2012年09月09日

リッチマン, プアウーマン 9話

『私を信じて! あなたの壁を壊したい』

海辺で寝ていた日向徹(小栗旬)が目を覚ますと、その横には夏井真琴(石原さとみ)がいた。
驚いて叫ぶ日向。
「・・・ごめんなさい。大丈夫ですか?」
「はぁ・・。この状況で寝られる自分に驚くな。フッ。」
「・・・大丈夫ですよ!大丈夫。
 なんてったって日向徹ですからね!」
「・・・」
「これから又、いくらでもすごいことできる、
 うわー!!」
風に飛ばされたビニール袋が真琴に顔に張り付く。
「うわ!砂口に入った!」
真琴の顔についた砂を払う日向。
二人の視線が合い・・・日向が真琴に顔を近づけ、真琴は静かに目を閉じる。
「・・・じゃりじゃりしそうだな。」
一瞬の苦しい表情のあと、日向はそうふざける。
「うん!?」
「砂がついてる。」
「あっ!」顔についた砂を払う真琴。

「帰って寝る!」
「え?」
「とっとと帰ろう。これじゃ、傍から見たら・・・
 夏の夜の海という妙に記号化された雰囲気に酔う・・・バカップルだ。チッ。」
「・・・」
「早く立て。行くぞ!」
「はい!
 ・・・明日、これからの作戦立てましょう!」
「・・・ああ。そうだな。」


「NEXT INNOVATION」では、新社長となった朝比奈恒介(井浦新)が
雑誌の取材を受けていた。
「我々は以前から、朝比奈さんこそトップに相応しいのではないかと
 思っていましてね。」
「まあ称賛であれ非難であれ、世間から評価されるポジションに立つことに、
 今はわくわくしていますよ。
朝比奈は笑顔で記者に答える。

朝、日向は真琴をある事務所に連れていく。
「何ですか?ここ。」
「みんなついてくると言うから、その日のうちに借りた。」
「もう借りたんですか?
 え?日向さん。安岡さん。細木さん。小川さん。
 私の分はないですよね〜。」
「お前が来るとは聞いてない。」
「はい。・・・高っ!いいですねぇ。お金に余裕のある人は。」
家具の請求書の金額は、2,676,555円。
「・・・」
「え!?まさか、全然把握してないんですか?お金のこと。」
「・・・」
「・・・」
「確認する。」
「はい。」

日向のマンション
「自宅と車は、会社名義になっています。
 家具は売却するなら、それなりの代金をお支払いしますが。」と弁護士。
「・・・そうしてくれ。簡単に済んでよかったよ。」
「あなた今、ご自分が現金をいくらお持ちか、分かってますか?」
「・・・」
「個人資産250億は、1ヶ月前の話ですよ。
 おそらく、今のあなたの全財産は・・・これぐらいですよ。」
計算機を見せられる日向。
「・・・バイクを売ったらどうなる?」

自宅を引き払った日向は、スーツケース一つとロボット掃除機+ミニカーを手に、
真琴のアパートに現れる。
「・・・お前のとこに来てもいいか?」
「・・・えーーーっ!!」

その後二人は日向が通う禅寺に行く。
「僕としたことが。お前のところに行くなんて血迷ったな。」
「そうですよ。冷静に考えればこんなにいいところが。ねえ!」
「・・・うむ。そうであった。」

「あなたが一緒で良かった。」と笛木。
「え?」
「母親に置いていかれて、今度は、仕事のパートナーとはいえ、
 やっと心を許せる人に出会えたと思ったのに。」
「・・・私には心を許してくれるんでしょうか?」
「遠慮しないで、がんがんぶつかってやってください。」
「そうですね。」
「それで、壊してやってください。彼の、壁を。」
「・・・はい。」

その後、事業提携をするJIテックから、朝比奈が率いるパーソナルファイルの
インターフェイスには費用がかかり過ぎる、とクレームが入る。
朝比奈は、日向が開発してきたそれを簡易なものに変更する、との決定を下す。

その決定に不満を覚える小川智史(中村靖日)らだったが、
朝比奈に渡された契約書を見て驚く。
「すご!給料、こんなに?」と細木(植木紀世彦)。
「国の情報を預かるんだ。その責任の重さを考えればこれぐらいは当然だし、
 君たちにはその能力があると思ってる。
 東京タワーやスカイツリーを作った人たちの子供が、
 僕のお父さんはあれを作ったんだと、誇らしげに言うように、
 君たちの子供も言うんだよ。
 僕のお父さんは、パーソナルファイルを作ったんだって。
 君たちはそういう仕事をするんだ。
 商品は完成させて世に送り出さなきゃ意味がない。
 作り替えてもらえるかな?」
「・・・分かりました。」

カフェで会う日向と朝比奈燿子(相武紗季)。
燿子は、朝比奈が個人情報流出を仕組んだ証拠が入っている、と言ってUSBメモリを差し出した。
しかし日向は、もうどうでもいいことだ、と関心を示さない。
「朝比奈はどうしてる?」
「・・・気になるの?あんなふうに追い出されて?
 人がいいわね。」
「・・・」
「ねえ、ムカつかないの?裏切られて、全部奪われたんでしょ?
 復讐してやりたいとか、思わないの?」
「・・・そうだな〜。ハハッ。そう思ってもいいよな。
 ・・・でも、意外と平気だな。」
「何か、もっとこう、弱ってるかと思った。」
「弱ってもいられないんだ。バカが一人ついてきたから。」
「え?」
「いyいあ。とにかく、君が謝ることじゃない。」

事務所
日向の通帳を開く真琴。
「見たことないこんな数字!3億・・・が15万。嘘みたいな減り方。」
日向はイスでクルクル回っている。
真琴は壁に『節電』と書いた紙を貼る。
「何だ?それは。」

『節水』
『エアコンの設定温度は28度』
『備品の無駄遣いはやめましょう』

「日向徹の金持ちマインドを矯正するのに最も有効なシステムです。」
「やめてくれ。猛烈にかっこ悪い。」
「もう、一日中そうしてるつもりですか?」
「頭が痛いんだ。」
「ぐるぐるぐるぐる回ってたからでしょう!?
 頭痛いのなんかね、ここら辺ぎゅーっとしとけば治りますよ!」
「イタタタタ。痛い〜。」

『仕事をしよう』

「見えてますか?」
「・・・」
「世の中をよくしようとか、そういうのはすごく大事なことだと思います。
 でもまずは働かなきゃ。」
「やりたいことがないんだ。」
「・・・やりたいことがあって、それで食べていける人なんてほとんどいません。
 みんな何やっていいか分からないから、とりあえず大学に入って、
 会社に入って、やれる仕事をして。
 それで、ああ、自分のやりたいことってこの仕事なのかもしれないって。
 そういうのもすごくいいことなんだと思います。」
「そういうふうになればいいのか?俺も。」
「・・・」
「・・・いや!お前の言うとおりだ。
 ・・・でも今は・・・。」
「今は?」
「・・・74円貸してくれ。」
「え?」
「そこのケーキ屋は、5時過ぎると全部半額になる。」
「はい?」
「フフ。今は、プリンが食べたーーい。」
「・・・」

ケーキ屋
ショーウインドウに顔をくっつけて商品を選ぶ日向に、
隣にいた子供も呆れ顔。

店の外から日向を見ていた真琴、
「ダメだ。あの人お子ちゃまだ。」

日向が店から出ると、真琴は母親と電話で話していた。

「うん。うん。そう。
 だから研究所は断ったが。
 就職活動もやめた。
 会社をつくったがやき。
 いいの!うちはやりたいこと、やりゆうがやき。
 仕事やってすごく順調やし。いや、うまく二人でやり・・・
 また電話するき。じゃあね。」

事務所に戻った二人。真琴はビールで酔いつぶれる。
真琴の携帯が鳴る。
「鳴ってるぞ。」
「あ、はい。プリン王子。」
電話は母親からだった。
日向は酔いつぶれた真琴を見つめ・・・。

テレビのニュースが、NEXT INNOVATIONがパーソナルファイルの運用実験を開始したと伝える。
「何だこれは・・・。」
インターフェースが全く別の形に変えられていて、日向は怒りに震える。

朝比奈は、新しく作り替えたパーソナルファイルを総務省の報告会で発表するが、
事務次官・藤川(大地真央)の反応は鈍い。
「技術力をアピールするには、ちょっと物足りない気もしますけどね。
 パーソナルファイルのインターフェースは何故、この形に?
 以前の日向徹さんの作った形の方がずっと洗練されていて、
 使いやすいと思うんですが。
 今のはまるで、お役所が作った、使えないウェブサイトみたいですね。」
「・・・予算の問題です。国民の税金で作るにしては、以前のインターフェースは
 コストが掛かり過ぎます。
 現実的な形を、模索した結果です。」
「NEXT INNOVATIONから日向徹が抜けると、結果、こういうことになるんですね。
 分かりました。」
「・・・」

朝比奈はオフィス内の思い出の壁を真っ白に塗りつぶすよう指示。
「キレイになりそうですね!」
「ええ。もう今日中には。」と業者。
業者が中心部分を塗っていた時、朝比奈はその手を留め、自ら塗りつぶし始める。
その様子を社員たちは悲しそうに見つめ・・・。

銀行に行った真琴は、NEXT INNOVATIONから自分の口座に150万振り込まれていることを知る。

真琴から連絡をもらい、待ち合わせ場所に急ぐ朝比奈。
そこへ偶然通りがかった燿子は、朝比奈が真琴に会いに行くと知り驚く。
朝比奈はタクシーに乗り込むと行き先を告げ・・・。

ローヤルガーデンカフェ
「返さなくていい。成功報酬150万。当初の契約どおりだ。」
「あのでも結局私は何のお役にも立てなかったわけですし。」
「日向、どうしてる?」
「・・・気になりますか?」
「あいつが反撃してくるなら、その出鼻くじかないとな。
 こっちがやられるからね。」
「・・・何もしてないです。何も。」
「・・・」
「本当は私と一緒にいるのも嫌なのかも。」
「・・・君が自分で選んだんだろ?」
「・・・はい。」
「フッ。」
「じゃあ、私はこれで。」
「もう少し、いてくれないか?」
「え?」
「ああ・・何だろうな。俺も少し疲れた。」
「・・・」
「あ、いや。そこに座ってくれてるだけでいいから。・・・頼むよ。」

日向の新事務所
「私の気が治まらないの。
 お兄ちゃんが、情報漏えいを仕組んだ証拠が入ってる。」と燿子。
「こんなことしてくれなくていい。」
「どうして!?はめられたのよ!?
 これがあれば、いくらでもやり返せるの!」
「もうどうでもいい。」
「あなたのために何かしたいの。
 私、お兄ちゃんがあなたのこと裏切ろうとしているの知ってて言わなかったし。」
「やめてくれ!君には関係ない。」
「・・・フッ。そうよね、関係ないよね。
 これ、夏井さんが?」壁を見渡す燿子。
「ああ。」
「・・・ね、いいお店見つけたの。ちょっと付き合わない?」

「だからどこへ行くんだ?店はどこにあるんだ?」
「いいから!」
「もう・・・。」

わけがわからないまま連れてこられたのはカフェだった。
そこには、朝比奈と笑い合う真琴の姿があった。
「分かったでしょ?あんまり良い人ぶってるとバカを見るわよ。
 行こう!」
日向は凍り付いたままふたりをじっと見つめていた。

そんな折、真琴は藤川に内密に呼び出される。
「ご無沙汰しております。」
「あ、どうぞ。乗って。」
「失礼します。」
「ごめんなさいね。急に。」
「いいえ。あの、何か?」
「あなた、物を覚えるのが得意だったわよね?」
「え?」
「30分で、覚えてもらいたいことがあるの。」
「・・・」
「日向徹にしかできない仕事なの。」
車の後部座席には、元パーソナルファイル問題報告書。

嬉しそうに事務所に戻る真琴。
そこへ、派遣会社から連絡が入る。日向が連絡したというのだ。

「何で日向さんが私の就職先決めるんですか!?
 あの、だいたい私ここで働きたくて。」
「好きな方を選べばいい。」
「はい?」
「僕が手を回す必要もなかったな。
 NEXT INNOVATIONに戻れるなら、戻してもらえ。」
「あの。何のことですか?」
「・・・将来を託すなら、朝比奈の方がいい。」
「え?」
「会ってるのを見た。」
「あ、いや、あれはただ、朝比奈さん、」
「いいんだ!・・・ほっとしてるんだ。」
「・・・」
「お前ももう限界だろ?無理させて悪かった。もういい。」
「・・・私は重荷ですか?」
「・・・どうせお前もいなくなる。」
「・・・私のこと信じられませんか!?」
「・・・」
「・・・ああ、そうですよね。
 私嘘つき女ですもんね。」
「・・・ああ。そうだったな。」

数時間後、事務所に戻ってきた日向は、暗い室内で電気もつけずに椅子に座る。
そして、自分のもとを去った母親のこと、自分を裏切った朝比奈のこと、
傷つけてしまった真琴のことを思い、ひとり涙を流す。
やがて、「み〜んな、いなくなればいい。」とつぶやき電気をつけると、
部屋中に貼られた張り紙が目に飛び込んでくる。

『パーソナルファイルのインターフェイスを
 作る仕事です』
『日向さんの仕様でコスト半分で作り直してほしいとの依頼
 ただし正式ではないので書類・データはありません』
『現在のインターフェイスの問題点』
『実装にかかる費用180億円』
『小川・細木仕様のプログラミング』
『期限は3日。藤川さんからの宿題です』

それは、真琴が藤川から受けたパーソナルファイルのインターフェイスの受注内容だった。
真琴との2ショット写真を見つめる日向。
現状の問題点や要望が細かく書き込まれた紙をかき集めながら、
やる気を取り戻した日向はパソコンを立ち上げた。
「期限は3日?
 僕を何だと思ってる。
 フッ。2日でできる!」

後日、総務省の定例報告会で、藤川は朝比奈らの前で新しいインターフェイスを披露する。
「パスワードが、ピクチャーパスワードになってる!」
「予算に収まる現実的なものを作っても、誰も使わなければ、結局、
 税金の無駄遣いです。」と藤川。
「このインターフェイスは・・・」と細木。
「JIテックさんにお願いして作っていただきました。
 コストは当初の半分です。」と藤川。
「ちょっと、使わせてください。」目を輝かせる小川。
「プログラムに、イースターエッグが隠されてる。
 これは・・・!」と細木。

「何ですか?この映像。」
「隠し映像みたいなやつじゃないですか?」
「これはパーソナルファイルではないですよね?」
「プログラマーのおふざけでしょう、きっと。」

それは、日向から、小川、細木、安岡へのメッセージ。
『Change the World!
 〜クソガキども、世界を変えろ!
 小川 細木 山岡』

「山岡って。またですか!」安岡(浅利陽介)が目をうるませる。

駅の改札の前で子犬のように真琴を待つ日向。

真琴が日向を、日向が真琴を見つける。

「何してるんですか?こんなとこで。」
「うん?・・・散歩。」
「へ〜。」

「インターフェイスが採用された。」
「ホントに!?」
「ああ。さっき連絡が。」
「・・・それで、一番に私に?」
「ああ。」
真琴が嬉しそうに笑う。
「しかし、節約節約と言っておいて、あの紙の無駄遣いは何だ?」
「アハハ。すいません!」

事務所前
「電気代の督促状・・・。」
「見るな。僕を見ても何の解決策もないぞ。
 ・・・うん?あれ?」
事務所の鍵が開いている。

事務所には安岡、小川、細木が来ていた。
「おはようございます。社長!来ましたよ。」と安岡。
「お前ら何してんだ?」
「パーソナルファイルの新しいインターフェース、あれ作ったの、
 日向さんですよね?」と小川。
「すぐ分かりますよ。」と細木。
「僕、やっぱりああいう面白い、見たことがないものを作りたいです。」と小川。
「・・・」
「エヘ。俺だけ山岡ってひどいじゃないですか!」と安岡。
「えっと・・・君、誰だっけ?」
「安岡です!」お名前Tシャツを見せる安岡。
「あ、日向さん。俺誰だか分かりますか?」
「山岡君!」
「うわっ。惜しいな〜!惜しいな!」

NEXT INNOVATION
「そう。あいつらは日向のところに行きましたか。
 まあいい。それも自由だ。
 山上さん。例の銀行の融資の話ですけど。」と朝比奈。
「金の管理なんて俺がやりますから。
 あなたもっと、わくわくするようなこと考えてくださいよ。
 8年前のあなたと日向のように。」
「・・・」
「みんな、あなた達が見せてくれた夢に胸を躍らせたんだ。
 何言ってんだ若造がって、俺は思ったけど、
 気づいたら楽しくなっててね。
 あのむちゃくちゃな二人はどこ行ったんだろうな。」
「・・・僕の、やることは、そんなにつまらないですか?」
「あなたは、塗りつぶしたかっただけなんだろうな。
 日向がやったことを全部。」
「・・・」
「あなたを止めるべきだった。
 日向を切ると言った時に。
 今のあなたは、楽しそうじゃない!」
「・・・」

日向の事務所
「僕達はこれからパーソナルファイルを取り返す。
 まあ、実際取り返すのは難しい。
 でも、僕達が目指した形で、世に送り出す手段はある。
 JIテックの下請けの、そのまた下でもいい。
 名前は残らない。
 しかし、僕らが面白いと思う。
 誰も見たことがない。
 そして世の中の人が気に入ってくれる。
 そういうものを、作ろう。」
「あ、社名、どうします?」と安岡。
「うん。そっか。うーーーん。うーーーーん。
 ・・・Wonder Wallっていうのはどうだ?」
「びっくりする、壁?」
「何でもありの壁だ。
 節電、節水、備品の無駄遣いはやめましょう。
 ありだ。みんな、自分がこれだと思うことを主張しろ。
 ここは、僕達のアイディアをシェアする場所だ。」
「Wonder Wall。
 ああ、じゃあ、うちにもウォール書きましょうよ!」と安岡。
「いいね!」と小川。
「いいですね!」と細木。
「いや、それは・・・。」と日向。

「怖がらないで書けばいいじゃないですか!」
真琴は日向にペンを渡す。
「いくら主張が正しくても、こんなだっさい張り紙は剥がしますから!」
真琴は壁に貼った張り紙を剥がしていく。
「大丈夫!私たちはいなくならない。」
「・・・」
真琴の言葉に、日向は壁に
『お金は大事
 仕事は何でもやる でも
 魂は売らない!!』
と書き込んだ。

朝比奈が家に戻ると、出ていったはずの燿子が膝を抱えて泣いていた。
「どうした。」
「・・・私、あの人を傷つけた。」
「まだ、好きなのか?日向のこと。」
「・・・」
その時燿子の携帯にメールが届く。
それは、朝比奈が撮った壁の一部分。
「日向の母親の居場所だ。何かに使え。」
「・・・」

Wonder Wall
「すいませんね。1セット遅くなっちゃって。やっと届きました。
 えっと、じゃあこれでご注文どおり、5セット、納品しましたんで。」
業者がデスクを運び入れる。
「5セット?ご注文通り?」と真琴。
「ええ。」
「あれ?これって・・・
 あ、じゃあ最初から私の分!」嬉しそうな真琴。
「いいから仕事しろ!」と日向。
「良かったですね〜無駄にならなくて!
 こんなクソ高い机と椅子。」はしゃぐ真琴。
「お前!ちょっと来い。」
「え〜。だって。」

「一つ言っておく。」
「はい。」
「お前が信用できる人間かどうかなんて、どうでもいい。」
「え?」
「・・・僕が・・・お前を信じる。」
「・・・」
「あとひとつ。」
日向の手には、『日向徹の壁を壊したい』と書かれた紙。
「壊したなら、責任取れ。」
「え?」
「巻き込むぞ。・・・いいな?」
「・・・はい!」

そんなとき、テレビのニュースが、朝比奈が逮捕されたと伝えた。
「NEXT INNOVATION」の個人情報流出を朝比奈が故意に行ったものとの疑いが
強まったのだという。
あまりに突然の出来事に、日向も真琴も呆然と画面を見つめるしかなく…。


日向が真琴にキスしなかったのは何故だろう。
一瞬、辛い表情をし、じゃりじゃりしそうだな、とふざけました。
好きになってはいけない。また裏切られるかもしれない。
きっとそう思ったんですね。

信じていた人に裏切られ、心は傷つき、仕事も金もなくなり・・・。
日向から仕事をとったら、ただのお子ちゃまになってしまいました。

でも、藤川さん、真尋のおかげで再び仕事を手に入れた日向。
「期限は3日?
 僕を何だと思ってる。
 フッ。2日でできる!」
日向が生き返った!

その日向が作ったインターフェースには、イースターエッグが隠されていた。
イースターエッグとは、ソフトウェアの中に開発者がこっそり隠したメッセージ。 
なるほど〜!

日向はもうひとりじゃない。信頼できる仲間がいる。
こうなるともう無敵かも!今まで以上に魅せてくれるでしょう。


NEXT INNOVATIONの壁。WONDER WALLの壁。
そして、日向の心のなかにある壁。『日向徹の壁を壊したい』と書かれた紙。
いろんな壁を登場させておきながら、

「壊したなら、責任取れ。」
「え?」
「巻き込むぞ。・・・いいな?」
「・・・はい!」

この流れがいい!


日向と朝比奈、二人の仲は決裂したけれど、
「朝比奈はどうしてる?」と日向は心配し、
「日向、どうしてる?」と朝比奈は心配している。


朝比奈、JIテックの言いなり。 
部下が、山上さんの心が朝比奈から離れていく。
JIテックに会社を乗っ取られてしまうのでは・・と思いましたが、
ここへ来て、逮捕! 

きっと日向はそんな朝比奈に手を差し伸べるのでしょうね。



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気になる点
日向は6歳の時養子として今の両親に引き取られた。
真琴が高3の時、母を探しに高知にやってきた日向と出会う。
9年前、旅行中の燿子、汽車の中で日向と出会う。
8年前、大手通信会社に勤める朝比奈、日向と出会う。
5年前、証券会社に勤める山上が日向と出会う。


・千尋は日向のことを知っていたのか。それとも会社を調べて興味を持ったのか。
・千尋が澤木千尋の存在を知ったのはいつ?
・フェイスブックもどきに登録したのは千尋なのか?それとも本物の澤木千尋なのか?
・千尋の資格
 普通免許、漢字能力検定2級、TOEIC840ten ,色彩検定、秘書技能検定2級、
 食品衛生管理者、キネシオテーピング資格、クリーニング師、世界遺産検定、
 きものコンサルタント、管理栄養士、ギフトラッピングコーディネーター、
 グリーンセ・・・、レタリング技能検定3級、サービス接遇検定、
・千尋の趣味
 魚釣り
・特技
 暗記


安岡君の名前覚えて作戦
第2話:名前Tシャツ
第3話:『(や)さしくて!(す)素直で!!(お)おもろい!!!(か)角刈り(笑)』


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キャスト
日向 徹 : 小栗旬
澤木千尋 : 石原さとみ
(夏井真琴)

朝比奈 耀子 : 相武紗季
朝比奈 恒介 : 井浦新

安岡 倫哉 : 浅利陽介
小川 聡史 : 中村靖日
宮前 朋華 : 八木のぞみ
立石 リサ : 舞川あいく
山下 芳行 : 佐野史郎

小野 遥香 : 野村麻純
久我 友樹 : 古川雄輝

夏井真二郎
夏井真一
夏井歌子

乃木 勇太 : 丸山智己
笛木 匡正 : 中原丈雄

スタッフ
脚本 : 安達奈緒子
プロデュース : 増本淳、関口大輔
演出 : 西浦正記、田中亮
音楽 : 林ゆうき
制作 : フジテレビドラマ制作センター


小栗旬さんの主な出演作品



石原さとみさんの主な出演作品





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