2012年09月10日

ビューティフルレイン 11

『残された時間、娘のために今できること』

木下圭介(豊川悦司)は、娘の美雨(芦田愛菜)と一緒に暮らすことになった。
中村産業の社長・中村富美夫(蟹江敬三)や妻の千恵子(丘みつ子)はもちろん、
圭介親子が一緒に暮らすことに反対だったアカネ(中谷美紀)も、
ふたりを支えていこうと決意していた。

そんな中、沼津から荷物が届く。美雨の荷物と手紙が入っていた。

『美雨ちゃんへ
 おじいちゃんとおばあちゃんは、
 これからもずっと美雨ちゃんたちのみかただし、
 おうえんしてるから、いつでもたよりにしてね。
 またあえるのをたのしみにしてます。
 おじいちゃん
 おばあちゃんより』

朝食を食べる圭介と美雨。
「夏休みの宿題、全部ちゃんと終わったのか?」
「もうランドセルに入れてあります。」
「おお偉い!」
「上履きは?」
「そこに洗ってあります。」
「サンキュー!あと、明日体育があるから体操着よろしくね!」
「明日体操着。了解!」圭介がメモを取る。

「おはよう!」千恵子がやってきた。
「おはよう!」
「圭さん、美雨ちゃん、朝ごはん終わったらちょっとうちへ来てくれない?
 新しいライフスタイルの提案をしたいの。」

中村家には、宗田や秋生も集まっていた。
「あの〜、新しいライフスタイルって?」と圭介。
「いやいや、そんな大げさなものじゃねーんだよ。」と富美夫。
「これから圭さんや美雨ちゃんと、どうやって暮らしたら一番心配なく
 やっていけるのか、みんなで相談したのよ。」と千恵子。
「そのために、わざわざ早出を?」
「もう。兄貴の為じゃないっすか。」と秋生。
「お母さん、発表して。」とアカネ。
「うん。
 朝昼晩のご飯は、うちで食べてもらう。
 で、圭さんちの掃除や洗濯、ちょっとした買い物は、
 私とアカネで手分けをして交代でやる。」
「あの〜、いきなりそこまでしてもらわなくても。」と圭介。
「いいじゃねえか。もともと仕事しながら家事に育児に大変だったんだから。」と宗田。
「職場はもちろん、みんなで少しずつ手分けして、
 圭さんの負担を軽くしていこうと、こういうことなんだよ。」と富美夫。
「美雨ちゃん、どう?おばちゃんちでご飯食べるの、嫌?」
「嫌じゃないけど、美雨にも何か手伝えることない?」
「子供の仕事は遊ぶこと。」と秋生。
「遊んでばっかだと、こんな大人になっちまうけどな。」
「ちょっとムネさん!」秋生が起こる。
「じゃ、美雨ちゃんには、全員分の、お茶碗とお箸を揃えてもらう仕事、
 担当してもらおうかな。」と千恵子。
「はい!」
「・・・お気持ちは嬉しいんですけど、まだ十分、今までどおりやっていけるんで。」
「いや、それは分かってるけど、お互いの気の緩みが、思わぬ事故を起こす
 可能性だってあるでしょ?」とアカネ。
「・・・どうする?」圭介が美雨に聞く。
「みんなでご飯食べたい!」と美雨。
「じゃ、とりあえず、晩飯だけはここで食うってことにして、
 あとは様子見て、臨機応変にやってくってことで、どうだ?」
「はい。ありがとうございます。よろしくお願いします。」
「わ〜良かった!」
「良かったね〜!」

夏休みも終わり、美雨は、始業式を迎える。

登校途中、小太郎は美雨に、
「勉強をいっぱいして将来は医者か弁護士か総理大臣になりなさい」
と母親に言われたと愚痴る。
「大学に行くにはものすごく金持ちか頭がよくなければいけない」
と聞いた美雨は、自分の将来について考えるようになる。

後輩工員の勝田秋生(三浦翔平)は、圭介に黒板をプレゼントする。
ここにその日の作業について書いておけば、圭介が一々手帳を見る必要がなくなるからだった。
「ありがとよ。」
「どういたしまして!」

始業式を終えて帰宅した美雨は、千恵子に聞く。
「うちって、お金持ち?」
「え?」
「すごーい、お金持ち・・じゃないよね。」
「フフフ。だけど、美雨ちゃんが生活していくのに困るようなことないから
 大丈夫よ。」
「ふ〜ん。」
「何か、買ってもらいたいものでもあるの?」
「ううん。アカネちゃんは?」
「上にいるけど。」

アカネの部屋
「早く頭が良くなる方法?」
「美雨、どうしても早く頭がよくなりたいの。どうすればいい?」
「そうね〜。すぐに頭が良くなる方法はないかな〜。
 毎日こつこつお勉強して、あとは、本をたくさん読んだらいいんじゃない?」
「なるほど〜。」
「どうして早く頭がよくなりたいの?」
「ちょっとね!」
「うん?」
「・・・」美雨は腕組みして考えこむ。

部屋で一人勉強をする美雨。
「美雨。始業式の日に、もう宿題出たのか?」と圭介。
「宿題じゃない。」
「じゃ何で勉強してんだ?」
「宿題じゃないのに勉強しちゃダメ?」
「いや。う〜ん。ダメじゃねえけど。」
「ねえ父ちゃん。」
「え?」
「大学に行くには、高校を卒業しなきゃいけないんでしょ?」
「そうだよ。」
「高校に行くには、中学を卒業しなきゃいけないんでしょ?」
「中学に行くには、まず小学校をちゃんと卒業しなきゃな。」
「まだまだ先は長いな〜。」
「美雨は、大学に行きたいのか?」
「うん。行ってもいい?」
「もちろん!じゃ一生懸命、勉強頑張らないとな。」
「うん!」

中村家
「でも偉いっすね。自分から進んで勉強なんて。」と秋生。
「私さっき美雨ちゃんに聞かれたの。
 早く頭が良くなるには、どうしたらいいって。」とアカネ。
「私は、うちはお金持ち?すごーくお金持ちじゃないよね?って聞かれたの。」と千恵子。
「何でそんなこと聞いたんだ?」と宗田。
「子供なりにいろいろ気を使って、いい子にしてなきゃって思ってんのかもな。」と富美夫。
「美雨ちゃんが不安にならないように、私達も気をつけなくっちゃね。」と千恵子。

そんなある日、圭介は、富美夫とともに得意先を訪ねる。
先方から、取引価格の見直しを迫られたため、交渉に向かったのだ。
今回だけは先方の言う7割で引き受け、次回からは8割でお願いしようと
圭介は見積りを作っていた。

「私達だって何も、中村産業さんをいじめようと思ってるわけではありません。
 値下げ競争は時代の流れですからね。」と尾崎英幸専務。
「そこを何とか、もう一度考えなおしていただけないでしょうか。」と富美夫。
「せめて次回からは、今までの8割の価格で、買い取っていただけたらと。」と圭介。
「うん。いや8割なら、今後も引き続きやってもらえるのかな?」と尾崎社長。
「はい。何とかやりくりして、頑張ります。」と圭介。
「7割ならできなくて、8割ならできるというその根拠は何なんですか?」副専務。
「見積書をお持ちしました。詳しい経費の内訳も書いてありますから。
 ・・・あれ?」
「さっき車で、確認してたよな?」と富美夫。
「俺、確認してました?
 ちょっと、取ってきます。」
「俺が。」
「いやだけど。」
「いいから!
 すみません。すぐ戻りますんで。」
富美夫が車に戻る。

「どうも、すいません。」
「今見積もりを見せてもらえば分かることですけど、
 ベアリングの、原材料の仕入れ値はキロ幾らなんです?」と専務。
「ベアリングの原材料のスチールは、キロ180円で計算しました。」
専務の携帯が鳴る。
「ちょっと、失礼。」
専務が席を外す。

「木下さん、確か、娘さんがいたよね?」と尾崎社長。
「はい。」
「今、いくつだっけ?」
「8歳になります。」
「8歳・・・ということは今。」
「小学校の、2年生です。」
「カワイイでしょう?」
「はい。」

専務が戻る。
「失礼しました。で、180円でしたっけ?」
「・・・」
「いや、キロ180円って言ったじゃないですか。
 どっから仕入れてるんですか?」
「・・・」
「いやだから・・・
 木下さんが仕入れも担当されてるんですよね?」
「・・・」
「どこから幾らで仕入れてるか、把握してないんですか?」
「・・・あの・・・」
「・・・」

そこへ、富美夫が戻ってくる。
「お待たせしました。・・・何か?」
「今木下さんに、ベアリングの原材料の仕入れ値をお伺いしてたんですが、
 教えていただけなくて。」
「圭さん。」
「・・・すいません。」

「まあ、いいじゃないか。
 とりあえず、見積書はお預かりしますよ。」と尾崎社長。
「お願いします。」
「お父さん・・・」と専務。
「中村産業さんとは、古い付き合いですからね。
 雨向きに検討させてもらいますよ。」
「よろしくお願いいたします!」

中村家
「おかえりなさい!」と美雨。
「ただいま。」と富美夫。
「父ちゃんお帰り。」
「おう、ただいま。」
「あれ美雨が並べたんだよ。」
「そっか。」
「座って座って!」

「どうだった?」と千恵子。
「うちの希望通り、今までの8割で買い取ってくれるって?」
「うん、まあ、多分。」と富美夫。
「あ〜良かった!」
「ご苦労様でした!」

そんな中、豊芝商事の専務より電話が入る。
「専務、先程はお忙しい中お時間頂きまして。
 ええ。・・・あ?・・・取引は当分見合わせる?
 ちょっと待ってください。」
「もう一度よく話し合ってみたんですが、
 お宅が希望される価格で仕入れるのはやはり、
 厳しいという結論になりまして。」と専務。
「そんな・・・ちょっと待てください専務!
 ・・・」

「駄目、だったの?」と千恵子。
「やっぱり8割じゃ、買い取れねえってよ。」
「・・・」
「ヘヘヘ。まあしょうがねえや。
 何も取引先は、豊芝商事だけじゃねえんだ。」
「うん。」とアカネ。
「どうしたの?大丈夫?」と美雨。
「ああ、大丈夫だよ!」と富美夫。
「美雨ちゃんが心配することは何にもないのよ。」と千恵子。
「さ、飯にしよう飯に。」
「あ、美雨ちゃん。麦茶配ってください。」とアカネ。
「はい・・・。」

木下家
元気の無い父を心配する美雨。
「どうしたの?」
「うん?」
「やっぱり何か困ったことがあった?」
「困ったことなんか、何もないよ。
 おう、それより、図書室で本借りてきたんだって?」
「うん!」

美雨が本を持ってくる。
「お。野口英世にナイチンゲールか。」
「知ってる?」
「もちろん知ってるよ。」
「ナイチンゲールは30歳でやっと看護師になれたんだって。」
「そうだっけ。」
「諦めなければ、夢は絶対叶うんでしょう?」
「・・・そうだよ。
 だから美雨も、諦めないで、夢に向かって頑張んなきゃな。」
「うん。」
「よし。お風呂入ってこい。」
「は〜い!」

ベランダ
「残念だったね。豊芝商事の件。
 しょうがないよね。不景気はどこも一緒だし。」とアカネ。
「社長には言ったんだけど・・・今日の打ち合わせ、俺ちょっとやっちゃったんだ。
 だから・・・。」
「もし仮に、取引してもらえなくなったのが、圭さんのせいだったとして、
 だからどうなの?」
「・・・」
「圭さん、ここで頑張っていくって決めたんでしょう?
 私達だって、そういうことが起きるかもしれないってわかってて、
 一緒に頑張っていこうって決めたんだよ。」
「アカネちゃん・・・」
「こんなことぐらいで下向いちゃったら、負けだよ。
 圭さんも、私達も。
 そうでしょ?」
「・・・そうだよな。
 今自分にできる精一杯を、頑張るしかないんだよな。」
「そうだよ。」
「美雨のためにも。」
「うん!」

翌朝、富美夫は宗田、秋生に豊芝商事との取引がうまくいかなかったことを告げる。
心配する二人に、
「俺達には、守らなければならないものがある!
 こんなことでいちいちしょげててどうするんだよ!」と富美夫。
「そうよ!この間そうはっきり決めたばっかりじゃないの!」と千恵子。
「秋生君も、圭さん支えて頑張るって言ってたじゃない。」とアカネ。
「前を向いて進むしかねえんだ。俺達は。」と富美夫。
「まあそうっすね。」と秋生。
「そうだな。たまにはいいこと言うな、社長も。」と宗田。
「たまに、は余計だよ!」
一同大笑い。

「おはようございます。」と圭介。
「おぉ圭さんおはよう!」みんなの笑顔。
「ああ・・秋生、ムネさん、実は昨日・・・」
「その話はもう終わったよ。」と富美夫。
「圭さん、今日からまた、前を向いて進んでいこうぜ。」と宗田。
「おいそれたった今俺が言ったセリフだよ。」
「いいじゃねえかそんなこと。」
「よし。じゃ俺は先に工場行ってます。」と秋生。
「よし。張り切って働くか。」
「はい。頼むよ!」

「社長。」圭介が頭を深く下げる。
「今日も1日、頼んだよ。」
「はい。
 これからも、色々迷惑をかけてしまうかもしれませんが、
 今後共、よろしくお願いします。」
「今さら何言ってんだよ〜。」
「圭さんはうちのエースなんだから。」と千恵子。
「頑張って。」とアカネ。
「はい!」

お得意先に電話を掛け、仕事の依頼はないかと尋ねる富美夫。

学校の図書館で本を読む美雨。

病院
「じゃあ、結局、美雨ちゃんとは同居することに?」と古賀。
「はい。職場のみんなに支えられて、何とか。」
「・・・本当に、幸せですね、木下さんは。」
「自分でも、そう思います。」
「5年後の準備は始めましたか?」
「そのことなんですけど・・・具体的に、何からどう進めればいいか・・・。」
「まず考えなきゃならないのは、病気がさらに進行した場合、
 美雨ちゃんと、同居するのかしないのか。
 同居しなし場合は、木下さんはどこに住むのか。」
「受け入れてくれる、施設を探しておくって、ことですか?」
「これは一例ですが私の身内の場合、自分の名前も分からなくなってから、
 慌てて施設を探して・・・
 やっと、希望の施設が見つかったと思ったら、すでに満員で。
 1年以上待たされたということがありました。」
「・・・」
「入居するかどうかというのは置いておいて、資金の準備のためにも、
 早過ぎるということはないと思います。
 あとは、障害者手帳や、介護保険の申請を、いつどのタイミングでするのか。
 資産の管理や、娘さんの進路について、誰に相談に乗ってもらうのか。」
「はい。」
「もちろん、新薬が開発されれば、その準備は無駄になります。
 しかし、現状がそうではない以上、5年後の自分を想像し、
 今からできる準備はどんどん進めたほうがいいでしょう。」
「はい。」
「・・・もちろん私は、木下さんの病気がこれ以上進まないよう、
 最善の努力をさしていただきます。」
「よろしく、お願いします。」

夜、部屋で本を読む美雨。
「まだ起きてんのか?」
「うん。」
「明日学校だろ?早く寝なきゃ、ダメじゃないか。」
「はーい!」
「美雨は今、8歳だよな。」
「そうだよ。」
「8歳で2年生ってことは・・・5年たったら・・・」
「13歳だよ。」
「もう中学生なんだな。」
「当たり前じゃん。どうしてそんなこと聞くの?」
「いや。父ちゃんも年取るわけだ。」
「みんな1年に1歳ずつ年を取るんだよ。」
「そうだよな。
 おやすみ。」
「ねえ父ちゃん。
 美雨は将来、野口英世さんみたいになりたい。」
「お医者さんか?」
「うん。」
「だけど、美雨の将来の夢は・・・」
「バレリーナも、ケーキ屋さんも、幼稚園の先生もやめて、
 お医者さんになる。
 野口英世さんみたいな、立派なお医者さんになって、
 美雨が父ちゃんの病気を治してあげる。」
「・・・それで急に勉強始めたり、本読んだりしてたのか?」
「父ちゃんだけじゃなくて、世界中で病気に困ってる人を助けてあげたいの。」
「・・・おやすみ。」
「おやすみ。」

病院
メールを読む古賀。

『親愛なる古賀先生へ
 例の件ですがご検討いただけましたでしょうか
 お忙しいとは思いますが、我々スタンベール大学アルツハイマー病研究チームは
 是非あなたの参加をお待ちしております』

「退職されるって噂、本当なんですか?」看護師が尋ねる。
「・・・お疲れさん。」
「失礼します。」

中村家
「これが、預金通帳。こっちが、美雨名義。
 印鑑です。
 保険証券は、生命保険と、学資保険。
 銀行のキャッシュカードと、このメモが、暗証番号です。」
「分かった。じゃあ責任持って、預からせてもらうよ。」と富美夫。
「・・・偉いね。安月給の中から、ちゃんと学資保険まで、
 積み立ててたんだね。」千恵子が泣く。
「それと、美雨には言ってあるんですが、
 今日1日、ちょっと出かけるんで、美雨のこと、よろしくお願いします。」

13歳の誕生日プレゼント、菜子にアドバイスをもらい、圭介は腕時計を購入。
15歳の誕生日プレゼント、千恵子にアドバイスをもらい、浴衣を購入。
18歳の誕生日プレゼント、アカネにアドバイスをもらい、ネックレスを購入。

13歳から20歳までの美雨の誕生日プレゼントを、圭介は鍵付きロッカーにしまう。

夜、眠れない美雨は、エジソンの本を読み始める。

工場
13歳の美雨へ
14歳の美雨へ
15歳の美雨へ
16歳の美雨へ
17歳の美雨へ
18歳の美雨へ
19歳の美雨へ
20歳の美雨へ

封筒にそう書き終えた圭介は、ボイスレコーダーに録音を始める。

「13歳の、美雨へ。
 誕生日、おめでとう。
 本当は、こんな録音じゃなくて、直接、おめでとうって言いたいし、
 言うつもりでいるんだけど・・・
 もしも、美雨の誕生日を忘れてしまったり、
 分からなくなった時のために、
 今、録音しています。
 中学校は、どうですか?
 毎日楽しく、学校に行ってますか?
 小学校2年生の時の美雨は、お医者さんになりたいっていう、
 夢を持っていました。
 その前は、バレリーナで、その前は、ケーキ屋さん。
 その前は、幼稚園の先生になりたいって、言ってました。
 中学1年生の美雨は、どんな夢を持っていますか?
 これから先、いろんな人に出会って、いろんな経験をして、
 考えも変わると思うけど、
 とにかく、夢を持つのは素晴らしいことだから、
 美雨にはいつも、大きな夢を持って、
 その夢に向かって、頑張ってもらいたいと、思ってます。
 人生には、頑張ってもどうにもならないことや、くじけそうになる出来事が、
 たくさん起こります。
 だけど、たとえ夢がかなわなくても、
 夢に向かって頑張ることが大事だと、父ちゃんは、そう思います。
 本当は、美雨が、困ったとき、挫けそうになったとき・・・
 いつも美雨のそばにいて、相談に乗ってあげたいと、
 思っているんだけど・・・。
 たぶん・・・いつか、父ちゃんには、
 そういうこともできなくなる日が、来てしまうとおもいます。
 美雨。
 こんな父ちゃんでごめんな。
 だけど、父ちゃんは・・・例え、美雨の誕生日を、祝えなくなったとしても、
 美雨が大好きです。
 世界で一番、大好きです。
 それだけは絶対に変わらないこと、忘れないで、くださいね。」

美雨の部屋
本を読むのをやめた美雨は、机に向かい、スケッチブックに何か描き始める。

病院
『古賀先生
 できるだけ早いご回答をお願いします。
 その際に、一つ提案があります。
 こちらに来て頂ける場合、被験者の同行をお願いできませんか?
 是非ご検討ください。
 スタンベール大学アルツハイマー病研究チーム
 代表 ジミー・エヴァンズ』
メールを読んだ古賀は、圭介のプロファイルを見つめ・・・。

美雨が描いた絵・・・医者になった美雨と父の絵が描かれていた。
『美雨のしょうらいのゆめ
 おいしゃさんになって 父ちゃんのびょうきをなおす!』


守るものがあると強くなる。
美雨は父ちゃんを守ろうと。圭介は美雨を守ろうと。

そして、富美夫、千恵子、アカネ、宗田、秋生は圭介、美雨を守ろうと。
愚痴の多かった富美夫も、頼りなかった秋生も、ぐんと逞しくなりました。


諦めなければ夢は絶対に叶う。
美雨は新しい夢を見つけました。

「ねえ父ちゃん。
 美雨は将来、野口英世さんみたいになりたい。
 バレリーナも、ケーキ屋さんも、幼稚園の先生もやめて、
 お医者さんになる。
 野口英世さんみたいな、立派なお医者さんになって、
 美雨が父ちゃんの病気を治してあげる。
 父ちゃんだけじゃなくて、世界中で病気に困ってる人を助けてあげたいの。」

まだ幼い美雨の言葉に込められた真剣さ、強い思い。
なんだか美雨ちゃんが天使のように見えてきました。

医者になって、父の病気を治したい。
美雨の強い強い思い。
夜、眠れないぐらい父のことを心配している。父の病気を治したいと思っている。

美雨の5年後、13歳〜20歳までの誕生日プレゼントとメッセージの準備に
切なくなりました。

古賀先生のアメリカの研究チームからの誘い。患者を同行・・・!
圭介は古賀先生と一緒にアメリカに行くことになるのでしょうか?
新薬の臨床実験・・・ってことなのか?
でもこれで病気の進行を遅らせる、もしくは治ってくれれば・・・。

次週最終回!



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美雨と圭介
・「いってきます!」「いってらっしゃい!」のVサイン
・だいじょうブイ!のVサイン

・来年の夏は大島で花火

キャスト
木下 圭介 (45) - 豊川悦司
木下 美雨 (7 → 8) - 芦田愛菜
木下 妙子 (故人) - 石橋けい

西脇 アカネ (35) - 中谷美紀
中村 富美夫 (65) - 蟹江敬三
中村 千恵子 (61) - 丘みつ子
勝田 秋生 (22) - 三浦翔平
宗田 清 (56) - でんでん

新井 春子 (40) - 国生さゆり
新井 小太郎 (7) - 高木星来 

古賀 豊 (37) - 安田顕
立花 健太 (26) - 君嶋麻耶
松山 昇 - 金時むすこ
松山 菜子 (13) - 吉田里琴

スタッフ
脚本 - 羽原大介
企画統括 - 成河広明
編成企画 - 鹿内植、佐藤未郷
プロデュース - 貸川聡子、山崎淳子
演出 - 水田成英、小林義則、八十島美也子
制作 - フジテレビ
制作著作 - 共同テレビ


芦田愛菜ちゃんの主な出演作品



豊川悦司さんの主な出演作品





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