2012年01月27日

最後から二番目の恋 第2話

『ひとりって切ないくらい自由』 

鎌倉の古民家を購入して移り住んだJMTテレビのドラマプロデューサー・
吉野千明(小泉今日子)は、隣に住む長倉和平(中井貴一)ら長倉家の
面々と知り合う。
和平は、鎌倉市役所の観光推進課に勤める50歳の独身男で、双子の弟妹、
真平(坂口憲二)と万理子(内田有紀)、亡き妻との間に生まれた
ひとり娘のえりな(白本彩奈)と暮らしていた。
真平は自宅1階を改装したカフェの店長、万理子はフリーターだった。

 
鎌倉に引っ越して最初の夜、ネズミに驚いて大声をあげてしまった千明は、
やってきた真平から、朝まで一緒にいてずっと抱きしめていてあげる、
と言われる。
「・・・バカにしてる?私のこと。」
「え?あ、いいや。」
「いやいや、そうでしょ。
 一人で寂しい45の女だから、喜ぶとでも思ったわけ?」
「あ・・・」
「だってそうでしょ?
 じゃなきゃ、おかしいでしょ?これって。あり得ないでしょ。
 そりゃね、君は、いい男だし、悪い人なんかじゃないっていうのは分かるよ。
 だから何これ?ああ!ボランティアか!」
「違う!」
「バカにしないでね。嫌いになりたくないから。
 一人で生きていくって、決めたからここに来たんだから私位は。
 そうなんだから。
 だから、そんな、中途半端なことしないでね。」
「・・・」
「私と、おじいちゃんとおばあちゃんになるまで、一緒にいる気ある?」
「・・・それは、できないや。」
「でしょ。」
「そっか。じゃ、帰るね。」
「うん、そうだね。」
「ボランティアが必要な時はいつでも言って。
 おやすみ。」
「うん。おやすみ。」

その話を聞いた千明の独身仲間、荒木啓子(森口博子)と
水野祥子(渡辺真起子)は「据え膳食わぬは女の恥」
と言って千明を非難した。
「最後の恋か。
 もう終わってんのかな?」と啓子。
「・・・」
「私この間さ、夜中情けないなとは思ったんだけど、
 昔付き合ってる男をね、ネットで検索してみたの。」
「うわ〜。で、どうだった?」と千明。
「すごく偉くなってて、嬉しかったり、ちょっとこう切なかったり、
 みたいな。」
「何か分かる気がする。」
「分かる?」
「あれ?ちょっとうやってませんか?何?何?」
「あー、いたね、シュウちゃん。」と啓子。
「分かる?覚えてる?ヒットしない。」と祥子。
「年下だよね?」
「うん。」
「育たなかったね〜!」
「そういうこと?」
「そういうこともあるんだねー。」
「ちょっと残念ね。」
「いやがっかり・・。」
「ちょっと私も。」と千明。
「誰?」
「あー!いたいた!」「渋いとこいくね。」「・・・どうした?」
「死んでるね。」と千明。
「わ・・・」

その頃、長倉家
「断られたんだ。」と和平。
「おじいさんとおばあさんになるまで一緒にいてくれるわけじゃ
 ないでしょって。
 一人で生きてく覚悟して、鎌倉に来たんだからって。」と真平。
「ふーーん。」
「ま、無理だしね。おじいさんとおばあさんまでは。」
「やめろ。そういう言い方。」
「だってさ。」
「やめろ。」
「・・はい。」
「一人で、生きていく覚悟ね〜。」

翌朝、真平は千明を朝食に誘う。
「すいません、朝からおじゃましちゃって。」
「とんでもございません。どうぞ。」と和平。
「どうも。」
「・・・さすがにあれですね。」
「さすがに何ですか?
 ああ!。さすがに女も45になると、ずうずうしいとか厚かましいとか
 そういうことを仰りたい?」
「いえいえいえ。とんでもありません。
 さすがに1月ともなると、冷えますねって、
 言いたかっただけですけど、何か?」
「ああそうですか。」
「今表歩いていらっしゃいましたよね。」
「ええええ。」
「寒かったでしょ?」
「寒かったですね。」
「冷えましたでしょ?」

「もう、またもめてんの?
 千明は、もう鎌倉市民だよ。
 市民の皆様の税金で、給料もらってんでしょ?」と真平。
「・・・」
「千明、食べて。」
「ありがとう。」

「あのう。」とえりな。
「うん?」
「KEITAとか会ったことあります?」
「KEITA?会ったことあるよ。」
「嫌なやつでしたか?」
「ううん。すっごいいいやつ。」
「へ〜。」
「何で?好きなの?」
「うん!」
「ちょっとカワイイもんね。」

「何何何?」と和平。
「どうせ知らないでしょ。言っても無駄。」とえりな。
「・・あのう、ラグシーの、ロールキャベツ系の男の子のことです。」
「・・アハハハハ。僕もあそこのロールキャベツはもう、大好物で。」
「無理なさらないほうが傷が浅いと思いますよ。」

起きてきた万理子は千明の姿に大慌て。
「あ・・おか、おかしな、おかしな髪型ですみません。」
動揺を必死に隠そうとしている。

「さあ食べよう。
 楽しいね、みんなで食べる朝ご飯は。」
「うろうろうろうろしないで、座りなさい自分の席に!」
「仲良くしようよ。短い人生なんだからさ。」と真平。
「バカ。」と和平。
「バカだもん。」

駅のホーム、千明は万理子を見つけて声をかける。
「あら。」
「・・・!!」
「これから仕事?」
「ええ。
 ・・・あのう。」
「やっぱり、おばさんくさい?」
「はい。」
「だよね。朝からちょっと動揺し過ぎたな。」
「あのう。今日は、東京へ、お仕事で?」
「ええ。」
「・・・何時のお帰りで?」
「ああ、まだ分かんない、けど、
 ま、そんな遅くなんないから、7時くらいかな。」
「!!7時!?」
「何かまずい?」
「・・・あ、東京、例えば東京からは、まっすぐお帰りでしょうか?
 あのう、えっと、あのう、途中ちょっとお買い物して帰ろうか
 なんていう、野心はお持ちではないですよね?」
「うん。今んとこないです。」
「よかったな。」
「なんかさ、ユニークだよね、お宅のきょうだい、みんな。」
「はい。」
「うん。」
「私の場合はですね、外見と内面のギャップに、脳が自分をうまく
 管理できないというか。
 まあ簡単に説明するとそんな感じなわけです。
 分かりますか?」
「全然分かんない。」

市役所
和平は、日ごろから何かと市役所に要望を出してくる市民のひとり、
一条(織本順吉)から、いきなり見合い写真を手渡される。
「娘さんだって、おかあさんが欲しいんじゃないの?
 父親一人じゃ、大変だろう。」

相手は53歳の美しい未亡人だった。

和平の部下・大橋知美(佐津川愛美)はその見合いが何やら気になる様子。
「するんですか?お見合い。」
「うん?一条さん強引だからなー。」
「えりなちゃんには母親が必要だろうって一条さん言ってましたよね。」
「え?聞こえてた?」
「たまたま。」
「まあそりゃあな。母親はいた方がいいだろうけど。
 父親には話せないことだってあるだろうし。」
「・・・年下のほうが、良かったですか?」
「いや、そういうんじゃないんだよ。」
「私、知ってるんですよ、その人。」
「え?これ見たの?何で知ってんの?」
「いや、その人、夫をなくしてからずっと一人で、
 恋とか全然してないし。
 でも、お見合いの話が来てから、なんか、そわそわウキウキ
 してるんですよ。ちょっとお洒落になったりとかして。
 こんなの、最後のチャンスだからって、なんか、はしゃいでるっていうか。
 どうなんですかね?なんか、そういうのって、痛いっていうか、
 みっともないっていうか。
 どう思います?課長はそういうの。」
「うん?いや、みっともなくなんかないよ。
 当たり前の気持ちだと思うけど。
 俺にはわかるなー。」
「へー。そうなんだ。」
「うん。」
「・・・」
「普段はダメなおじさんだと思ってんだろ?
 こう見えてさ、意外と理解力あんのよ。
 理解力は。」
「お先に失礼します。お疲れ様でした。」
「・・・お疲れ様。」
 
千明は、人気の美人脚本家・栗山ハルカ(益若つばさ)と組んで
新しい連続ドラマに取り組んでいた。

「千明さん、台本にこういうの(付箋)付けないで
 よくわからなくならないですね。使いますか?これ。」と武田。
「嫌いなんだよ、それ。」
「嫌い?」
「まあいいや。じゃ、お疲れ様!」

忘れ物に気づいた千明が部署に戻ると、若い社員たちが楽しそうに騒いでいた。
何故か立ち止まる千明。

スタッフの一人・三井が千明に声をかける。
「何かさ、みんな楽しそうでさー。入りづらくなっちゃったんだよね。
 もし、自分のことネタにして笑ってたらどうしようみたいなさ。
 やだねぇ。年取ると考えすぎだよねー。」 
「こういうときは?」
「うん?」
「こういうときは!?」
「・・・あ!」

仕事の帰り、千明は、思いっきり買い物をして憂さ晴らしをした。
沢山の買い物袋を手にベンチで一休みする千明。

偶然そのすぐそばに、万理子がスマホを手に立っていた。
万理子は、千明の顔写真を出会い系のネット掲示板に公開していたのだ!

そして偶然千明がその待ち合わせ場所に来てしまったのだ!
目印のバナナを手にしたふたりの男からいきなり声をかけられ、
不審がる千明。

しかも、遅れてその場所にやってきた3人目の男は、何と典子(飯島直子)の
夫・水谷広行(浅野和之)だった。
そんな状況にパニックを起こした万理子は、慌ててその場から逃げだした。
 
帰宅した万理子は、家に典子が来ていることを知るとますます動揺し、
何も言わずに自室に逃げ込んだ。

駅で一緒になった和平に八つ当たりしながら歩く千明。
そんな中、和平の携帯が鳴る。典子からだった。

典子は自分の家に入ろうとする千明を長倉家に連れていく。
「何なんだろう。何があったんだろう。」と典子。
「私に言われても・・」
「私の顔を見たらね、急に部屋に入っちゃったのよ。
 ま、座って座って。」

二階から万理子にドアを開けるよう説得する和平の声が聞こえてくる。

「どうしたんですか?」と千明。
「うん。何かね、自分で抱えきれないことがあると、
 心がパニックになって、閉じこもるんだ。」と真平。
「はあ。ああ、私朝駅でちょっと喋りましたけどね。」
「どうだった?」「何か変わったことあった?」
「うーん。普段あんまり分かんないから、
 変わったとこって言われても・・・。」
「普段が変わってるしね。」とえりな。
「うん。そうだよ。そうなのそうなの。」

「あー、ダメだ。」和平が下りてきた。
「でしょ。私でも真平でも駄目。」
「いや、何で?」千明の姿に驚く和平。
「千明ちゃんはね、私が来てもらったの。」
「お前、家族のことだろ!」
「前の時はね、何日だったかな。
 トイレ我慢しすぎて膀胱炎になったんだよね。」
「その時は、何があったんですか?」
「え?あ、これはさすがに、えりなの前では言えないな。」
「あ〜。そっち方面の?」
「そうそう。」

「あのう、すいません。来ていただいたんですけど、
 あの、家族のことなんで。申し訳ありません。」と和平。
「そうですね。」
「あの子、私達きょうだいが説得して出てきたことないでしょ!
 他人っていうか、そういう人のほうがいいの。
 話して出てきたの1回だけだよ。
 お姉さんのときだけ。
 だからさ、お願いします。話してやって。」
「え〜。」
「千明、お願い。あいつなんか千明のこと好きみたいだし。」
「いや、だって、何話していいか分かんないし。」
「いや、何でもいいの。」「何でもいいよ。」
「何でもって・・・。」

万理子の部屋
下から聞こえてくる声に、
「何故故に?」と呟く万理子。

「こんばんは〜。」
広行の声に、再び慌てる万理子。

1階
バナナを差し入れる広行。
千明に気づき、びっくりする。
「うちの旦那。あだ名はじじい。」と典子。
「ハハハ。そうなんですか。
 あの、隣に引っ越してまいりました吉野千明と申します。
 よろしくお願いします。」
「・・・千明?」
「はい、千明。」
「あ・・そうなんですか。」
「じゃ、失礼します。」
「ちょっちょっちょ・・待って待って待って待って。」
「千明待ってよ〜。お願いだからさ。」
「何で私なんですか・・・。」
「お願いお願い!!」

麻理子の部屋の前
「万理子ちゃん。聞こえる?
 ・・・あ、あのう、隣の千明です。
 ごめんね。なんか、家族でもないのに。
 でもね、みんな本当にすっごく心配してるからさ、
 ちょっとだけ、顔見せてくれないかなー。」
「・・・」

「無理みたいね。」
「もっともっと!喋って。」
「もっと喋んの?」

「ど・・どうしちゃったの?
 仕事で、何かあった?」
「・・・」
「あ、じゃ、恋愛だ。彼と、うまくいかなくなったとか?
 そういうこと?」
「・・・」
「どんなにつらいことがあったかわかんないけどさ。
 まだ若いしさ、絶対取り戻せるよ。
 いきなり元気出せって言われても、そんな簡単にはいかないかも
 しれないけどさ。
 もしもさ、恋なら、まだ絶対に次があるから、ね!」
「・・・」
「ほら、私なんかの年になっちゃうとね、なかなかはい次!って
 わけにはいかなくてさ。
 素敵だなって思う人がいたら、絶対結婚してるしさ。
 そうじゃない人と出会っても、仕事が忙しくて、いつの間にか
 フラれちゃったりさ。
 ・・・もしかしたらさ、もうこの先、恋もしないで
 終わっちゃうのかもしれない。
 でもさ、万理子ちゃんまだ若いから。
 まだまだ取り戻せる!
 傷ちたって大丈夫!
 だってまだ35でしょ?いい年頃じゃないの!
 戻れるものなら戻りたいもん。私だってそのくらいに。
 ね!だから大丈夫だから。
 ね、絶対に次があるから。
 失敗したって、もう絶対大丈夫だから!
 私だってね、いっぱい失敗して生きてきたんだよ。ね!」
「・・・」
「最後の恋なんかさー、ホントに酷い終わり方でさ。
 あれが最後かと思うと、私も結構きついんだよねー。
 ・・・年下の子とさ、何かちょっと、良い感じになってさ。
 もうじゃ、一緒に住んじゃえって、暮らし始めたのね。
 でもさ、まあ、何かこう、重いって思われるの嫌だからさ、
 ちょっとこう、あくまでも軽いノリみたいにしてたんだけどさ。
 実は私結構浮かれててさ。
 ありゃ、私・・本気だったんだよね。
 出来もしない料理いそいそと作っちゃったりさ。
 寝てていいよっていうのにジトーっと待っちゃったりさ。
 ついつい仕事場に電話しちゃったりさ。
 ウザイでしょ〜。
 ね、もう今考えただけでも恥ずかしいもんね。
 でね、付き合ってそうだね、2週間ぐらい経った時かな。
 仕事早く終わったからさ、お肉とかさ、おしゃれな野菜とかさ、
 ワインとかさ、いっぱい買ったわけ。
 若いからサーロイン好きだろうな〜って感じでさ。
 もういっぱい包っみ抱えてさ、帰ったらね・・・
 いなかったんだよね、
 荷物も奇麗になくなっててさ。
 ごめん、無理って、玄関のとこにさ、ペタって貼ってあったの。
 ポストイットが。
 ポストイットだよ〜。
 ・・・あれが、私の人生の・・・最後の恋になっちゃいそうなんだよね〜。
 ・・・!!
 ハハ・・私何話してるんだろう。
 ゴメンゴメンゴメンゴメン!
 だからさ、それに比べたら、万理子ちゃんなんかまだ若いんだし
 カワイイんだし、まだまだ取り戻せるよ!
 ね!ほら。元気になってきたでしょ〜?
 ほら、万理子ちゃんには、まだ未来があるんだから。
 ね! 
 さー元気になってきた。そろそろ扉を開けてみようか。」
「・・・」
「・・・普通開けるよね、このタイミングで。
 何よ・・今の全部無駄?
 今の、全部無駄ですか?
 お願い。ねえ開けてよ。
 私ね、開けてくれないと今ね、死ぬほど恥ずかしいの。
 恥ずかしくて死にそうなの!」

「すいません。ホントにすいません。
 ホントにすみません。大丈夫ですから。
 ホントに申し訳ない。」
和平たちが千明を連れていこうとすると、万理子の部屋の扉が開いた!

「万理子。お前何やってんだ!?」
「万理!」

「・・・あのう、せっかくのお話・・申し訳ありませんが・・
 あの、まったく、そういうことでは、なくてですね。」
「はぁ・・。」
「ホントすいません。
 あのう・・あのう・・」

万理子はそこに広行がいることに気づく。

「ごめんなさい!あのう、やっぱり・・やっぱり言えません。
 あのう・・・
 もう一度、さらに・・・固まります!」
万理子は再び部屋に籠ってしまう。

千明を見送る和平。
「あの、本当に、すみませんでした。今日巻き込んでしまって。」
「いいえ。こちらこそお役に立てなくてすみません。」
「いや、とんでもないです。」
「それに私なんか、途中から変なこと言いましたよね。
 ハハハッ。恥ずかしい。
 あの、笑ってくださいね。
 後でも思い出して笑ってください。」
「いや、笑いませんよ。」
「・・・」
「笑いません。
 いいじゃないですか。どんな形であれ、ちゃんと恋が終わったんだ。
 好きだったんでしょう?その、ポストイットの彼のこと。」
「・・ええ。」
「じゃあいいじゃないですか。 
 ・・・それに比べて、私は駄目です。
 妻に、先立たれた男は駄目ですね。
 突然、事故でいなくなってしまったんで、
 何だか、結論が出てないんですよ。
 私は、妻との恋が最後だったのか、そうじゃなかったのか。
 私の恋はもう終わりなのか、よくわからないんですよ。
 だから、あんな風に、笑える、いや笑えるっていったら失礼ですけど、
 最後の恋ネタを持っているあなたが羨ましいです。」
「そうですか?」
「ええ。
 それに、最後かどうかなんて分からないですよ。
 まだ若いんだし。
 45と、50は違うんですよね?」
「ええ、そうですね。」
「ああ。フフッ。
 寒い。すいません、引き止めて。」
「いえいえいえいえ。」
「ホントにすみませんでした。」
「いいえ。」
「おやすみなさい。」
「おやすみなさい。」

それからしばらく後、千明の家に真平が訪ねてくる。
「千明。お腹空いたでしょ。キッチン借りるよ。」
「・・・夢のようだね。」

「いい匂いだね。」
「うまそうでしょ?」
「うん。」
「あ、さっきはごめんね。」
「ううん。大丈夫?万理子ちゃん。」
「うん、多分。
 あいつの心がいつも不安定なのは、子供の頃からで、
 俺のせいなんだ。」
「真平くんの?」
「うん。
 双子ってさ、一心同体みたいなとこあってさ。
 あいつはいつか俺がいなくなってしまうんじゃないかと思って、
 おかしくなったんだ。」
「いなくなるって?」
「え?・・ああ、何でだろうね。分かんない。
 よし!もうすぐだよ。仕上げ!」
「たまらんねえ!」
「じゃ、ワイン用意して。」
「うん、ワインね。」

長倉家
「万理子は?」
「全然反応なし。」とえりな。
「そっか。、
 な、えりな。」
「何?」
「えりなはさ、お母さん欲しいか?」
「・・・」
「うん?」
「何だか分からないけど・・」
「うん。」
「私のためにとかそういうのはやめてね。」
「・・・そうだよな。」
「おやすみなさい。」
「おやすみ。
 ・・・はぁ。最後の恋、か。」

和平は、一条から預かった見合い写真を見ていた。
するとそこに知美が現れる。
「こんばんは〜。」
「あれ!?あれ、どうしたの?どうした!?」
「すいません、夜分に。」
「いやいやいや、俺もこんな格好でごめんなさい。」
「いえ。
 あの、お見合いの話なんですけど。」
「えっ?」
「あれ、母です。私の。」
「アハハ。・・・は、母!?ハハって、母!?」
「はい。」
「ああ。」
「それを言いに来たわけではないんです。」
「えっ?」
「これ。」
「何これ?」
「これは私です。」
「それは分かってるけど。」
「私も、お見合いに立候補します。
 なので、お見合いは3人で。
 つまり、2体1でさせていただきます。
 よろしくお願いします。」
「・・・ちょ、ちょっと、意味が分からない。」
「では、日曜日に。」
「ちょ、ちょっと待って!ねえ、知美、大橋さん!
 ・・・どういうこと!?」

千明の家
「お待たせしました。」と真平。
「いいえ。ありがとうございます。」
「食べよっか!」
「うん!」
ワインを開ける真平をみつめる千明。
「あのさ、真平君。」
「うん?」
「この間のお誘いってさ・・・
 お断りしておいて今更言うのもあれなんだけど・・・
 あのお誘いって・・・まだ、生きてる?」


1週遅れでレビューをUP!

万理子を元気づけようと一生懸命自分語りする千明、
職場ではキツいけど本当はとても優しい女性なんだと思う。
終わった恋の話の中に、千明がポストイットを嫌いと言っていた
理由がちゃんと描かれていて、さすがだなぁと思った。
恋人の置き手紙に使われていたら、嫌いになっちゃうよな〜。

最近は女3人をメインにしたドラマが流行っているのか?
でも確かに、女3人集まれば賑やかです!
昔の恋人がどうしているか検索して、死んでる!って。
いくつの人と付き合ってたんだ〜?

第1話では和平のことをあからさまに嫌がっていた知美ちゃん、
母が和平とお見合いすることになり、急に態度を変えてきた。
母を取られたくないから邪魔しようとしているのかな?

真平の天真爛漫さが素敵〜。
でもやっぱり彼は病気のようです。

「私と、おじいちゃんとおばあちゃんになるまで、一緒にいる気ある?」
「・・・それはできないや。」
「仲良くしようよ。短い人生なんだからさ。」
「双子ってさ、一心同体みたいなとこあってさ。
 あいつはいつか俺がいなくなってしまうんじゃないかと思って、
 おかしくなったんだ。」

子供の頃から体が弱かったのかな・・・。

会話の楽しいドラマなので、明るい展開になるといいなー。



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公式HP

【キャスト】

吉野千明
  小泉今日子
長倉和平
  中井貴一
長倉真平
  坂口憲二
長倉万理子
  内田有紀
AP三井さん
  久保田磨希
田所勉
  松尾諭
大橋知美
  佐津川愛美
武田誠
  坂本真
長倉えりな
  白本彩奈
一条さん
  織本順吉
水野祥子
  渡辺真起子
荒木啓子
  森口博子
水谷広行
  浅野和之
水谷典子
  飯島直子


【スタッフ】

脚本
  岡田惠和
音楽
  平沢敦士
主題歌
  浜崎あゆみ「how beautiful you are」(avex trax)
プロデュース
  若松央樹
  浅野澄美(FCC)
演出
  宮本理江子
  谷村政樹
  並木道子
制作
  フジテレビドラマ制作センター


小泉今日子さんの主な出演作品



中井貴一さんの主な出演作品





この記事へのコメント
ちーずさん、こんにちは。
レビューありがとうございました!
おかげで第一話から楽しめました。
てか、今期これが一番楽しめそう。
キョンキョンはアイドルとしては大好きだったけど、
女優としてはあまり興味がなかったので、「パパとなっちゃん」くらいしか見てないのですが、
いい感じにおばさんになってますねw
中井貴一はさすがです。
双子を演じる二人も先輩たちに囲まれて伸び伸び充実の演技をしてますよね。
この二人には驚いています。
Posted by マンデリン at 2012年02月01日 14:18
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最後から二番目の恋 第2話:大人の青春を笑うな!
Excerpt: ファンキーだなぁ・・・(?д?|l!)ぁ゙… 脱いだらひどいんですって事も事前に申告した上で、真平といい仲になったつもりの 千明だったのに・・・ 仲良さそうに別の女性と歩いてたのは何故? てか真平て..
Weblog: あるがまま・・・
Tracked: 2012-02-01 10:35
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