2012年08月11日

リッチマン, プアウーマン 5

『あなたを支えたい…二人で迎えた朝』

ある日、朝比奈恒介(井浦新)は地下駐車場で何者かが運転する車に襲われかける。
「脅しに斬新さがないね。」と呟く朝比奈。
その男が車から降りてきて・・・。

日向徹(小栗旬)が社員相手にプレゼンの練習をする。
「皆さんは、自分のことをどれだけ正確に知っていますか?
 自分のことぐらい、自分が一番よく知っている。そう思いますよね?
 じゃあ、あなたが社会人になってから今まで、稼いだお金の総額は幾らですか?
 それで支払った税金は?
 正確に知りたい。そう思ったらどうすればいい?
 税金のことだから、税務署に行けばいいのかな?
 でも、生涯賃金なんてどこで調べてもらえる?厚生労働省?
 税金のことを調べていたら、将来の年金のことも心配になってきた。
 日本年金機構にも問い合わせなきゃ。
 保険は?
 あー、もうめんどくさっ!いいや、調べなくても。
 多分、国がちゃんと管理してくれてるんだろう。
 大抵の人はこうなる。
 それでどうなった?
 皆さんの年金が消えた。
 国のせいだなんて言ったって今さら遅い。
 こうなった原因は?
 さっき言った。
 そう。めんどくさいからだ。
 そこで、パーソナルファイルだ。
 実にシンプルな見た目だ。よし、じゃあちょっと使ってみよう。
 65歳で僕がもらえる年金は月々幾らだろう?
 思ったままに検索する。
 65歳 年金
 こんなもんか。あんまり無茶できないな。
 僕が明日からえらく倹約家になったら、これのせいだから悪く思わないでくれ。
 お金のことだけじゃない。本籍地は?生まれた場所は?
 ちなみに、住民票は自宅でプリントアウトできる。
 役所は人件費や雑費を節約できて、
 僕らは役所に出向く時間と、交通費を節約できる。
 その金額は、デートのランチを、ちょっと豪華にできるくらいだけど。
 デザートが付いてるか付いてないかで、彼女の機嫌が変わってくるから侮れない。
 ・・・どうした?困ったな。何も見えない。
 何も見えない暗闇は、不安だ。
 一歩も動けない。
 ・・・小さな明かりだ。
 でも、ここから得られるわずかな情報でも、
 それが絶対に正確だとわかっていれば、
 僕らは動ける。
 選択できる。
 パーソナルファイルは過去の記録だけじゃない。
 僕らが、これからどう生きようか選択するときの、
 道標になる。
 以上だ。」

「すごいっすね!」社員たちが拍手する。
「完璧だ。本番が楽しみだな。」と山上。
「ええ。」と朝比奈。

「素晴らしいアイデアです。
 しかしね、会社がつぶれるほどの金を使うっていうんじゃ、
 取締役会はうんとは言えませんよ。
 インドのサーバールームを買う資金はどこから調達するんです?」
「だいたい強豪相手がJIテックじゃ勝ち目はない。」
「この話はなしだ。いい夢見させてもらいましたよ。」
役員たちはそう言い笑う。

怒った日向は役員たちに走り寄るが、それを朝比奈が止める。
「俺が話すから。」
「・・・」

社長室
「売り上げを回復させるために、チーフプログラマーをゲームの現場に戻せと。
 で細木を戻した。」と朝比奈
「事実上チームは縮小ってことか。」と山上。
「おかしいだろ!!ここは僕の会社だ!!
 何であんなバカなやつらに足を引っ張られなきゃいけないんだ!!
 取締役会のくずども!!」と日向。

荒れる日向を夏井真琴(石原さとみ)は心配そうに見つめ・・・。

日向がエレベーターに乗ると、真琴がいた。
沈黙の中、真琴の脳裏には日向と朝比奈燿子(相武紗季)のキスシーンがよみがえる。
そこへ、燿子も乗り込んできて、激しく動揺した真琴は、適当な階で降りてしまう。

残された日向と耀子の間にも気まずい空気が流れる。
「・・・ふふ。やだなぁもう。キスしたぐらいで。」と燿子。
「ふふ・・まあ、そうだな。」
「どうしたの?何かあった?まずい状況?」
「大したことじゃない。」

日向と別れたあと、燿子は余った大量の野菜を処分する乃木を見かける。
乃木が燿子に気づく。
「まずい状況になりましたね。
 これで3日間分ですよ。どうすんですか!?」
「・・・仕入れの数を減らす。オーナーには私が連絡するから。」
「・・・」
「・・・すいません。私のせいで。」
「・・・」

イマつぶで店のクチコミをチェックする燿子。
『シェフ?どうせオーナーの愛人でしょ?』
『実力ないのに勘違いする女って嫌い』
『期待の若手ww』
『店の前通ったけどガラガラやったで♪』

「・・・料理食べてから言いなさいよ。」
燿子が呟く。

そこへ、もんきぃの書き込み。
『イマガラガラの店内でスマホに見入ってるよ。
 コメント読んで死にたくなってるっぽいよ?』
燿子は慌てて店の外を見渡すが・・・。

そんな折、日向が進めるパーソナルファイルの運用実験を、
ある農村で行うことになった。
日向が選んだのは、世界が注目する工業デザイナーでありながら突然引退し、
現在は故郷でトマト栽培をしている青山誠人(片岡鶴太郎)という人物。
「一般市民に受け入れられたという実績があれば、総務省も納得せざるを得ない。
 これで、大手を一歩リードできる!」と日向。
なぜ青山を選んだのか・・・それは、彼が偶然にも真琴のメル友でもあった。
『マコト会』という同じ名前の人たちが集まるサイトで知り合ったらしい。

(回想)
「いただきます!」
青山から貰った彼の作品のお弁当箱を広げる真琴。
「・・・すばらしい!」日向が弁当を覗きこむ。
「え?そんなに?卵焼き一つ差し上げますけど。」
「何を喜んでる!
 僕が称賛しているのはこの不恰好な卵焼きじゃない。
 弁当箱だ!」
「え?」
「青山誠人のデザインと知らずに持ち歩かれrてるその弁当箱の絶望を思うと
 胸が痛いな。」
「大げさですね。そんなに有名なんですか?」
「お前が使ってるこのボールペン。
 何気なく使ってるこのボールペンを今の形にしたのが青山誠人だ。
 文房具メーカーにいあた青山誠人が、ボールペンのキャップをなくし、
 ペン本体を透明にしたんだ。
 中のインクの残量が分かるように。」
「へ〜〜〜。」
「へ〜〜〜って・・・。お前には分からんか。」
(回想終わり)

「来週、村に行って説明会とデータの移行を行う。」と日向。
「じゃあ2〜3日行ってじっくりやるか。」と朝比奈。
「だとすると、あまり人は割けないな。
 僕と、小川さんと・・・お前も来い。」
「私ですか!?」と真琴。
「弁当箱の礼は、直接言うべきだろ。」
「はい。」

その夜、何者かに尾行される気配を感じていた朝比奈は、
階段から突き落とされ重傷を負う。

病室
「ぼんやりしてて階段踏み外した。ついてないよ。」
朝比奈は見舞いに来た日向に嘘をつく。
「ま、いい機会だから少し安め。」
「ああ。ありがたいね。」
「いい知らせもある。」
「おう。」
「遠野に会った!」
「遠野?あの遠野か?懐かしいな。え?うち辞めて以来か?」

(回想)
「久しぶり。」握手を求める遠野秋洋(綾野剛)。
「久しぶり。そんな格好だから最初分かんなかったよ。
 家業を継いだのか?」と日向。
「まあ、うちは堅い会社だからね。
 独立したいって、NEXT INNOVATIONを辞めたくせに実家継いでんだ。
 恥ずかしいよ。」
「君は優秀だったと記憶してるけど。」
「いや、俺は日向についていけなくて辞めたんだ。自信なくて。
 でも最近思うんだ。やっぱ俺もものを作りたいんだよな。うん。」
(回想終わり)

「出資?遠野が?」と朝比奈。
「あいつの家は、中堅の商社でイマは中東を相手に業績を伸ばしてる。
 金があるらしい。」
「で?」
「10億なら出すと言ってる。」

(回想)
「君のお陰で俺もまた夢が見られるよ。
 ありがとう。」と遠野。
「来週地方から戻ったらインドに行く。契約に付き合ってくれるか?」
「もちろん。」
(回想終わり)

数日後、日向、真琴、小川智史(中村靖日)は青山の農村に向かう。
青山は真琴がマコト会のメンバーだと知り大歓迎する。

青山のトマト農園
「コストと手間と味を考えれば、このひと箱が1万円すんの妥当なんだよ。」
「1万・・・。」と真琴。
「で、世の中には、高くてもうまいトマトが欲しいって人もいる。
 昔はここが結びつかなかった。
 でも今は、世界のどっかにいる、買いたいって言ってくれる人と繋がれる。
 家にいながら。
 インターネットは地方にとって革命だ。」

「社長が言ってたことってこういうことだったんですね!」と真琴。
「僕が何か言ったか?」
「忘れちゃったんですか?」

『私達の技術は、人々の生活を劇的によくすることもできるんですよ。』

「じゃあ次、畑やってみるか?」と青山。
「あ、でもそんなに時間が・・・」と真琴。
日向、やれの合図。
「ほれきた。畑へ行きましょう。」
青山、真琴を担いで連れ去る!
日向はそんな二人の写真を撮って笑う。

村で運用実験を開始したが、ほとんど反応がない。
住民たちがパソコン操作を嫌っていたのだ。
そして、青山以外の農園の人々は、一人高いトマトを作る青山に
反感を持っていた。

思わぬ落とし穴に苦心する中、ライバルの大手家電メーカーJIテックが
「NEXT INNOVATION」を上回る規模のシステム開発チームを立ち上げた、
とのニュースが飛び込んでくる。

「このままだとパーソナルファイルの成功例が集まらない。
 これじゃ運用実験の意味が無い!」と日向。
「私説明してきます。
 とにかく、一度使えばみんな便利だって分かってくれます。
 私使い方一軒一軒説明してきます!」と真琴。
「やめとけ!」
「・・・私、日向社長のプレゼン見て、すごくいいなって思いました。
 きっとみんな分かってくれます。」
「・・・迷惑だ。」
「え?」
「今何時だと思ってる?」
夜中の12時10分。
「・・・じゃあ明日行きます!」
真琴の言葉に日向が微笑む。

翌朝、日向と真琴が村の高齢者を訪ねると、高齢たちが明らかにパソコンを
必要としていないことがわかった。
「失敗だ!!
 いつもの生活に不満がないから、新しいことなんかしない!
 機械が怖い、触る習慣がない。
 そう思う人間にこれ欲しい、触ってみたいと思わせるものじゃなきゃ
 ダメなんだ!!」
悩む日向・・・。

そんな中、小川が東京に呼び戻される。

その夜、マコト会主催、真琴の歓迎会が開かれる。
日向を心配しつつ、青山に言われて参加する真琴。
青山は酔っぱらいマコトにからみつつ、
「日向は一人にしてやれ。あいつは今考えてるんだ。」と言う。

トイレに出た青山は、一人悩む日向をじっと見つめていた。
そこへ来た真琴に
「日向なんざまだまだケツが青いわ。」
と笑う。

日向は部屋で一人、パソコン画面を見つめていて・・・。

翌朝、目を覚ました千尋は徹夜で考えていた日向を散歩に誘う。
「いやぁ、いい空気ですね〜!」
「確かに清々しいが、お前の匂いのせいで、ここ半径5メートルの
 空気のうまさは半減してる。」
「うわ、ごめんなさい。」
広がる田園風景に見とれる二人。
「・・・奇麗だな。」
「はい。」
「諦めたほうが、みんなのためになるのか?」
寂しそうな日向の肩に手を伸ばす千尋。
「・・・まだまだケツが青いそうですよ。」
「何?」
「あの、青山さんが。そう、青山さんが言ってました。
 日向さんのこと。」
「ハハ。」
「青山さん、自分が作ったものを、人が買ったり使ったりしてるの
 必ず見に行くそうですよ。
 こっそり、隠れて。
 で、見に行って一番うれしかったのは、ボールペン。
 文房具屋さん何軒も見て回ったって。
 サラリーマン時代の、名前の残らない仕事なのにどうしてですか?
 って聞いたら・・・失敗したからだよって。
 最初めちゃくちゃ失敗して、くそ上司にけなされて、
 こんなもん作れるわけねえって罵倒されて。」

(回想)
「でも作った。
 それが売れた。」
(回想終わり)

「新しいことをやろうとすれば、必ず失敗する。
 必ず非難される。
 でももの作りは・・・そこから始まるんだって。」
「・・・」
日向はその言葉に微笑み、何度も頷き、そして真琴を見つめる。
「・・・お前が言うな!偉そうに。」
「いや、だからあの、青山さんが言ったんですよ。私じゃなくて。」
「・・・これからだ!」

パソコンに触る習慣のない人が触ってみたいと思えるものにしなければ
パーソナルファイルの成功はない、と悟った日向は、
キーボードをなくし、音声入力できるようにしろ、とスタッフに指示する。
細木も、自分は今でもプロジェクトメンバーだと協力をかってでた。

東京に戻ることになった日向と真琴に、青山はトマトを送るから
住所を書くようボールペンを渡す。
「あ・・これ、青山さんが作ったんですよね。」と真琴。
「こんなもん、ただのボールペンだ。かちゃかちゃだ。
 ・・・」
青山は、トマト運びを手伝わされている日向に、ボールペンを渡して微笑む。
日向は立ち去った青山に、深く頭を下げ・・・。

立ち去る日向に、青山の農場で受注担当する老婆が声をかける。
「やめちゃうの?パラソル何とか。
 ずいぶん、便利で私は助かると思ってたのよ。
 私、忙しいからね。」
「やめませんよ。」
女性は日向にエールを送る。

飛行機の中、真琴の肩にもたれかかり、ぐっすりと眠る日向。

空港
「何をにやにやしてる?」
「別ににやにやしてませんよ。」
「お前は帰れ。遠野が来たら僕はこのままインドに向かう。」
「このままインドですか!?大丈夫ですか?」
「大丈夫だ。よく眠れたから。」
「・・・そうですよね。」
「何だ?」
「いや別になんでもありません。」
「この間からジロジロ僕を見るのは何なんだ?」
「見てませんよ!」
「見てる。何かこう、恨みがましい目で。」
「え・・・」
「言いたいことがあるならはっきり言え。
 待遇に不満でもあるのか?」
「あの・・・見てしまって。
 社長と・・・燿子さんが。」

そこへ、安岡倫哉(浅利陽介)が駆けつける。
「日向社長!!
 日向社長。すいません。機内で連絡取れなくて。」
「どうした?」
「遠野さんが消えました。」
「・・・」

山上芳行(佐野史郎)が遠野の会社に問い合わせたところ、
遠野は海外に出張中で出資の話など聞いていないとの返答だった。
パーソナルファイルのサーバールームの建設に行き詰まってしまった、
と重苦しい空気が流れる中、松葉杖をついた朝比奈が現れる。

「まだ手段はある。
 JIテックとの提携の話がまだ生きてる。
 サーバールームの建設費も、折半できる。」と朝比奈。
「いいじゃないですか!これで手を打ちましょう。」と山上。
「ただし、条件がある。
 インターフェースの開発も共同でやったことにしてほしいそうだ。
 向こうが主導で。」
「チームの成果は売り渡せない!」と日向。
「それじゃあどうするんだ?」
「・・・ ・・・ 株を売る。
 僕の持ってる自社株26%のうち、5%売れば130億調達できる。」
「お前が筆頭株主でなくなるのはまずい。」
「朝比奈がいるから大丈夫だ!
 君の25%と、合わせて46%あれば問題ない。」
「・・・うん。分かった。お前が好きなようにやれ。」

日向はインターネットニュースをチェックする。

『NEXT INNOVATION日向徹社長、自社株売却
 サーバールーム建設費用捻出のため』

その後、日向は青山から届いた大量のトマトを、燿子のレストランへ持って行く。
店に客は一人もいない。
「何だ?もう閉店か?」
「どうしたの?」
「ジャーン。」
「うわー。すっごいいいトマト!」
「友人の熱い気持ちがこもっているが、残念ながら僕はトマトが嫌いだ
 このトマトの幸せを考えたら、君に使ってもらうのが一番かなと思って。」
「じゃあトマトが嫌いな人でも食べられる料理、作ってあげる。」

「どう?」
「うーーん。・・・うまい!」
「やった!」
「最近、客が少ないみたいだな。」
「はぁ・・・痛いとこ平気でつくわね。」
「あ、悪い。」
「ネットに色々書かれちゃったのよ。
 でも大丈夫。何とも思っていないから。」
「そうか?僕は結構ヘコむぞ。
 詐欺師だの独裁者だの、パクリ野郎だの、ネットオタクのひとでなしだの。」
「フフフ。バカにしてるでしょ?」
「フフフ。」
「何もしないで今までどおりのことしてれば、非難もされないんだろうけど。
 おとなしくしていられるタイプじゃないの。」

そんなところへ、朝比奈から燿子に渡すよう頼まれた書類を持った真琴が入ってくる。
そこに日向がいることに驚いた真琴は、慌てて店外へ。

真琴を追って出てきた燿子。
「何かこの前から変だけど。何なの?」
「・・・すいません。あの、お二人がキスしてるとこ見ちゃって。」
「ああ。」
「あの、べ、別に見たくて見たわけじゃないですよ。
 あの、あんなとこで堂々と。外から丸見えだったし。」
「分かった。分かったから。」
「ごめんなさい。すみません。」
「それで?その変な態度は何で?」
「え?」
「好きだからでしょう?日向さんのこと。」
「え・・いや、そんな、ほんとに・・」
「否定するんだ。」
「いやだってあの・・社長ですよ?職場の。あの。
 上司というか、あの。だから社長なので。はい。」
「嘘つきね。」
「・・・」
「で?日向さんのこと、どう思ってんの?」
「・・・どうって。嫌味だし、すぐ人のことバカにするし。
 何この人って思ってます。
 でも・・・すごいなぁって。
 すごい仕事する人だなぁって。
 そこは尊敬というか・・・。
 できれば力になりたいんです。
 分かってます。自分ごときが力になんかなれないってことぐらい。
 でも・・・支えたいっていうか。・・・そばにいたいんです。」
「・・・ ・・・。 アハハハ。いいじゃんそれ。」
「あい、や。あの。」
「分かった。じゃあここからってことね?」
「いや、そん・・・」

そこへ日向がやってくる。
「あ、いや・・え?すいません。お疲れ様でした。」真琴が走り去る。

「料理ありがとう。これで友人に嘘をつかなくて済む。
 じゃ。」
「ねえ。送ってくれない?」

店を後にした真琴が信号待ちをしていると、燿子を乗せた日向の車が通り過ぎる。
それを目撃した真琴は、訳がわからなくなる。

「今夏井さんがいた。」と燿子。
「え?」サイドミラーで真琴の姿を確認する日向。
「見えた?」
「いや。」

その頃、朝比奈は人目を忍んで遠野と会っていた。

(回想)
「資本金の半分は折れが出したんだ。
 二人で利益独占するために俺を追い出したんだろ?」と遠野。
「・・・」
「NEXT INNOVATIONの50万人分の個人情報ですよ。
 辞める時、ちょっと細工をね。
 レッドバス、でしたっけ?個人情報流出して、倒産しちゃった会社、ありましたよね。」
「いくら欲しいんだ?」と朝比奈。
「200億・・・って言いたいとこなんですけど、2億でいいや。」
「・・・」
「決断は、早めにお願いします。
 俺♪こう見えて♪荒っぽいとこあるかもな〜♪」

最初の密談のあと、遠野は朝比奈を階段から突き落とした。
「くそ。いってー。あいつバカだな。
 手出したら下手見んの、遠野くんなんだぞっと。
 ・・・そっか。痛いだろうな加rあ。うーん。
 ああ、やだな、もう〜。
 うーーん。だーー!!」
朝比奈は自ら自分の足を折ったのだ!

その後、遠野が入院している朝比奈を訪ねてくる。
「お前を恐喝罪と窃盗罪で訴えることにした。」
「・・・」
「ああ、あとこれ。傷害罪。」
「セキュリティーの甘さが露呈したら、そっちだって致命傷だろ?」
「いい方法がある。お互いにとって。
 お前がムカついているのは・・・日向徹だろ?」
「・・・」
「ハハハハハ!痛ててて。」
(回想終わり)

地下駐車場
「日向の手放した株、うちで買ってます。
 朝比奈さんのと合わせて、日向の持株をだいぶ上回りましたよ。」と遠野。
「うん。じゃあ次のステップだな。
 お前、これ忘れんなよ。」
怪我を見せつける朝比奈。
遠野は朝比奈にフーセンガムを渡す。

翌日、「NEXT INNOVATION」の社内は大混乱となっていた。
ユーザーの個人情報500万人分が流出したのだ。
システムに侵入された形跡はなし。でもデータは盗まれていた。

テレビのニュース番組
「国内最大の個人情報流出事件です。
 IT関連企業のNEXT INNOVATIONが、ユーザーの個人情報およそ500万人分を
 柳州したもようです。」

「何でこう次から次へとヤバイ事態になるのかね。」と山上。

「ハッカーの所在を洗え!必ずどこかにいる。」と日向。
「はい!!」

朝比奈の元に山上がやってくる。
「こんなの聞いてないですよ!
 会社の名前に傷がついたらまずいでしょ!?」
「・・・大丈夫ですよ。傷がつくのは・・・日向徹だ。」
「・・・」

真琴は、対応に追われる日向を見つめることしかできず・・・。


ついに朝比奈の暴走が始まった!
朝比奈の狙い通り、日向は筆頭株主でななってしまった。

「お前が筆頭株主でなくなるのはまずい。」
「朝比奈がいるから大丈夫だ!」
この時の日向の満面の笑み。朝比奈への信頼が切なくなる・・・。


朝比奈は今まで日向を自分の掌で転がしてきた。
人を覚えられない日向だからこそ、彼の心に入ることができるのは
本当に限られた人間だけだった。
ところが、真琴と出会った頃から、何故か朝比奈の思うように
日向は動かなくなった。
日向への嫉妬心。常にナンバー2な自分。
そして、朝比奈が動き出した。

山上もこの計画をざっとは知っていたようです。
でも、「傷がつくのは日向徹」と言った朝比奈の笑みに
一瞬引いていたのが伝わってきました。



燿子と日向は置かれたポジションがよく似ていますね。
役員に叩かれ会社を思う通りに動かせずにいる日向。
店の評判、根拠ない噂に悩む燿子。
書き込みをした一人、もんきぃって誰でしょう?


一箱1万円のトマトと普通のトマト。
農民が青山に反感を抱くのもわかる気がする。
だからこそ、青山は日向の気持ちを理解していた。

「新しいことをやろうとすれば、必ず失敗する。
 必ず非難される。
 でももの作りは・・・そこから始まるんだって。」

新商品を編み出してきた青山は、産みの苦しみを知っている。
日向を見守る親の目線がとても温かかったです。
真琴に絡んでた時のヨッパなオヤジとは別人(笑)


朝比奈の暴走はどこまで続く!?
日向をNEXT INNOVATIONから追放することが狙いなのか?
そうなると、日向は真琴に支えられながら、新たな会社を立ち上げるのか?
今回の青山のように、日向を理解する人は多い。
社員の中からも、朝比奈ではなく日向を選ぶ人が出てきて、
結局朝比奈は孤立してしまうという流れかな?


待ちに待った綾野剛さんの登場。見入りました!
ガムをパチンとか、アドリブなのかなぁ。

あと、青山のスペシャルトマトを食べた真琴を見ている時の
トマト嫌いな日向の表情がツボでした。


ランキングに参加中!応援クリックよろしくお願いいたします。
人気blogランキング    TV Drama Ranking



気になる点
日向は6歳の時養子として今の両親に引き取られた。
真琴が高3の時、母を探しに高知にやってきた日向と出会う。
9年前、旅行中の燿子、汽車の中で日向と出会う。
8年前、大手通信会社に勤める朝比奈、日向と出会う。
5年前、証券会社に勤める山上が日向と出会う。


・千尋は日向のことを知っていたのか。それとも会社を調べて興味を持ったのか。
・千尋が澤木千尋の存在を知ったのはいつ?
・フェイスブックもどきに登録したのは千尋なのか?それとも本物の澤木千尋なのか?
・千尋の資格
 普通免許、漢字能力検定2級、TOEIC840ten ,色彩検定、秘書技能検定2級、
 食品衛生管理者、キネシオテーピング資格、クリーニング師、世界遺産検定、
 きものコンサルタント、管理栄養士、ギフトラッピングコーディネーター、
 グリーンセ・・・、レタリング技能検定3級、サービス接遇検定、
・千尋の趣味
 魚釣り
・特技
 暗記


安岡君の名前覚えて作戦
第2話:名前Tシャツ
第3話:『(や)さしくて!(す)素直で!!(お)おもろい!!!(か)角刈り(笑)』


仮)7月クールフジテレビ系月9ドラマ 「リッチマン、プアウーマン」 オリジナルサウンドトラック
仮)7月クールフジテレビ系月9ドラマ 「リッチマン、プアウーマン」 オリジナルサウンドトラック林ゆうき

ポニーキャニオン 2012-08-29
売り上げランキング : 118627


Amazonで詳しく見る
by G-Tools




キャスト
日向 徹 : 小栗旬
澤木千尋 : 石原さとみ
(夏井真琴)

朝比奈 耀子 : 相武紗季
朝比奈 恒介 : 井浦新

安岡 倫哉 : 浅利陽介
小川 聡史 : 中村靖日
宮前 朋華 : 八木のぞみ
立石 リサ : 舞川あいく
山下 芳行 : 佐野史郎

小野 遥香 : 野村麻純
久我 友樹 : 古川雄輝

夏井真二郎
夏井真一
夏井歌子

乃木 勇太 : 丸山智己
笛木 匡正 : 中原丈雄

スタッフ
脚本 : 安達奈緒子
プロデュース : 増本淳、関口大輔
演出 : 西浦正記、田中亮
音楽 : 林ゆうき
制作 : フジテレビドラマ制作センター


小栗旬さんの主な出演作品



石原さとみさんの主な出演作品





この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。