2012年09月22日

リッチマン, プアウーマン 最終話

『君のもとへ…二人の未来』

「NEXT INNOVATION」に戻った日向徹(小栗旬)は、会社の変わり果てた光景に
言葉を失う。
「分かってますよ。こんな死にかけの会社に戻ってくれと頼むほうがおかしい。」
と山上芳行(佐野史郎)。

その頃、研究所にいた真琴(石原さとみ)は、勤務地がブラジルになったと伝えられる。

職場に復帰した朝比奈燿子(相武紗季)と話す日向。
「朝比奈・・・昨日も会ってうれなかったよ。」
「はぁ・・。私も会えてない。
 弁護士さんの話だと、やっぱり実刑だろうって。
 2年ぐらい。」
「・・・」
「夏井さんには会ってるの?
 ちゃんと言ったんでしょ?僕が会いたかったのは君だって。」
「・・・言えなかった。」
「えーっ!?」
「あいつは仕事がしたいらしい。
 あいつなりに自分の能力見極めて頑張ろうとしている。
 だから応援してやろうと思ってる。」
「あんたバカ?」
「え!?」
「どうして自分の気持ち言わないのよ、夏井さんだってね、」
「あいつは僕に同情したんだ。
 全部なくした僕に同情してついてきたんだ。
 ほら、困っている人がいると妙に張り切る、くそ真面目の学級委員タイプだから。」
「・・・」

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Wonder Wall
「本当に、すみません。勝手にやめちゃって。」と真琴。
「ハハハ。いいきっかけですよ。
 僕達もそろそろ、自立しなきゃね。」と小川。
「あ、俺今、社長なんです!CEO!」と安岡(浅利陽介)。
「安岡社長、すごい!」
「ごめんね。私物、勝手にまとめちゃって。」
「いえ。あの、ホントにありがとうございます。
 あの、それで・・写真ありませんでしたか?
 あの、小さい写真立てに入った写真。」
「あ・・・バタバタしてたから。捜しとくね。」
「すみません。
 あ、そうだ。私鍵返しに来たんでした。」
「持っててくださいよ。ここはもともと、日向さんと夏井さんの会社なんだから。」
「・・・はい。」
「あ、そろそろ、日向さんの会見だ!」

「NEXT INNOVATION」社長に復帰した日向は会見を開く。
「本日はお忙しい中お集まり頂き、誠にありがとうございます。
 NEXT INNOVTIONの、代表取締役社長に復帰いたしました、日向徹です。
 具体的な再建策については、これから探っていきます。
 今言えることは、NEXT INNOVATIONを存続させる。
 それだけです。」

拘置所
「今日の夕刊、どうしても見てくれって、いつもの男がいってたぞ。」
刑務官の言葉に、朝比奈恒介(井浦新)は・・・。
「あいつ・・・何やってんだ・・・。」

会見を見た真琴は、思わず会社に来てしまう。
「・・・何してんの?私。会っちゃったらどうすんの?」
帰ろうとしたその時、日向と遭遇!
「あ・・・」
「あ・・・」

ロビー
「で?そっちはどうだ?」
「あ・・・自分の仕事って感じで、充実してます。」
「そうか。・・・良かったな。」
「はい。
 ・・・日向さん、大変そうですね。」
「ああ。今度ばかりは、打つ手はないかもなぁ・・・。」
「ダメですよ。
 NEXT INNOVATIONに、日向さんと朝比奈さん揃うの、期待している人
 結構いると思うんです。
 まあ私はあの、地球の裏側にいるので見られないですけど。」
「えっ!?」
「勤務地決まったんです。春からリオデジャネイロ。
 いきなりブラジルって笑えますよね?アハハ。」
「・・・別に。全然笑えない。何だそれは!」
「・・・」
「行くのか?」
「行くに決まってるじゃないですか。ハハ。はい。
 陰ながら応援してますんで。
 じゃあまたあの、どこかで。」
「どこかでって何だ!
 何だその態度は!」
「・・・」
「一流企業に就職が決まった途端、それか?」
「・・・」
「はぁ・・・。ブラジル!ハハッ。確かに笑えるな!
 お前の仕事は、そんなところにまで行ってするほど価値がある仕事か!
 所詮大企業の末端で、毎日ただ標本眺めて記録するだけの、
 単純作業じゃないか!」
「はあ!?
 いいですね!そちらは、クリエイティブなお仕事で。
 ぱっと思いついたことちゃっとやって、何億円?
 でもだから新聞にうさんくさいとか書かれるんですよ。」
「でも・・・これは、僕にしかできない仕事だ!
 お前のやっていることは、誰にだってできるじゃないか!」
「ハハッ。誰にでもできますよ。だから呼ばれたんですよ。
 でもやります。これが私の仕事だから!
 ブラジルでもどこでも行きますよ!」
「ああ、勝手に行け!」
「・・・」真琴が立ち去る。

そんな折、朝比奈はついに日向の面会を受け入れる。
日向が、依然倒産の危機にある「NEXT INNOVATION」の社長に復帰したことを知り、
会わずにはいられなかったのだ。
「・・・」朝比奈は日向と目を合わせることができない。
「朝比奈。」日向は朝比奈をまっすぐ見つめる。
「・・・」
「朝比奈!!」
「・・・NEXT INNOVATIONは・・捨てろ。お前は、やり直せる。」
それだけ言い、朝比奈は戻ろうとする。
「NEXT INNOVATIONは・・・絶対になくさない。」
「・・・」
「だから・・・帰って来い。」
「・・・徹・・・徹!
 本当に、すまなかった!すまなかった。」
朝比奈は土下座し、声を振り絞る。
日向は拳を窓ガラスにあて、朝比奈を見つめる。
二人のいつもの挨拶だ・・・。

その後、NEXT INNOVATIONに戻った日向は、真琴に電話をかける。
「この間は悪かった。
 人の仕事をバカにするなんて、最低だった。」
「え・・・ああ、何か素直すぎて何か気持ち悪いんですけど・・。」
「ブラジルとか言うから、ちょっと・・・驚いたんだ。」
「・・・」
「すまなかった。」
「あ、いや・・あの・・・。
 私も、うさんくさいとか言ってすいません。」
「いや。・・・あと・・・、朝比奈に会えた。」
「あ・・・そうですか!」ほっとする真琴。
「それだけ・・・だ。じゃあ・・・寝ろ。」
「あ・・え?あの・・・あの部屋にいるんですか?」
「ああ。色々と・・・ふっ。変わったけどな。」
「懐かしいな。」
「そうか?」
「はい。そんなたってないのに・・・すごい懐かしいです。」
「・・・前は、ここから安岡たちとか・・・お前が見えたのにな。」
「・・・」
「・・・来てみないか?」
「え・・・ああ・・・私まだ仕事が。」
「終わってからでいい。僕もまだやることがある。朝まで掛かる。
 ・・・っていうかもうずっといる。だから・・・。」
「うーん・・・じゃあ仕事終わったら行きます。」
「・・・ああ。じゃあ。」

電話を切った日向は嬉しそうに笑い、仕事にとりかかる。

しかし、朝になっても真琴は現れなかった。
そこへ真琴から電話が。
「もしもし、あの・・・すいません。」
「仕事、終わらなかったか?」
「あの・・・終わらなかったというか・・・。
 あの・・・会いたくないんです。」
「えっ!?」
「すいません。だから行けません。じゃあ。」
「待て!えっ?何だそれは!会いたくないって何だ?
 二度と会わないつもりか?それでブラジルか!?」
「つらいんです。」
「何が?」
「・・・日向さんのこと好き過ぎてつらいんです。」
「・・・」
「だから会いたくないんです。もう会いません。さようなら。」
真琴は泣きながらそう答え、電話を切ってしまう。

日向は拘置所に朝比奈を訪ねる。
「どうした?」と朝比奈。
「分からない!頼む朝比奈!教えてくれ!」
「・・・あっ。」
「好き過ぎてつらいって、何だ?」
「えっ?」
「えっ?」
「フッ。えっ?えっ?ハハハ。お前・・・ハハハ。」
「何で笑うんだ!」
「アハハハハ。」
「チッ。」
「あれ?笑ったの、あれ、いつぶりかな。」
「・・・」
「夏井さんか?」
「ああ。」
「教えてくれか。はぁ・・・。
 もうそんなふうに、聞かれるなんてないと思ってたよ。
 夏井さんが来て、お前は俺の言うこと聞かなくなった。
 俺は嫉妬したんだな、彼女に
 お前に・・・失望したと言われた時は、ショックだったよ。」
「・・・」
「・・・過去の話だ。
 今お前に同じ事言われたとしても、俺はもう、ぶざまに傷ついたりはしない。
 借りは返すぞ。」
「僕も。許したつもりはない。」
朝比奈が、日向が頷き合う。
「お前に教えてやれることが、最後に1つだけあるな。」と朝比奈。
「うん!」
「好き過ぎてつらいというのはな・・・
 お前の気持ちが、知りたいっていうことなだよ。」
「・・・いや?会いたくないと言ってるんだ。もう会わないって!」
「そこから先は、自分で考えろ。」
「あ〜。うーーーん。」
「なあ。会社、どうなった?」
「ああ、そっちは大丈夫だ。いいことを思いついたんだ。」
「そっちはそんなに簡単かよ。」
「あ?」

山上とともに「JIテック」にやってきた日向は、幹部社員たちを前に語りだす。
「パーソナルファイルを、作らせてください。
 NEXT INNOVATIONの名前は一切出さなくていい。
 成果は、すべてお渡しします。
 権利も利益も報酬も、全部放棄します。
 その代わり、賠償金を、減額してください。」

「減額しても賠償金を払えば、お宅は資金ゼロだ。」
「どうやってパーソナルファイルを、立て直すんだ?」

「その資金は、JIテックさんからお借りします。」

「ハハハ。すごい話。」

「借りるっていうのも、めんどくさいな〜。
 50億、ください。」

「えっ!?」
「ちょっと君、何を言ってる!」

山上の後ろに隠れる日向。
「そんなに悪い話じゃないと思いますよ。
 このまま僕達が明日にでも倒産すれば、あなた方は1円も取り返せない。
 でも、僕の話に乗れば、賠償金もいくらか返ってくるし、
 何より、」
日向がすくっと立ち上がる。
「100年規模の事業が手に入る!」

「100年規模の事業?」

「パーソナルファイルは、完成すればこの先100年、いや、多分それ以上に長く、
 この国の人々の生活の基盤になる。
 電気や、道路や鉄道と同じ、インフラになるんですよ。
 あなた方が今開発している家電製品は、発売して5年もすれば新製品が出て廃れる。
 でも、パーソナルファイルは違う。
 一度、人々の生活に浸透してしまえば、永遠に使える。
 つまり、JIテックが、新しいインフラを生み出すんですよ。
 それも、たったの50億で!」

「ハハハハハ。いや、面白い人だね。」と宇田川社長(石坂浩二)。
「社長!」と社員。

「しかし悪くない話ですよ。
 でもね、何の成果もないのに金は出せません。
 どうですか?まず、パーソナルファイルの運用実験をやるというのは?
 総務省から、我々が委託されたんですが。フフッ。立ち消えになってましてね。
 それに成功すれば、正式に開発費として、50億出しましょう。
 ただ、1週間でできますか?」

「フッ。3日でできる。」

「おい!」と山上。

「フッ。嘘です。
 2週間、頂けますか?」

制作期間2週間というタイムリミットに「NEXT INNOVATION」の社員たちが
右往左往する中、安岡らが戻ってくる。日向はその心意気を嬉しく思う。

「どうしました?」安岡が日向に聞く。
「ずーっと考えてたんだ。
 うさんくさい、信用出来ないって思われてる会社で、
 いったい僕は何をするんだ?
 ITというと、通信スピードが早いとか、情報量が多いとか、
 無料で使えるとか。
 そういうことばかりで競い合ってるが、どうでもいい!
 ITとは、人々の生活を豊かにするものだ。
 パーソナルファイルだってそうだ。」
「はい!」
「グラハム・ベルという男は、なぜ電話を作った?
 事実は分からない。でも、僕はこう思う。
 遠くにいる恋人の声が聞きたかった。
 それか、心配ばかりする母親に、無事を知らせて安心させたかった。
 メールに写真を付ける機能だって同じだ。
 離れている人と、同じ物を見て、一緒に笑ったり、喜んだりしたい。
 そう思ったから作ったはずだ。
 ITの中心には、いつも人間がいるんだ。
 僕らの仕事は、たぶん、大切な人を思うことから始まるんだ。
 君たちにも、そういう人がいるだろう?
 だったら、その人のために作ろう!
 ここで!」
日向社長の言葉に社員たちが力強く頷く。

日向は真っ白なウォールに、
『Next Innovation』
と書き込んだ。
「次なる革新は、君たちの中にある。」

拘置所
兄を見つめて涙する燿子。
「泣くなよ。」
「・・・」
「見てみろ、俺の顔。ほっとしてるんだ。」
「・・・」
「正直言うとな・・・周囲の期待に、応え続けるのがしんどかった。」
「・・・」
「ごめんな。・・・がっかりさせて。」
「・・・」
「ごめんな。」
「何言ってんの?ほんとムカつく。
 もっと好きになった。」
燿子の言葉に涙する朝比奈・・・。

同じ頃、真琴は小野遙香(野村麻純)とともに、アパートを引き払う
準備をしていた。

JIテック、NEXT INNOVATION 調印式会場
調印式後、宇田川社長が日向に声をかける。
「君は、企業生存率っていうのは知っているかね?
 株式会社は30年で、その99.98%が消える。
 つまり、100の会社が生まれても、30年後にはほぼ1社も
 残っていないということなんだ。
 生き残るのは、奇跡に近い。
 みんなぎりぎりのところをくぐり抜けて生き残ってきた。
 その結果、国を代表する企業になったものもある。
 ・・・日向徹。奇跡を起こせ。」
宇田川の言葉に、日向は深く頭を下げる。

拘置所
「そうか。やったな!」と朝比奈。
「アハッ。久しぶりに朝比奈に褒められた!」
「フフッ。お前、なんか、普通になったな。」
「・・・そうだなぁ。アハッ。普通だな。
 でも、意外と僕は、今の僕を気に入ってるんだ。
 ・・・あいつが変えてくれたから。」

パーソナルファイルの運用実験を成功させ資金調達が出来た
「NEXT INNOVATION」では、祝賀会が開かれることになった。
燿子や乃木湧太(丸山智己)がケータリングで料理を振る舞い盛り上がる。

乃木がトップ、燿子がナンバー2。二人もうまくいっているよう。

「日向社長。また、ウォールに何か描いてもいいですか?」
「ああ!」
「やった!みんなみんなみんな!ウォールにまた何か書こう!」
「おーっ!!」

そんな様子を見つめながら、日向は真琴がいない寂しさを感じる。

「じゃあ、このへんで、社長から何か一言いただけますか?」と山上。
「おーーっ!」

ワインを飲み干す日向。
「・・・オオチ、ヒロキ。
 タナベトシキ。
 ムラタユイ。」
「おーーーっ!」
「分かりました。分かりました。でもあの、37人いるんで。」と安岡。
「うるさい!邪魔するな。
 ・・・安岡倫哉、25歳。君はあしたで、26歳だ!」
「おーーーっ!!」
「はい!全員言いましょう!全員の分ね!」と安岡。
「全員、言える!言えるぞ!
 ・・・タテイシジュンコ。」
「おーーー!」
「カトウユタカ。」
「おーーーっ!!」

「どうだ!全員言えたぞ!完璧だろう!」

「完璧です!」

そう答えてくれる真琴はいない・・・。

「・・・そうだ。完璧だ。
 君たちのおかげで、僕は何か・・・良い人になれた。
 僕は、君たちのことを忘れない。
 ありがとう。」
日向はそう言い、大きく息をつくと、床に転がり眠ってしまう。

「珍しいんじゃない?そんなになるの。」と燿子。
「楽しすぎるんだよ。」
「でも、何か足りない?」
「・・・」水を飲む日向。
「もう一杯持ってくる。」

安岡の携帯に真琴からの着信。
「あー!夏井さん!
 今僕ら、NEXT INNOVATIONにいるんですよ。
 今、Wonder Wallの事務所にいるんですか?今?
 あ!写真!写真立て捜してるんだ。
 いや、ちょっとこっちにはないんだよね〜。
 そっちの荷物、捜してみて。隅々まで捜してよ。
 見つかるまで。何だったら、朝まで。」
安岡は日向の聞こえるよう大きな声でそう答える。
そして、安岡の手には、真琴が捜している写真立て。
安岡はその写真立てとジャケットを日向に渡し・・・。

日向は「Wonder Wall」に真琴を探しに行くが、真琴の姿はなかった。
「・・・ったく。諦めの早いやつだ。」

真琴はブラジルに立つため空港へ向かっていた。

真琴を探す日向。アパートにもいず、携帯もつながらない。
「くそっ!今度会ったら、あいつの体にICチップ埋め込んで、
 GPSで追跡してやる!」

NEXT INNOVATION
「社長命令です!
 Wonder Wallの安岡社長からの命令です。
 夏井さんがもうすぐブラジルに行っちゃいます。
 空港、飛行機、時間、大至急調べてください。
 実家、友達、分かるとこ電話かけて。
 製薬会社、社員のSNSのページ、全部当たって。
 社名で検索かければヒットします!
 ・・・日向社長が、夏井さんに会えなくなっちゃうんですよ!!」と安岡。

「一緒にブラジルに行く女性社員がつぶやいています!
 スカイトップエアラインです!第1ターミナルです!」

社員たちの協力で情報を得た日向は・・・。

空港、真琴の携帯が鳴る。日向からだ。だが真琴は電話に出ない。

「僕の電話には必ず出るんじゃないのか!?」

「はい!えっ?あれ?もしも、」

「そこを動くな!」

「あ!え?もう、な、何で!?え?え?また怒ってるし!」
日向が怖い顔で走ってくる。
「ちょ、ちょ、うわっ!きゃ〜!」
逃げ出す真琴。
「あ!何で逃げる!」
「え?だってものすごい怒ってますよね?」
「ああ!怒ってる。何で!何で何も言わずに行くんだ!?」
「・・・すいません。」
「ほら。」写真立てを差し出す日向。
「ありがとうございます。あ・・それで。」
「それもそうだが・・・お前に、言いたいことがあったんだ。」
「はい。」
「NEXT INNOVATIOnが、とりあえず生き残った。」
「ああ・・・良かった!」
「あと・・・言えたんだ。社員の名前、全部!
 全員の名前、フルネームで、言えたんだ!」
「完璧です!!」
「・・・好き過ぎてつらいって何だ?」
「は?」
「僕は、そういうのよく分からない!何でつらくなる?
 好きならそばにいろ。
 つらくても、僕のそばにいればいいじゃないか!」
「・・・いたいですよ?
 分からない?何それ!
 会いに来いって言ったり、そばにいろって言ったり、
 人にはああしろこうしろ言うくせに、自分の気持ちは全然言わない!
 そういう時の、、こっちの気持ち、分からないって・・・。
 バカ!日向さんはバカです!もういいです!」
「・・・待て!・・・じゃあ、こう言えばいいか?
 お前のことが好きだ。どうだ?納得したか?」
「じじじ、じゃあ!じゃあって何ですか?じゃあっていうのは!」
「言ったんだから文句言うな!」
「何か気持ちこもってないというか・・・何か。」
上着を羽織る日向。正装したつもり。
「夏井真琴!」
「はい。」
「・・・僕は・・・お前のことが好きだ。」
「・・・」
「だから・・・僕のそばにいろ。」
「・・・え・・でも・・仕事が・・・ブラジル行かなきゃいけない・・」
「じゃあ、ブラジルにも行け。」
「はあ?ぶ、ブラジルですよ?知ってますよね?
 ブラジルってあの、この下の、ずっと、ずーっと下の、地球の裏側ですよ?
 距離にしたら1万8,590km先のずっと下、」
日向、真琴を引き寄せキス!
「・・・」
「地球の裏側?それが何だ。
 そんなものは・・・僕がどうにかしてやる。」
「そんな気休め。」
「お前は僕の仕事が分かってない。
 1万、8,590キロ?関係ない!
 まるで隣にいるように、顔が見える、声が聞ける、
 今一緒に笑えるようにしてやる。
 それが僕の仕事だ!」
「・・・」
「どんな距離も、なくしてやる。」
「・・・」
「だから、お前は行け。」
「・・はい!」
「・・・でも・・・いくら僕でも、1万8,590キロは・・・離れてると・・・
 キスはできないから。・・・だから・・・今しとく。」
「ウフフ。」
日向が真琴にキス!照れ笑い。そしてもう一度、キス!

そこから1年9ヵ月後、ついに朝比奈が「NEXT INNOVATION」に戻ってきた。
「・・・山上さん。・・・みんな。」
深く深く頭を下げる朝比奈。
日向は朝比奈にペンを渡し、ウォールをコンコンコン、と叩く。
朝比奈は
『俺たちならできる!!』
と書き込んだ。

日向と朝比奈は昔のように、拳をぶつけ合った。

その後、帰国した真琴が「NEXT INNOVATION」に現れた。
突然のことに驚きつつも、笑顔で迎えた日向。
「おかえり。」
「ただいま。キャー!」
ふたりはしっかりと抱き合い…。

その後撮った記念写真を壁に飾る日向。
「・・・悪くない!」


日向徹は、自分で選んだ道を突き進み、仕事として大成功。
仕事をする日向は、子供がおもちゃに夢中になって遊んでいるよう。
人に興味がないから、人の心がわからない。
人の痛みがわからないから、切るときは容赦ない。

日向は子供の頃母親に捨てられたという傷を抱えながら生きてきた。
人に捨てられることを恐れ、だから人と距離をおいてきた。
でも、本当は人一倍臆病で・・・。

そんな日向が、母の名を名乗る女性と出会う。
澤木千尋→M→夏井真琴。
(この書き方、石原さとみさんのブログから拝借!)

真琴は賢いけれど、超不器用。真面目で一生懸命な女の子。
特技は暗記!

真琴は日向に物怖じせず、間違っていることは間違っていると正す。
そんな真琴に日向は少しずつ惹かれていく。

日向に振り回される真琴は本当に子犬のようで、可愛かった。


日向と朝比奈の関係も素敵でした。
朝比奈はパートナーを真琴に取られたようで嫉妬してたんだね〜。
拘置所での、日向の悩み事が仕事ではなくて恋、と知った時に朝比奈の微笑み。
毒が抜けた、とても優しい笑顔にやられた!



日向には欠点もいっぱいあるけれど、なぜか憎めない。
表情。話し方、動き方。
日向というキャラクターに息を吹き込んだ小栗さん。
ますますファンになりました。
日向が自分のことを俺ではなく、僕と呼ぶのも好きでした。


前に日向に言われたことを、あとで真琴が言い返したり、
今回の空港での電話、職場でのテレビ電話おように、
日向にやられたことを、真琴がやり返したり。
こういう設定も楽しかった。


これぞ月9!爽やかで胸ドキなドラマ、楽しかったです!

あ、ラストに千尋さんが出てこなかった。
陰ながら日向を応援しているような描写があっても良かったな〜。


おまけ。朝比奈が日向徹を追いかけてきた階段!
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気になる点
日向は6歳の時養子として今の両親に引き取られた。
真琴が高3の時、母を探しに高知にやってきた日向と出会う。
9年前、旅行中の燿子、汽車の中で日向と出会う。
8年前、大手通信会社に勤める朝比奈、日向と出会う。
5年前、証券会社に勤める山上が日向と出会う。


・千尋は日向のことを知っていたのか。それとも会社を調べて興味を持ったのか。
・千尋が澤木千尋の存在を知ったのはいつ?
・フェイスブックもどきに登録したのは千尋なのか?それとも本物の澤木千尋なのか?
・千尋の資格
 普通免許、漢字能力検定2級、TOEIC840ten ,色彩検定、秘書技能検定2級、
 食品衛生管理者、キネシオテーピング資格、クリーニング師、世界遺産検定、
 きものコンサルタント、管理栄養士、ギフトラッピングコーディネーター、
 グリーンセ・・・、レタリング技能検定3級、サービス接遇検定、
・千尋の趣味
 魚釣り
・特技
 暗記


安岡君の名前覚えて作戦
第2話:名前Tシャツ
第3話:『(や)さしくて!(す)素直で!!(お)おもろい!!!(か)角刈り(笑)』


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キャスト
日向 徹 : 小栗旬
澤木千尋 : 石原さとみ
(夏井真琴)

朝比奈 耀子 : 相武紗季
朝比奈 恒介 : 井浦新

安岡 倫哉 : 浅利陽介
小川 聡史 : 中村靖日
宮前 朋華 : 八木のぞみ
立石 リサ : 舞川あいく
山下 芳行 : 佐野史郎

小野 遥香 : 野村麻純
久我 友樹 : 古川雄輝

夏井真二郎
夏井真一
夏井歌子

乃木 勇太 : 丸山智己
笛木 匡正 : 中原丈雄

スタッフ
脚本 : 安達奈緒子
プロデュース : 増本淳、関口大輔
演出 : 西浦正記、田中亮
音楽 : 林ゆうき
制作 : フジテレビドラマ制作センター


小栗旬さんの主な出演作品



石原さとみさんの主な出演作品





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