
「はい!!」
「忙しいところ、心配をかけまいとされておったんでしょうな。」と山田。
「・・・」

夜、咲の看病をする仁。
「申し訳ございませぬ。忙しいときに、このような・・・。」と咲。
「私こそ、気づかなくて本当にすいません。」
「いえ。私が言えばよかったのです。
 膿が出尽くせば、治るものと思っておりまして。
 あ、私が。」
「咲さん。それが駄目なんですよ。
 ちゃんと休まないから、免疫力が落ちて、菌に負けちゃうんです。」
「菌ごときに負けては・・母に叱られますね。」

「だけど、咲さんの容態は好転せず。
 このままでは、敗血症ショックを起こし、
 死に至りかねない状態になっていった。」


「ホスミシンでもあればなあ・・・。」

橘家
「本来ならば南方先生がお伝えに参るべきなのでしょうが。」と山田。
「先生もお悪いのですか?」と恭太郎。
「よくはござりませぬ。」
「・・・」
「我々も、出来うる限りの治療はいたしておるのですが。
 出来ますれば、奥方様に咲様を、一度見舞っていただければ・・・」
「・・・私は会いませぬ。
 どうか恭太郎一人で。」
「母上!」
「あの子のお伝えくださいませ。
 約束通り、己の足で戻ってきなさいと。」
「母上!咲の病は、ひとえに私のせいでございます。
 何卒一緒に見舞って、」
「私がまいれば、咲は己が死ぬやもしれぬと悟りましょう!
 それは、咲の気力を奪うやもしれませんか!」
「・・・」
「・・・南方先生にお伝えくださいませ。
 咲をよろしくと。」
栄は涙を堪えながらそう言うと、山田に深く頭を下げる。

脈を計りながら咲の顔を見つめる仁。
「意外に・・・」と仁がつぶやく。
咲の瞳から涙がこぼれる。
「咲さん?」
「え・・・あ。夢を・・見ておりました。」
「夢を?」
「熱に浮かされ、ふと、目が覚めると、先生が、どこにもおられぬのです。
 私は、仁友堂を探すのですけれど、先生は、どこにもおられず。
 それで、未来にお戻りになったんだと思って、
 ああ、よかった、と思ったところ・・・
 目覚めると、先生のお顔が見えて。」
「よかった?」
「お戻りになれば、先生の岩は、治せるではないですか。」
「・・・」
「おとなしくしておりますので、どうぞ、他の方の治療に。」
咲を抱きしめる仁。
「・・・」
「先生。」
「咲さんの寝てる顔見てたら・・・
 彰義隊のみなさんのことを思い出したんです。」
「彰義隊を?」
「あの人達は、ただ切羽詰まってただけじゃなくて、
 意外に、明るい気持ちもあったのかなって。
 もし、かけがえのないものがなくなってしまうのなら、
 一緒になくなるのが・・・一番幸せだって。」
「・・・」
「そんなふうにも、思ったのかなって。」
「・・・医者が・・そのようなことを言って、どうするのですか。」
「はい。」
「どうするのでございますか。」
幸せそうの微笑む咲。

その時、仁は、病院の非常階段で拾った小瓶を思い出す。

「あの時・・・あの時の、ホスミシンだったんじゃ?
 もしかしたら、どこかに!」
「先生?」
「咲さん!ちょっと待っててください。
 すぐ、すぐ戻ってきます。
 絶対に治します!」
「・・はい。」
「じゃあ、行ってきますね。」
「はい。」
二人の繋いだ手は離れ・・・。

これが二人のお別れ・・・。

診療所
「あの、すいません!
 私、咲さんを助けることのできる薬、持ってたかもしれないんです。」
「持ってらっしゃったとは?」と福田。
「とにかく持ってて、落としたかもしれないんです。
 6年前なんで、ちゃんと効くか分からないんですけど。
 あ、でも、何で持ってたかは覚えてなくて。」
「そのようなことどうでもよろしい!!
 なんという薬でございますか?」と福田。
「・・ホスミシンという薬です。」
「どこに落としたのでございますか!?」と恭太郎。
「あ・・えっと・・・」

橘家
仏壇に手を合わせる栄。
「どうか・・咲を・・。」

「母上!咲を助ける薬が、我が家にあるやもしれぬのです!
 初めてお会いしたとき、先生がお持ちになってたかもしれぬと!」
「・・・」
「母上!!」
「捜すのです!恭太郎!!」

家の中、庭、仁友堂の周り、江戸の町、
薬の入った小さなビンを探す医師たち。


「ここは、初めて会った辺りでございますな。
 あの時に戻り、自分に言ってやりたいです。
 何があっても、上野には行くなと。」と恭太郎。
「私も、戻りたいです。」と仁。

その時、またあの頭痛が。
「戻るぜよ、先生。」龍馬の声。
「・・・」
「咲さんを助けたくば戻れち。
 先生の頭の中におる奴が言うちょるがじゃ。」
「え・・あれがって・・。」
「先生はどこから来たがじゃ?」
「どこって、東京の・・・」

「先生?」と恭太郎。
「東京の・・・」
仁は包帯男が錦糸公園内で倒れていたことを思い出す。
「入口と、出口は・・違う。」
「入口と、出口?」
「恭太郎さん。錦糸町はどっちですか?」
「錦糸掘なら、あちらで。」

熱に浮かされながら、咲は仁と繋いでいた自分の手を見つめる。

錦糸堀を目指す二人。
「先生、入口と出口とは、何のことで?」と恭太郎。
頭痛、そして龍馬の声。
「この先じゃ、先生!」

先に進もうとすると、官軍兵が立ちはだかる。
「何をしておる!」

「官軍の残党狩りです。先生、逃げましょう。」

「急ぐぜよ、先生。」龍馬の声。

仁がその先を目指す。
「先生!」

「おい、止まれ!
 止まれというておろうが!」
官軍の刀が仁の額を切る。
「先生!」
「何で止まらんのじゃ!」
恭太郎が刀を抜く。
「先生、お逃げください!早く!」
「急がないと・・・」

ルロンの屋敷
安寿をあやしながら、万華鏡を覗く野風。
「あちきは幸せな女でありんす。」

錦糸堀
「咲さん・・・。」

ルロンの屋敷
「どうか、あの二人にも、幸せを。」

錦糸堀
「待ってて・・くださいよ・・。
 絶対に・・治しますから。」

ルロンの屋敷
「お二人の思いを、遂げさせておくんなんし。」
安寿が万華鏡に手を伸ばす。

仁友堂
咲は何かをつかむように手を伸ばし・・・。

安寿と咲の同じ行動。これも意味のあるシーンでした。

胎児の目が開く!

仁が這いつくばりながら到着した場所。
「ここ・・・。」

「戻るぜよ、先生。
 戻るぜよ、あん世界へ。」龍馬の声。

仁は崖に身を乗り出し・・・。

恭太郎は、仁が落ちた場所に、あるものを発見し・・・。

東京
『錦糸公園で倒れてるところを発見されました。
 性別は男性。』

南方仁が男の腫瘍摘出手術をする。
「吸引管3号とバイポーラー。」

このバイポーラーが必要って江戸で仁が言っていました。

砂浜に座り、海を見つめながら楽しそうに話す仁と龍馬。
「ほいたらのう、先生。」
龍馬は海の向こうへと歩いていく。
「龍馬さん。どこ行くんですか?」
「・・・先生はいつか、わしらんことを忘れるぜよ。」
「え?」
「けんど、悲しまんでえい。
 わしらは、ずっと、先生と共におるぜよ。」
「・・・」
「見えんでも、聞こえんでも、
 おるぜよ。」
「・・・」
「いつの日も、先生と共に!」
指で銃を撃つ真似をする龍馬。
撃たれたように胸を押さえる仁。
「龍馬さん?」
龍馬は仁に笑いかけ、そして背を向け歩き出す。
「龍馬さん!どこ行くんですか!?
 ちょっと龍馬さん!!」

手術室
赤ん坊の形をした腫瘍摘出。

病室
「何かあったらすぐ連絡ください。」
「はい。」と看護師。

包帯の男(仁)が目を開ける。
「行かなきゃ・・・。」

薬品庫
ホスミシンの瓶をいくつかパジャマのポケットに入れる仁。
「あの時と同じがいいか。」
医療セット、そして胎児の瓶を取ろうとしたとき、ドアの開く音。
慌てて隠れる仁。

現代の仁が瓶を手に取り見つめている。

「チャンスか?」

そこへ、野口がやってくる。
「例の患者が部屋からいなくなりました!」
「あ?」

二人が立ち去ったあと、仁は瓶を手に取る。
「1868年、5月20日。
 戻してくれよ。」

病院の廊下をよろめきながら歩く仁。

「これで俺は戻れるんだろうか?」

非常階段を上る時、ホスミシンの瓶を1つ、落としてしまう。

「それともまた、同じことが繰り返されるんだろうか?
 いや、戻るんだ。今度は俺が絶対に。」


「大丈夫ですか?戻りましょう。
 まだ安静にしてないと危険です。」現代の仁が声をかけてくる。
「・・・」
「どうしてこんなことをしたんですか?何か、
 ・・・どうしてこれ(腫瘍)を?」
「・・・」

「戻るぜよ、戻るぜよ、あん世界へ。」
「え・・ちょっと!待ちなさい。待て!」
現代の仁はカバンをつかむ。
そして、包帯の仁が落とした瓶をつかもうと、階段から落ち・・・姿を消した。

「咲さん・・・。すいません・・・。」
その場に崩れ落ちる仁。そのそばに、ホスミシンの瓶。

これは第一話の包帯男目線のシーンってことなのかな?

病室
頭に包帯を巻いた仁が目を覚ます。
「お。目覚めたか?」と杉田医師。
「杉田・・・」
「お前さ、何で錦糸町の公園なんかで頭割ってぶっ倒れてたんだよ?
 おやじ狩りにでもあったか?」
「え?」
「しかも調べたら、脳腫瘍もあってさ。」
「あのさ。俺着物だったよな?」
「普通のお洋服でしたよ。」と看護師。
「・・・あのさ、俺から取った脳腫瘍って、
 胎児様腫瘍だったよな?」
「お前何言ってんだよ。普通の良性腫瘍だよ。」
「あ、俺の手術したのって誰なんだ?」
「俺だよ。今度何かおごれ。」
「・・・」

「その後、何人かに同じことを尋ねてみたが、
 答えは同じだった。
 俺が俺に手術されたという事実は、
 あの胎児様腫瘍とともに消えていた。
 そして、ここにいるはずの未来もまた・・・
 どうやら、俺の帰ってきた世界は、
 俺のかつていた世界とは、少し違うようだった。
 これは俺が歴史を変えた結果なのか?
 それとも、俺が関わった日々は、
 全て修正されているんだろうか。
 この数日間のように。」


非常階段で考え込む仁。
「どうなってんだよ・・・。」

野口がタバコを吸いに出てくる。
「野口。」
慌ててタバコを隠す野口。
「あ、南方先生。
 腫瘍、きれいに取れて良かったですね。」
「・・・あのさ。俺、入院している間に、小説書いてみようと
 思ってんだけど。」
「は?」
「まあ聞けよ。
 一人の医者がさ・・・江戸時代にタイムスリップするって話なんだよ。」

病院内には東洋内科という専門が、
そして、『保険適用免除額』で無料で診察を受けられるようになっていた。

「どうだ?」
「医者が自分に手術されるってのがなあ。
 この人二人いるってことになっちゃうじゃないですか。」と野口。
「・・・一緒に、考えてくれよ。」
「え?」

「僕の考えた結果はですね、この世界は実は一つじゃなくて、
 地層みたいになってて、似ているんだけどちょっとずつ、
 違う世界がいっぱいあるんです。」
「やっぱりパラレルワールドか。」
「主人公の医者は、もともとこのAって世界で生きてたんですよ。
 医者は、この、Aの世界の幕末にタイムスリップしたと思ってるんですけど、
 実は、こっちの、Bの幕末に行ってたんですよ。
 で、Bの世界で生きていたもう一人の自分に、手術されて、
 今度は、こっちの、Bの世界の医者が、Cの幕末に行くってことで
 いいんじゃないですか?」
「なるほどなあ。」
「Cは、Dに行って、Dは、Eに行って、
 無限に、ループするっていう仕組みはどうでしょうか?
 ただし、江戸に行くのは必ず2009年の10月11日、
 戻ってくるのは、1868年の5月20日ってことで。」
「なるほど。
 頭の中にいた、胎児様腫瘍はどう考える?」
「バニシングツインってことでどうでしょうかね?」
「・・なるほどなあ。
 もともと二つあった受精卵の一つが、いつの間にか吸収されて
 消える、やつだな。」
「そうです。
 消えた方の組織が、残った方の体の一部に取り込まれる現象は、
 10万人に一人の割合で起こりますし、
 この医者の場合は、それを頭の中に抱え込んだまま成長して、
 それがガン化したってことにするのはどうですか?」
「・・・なるほどなあ。
 坂本龍馬の声は?」
「なるほどなるほどって、ちょっとは自分で考えたらどうですか?」
「・・・俺は俺で考えてるよ。でも、お前の考えを聞いたうえで、
 ベストの・・」
「たとえばですよ。
 実際に、心臓移植された人が、手術後にドナーに、好みや性格が
 近いものになったっていう症例もあるじゃないですか。
 この男の場合は、龍馬から、血とか脳漿とか、何らかの細胞を浴びて、
 その人格が、この頭の中の胎児と、一体化したってことで
 いいんじゃないですか?」
「・・・浴びたわ!」
「じゃ、そういうことで。」
「その医者はさ、結局歴史を変えたのかな。」
「は?」
「いやさ。
 彼は、Bっていうパラレルワールドに行ったんだろ?
 だったら、その歴史は、もともと知ってる歴史とは違うもの
 だったかもしれないだろ?
 ていうことは、結局俺は、何もしなかったってことになるのかな。」
「俺?」
「・・・いや、何でもない。」

病院の屋上
「龍馬さん。
 そういうことだったんですかね。
 ・・・見て下さいよ。これが未来の江戸ですよ。
 吉原は確か、あっちのほうですよ。
 もう・・ないんですけどね。
 ・・・ないんですけどね。」

「ずっと、避けていたけれど、もう限界だった。
 ちゃんと確かめよう。
 咲さんがどうなったのか。
 俺が生きてきたあの日々がどうなったのか。」


図書館で調べる仁。
『ペニシリンは、イギリスのフレミングによって、
 1928年に発見された。
 日本では、既に土着的に生産されていた。』

『ペニシリンを土着的な方法で開発し、それを通じ、
 古来の本道と、江戸期に入ってきた西洋医学を融合させ、
 日本独自の和洋折衷の医療を作り上げた。
 当時、医学界の反逆者とみなされた、彼らの医療結社は、
 仁友堂と呼ばれる。』

「仁友堂・・・。」

『医療結社仁友堂の面々』
佐分利、福田、山田、八木、横松らの写真。

「みんな・・・ちゃんと・・・。」

「だけど、いくら調べても、そこにないものが二つあった。
 俺の名前と、橘咲という名前だった。」


仁は橘の屋敷があった場所を探し始める。
「確か、この辺・・・。
 これって・・・。」

そこには、橘醫院が!

「あの、うちに何かご用ですか?」
野風、未来とそっくりな女性が訪ねる。
「うち?」
「あ、ここ、うちなんで。」
「・・・あの、こちらのご先祖に、橘咲さんって方がいたと思うんですけど。」
「・・・いましたけど。」
「少し、お話を聞かせてもらえませんか?時間は取らせませんから。
 お願いします。」
「・・・いいですよ。どうぞ。」

「あの、お医者さんなんですか?」
「そのつもりで医学部に入ったんですけど、結局は、医学史の方を。」
「医学史を?」
「実際には予備校の教師で食べてるんですけどね。
 病院は弟が継いでくれてるんで。」
「何で、医学史に?」
「さっきおっしゃってた橘咲は、明治維新のあとに、実家を改造して、
 こおに橘醫院を開いた人ですけど、それはご存じで?」
「咲さん生きてたんですか!」
「え?」
「・・・いや。気にしないでください。」
「明治初期の女医なんて、相当珍しかったと思うんですけど、
 咲はあまり注目されていないんですよね。
 小児科や産科が主だったみたいで、色々知ってる産婆さん、
 みたいな感じで、当時は見られていたようですし。
 あ、これだ。」
女性が写真を仁に渡す。
年老いた咲の微笑む写真。
「長生きしたみたいですよ。
 一度生死の境をさまよったこともあったみたいですけど、
 奇跡的に助かって。」
「奇跡的に?」
「兄の恭太郎が林の中で、ガラス瓶に入った妙な薬を拾ったそうです。
 それを一か八かで咲にあげたら、治っちゃったって。
 日本昔話みたいですよね。」

恭太郎が拾ったのは、ホスタミンの瓶だった。

「あの・・その薬って、薬だけ拾ったんですか?
 その、誰かが持ってきたとか?」
「恭太郎の晩年の回顧録には、薬だけしか出てきてませんけど。」
「・・・あの、橘咲さんに、深く関わった医者はいないんですか?」
「仁友堂の佐分利祐輔とか、山田純庵とかとは、
 交流があったようです。」
女性が手渡した写真には、懐かしい面々。

「そこに俺が映ってるものはなかった。
 ということは、もう一人の俺とは別に、
 ホスミシンだけが、あの時点に落ちてくれたということなんだろうか?」


その中に、龍馬の写真があった。
龍馬と仁が一緒に撮った写真。だが仁の姿は消えてしまっていた。
「これ・・・。」
「恭太郎は、坂本龍馬とも縁があったようなんです。
 恭太郎は、龍馬の船中九策の、皆が等しく適切な医療を受けられる、
 保険なる制度を作ることってところに感銘を受けて、
 その実現に走り回った人なんですよ。」
「恭太郎さんが?」
「・・・」
「あ、いえ。そうなんですか。」
「日本の国民医療負担が世界で最も低いのは、龍馬の精神が
 受け継がれてきたおかげかもしれませんよね。」
「・・・」
「それ、本当は隣に誰かがいたみたいじゃないですか?」
「・・・たしかに。言われてみればそうですね。
 ・・・」
咲が子供を抱く写真。その横には栄と恭太郎。
「この子は?」
「咲の娘です。」
「・・・」
「あ、でも養女ですよ。」
「養女?」
「咲が友人の子を引き取ったんです。
 亡くなられたご両親の意向もあったようで。
 確か、裏に名前が。」

『安寿
 栄
 恭太郎
 咲』

「安寿・・・。」
「咲はずっと、一人だったようですよ。」
「そう・・・ですか。」

「言葉が見つからなかった。
 咲さんと野風さんが起こしてくれた、この奇跡に。
 俺は・・・何の言葉も見つけられなかった。」


「・・・そうなんですか。」涙ぐむ仁。

「色々、ありがとうございました。」
「あの・・・揚げ出し豆腐は、お好きですか?」
「・・・はい!」
「・・・ずっとあなたを待っていた気がします。」
「え?」
「あ、変な意味じゃないんですよ。とにかく読んでみてください。
 私が医学史に進んでしまった、原点なんです。」
「・・・はい。」手紙を受け取る仁。
「じゃあ。」
「あの。
 名前、教えてもらえますか?」
「橘未来です。」
「・・・」

「未来さん・・・。」

公園のベンチで手紙を読む仁。

『○○先生へ

 先生、お元気でいらっしゃいますでしょうか。
 おかしな書き出しでございますこと、深くお詫び申し上げます。
 実は、感染症から一命を取り留めた後、
 どうしても先生の名が思い出せず。
 先生方に確かめたところ、仁友堂には、そのような先生など
 おいでにならず。
 ここは、私たちが起こした治療所だと言われました。

 何かがおかしい。
 そう思いながらも、私もまた、次第にそのように思うようになりました。
 夢でも見ていたのであろう、と。
 なれど、ある日のこと。』

咲は仁が手紙を入れていたあの箱に気づく。
守り袋の中には、10円玉。

『見たこともない、奇妙な銅の丸い板を見つけたのでございます。
 その板を見ているうちに、私は、おぼろげに思い出しました。』

「先生・・・」

『ここには、先生と呼ばれたお方がいたことを。
 そのお方は、揚げ出し豆腐がお好きであったことを。
 涙もろいお方であったことを。
 神のごとき手を持ち、
 なれど、決して神などではなく、
 迷い傷つき、お心を砕かれ、
 ひたすら懸命に治療に当たられる、
 仁をお持ちの、人であったこと。

 私はそのお方に、この世で、一番美しい夕日を
 いただきましたことを、思い出しました。
 もう名も、お顔も、思い出せぬそのお方に、
 恋をしておりましたことを。
 なれど、きっとこのままでは、
 私は、いつかすべてを忘れてしまう。
 この涙のわけまでも失ってしまう。

 なぜか耳に残っている、修正力という言葉。
 私は、この思い出をなきものとされてしまう気がいたしました。
 ならば、と、筆を取った次第でございます。

 私がこの出来事にあらがうすべは一つ。
 この思いを記すことでございます。

 ○○先生、改めて、ここに書き留めさせていただきます。
 橘咲は、先生をお慕い申しておりました。

 橘咲』

「・・・私もですよ。咲さん。
 私も、お慕い申しておりました。」
仁の瞳から涙があふれ・・・。

「この思いをいつまでも忘れまいと思った。
 けれど、俺の記憶もまた・・・
 全て、時のはざまに消えていくのかもしれない。
 歴史の修正力によって。」


「わしらは、おるぜよ。
 見えんでも、聞こえんでも、
 いつの日も、先生と共に!」龍馬の声。

「それでも、俺はもう忘れることはないだろう。
 この日の美しさを。
 当たり前のこの世界は、誰もが戦い、もがき苦しみ、
 命を落とし、勝ち取ってきた、
 無数の軌跡で編み上げられていることを、
 俺は忘れないだろう。
 そして、さらなる光を与えよう。
 今度は、俺が未来の為に。
 この手で。」


「次に、昨夜救急搬送された女性ですが、
 検査の結果、やっかいなことが判明しました。
 脳に腫瘍があり、しかも脳幹部に食い込んでいます。」と野口。
「その患者、俺に執刀させてくれ。」と仁。

手術室
手術代に横たわる女性は、未来。
「ドレープ。メス。
 始めます。」



終わってしまった。未来の手術シーンで終わってしまった。
でも今度はきっと成功するはず!

江戸にタイムスリップしてしまった仁。
最初は元の世に戻ることばかり考えていましたが、
江戸の人々にふれあい、絆を深め、自分の生きる道を見つけ、
愛する人を見つけ、支え、支えられ、江戸で生きていく覚悟を決めたのに・・・。

仁自身の癌。そして咲の状態が悪化。
愛する人と一緒に消えるなら、それも幸せ。
そんな風に思いながら、仁は咲を抱きしめました。
思えば、これが、二人の思いが通じ合った、最初で最後の抱擁・・・。
そして、永遠の別れ。

江戸から東京に戻った時の、公園に倒れている仁は着物姿。
これは第一シーズン第一話の、タイムスリップをした仁目線でのシーン?
仁がタイムスリップしたのは、愛する咲の命を救うためだった。
あのあと、包帯の仁は現代でどのように生きたのでしょう。

仁が戻った世界には、恋人だった未来の存在はなく、
医療や歴史も変わっていました。

混乱する仁は、小説を書くという嘘で野口に意見をもらう。
野口先生はミステリーとかタイムスリップものの小説が好きなのかな?
パラレルワールド、無限ループ、バニシングツイン。

そして、橘家のあった場所には、橘醫院が!
そこには、未来と野風の顔をした、未来という女性が住んでいました。
予備校の教師って、仁がいつか見た教師をしている未来の姿だ。

今思えば、咲が一瞬野風の姿に重なったのも、
そして、安寿と咲が同じように手を伸ばしていたのも。
新しい未来の変化を現していたのかもしれません。

仁が江戸から消えてしまったあと、歴史の修正力で、
仁という人物の存在は消されてしまいました。
愛している人を忘れてしまうって悲しい。
咲が仁を完全に忘れることがなかったのは、愛の力なのかな。

咲の仁への恋文が、未来に託され、仁のもとに。
『橘咲は、先生をお慕い申しておりました。』

「・・・私もですよ。咲さん。
 私も、お慕い申しておりました。」

遠く離れた二人の結ばれた心に涙。
手紙を書き終え空を見上げる咲と、
手紙を見つめる仁。
二人が見つめ合っているようなシーンも素敵でした。

「先生はいつか、わしらんことを忘れるぜよ。
 けんど、悲しまんでえい。
 わしらは、ずっと、先生と共におるぜよ。
 見えんでも、聞こえんでも、
 おるぜよ。いつの日も、先生と共に!」

たとえ記憶から消えてしまっても、強く結ばれた絆まで
消えてしまうことはない。
愛し合う二人はまた引き離されてしまいましたが、
龍馬さんの言葉に救われた思いです。


このドラマはキャストもスタッフも最高の作品を作り上げたと思います。
龍馬の写真、医師と武士、江戸時代と現代、
何もかもうまくつなげて作られていて、感動を覚えました。
あり得ないけど本当に仁という人物がタイムスリップして
歴史を変えたのでは、と思いたくなってしまうくらい。
仁、龍馬、咲、野風、勝先生、恭太郎、栄さん、多紀先生、
仁友堂の医師たち、
みんな魅力あふれる人物たち。
これでもう会えないと思うと寂しいです。




美味しくいただきました!

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第1話
・未来モノローグ
「私達は、当たり前だと思っている。
 思い立てば、地球の裏側にでも行けることを。
 いつでも、思いを伝える事が出来ることを。
 平凡だが、満ち足りた日々が続くであろうことを。
 闇を忘れてしまったような夜を。
 でも、もし、ある日突然、その全てを失ってしまったら。
 鳥の様な自由を。
 満たされた生活を。
 明るい夜空を、失ってしまったら。
 闇ばかりの夜に、たった一人、放り込まれてしまったら・・・。
 あなたはそこで、光を見つけることが出来るだろうか。
 その光を、掴もうとするだろうか。
 それとも、光なき世界に、光を、与えようとするだろうか。
 あなたの、その手で。」
・運び込まれた男
 年齢は、30代から40代、身長は180センチ程度。中肉。
 血液型はA型のRH+。
 患者の傷は、何か鋭利な刃物で頭部を切りつけられたもの。
 頭蓋骨骨折と、急性硬膜外血腫を起こし、緊急手術。
 顔面に無数の打撲傷。
 胎児の形をした腫瘍。
・未来の好きな言葉。
「神は、乗り越えられる試練しか与えない。」
・野口の言葉
「医者は患者の為にその恐怖と、戦うべきなんじゃないんですか?
 一緒にその恐怖と戦うから、尊敬されるんじゃないんですか?
 先生って呼ばれるんじゃないんですか?
 失敗して傷つかない人間なんていないですよ。
 先生は卑怯です。
 先生のやり方は、自分の代わりに他人に傷ついてもらっているような
 ものじゃないですか。」
・謎の声
「戻るぜよ、あん世界へ。」
・仁、文久2年(1862年)へタイムスリップ
・仁モノローグ
「あいつがいれば戻れるはずだ。
 あいつに連れてこられたようなもんなんだから。」
・斬られた恭太郎
「・・・それが私の、寿命なのです。」
・恭太郎の開頭手術、タエの額の縫合手術

第2話
・コロリ(コレラ)との戦い
・バタフライエフェクト、蝶の羽ばたきがさ、地球の裏側で台風を引き起こす。
・江戸の人々と触れ合うたびに、仁は本気でこの命を救いたいという思いを
 取り戻していく。

第3話
・文久2年(1862年)秋
・喜市や山田純庵をコレラから救う。
・仁がコレラに感染。咲の懸命な看病。
・タエは辻斬りに遭い亡くなってしまう。
・仁は拒んでいた髷を結い、江戸で生きていく覚悟。

第4話
・未来と仁の2ショット写真『2007.10.13』
・彦三郎の慢性硬膜外血腫の手術
・恭太郎、初音と出会う。
・野風の彦三郎への恩。
・揚げ出し豆腐

第5話
・野風、仁に夕霧の診察を頼む。
・痩毒(そうどく=梅毒)
・ペニシリンの製造過程を思い出したきっかけは咲の油落とし。
 製造方法を教えたのは大学時代の未来。

第6話
・医学館(漢方医学)VS医学所(西洋医学)
医学所(蘭方医)には松本派と弟子、緒方派と弟子。
医学館(漢方医)には多紀派と福田ら弟子たち。
・伊東派の首に痣がある医師。
・この時点で仁、江戸で半年以上過ごしている。
・「南方大明神」の札
・腑分け=解剖
・仁モノローグ
「俺の招いた歴史の混乱」
・仁モノローグ
「俺には、この世界に対する執着がない。
 だから、指針などないような、仏のようなことが出来るけど、
 だからこそ、きっと、何一つリアルに感じられないんだ。
 俺はもう本当に・・・死んでいるのかもしれないな。」
・命を狙われる仁。野風が咲に知らせ、咲が救う。
・平成二十二年の10円玉

第7話
文久3年(1863年)5月〜文久3年(1863年)6月
・天命
「ご判断を急ぐ必要はないのではないでしょうか。
 いつか、天命も参りましょうし。」
「天命?」
「人には、いかに生きるべきか、天命を授かる時が来るといいますから。」
「もし、いつか、本当に天命なんてものが空から降ってきたとして・・・」
 天命=あの胎児?
・ヤマサ
・1863年7月25日洪庵死去

第8話
文久3年(1863年)8月
・小さな盃、人の器、形見の器
・初音の敗血症、新しいペニシリン


第9話
・火事
・火消しの心意気、医者の心意気 
・新しい医術道具
・消えてしまう未来の写真。野風と未来の関係



【キャスト】

南方仁 …… 大沢たかお
橘咲 …… 綾瀬はるか
野風・友永未来 …… 中谷美紀 (特別出演)
坂本龍馬 …… 内野聖陽

橘恭太郎 …… 小出恵介

佐分利祐輔 …… 桐谷健太
山田 純庵 … 田口 浩正

松本良順(奥田達士)
福田玄孝(佐藤二朗)
多紀元琰(相島一之)

西郷隆盛 …… 藤本隆宏

佐久間象山 …… 市村正親
新門辰五郎 …… 中村敦夫

東修介 …… 佐藤隆太
中岡慎太郎 …… 市川亀治郎

橘栄 …… 麻生祐未
勝海舟 …… 小日向文世


【キャスト(第1シーズン)】

南方 仁 … 大沢 たかお
野風・友永 未来 (2役) … 中谷 美紀
橘 咲 … 綾瀬 はるか

橘 恭太郎 … 小出 恵介
佐分利 祐輔 … 桐谷 健太
山田 純庵 … 田口 浩正
タエ … 戸田 菜穂
喜市 … 伊澤柾樹

千葉重太郎 … 平山浩行
鈴屋彦三郎 … 六平直政

初音 … 水沢エレナ

緒方 洪庵 … 武田 鉄矢(特別出演)
濱口(石丸謙二郎)

新門 辰五郎 … 藤田 まこと(特別出演)

野口元 … 山本耕史
杉田 … 戸次重幸

伊東玄朴

松本良順(奥田達士)
福田玄孝(佐藤二朗)
多紀元えい(相島一之)

夕霧 … 高岡 早紀
鈴屋 彦三郎 … 六平 直政
橘 栄 … 麻生 祐未
勝 海舟 … 小日向 文世
坂本 龍馬 … 内野 聖陽


【スタッフ】

原 作
村上もとか『JIN−仁−』(集英社「スーパージャンプ」)
脚 本
森下佳子
演 出
平川雄一朗/山室大輔/那須田淳
プロデュース
石丸彰彦/中井芳彦
音 楽
高見優/長岡成貢
主題歌
「いとしき日々よ」平井堅
音楽プロデュース
志田博英
医療指導・監修
酒井シヅ(順天堂大学 医学部医史学 名誉教授)
冨田泰彦(杏林大学 医学部医学教育学 講師)
ペニシリン監修
花木秀明(北里大学 抗感染症薬研究センター センター長)
歴史監修
大庭邦彦(聖徳大学 人文学部日本文化学科 教授)
土佐弁監修
橋尾直和(高知県立大学 文化学部 教授)
時代考証
山田順子
製作著作
TBS


大沢 たかおさんの主な出演作品



中谷 美紀さんの主な出演作品



内野 聖陽さんの主な出演作品


18:35 | CM(3) | TB(3) | JIN -仁- | Edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも楽しく拝見させて頂いております☆

終わってしまいました〜
今まだ現実を受け入れられない思いです
咲さんと仁先生には絶対に結ばれて欲しかったです
でも時空も何も全て超えての二人の愛や絆には感動しました

そしてまた佐分利先生の『せっかく拾ってもらった命を捨ててえぇでっかって聞いてからにしろ!!』の言葉に号泣でした☆
親からもらった命…
誰かに・いろんな人に・支えられてる命…
捨ててはいけない、奪ってはいけない、そんな意味を感じ取りました


またJINのようなドラマに出逢えますように♪

ありがとうございました!!
Posted by さぼさぼ at 2011年06月28日 01:29

度々しつこくてごめんなさいm(__)m

後一つ気になったのは仁先生の現代と江戸との言葉遣いの違いです
江戸にいた時は誰に対しても敬語でしたよね?
でも現代では先生達に対しては現代風というか…

本当は現代のように話す人だったのに江戸では周りに気を使ってたのか…
そのへんも先生の人柄や戸惑いが表現されていたように思います☆
江戸時代の人達なんて、みんな目上の方になりますもんね〜

失礼しました
Posted by さぼさぼ at 2011年06月28日 01:42
さぼさぼさん、こんにちは。コメントありがとうございました。

咲と仁が別れたまま終わってしまうなんて、
悲しい結末でした。
しかも、咲の記憶は消えていってしまう。そしてそのことに咲は気づいてしまった・・・。
大切な人のことを忘れてしまうなんて、悲しすぎます。

仁は、咲のその後を知ることが出来ました。
彼の記憶の中の咲はずっと消えないんでしょうね。

言葉づかいについて。
確かに仁は江戸ではみんなに敬語でした。
現代に戻ってきたら、前の自分と同じく、同僚や後輩には現代風。
でも、もしかしたら、患者さんには江戸にいたときのように
丁寧にお話するようになったかもしれませんね。

現代で活躍する仁先生も見てみたいです。
Posted by ちーず at 2011年07月04日 17:19
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日曜劇場 JIN-仁- 完結編 最終回
Excerpt: 昨日、TBS系列で毎週日曜夜9時から放送されていた日曜劇場『JIN-仁- 完結編』が最終話(第11話)を迎えました。 ●あらすじと感想 西郷隆盛(藤本隆宏さん)を中心とする新政府軍が江戸へ入ったため、..
Weblog: yanajun
Tracked: 2011-06-27 23:59

あなたに吹く風よ あなたに咲く花よ あなたと追いかけた明日よ(JIN-仁- 完結編#11最終回)
Excerpt: 『JIN-仁- 完結編』この器は生きていたのやも知れませぬ。 日に日に頭痛が悪化し脳の岩が進行していた南方仁@大沢たかおは、橘咲@綾瀬はるかの得意料理・揚げだし豆腐の入った器 ...
Weblog: |あんぱ的日々放談|∇ ̄●)ο
Tracked: 2011-06-28 00:25

「JIN-仁- 完結編」第11話(最終話)
Excerpt: 写真と手紙。 記憶と揚げ出し豆腐。 第11話(最終話)『完結〜時空の果て …150年の愛と命の物語が起こす奇跡のタイムスリップの結末』ネタバレです。 『JIN―仁―』完全シナリオ&ドキュメント..
Weblog: 三毛猫《sannkeneko》の気ままにドラマ
Tracked: 2011-06-28 18:35