2013年11月23日

リーガルハイ 7

『天才か暴君か!? 世界的アニメ監督パワハラ裁判!!』

「サウジアラビアのことわざ。
 『目的地にたどりつきたければ、最高のラクダを手に入れろ』。
 よ〜うやく手に入れました。NEXUSの新戦力。カモ〜ン!」と羽生。
「お金や勝つことが全てではない。
 誰もが幸せになれる社会を実現する。
 NEXUSの理念にかねてから共感してました。
 ようやく私らしい弁護士活動ができます!
 黛真知子です。よろしくお願いします!」
「君のような優秀な人材を…。」と磯貝。
「Welcome to NEXUS!真知子!イェ〜イ!」と本田。
「カモ〜ン!」
「イェ〜イイェ〜イイェ〜イイェ〜イ!
 NEXUS〜最高!」

「真知子。」と本田。
「はい。」
「裁判引き受けてくれてありがとう。私もサポートするから。じゃあね。お疲れ。」
「お疲れさま。」
「こっちの案件も君が入ってくれて助かったよ。こんなにちゃんとした答弁書は久しぶりに見た。
 じゃ。」と磯貝。
「お疲れさまでした〜。」

「初日から飛ばし過ぎじゃない?」と羽生。
「物足りないぐらいよ。先帰って。戸締まりしとくから。」
「待ってるよ。」

帰り道
「やっと君を手に入れた。来てくれてありがとう。」
「追い出されただけだよ。」
「君のために心を鬼にして手放したんだよ。古美門先生は。」
「…」
「助手を探しまくってるらしいよ。」
「あの人書類仕事なんか全部私にやらせてたから。
「なかなか決まらなくて困ってるみたい。」
「…」
「心配?」
「別に。私の存在の大きさを今頃思い知ったかって感じ。ウフフ。」

古美門邸に忍び寄る黛。
「何してんの?」蘭丸が声をかける。
「うわ!」
「真知子ちゃんここ辞めたって聞いたけど。」
「あっうんそうなんだけど。
 何か私がいなくなって先生が困ってるんじゃないかなあって…。」
「そうなんだよ。今も面接中なんだけどさ。」

家の中
「法律関係の仕事をしたことがない?そんなの関係ない!
 君はバスト90なんだろ!1次審査合格!
 次!」
「エントリーナンバー38。上から88、60、85。
 ああ。中学高校は、新体操をやられていた。」と服部。
「やほ〜!リボンでくるくるくるって僕のこと巻ける?」
「巻ける!くるくるくる…。」
「よ〜し全員1次審査合格!次、水着審査。みんな水着持ってきてるね〜?」
「は〜い!」
「では、あちらで着替えてください。」
「はい!」
「イェイイェイ。僕目つぶって待ってるからね〜。」
「先生今食べる物はありません。」
「いや〜こりゃ今日も決められそうにないぞ!どうしよう。困ったな〜!
 困ったな〜!」

「ねっ。超困ってんだよ。」と蘭丸。

「何せ前のが色気もへったくれもないくそやかましいだけのがに股迷惑女だったからさ。
 今度は慎重に選ばないと。まだかな〜!まだかな〜!まだかな〜!まだかな〜!」
 
「んっ?」服部が黛の殺気に気づく。
「どうかしました?」
「えっ!いえ何にも。」

「私がバカだったわ。」

「はい先生。真知子ちゃんが担当することになった案件。」と蘭丸。
「相変わらずのごみ拾いだなあ。」
「やっぱ先生も心配なんっすね。真知子ちゃんに力貸してあげようとするなんて。」
「まぬけ逆だ。朝ドラぽんこつヒロインとゆとりの国のへたれ王子、
 まとめて抹殺してくれるわ。」

「誰か〜!ホック留めてくれませんか?」
「はいは〜い!」
「キャ〜!」
「A.T.フィールド全開。」

ついに古美門研介(堺雅人)と袂を分かった黛真知子(新垣結衣)は、かねてより誘われていた
羽生晴樹(岡田将生)の事務所『NEXUS』に入る。
黛は本田ジェーン(黒木華)や磯貝邦光(古舘寛治)にも快く迎えられた。

しかし、黛は自分が去ったあとの古美門法律事務所が少し心配。
羽生から古美門が助手を探しているらしいと聞いた黛は、こっそりと様子を見に行く。
しかし、すぐに加賀蘭丸(田口淳之介)に見つかってしまった。
蘭丸も黛が抜けたことで古美門が困っていると言うのだが…。
古美門が困っていたのは助手の選考方法。
芸能事務所のオーディションまがいに美女を集め、誰を選ぶかに悩んでいただけ。
黛は呆れて帰ってしまう。
すると蘭丸は、古美門に黛が『NEXUS』で担当することになった案件を教える。

黛が代理人になったのは、アニメ制作会社で働いていた穂積孝(近藤公園)。
穂積は、劣悪な環境と常軌を逸した労働時間、低賃金、そしてスタッフに非人道的な仕打ちを
繰り返した、と代表であり監督の宇都宮仁平(伊東四朗)を訴えたのだ。
きつい労働に堪えかねた穂積は、職場を飛び出して行方不明になり、現在も自宅療養中。
黛は穂積への慰謝料と治療費を宇都宮に求める。
しかし、宇都宮の代理人となったのは古美門だった。。

法廷
「どこにでもいる普通の女の子、花ちゃんが隣のコンビニでお菓子を買った帰りに
 まか不思議な大冒険をすることになるアニメ映画、『コンビニ帰りの花ちゃん』。
 ご存じのとおり、邦画の観客動員記録を更新しました。
 今や国民的アニメ制作会社となったスタジオ小春日和。
 ですがその内実は、小春日和とは程遠いものでした。
 劣悪な労働環境。
 常軌を逸した労働時間。
 最低賃金すれすれの給与。
 そして何より、同社の代表であり、世界的アニメ監督、宇都宮仁平氏の
 スタッフに対する非人道的な仕打ち。
 作画担当の穂積さんはそのまま行方不明。
 2カ月後、青函トンネルを徒歩で渡っているところを保護されました。
 何を質問しても彼は…。」

「流氷が見たいんですよ」
 
「ただそう答えていたそうです。
 今も自宅療養中で、働けずにいます。
 穂積さんの治療費と慰謝料の請求、ならびに、
 宇都宮監督からの謝罪を要求するものです。以上です。」と黛。

「被告代理人。」

「同社の労働環境は労働基準法に照らし何ら違法とは考えられませんし、
 宇都宮監督の言動も、世界のトップを走り続ける職業人として当然のものです。
 甘やかされて育ったゆとりのぼんくらどもが仕事もできないくせに
 権利だの補償だの抜かし始めてからこの国はおかしくなったんだ!
 アニメ産業をはじめ、世界の最高峰で戦うわが国のあらゆる分野の
 プロフェッショナルたちのためにもこの請求は断固拒否します。」と古美門。

古美門は、この裁判のほかにも、『NEXUS』で黛が担当した案件に対立する側の弁護人として
ことごとく顔を出す。

ハダカ裁判
「その日の朝も大石佳苗さんは礼拝のため日曜教会へ向かっていました。」と黛。

「キャ〜!」
佳苗が見たものは、窓際に立つ全裸の男性!

「佳苗さんはショックで男性恐怖症となり、仕事も休職しました。
 そうですね?」
「はい。結婚相談所から紹介された男性とも会えなくなり、結局退会しました。」
「損害賠償と精神的苦痛に対する慰謝料の請求は正当なものと考えます。
 以上です。」

「誰もが人目を気にすることなく自分らしくいられる場所、それが自分の家です。
 独身の郷田さんは家では基本的に全裸です。
 何が悪いんでしょう?
 確かにカーテンを閉め忘れていました。
 しかし日曜の早朝です。人が通ると思わなかったんです。
 佳苗さん、郷田さんがウインクしたとおっしゃっていますがホントに
 ウインクでしたか?」
「あれは ウインクです。いやらしくウインクしながら、私の方に向かってきたんです。」
「カーテンを閉めようとしただけですよ。
 佳苗さん。失礼ですが、男性経験はおありですか?」
「なっ…何てこと!」

「異議あり!本件とは無関係です。」と黛。

「原告は男性に対し過剰な自意識とゆがんだ倫理観をお持ちのように見受けられるので。
 佳苗さん。成人男性の一物を生で見たのは初めてですか?」
「なななっ…何を聞いてるんですか?」
「では分かりやすく言い換えます。男のお…を見たことはありますか?」
「おっ…おぞましい!」
「神が創られしありのままの姿のどこがおぞましいんですか?
 男のお…がなぜおぞましいんですか?」

「異議あり!不適切な表現です。」

「どの言葉が不適切なんですか?」
「法廷でお…なんて不適切で…。」

=お聞き苦しい点がありますことをお詫びいたします=

「…が不適切なら何と言えばいいんですか?…ですか?…ですか?」
「だから…とか…とか色々言い方あるでしょう!
 …とか…とか!」

「その辺にしとこう 真知子。どんどんえぐくなってる。」と本田。

「ハァ…ハァ。」
「佳苗さん大丈夫ですか?」
「気分が悪いです。これ以上できません。」
「休廷願います。」
「何でお…と言ったぐらいで気分が悪くなるんだ!
 いい年して男に免疫のないかまととのせいで露出狂の変態扱いされ、
 迷惑しているのは被告の方なんです!
 請求は断固拒否します!」と古美門。
「休廷を願い出てるでしょうが〜!」


ラーメン店の店主は、テレビで紹介される、カフェの看板娘・オカメインドのオードリーを見て驚く。

「いらっしゃい!おいしいよ!いらっしゃい!おいしいよ」

「ピッ…ピッ…ピースケ?」

インコ裁判
「オードリーこそ5年前、渡辺さんのラーメン店から逃げ出した、
 愛するピースケだったんです。そうですね?」と古美門。
「ひっ…一目で間違いないと思いました。」と渡辺。
「返還を申し入れても被告は拒否するばかり!そうですね?」
「どうしても返してくれないので、やむなく、法的手段に。」
「客寄せがいなくなると困るからです!
 渡辺さんの愛鳥を金もうけに利用してるんです!
 窃盗といっても過言ではない!
 動産引渡請求権に基づき断固ピースケの返還を請求します!
 以上です。」

「渡辺さんのラーメン店から平野さんの喫茶店まで、直線距離で200km以上
 離れています。そんなに移動するものでしょうか?」と黛。
「…したんでしょう。」と渡辺。
「これが、オードリーです。そしてこれがあなたが飼っていたピースケですね?
 何をもってピースケだとおっしゃるんですか?」
「そりゃ、ピースケだからだよ。」
「なぜ分かるのかと聞いてるんです。」
「なぜもくそもあるかい。ピースケだからピースケだって言ってんだい。チクショーめ!」
「だからなぜ…。」

「異議あり!同じ質問を繰り返しています。
 原告は本来の飼い主として理屈ではなく分かると答えているのです。
 まさに飼い主とインコとの言葉を超えた絆です。
 それ以上確かな根拠があるでしょうか?」と古美門。

拘置所の面会室
「どういうつもりですか?」と黛。
「何の話だ?」と古美門。
「私の訴訟相手の代理人を根こそぎかっさらってることですよ!」
「私は真面目に仕事をしてるだけだ。」
「私がいなくなって寂しくてちょっかい出してるわけですか。」
「ごみがいなくなって実にすがすがしい毎日だよ。
 ついでにごみ弁護士どもが1カ所に集まってくれたんでこの際事務所ごと
 消えてなくなればもっとすがすがしいだろうと思ってるだけさ。」
「やれるもんならやってみなさいよ!」
「何だとこの。」

「あの〜悪いけど。そのやりとり別場所でやってくれないかな。
 ここに死刑囚がいるんだけど。」と貴和。
「失礼しました!貴和さん、死刑にはさせません。
 最高裁での進め方について話し合いましょう。」と黛。
「話し合わなくていい。君は首になったんだ。今後は私一人でやる。ご苦労だった。」
「引き続き私も担当します。」
「貴和ちゃん言ってやって。幼稚園児はお友達とお遊戯してろって。」
「何であんたが勝手に決めんの。雇うの私でしょ?」
「いくら先生でもこれだけの事件を1人で受け持つのは無謀です。」
「君に足を引っ張られるよりましさ。」
「じゃあこういうのはどう?
 幼稚園児 対 横分け小僧。
 幼稚園児が1勝でもすれば、引き続き私の弁護人。」
「受けて立ってもいいが結果は見えているがねえ。」
「あなたは?」
「私はそういう賭け事のようなことはしません。
 勝ち負けではなく、当事者たちの幸せを目指しているので。」
「ふ〜ん。まっ、あなたを雇うかどうかは少し考えさせて。」
「はい。」
「ウハハハハ…!首首首…。」

アニメ裁判
「監督は、スタッフの中で気に入らないやつを見つけて、
 怒りや不満をその1人に徹底的にぶつけるんです!」と福田。
「いわば、いけにえですね。」と羽生。
「はい。」
「先輩の、細川さんや梅田さんも。」
「みんな辞めていきました。いつ自分の番になるのかと思うと…。」
「宇都宮監督のやり方は、明らかに問題がありそうです。」

「あなた自身も監督からひどいことを何度も言われた。」と古美門。
「才能ないから辞めちまえって毎日のように…。」
「福田さん、ここにあなたが担当した原画があります。
 この哺乳類らしき独創的な生物は何ですか?
 まさかとは思いますが、猫ですか?」
「タヌキです。」
「才能ないから辞めちまえ〜!
 監督だけじゃなく誰もがそう思ってます。
 監督は口に出して言ってくれてるんですよあなたのために!
 あんな人だと思わなかったですって?
 少女がお花畑を走り回るアニメを作ってる人は、お花畑を走り回るような人だと
 思っていたんですか?そんなわけないでしょう!!
 鬼の形相で机にかじりつき、血ヘドを吐いて命を削り、作品を生みだしている人だ!
 スポンサーである親のコネで入社させてもらえたことに感謝せず、分際もわきまえずに
 天才の足を引っ張るなら、さっさと辞めて趣味で未知の生物の絵でも描いているがいい!
 以上です!」

福田が泣きだす。

ハダカ裁判
「郷田さんの脱ぎたがりは社内では有名で、一部では、全裸さんって呼ばれたりしてます。」と石井。
「自分の裸を 人に見せたい願望ありありってわけだ。
 となると、あの日もカーテンを閉め忘れてたんじゃなくて、
 道行く人にわざと自分の裸を見せてたって可能性も出てきますね。
 これって完全な露出狂じゃん?
 はっ!言い過ぎました。てへ。」と本田。

「郷田さんが会社の飲み会で野球拳をやり、全裸になったのは、あなたの知るかぎり
 何回ですか?」と古美門。
「少なくとも1回は。」
「1回だけなんです。誰だって1回ぐらい泥酔して羽目を外すことはありますよ。
 しかし会社という環境は怖いもので、たった一度であってもあの人は脱ぎたがる人という
 風評が立ち、面白おかしく全裸さんなどとやゆされてしまうのです。
 そして今、とうとう露出狂にされようとしている。
 何て恐ろしいことでしょう。てへ。」と古美門。

「裁判長被告代理人が不適切な表情をしてます!」と黛。

インコ裁判
「オカメインコってのは、オーストラリアの鳥でね。
 200kmぐらい飛ぶのはわけないよ。」と鳥羽。
「わが国の鳥類研究の父、鳥羽先生の率直なご意見をお聞きしたい。
 このインコの5年後の姿が、これだと言われたら、違和感はありますか?」
「別にないね。これぐらいサイズアップすることはじゅうぶんあるし、
 色や模様の変化も、不自然じゃない。」
「以上です。」

「では鳥羽先生。こちらの写真をご覧ください。
 このインコの5年後の姿がこれだと言われて違和感はありますか?」と磯貝。
「あるよ。」
「えっ?あっ…ある?」
「どう見たって別のインコじゃないか。」
「そっ…そうですが、でも、色も模様もそっくりだし。」
「表情が全然違う。専門家をバカにしとんのかい君は!
 こっちは、そっくりだよ。
 これは全然違う!!」
「…以上です。」

「裁判長、被告代理人が法廷を侮辱する顔をしています。
 生まれつきかもしれませんが。」と古美門。

NEXUS
「横分けくそ野郎が!」と黛。
「Take it easy.真知子さん、自分を見失っちゃ駄目だ。」
「はったりと挑発。それが古美門っちの常とう手段。一番分かってるのは真知子でしょ?」
「分かってる…分かってるけど。」
「ラブ&ピース。」
「ラブ&ピース。」
「ラブ&ピース!ラブ&ピース!ラブ&ピース!イェ〜イ!」
「ありがとう!もう大丈夫!自分取り戻した。
 私思ってたより古美門の毒素に汚染されてたみたい。」
「ここから盛り返して、和解に持ち込もう!」と磯貝。
「カモ〜ン!We are NEXUS!」

インコ裁判 被告本人尋問
「民法第195条によれば、他人の所有物であることは知らずにすなわち、
 善意で飼育を開始したのであれば1カ月で所有権を有することになります。
 そこで平野さんに質問です。
 カフェの前でインコを保護したとき、誰かの所有物であると認識していましたか?」と黛。
「もちろんそんな認識はありませんでした。」
「原告は、しゃべるインコは客寄せになるから保護したのだと主張していますが。」
「とんでもない。この5年間、私たち家族が毎日毎日愛情を持って話し掛け
 少しずつ覚えていったんです。特に、娘が熱心に。」
「平野さんご一家に所有権があることは明白のようです。
 以上です。」

「平野さん嘘をついてはいませんか?」と古美門。
「はっ?」
「最初から言葉をしゃべったんじゃありませんか?だからこそ客寄せに使おうと。」
「いえ違います。何もしゃべりませんでした。」
「そんなはずはありません。渡辺さんも言葉をたくさん覚えさせていました。
 裁判長、証拠物の検証を求めます。」

「さあ渡辺さん。あなたのピースケですよ。
 覚えさせていた言葉をおっしゃってください。」と古美門。
「どういうつもりなんだよ。何も覚えさせてないって言ったろ。」と渡辺。

「聞こえません。早く話し掛けてください。ずっとやってらしたんでしょう?
 さあ。」と黛。

「…ピースケちゃん。ピースケちゃん。
 こんにちは。
 こんにち…。
 すいません。俺んなことやったことないんです。」
「そうですよね。覚えさせてなかったんですよね。」と黛。
「ああ そうだよ!チクショーめ!」

「チクショーめ!」とオードリー。

「んっ?チッ…チクショーめ?」
「チクショーめ!チクショーめ!」
「おっ…俺の口癖だ。」
「チクショーめ!チクショーめ!」

「平野さんこれもあなたや娘さんが覚えさせた言葉ですか?」
「いえうちではそんな言葉は…。」
「では渡辺さんに飼われていたころに覚えた言葉であることは明白ですね。」
「お前いつの間に!」
「覚えさせたつもりがなくても、愛情深いコミュニケーションの中で自然と飼い主の口癖を覚える。
 真の飼い主とペットの関係を見た気がします。
 ピースケはもともと言葉をしゃべったんです。
 被告もそれをじゅうぶん承知していたはず…。
 チクショーめ!」

「チクショーめ!」
「チクショーめ!」

「うるさいもういい!」

「判決を言い渡します。
 主文、1、被告は原告に対しオカメインコ1羽を引き渡せ。
 2、訴訟費用は被告の負担とする。」

「オードリー行っちゃ嫌だ!」

「いったい何をやったのよ。」と黛。

平野の口癖「チクショーめ!」は…蘭丸がこっそり教えこんでいたのだ。

古美門家
「まずは、1勝ですな。」と服部。
「残り2つも完膚なきまでにたたきのめします。」
「ハハ。容赦ありませんな。」
「でもちょっとかわいそうじゃないっすか?」と蘭丸。
「気にすることはない。勝ち負けは関係ないそうだからね。
 きっと負けても幸せなんだろう。
 彼女は自分にふさわしい事務所に行って、さぞ充実していることだろうよ〜。」
「ケッ。」と服部(!)

NEXUS
「和解なんて無駄よ。あいつは最後まで戦うわ。」と黛。
「真知子さん、心に醜い感情を育てちゃ駄目だ。」
「ラブ&ピースだよ。真知子。」
「ラブ&ピース!ラブ&ピース!ラブ&ピー…。」
「そんな甘っちょろいこと言ってるからあんたたちはいいようにやられるのよ!!」
「え〜!」
「勝つか負けるかよ。誰も邪魔しないで!」

ハダカ裁判 証人尋問
「角度的にうちから丸見えなんですよ郷田さんちのリビング。」と上原。
「それでカーテンを閉めるよう、注意をしに行ったんですね。」と黛。
「はい。でも時々カーテン開いちゃってるときがあって。
 どうも、わざと開けてるんじゃないかと。」
「どういうことですか?」
「時間が決まってるんですよ。日曜の朝7時から7時10分くらい。
 その間だけ、カーテンが開くんです」。
「つまり、毎週曜日の朝7時になると必ずカーテンが開き、10分後に閉まる。
 そうですね?」
「はい。」

ハダカ裁判 被告本人尋問
「なぜでしょう?郷田さん。」と黛。
「…朝の空気を入れ替えるためです。」
「今回の事件はまさにその時間帯に起きてしまったわけですが、偶然でしょうか?」
「…」
「日曜の朝7時から7時10分は、大石佳苗さんが教会へ向かうために必ず通る
 時間帯です。ご存じだったのでは?」
「…いいえ。」
「あなたは、佳苗さんに対して特別な感情を抱いていたのではありませんか?」
「…」
「日曜の朝7時すぎになると必ず自宅の横を通る。
 それを知ったあなたは、その時間になるとカーテンを開け偶然を装って
 ご自分の裸体をさらすようになった。性的興奮を覚えるからです。」
「いや、そんな…。」
「隠すことはありません。一部の男性にそのような性癖があることは事実ですし、
 性的嗜好は人それぞれです。
 ただし、相手に精神的被害を与えることは許されません。
 これは、故意にわいせつ行為に及んだ計画的犯行でもあります。
 ぜひ猛省し、賠償金の支払いを受け入れていただきたく思います。
 以上です。」

「真知子!アメージング!」

「被告代理人。」と裁判長。

「ありませーん。」と古美門。
黛と本田、ガッツポーズ!

「裁判長。前回中断してしまった原告本人への反対尋問の再開を希望します。」

「不適切な表現は極力避けますのでご安心ください。
 趣味の話でもしましょうか。ご趣味は?」
「映画鑑賞でしょうか。」
「そのようですね。この1カ月で少なくとも12本の映画をご覧になっています。
「どうしてそれを?」
「『ラストタンゴ・イン・パリ』『氷の微笑』『ベニスに死す』などなど…。
 その12本のうち、11本に男性の全裸もしくは上半身裸のシーンがあります。」
「はっ?」
「うち7本に、それはそれは濃密なベッドシーン。
 うち2本には何と男性同士のラブシーンがありました。
 やはり映画の選考基準として男性の裸は欠かせませんか?」
「映画は芸術です!そんな目で見ていません!」
「マーロン・ブランドとマイケル・ダグラスどちらのお尻が好みでした?」

「異議あり!」と黛。
「大石さんの性的嗜好を知りたいんです。
 どんなタイプの男の体に興奮するのか。」
「女性に対する侮辱的発言です。」
「侮辱などしていません!男は女に裸を見せることで興奮するかのように
 断定しているそちらこそ偏見だ。
 郷田さんのお宅に面した路地を通る目的は?」
「教会へ行くためです。」
「遠回りです。大通り沿いに進んだ方がはるかに早く着きます。
 ど〜ん!なぜわざわざこの路地を通るんですか?」
「…以前、大通りが工事で通れず…あの、この辺ですこの辺。
 仕方なくこの路地を通ったら静かで気持ちのいい路地だったので
 それから通るようになりました。」
「遅刻をしてまで?
 路地を通るようになってから、神父のお話に5分ほど遅刻するようになりましたね。
 そうまでしてこの路地を通りたいのですか?」
「…いけませんか?」
「だったらなぜ5分早く家を出ないんでしょう。
 6時55分に通ったのでは、郷田さんのお宅のカーテンが開いていないから。
 違いますか?」
「…」
「確かに郷田さんは、あなたに見せるために7時にカーテンを開けていたのかもしれません。
 しかし、あなたもまた、郷田さんの家をのぞくために7時に路地を通っていたんです!」
「違います。」
「郷田さんに気付かれずに彼の裸体を盗み見るのがあなたの日曜の朝の楽しみだった!」
「違います!」
「神父さまのお話なんかよりよっぽど興奮されたことでしょう!」
「違う!」
「しかしたまたま相手と目が合ってしまった!
 パニックになりご自分の性癖を否定するため相手を露出狂呼ばわりして
 被害者を装った!」
「違う!違う!違う!」

「異議あり!」

「見せたのか!のぞいたのか!どちらが変態なのか、徹底的に検証し合いましょうよ。
 この裁判はそういう裁判であり吹っ掛けてきたのはそちらだ。
 佳苗さん。欲望を否定する必要はありません。
 心の赴くままに生きればいいんです。
 性的嗜好は人それぞれです。ご自分の性癖を何ら恥じることはありません。
 来週からは、6時55分に通ることをお勧めします。
 以上です。」

面会室
「佳苗さんがかわいそうだとは思わないんですか!」と黛。
「実にかわいそうだよ。代理人がぼんくら過ぎて。
 お前は依頼人の心理を奥の奥まで読み取ろうとしなかった。
 だから法廷で恥をかかせた揚げ句負けたんだ。」と古美門。

貴和が二人を覗きこむ。
「…失礼しました。最高裁での方針を。」
「横分け小僧。今日はあなた、もういい。お帰り。」
「何で?何で僕だけ帰んの?」
「女同士楽しみたい気分なの。しっしっ。」
「何だよ勝手にしろ!どうせすぐに男が欲しくなるさ。
 私のふさふさの胸毛からほとばしる男性ホルモンが恋しくて恋しくて…。」
「いいから行け!」
「はい〜。」

「…いいですよ。遠慮せず私を首にして。
 古美門の言うとおり、私がいても役に立たないかもしれないし。」
「弱気ね。」
「思い知らされます。才能の違いを。」
「才能か。」
「先生は私に言ってるんですよ。才能ないやつはさっさと辞めろって。」
「私は違うと思うな。
 あいつ、自信がないのよ。このまま最高裁をやって勝つ自信が。
 勝つためには、誰かに目覚めてもらう必要がある。
 なのに眠ったままで、一向に起きてこない。
 だから全力でたたき起こしてる。
 私にはそう見えるな。
 倒しちゃいなさい。彼もそれを望んでる。
 …私もね。」
「…」

NEXUS
「あの人に勝ちたい。勝たなきゃいけないの。私は。」と黛。
「世界を変えるためには、勝つことが必要なときもある。
 そして、君と僕が組めば、勝てない相手はいない。
 敵の奥の手は封じておいたよ。」と羽生。

(回想、フットサルのコート)
「それはまずいよ。俺は古美門先生の草の者だからさ。」と蘭丸。
「僕の知るかぎり、一番優秀なのは君だよ。君しか考えられない!
 一緒に汗を流そうよ、蘭丸。」と羽生。
「…いやいやいやいや!」
「お願いお願い…お願い!」
「おいちょっと待て!」
「お願いだ!」
「やめろって!」
「お願いお願い…」
「分かったって!も〜しょうがねえな。今回だけだぜ晴樹!」
「イェイ!」
「イェイ」
(回想終わり)

古美門家
「君はバカなのか?いったい幾らで買収された?」と古美門。
「いや〜金じゃないんすよね。何かあいつに頼まれたら、どうしても断れなくって。」と蘭丸。
「人たらしの本領発揮ですな。」と服部。
「何を命じられた?」
「動くな。それだけ。」
「服部さん。この恩知らずのダブルスパイから食い物を取り上げてください。」
「はいはい〜。」
「え〜そんな!」
「素手と素手との真っ向勝負ということになりそうですな。」
「望むところだ!」


「古美門研介の時代が、終わるときが来たようだね。」と羽生。
「真っ向勝負だ。」と黛。

アニメ裁判 原告本人尋問
渡されたエンピツを手に、ノートに絵を描こうとする穂積。
その手は激しく震え・・・穂積はその場に倒れこんでしまう。
「大丈夫ですか?」羽生が穂積を支える。
「鉛筆を手にすると手が震え、目まいがする症状は改善されていません。
 彼はもう二度と絵を描けないかもしれません。
 絵を描くことだけが取りえであり、人生の支えだったのに。
 そうですね?穂積さん。」
「僕らは…奴隷なんです。監督のために、ぼろぼろになって、
 ピラミッドをつくらされた奴隷です。」
「宇都宮監督に、今、言いたいことはありますか?」
「謝罪してほしいです。二度と、僕のような人を出さないために。
 アニメの世界に夢を持ってる、若い人をつぶさないために。」
「以上です。」

「なぜスタジオ小春日和に入られたのですか?」と古美門。
「宇都宮監督の作品が、大好きでしたし、僕もああなりたいと思いました。
 でも、あんな非常識な人だとは思わなかった。」
「天才に常識を求めますか?」
「天才だって、一般常識は持つべきです。」
「ヘドが出る。」
「…」
「ダビンチ、ゴッホ、ピカソ、北斎、手塚。
 彼らの職場に労働基準法があったと思いますか?
 王様と奴隷で何が悪い?
 みんな平等みんな仲良しで天にそびえるピラミッドがつくれるわけがない。
 天才の下で働こうとしたなら地獄を見る覚悟をするべきだ。
 そして耐えられなかったのなら黙って去れ。
 非常識で横暴で自己中心的。しかし人類の宝のような作品を生みだす。
 それが宇都宮仁平です。
 穂積さん、この愚かな訴えを直ちに取り下げることをお勧めします。
 以上。」

アニメ裁判 被告本人尋問
「宇都宮仁平。アニメーションの監督です。」
「穂積さんに行った仕打ちをどう考えていますか?」と古美門。
「当たり前のことを、当たり前にしただけです。
 私が若いころは、あんなもんじゃなかった。」
「時代は変わっています。」
「私にはそういう教え方しかできません。」
「結果的に穂積さんは心と体を壊し、絵が描けなくなってしまいましたが。」
「あの程度で壊れるのならさっさと辞めて、他の道に行った方がいい。
 本人のためです。」
「そこまで厳しく育てる理由は何ですか?」
「…」
「スタジオ小春日和は後継者不足に長年頭を悩ませていますね?」
「…はい。」
「全制作スタッフを正社員として雇用する御社の運営には莫大な費用が掛かる。
 それを、監督自身が大ヒット作を作り続けることでかろうじて賄ってきたのが実態です。
 1本生みだすのが奇跡である世界的ヒットを、何十作と続けてきたあなたのご苦労は想像を絶する。
 生半可な育て方では、あなたの後継者にはなり得ない。」
「鉛筆を削り、絵を描いて、また鉛筆を削る。
 どんどん小さくなる鉛筆を見るたびに、私は…自分の命が、削られている気がする。
 アニメ制作とは、畢竟そういうものです。」
「王様こそ誰よりも苦しみ血を吐いてきたようですね。
 あなたこそ、アニメーションの神様に全てを捧げたホントの奴隷なのかもしれません。
 彼に金と謝罪を要求する資格のある人間など果たしているのでしょうか。
 以上です。」

「もういいです。僕が甘かったんです。取り下げます。」と穂積。

「原告から何か申し出があるようですが。」と古美門。

「穂積さんまだこちらの反対尋問が終わっていません。
 最後までご覧になってから決めましょう。
 真知子さん、思いっ切りやっておいで。」と羽生。

「監督、あなたの置かれている状況は理解しているつもりです。
 慢性的な腰痛、けんしょう炎、白内障に、視野狭窄。
 あなたはぼろぼろの体にむち打って、走り続けてこられた。
 そして、残された時間が少ないことも、分かってらっしゃる。
 穂積さんを怒りのはけ口のいけにえにしたというのは、ホントは違いますね?
 過去にあなたに目を付けられ辞めていった、細川道彦さんは、トラノコスタジオに移籍し
 テレビアニメ『暴走警察シロバイザー』を見事ヒットさせ快、進撃を見せています。
 梅田昭雄さんは制作会社を設立し、『魔法幼稚園プイプイ』でカンボジア映画祭金ヤギ賞を
 受賞しました。
 あなたは誰でもいいから目を付けていたわけではない。
 他のアニメーターとは違う、光る才能の持ち主にこそ目を付け、あえて、試練を与えていたんですよね?
 穂積さんのことも、細川さん梅田さんに続く、逸材だと信じたからこそ、他の誰より厳しく鍛えた。
 でも…人はそんなに強くありませんよ。
 あなたは結果的に、スタジオをしょって立つかもしれなかった才能を自らつぶしてしまったんです。
 あなたはやり方を間違えたんです。
 なぜ一言、君には才能がある。期待している。そう言ってあげなかったんですか?
 言葉にしなければ、伝わりませんよ。
 監督。穂積さんに謝罪するべきではありませんか?
 そして、本当の気持ちを伝えるべきなんじゃありませんか?」
「…」

「あなたが謝罪する必要はない!」と古美門。
「被告代理人は黙っていてください。」と羽生。

「穂積君。私の本当の心を伝える。
 私は君に…。
 才能があると思ったことは一度もない。」

「えっ?」
「ちょっと待ってください。本心を…。」

「本心だ!細川にしても、梅田にしてもそうだ。
 私の目から見たら、才能のあるやつなんて1人もいない!
 どいつもこいつもバカばっかりだ!
 そもそも才能なんてものはな、自分で掘り起こして、つくり上げるものなんだよ!
 俺だって天才なんかじゃない。
 誰よりも必死に働き、階段を一つ一つ、踏み締めてきただけだ!
 振り向いたら、誰もついてきてない。
 怠けた連中が、麓でこうつぶやく。
 あいつは天才だから。
 冗談じゃない!
 ゆとりで育ったのんびり屋どもが、ホントに嫌いだ!
 俺より、時間も、体力も、感性もあるやつが、何で俺より、怠けるんだ!
 だったらくれよ。
 無駄遣いするんだったら俺にくれ。
 もっともっと作りたいものがあるんだ。
 俺にくれ!
 …いや、穂積。そんなに謝ってほしいなら謝る。
 金が欲しいんならくれてやるよ。」
「いいですよ。」
「欲しいんだろ?」
「いらねえよ!!」
穂積はエンピツを取ると、怒りに任せてノートにエンピツを走らせる。
「ふざけやがって…。
 ゆとり教育やったのあんたら大人だろうが!
 あんたらがくそなんだろうが!
 才能ないだと?あんたのアニメは古いんだよ!
 すぐに追い抜いてやる。
 王様の椅子は俺がもらう!
 あんたのより、はるかにどでかいピラミッドつくってやるよ!
 ゆとりなめんな!!
 だから…。それまで引退なんかさせませんよ。」
「…のんびり屋は嫌いだが、威勢がいいだけの身の程知らずは、もっと嫌いだ。」
その表情には笑みが・・・。

穂積が描いた絵は、コンビニ帰りの花ちゃんと、宇都宮の満面の笑み。

古美門家
「古美門先生!訴えを取り下げてきました。3連勝、おめでとうございます。」
女性たちの歓声。
「当然の結果ですね。
 あのバカはどのボタンを押せばどういう結果になるか計算もできない。
 今後も期待できそうにありませんね!
 さあみんな!最終審査だよ!
 最終審査は、僕とツイスターゲーム!」
「イェ〜イ!」

面会室
「ハァ。結局あの人には勝てないのか。」
「そうでもないわよ。ここに顔を出さないってことは、恥ずかしいからでしょ。」
「恥ずかしい?」
「決めたわ。あなたには引き続き、弁護人やってもらう。」
「…頑張ります。」

ラーメン屋
「ラーメンおいしいよ。ったく。
 何もしゃべんねえなこいつ!チクショーめ!」と渡辺。
「チクショーめ!チクショーめ!チクショーチクショーチクショーめ!」とピースケ。
「黙れ…黙れ!」

渡辺はピースケをカフェに返すことにした。

そして、6時55分、郷田の家の前を通り掛かる佳苗。
郷田は佳苗を招き入れ…。

「ごめんなさい。NEXUSの方針を無視した揚げ句負けちゃって。
 処分なら受ける。」と黛。
「僕も支持したんだ。処分なんてするわけないだろ。
 これからも一緒に、理想の実現を目指してくれる?真知子。」と羽生。
「もちろん!」
「それにしても、もう一息だったね。
 あのまま判決にいってたらこっちが勝ってたと思う。」
「だよね!古美門先生絶対焦ってたよね。
 あの顔はそういう顔だった。私分かるの。
 古美門先生はね焦ってるとき『ちびまる子ちゃん』みたいに額に線が3本す〜って入るの。
 ホントだよ。私見えるもん。
 それにね、古美門先生はね、意外と策に溺れるところがあるのよね。
 基本単純だからさ。」
「…」

古美門家
「面接結果はいかがいたしましょうか?」と服部。
「全員不採用です。」
「かしこまりました。
 …より大きく飛躍させるために、あえて敵の懐に送り込まれたんでしょうが、
 果たして吉と出るのか凶と出るのか。
 案外このまま、取り込まれてしまうのかもしれませんな。」
「ならば、そこまでの玉だったというだけの話です。
 …服部さん。」
「はい!」
「…やっぱり一番おっぱい大きい子をキープで!」


アニメとハダカとインコ、そして古美門と黛の痴話喧嘩。

インコに平野の口癖を後から覚えさせる。さすが古美門!

ハダカ裁判では、蓋を開けてみたら、見たい性癖の女と見せたい性癖の男。
相性?ぴったり!?

アニメ裁判、師匠の才能と古美門の才能。
師匠と弟子の関係は、今の古美門と黛にも重なりました。

宇都宮は全制作スタッフを正社員として雇用していることからも、
スタッフのことを思っていることが伝わってきます。

古美門の、
「天才に常識を求めますか?」
「天才の下で働こうとしたなら地獄を見る覚悟をするべきだ。
 そして耐えられなかったのなら黙って去れ。」

宇都宮の、
「鉛筆を削り、絵を描いて、また鉛筆を削る。
 どんどん小さくなる鉛筆を見るたびに、私は…自分の命が、削られている気がする。
 アニメ制作とは、畢竟そういうものです。」

そして黛の、
「言葉にしなければ、伝わりませんよ。」

「穂積君。私の本当の心を伝える。
 私は君に…。」

ここで和解という流れかと思ったら、

「才能があると思ったことは一度もない。」

「本心だ!細川にしても、梅田にしてもそうだ。
 私の目から見たら、才能のあるやつなんて1人もいない!
 どいつもこいつもバカばっかりだ!
 そもそも才能なんてものはな、自分で掘り起こして、つくり上げるものなんだよ!
 俺だって天才なんかじゃない。
 誰よりも必死に働き、階段を一つ一つ、踏み締めてきただけだ!
 振り向いたら、誰もついてきてない。
 怠けた連中が、麓でこうつぶやく。
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 俺より、時間も、体力も、感性もあるやつが、何で俺より、怠けるんだ!
 だったらくれよ。
 無駄遣いするんだったら俺にくれ。
 もっともっと作りたいものがあるんだ。
 俺にくれ!
 …いや、穂積。そんなに謝ってほしいなら謝る。
 金が欲しいんならくれてやるよ。」

監督のこの言葉は若者へのエール。強い言葉を叩きつけ、彼のやる気に火をつけた。

「いらねえよ!!ふざけやがって…。
 ゆとり教育やったのあんたら大人だろうが!
 あんたらがくそなんだろうが!
 才能ないだと?あんたのアニメは古いんだよ!
 すぐに追い抜いてやる。
 王様の椅子は俺がもらう!
 あんたのより、はるかにどでかいピラミッドつくってやるよ!
 ゆとりなめんな!!
 だから…。それまで引退なんかさせませんよ。」

若者はピラミッドの頂上にいる者を尊敬し、彼の跡に続こうと決心。

「…のんびり屋は嫌いだが、威勢がいいだけの身の程知らずは、もっと嫌いだ。」
その表情はとても穏やかでした。

今回も話の流れ方が素晴らしかった!

古美門の黛に対する態度も、監督と同じなのでしょうね。

インコはインコを愛してくれた家族のもとに。
そして見たい女と見せたい女は・・・ハッピーエンド!?
全部古美門の勝ちだけれど、ラスト、みんなが幸せになるなんて、
黛の影響なのかもしれません。



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服部さんの過去
・スイスのホテルで料理長(第1話)
・書の嗜み
・計算が早い
・楽譜も書ける(昔フォークソングをかじっていた)
・バンコクで屋台
・家庭菜園
・モンゴル相撲
・芸能通
・醤油づくり
・演劇
・ワンダーフォーゲル
・王家の谷で発掘調査

・整体師
・京都で化粧師

羽生のことわざ:サウジアラビア。
第1話『水は飲めるが燃えはしない。石油は燃えるが飲めはしない。』
第2話『暑いときは 日陰を見つけろ』
第3話『砂嵐の後の夜空は奇麗』
第4話『サソリは踏まなければ刺さない』
第5話『砂漠で道に迷ったら足跡をたどって 戻るしかない』
第6話『石油が出るか出ないかは掘ってみなければ分からない』
第7話『目的地にたどりつきたければ最高のラクダを手に入れろ』

気になるセリフ
第1話
「正義がまかり通らない世の中になったらこの国の司法は
 終わりではありませんか?」(黛)
「教えてあげよう。正義は金で買える。」(古美門)

第2話
「俺はお前をこの世界から葬ると決めたんだ。
 そのためなら、地位も名誉も喜んで捨てる。
 刺し違えてもお前を地獄に引きずり込む。
 必ずな。
 それが俺の贖罪だ。」(三木)

第3話
「榎戸がバリバリのストーカーの変態野郎だったとしても、
 あらゆる手段を使って無罪にしろ。それが君の仕事だ。」(古美門)
「私はそうは思いません。
 私たちの仕事は、あくまで適正な判決に導くことです。」(黛)

第4話
「あなただけ特別」
「神でもない我々に、そんなこと分かるはずもない。
 正義は特撮ヒーロー物と『少年ジャンプ』の中にしかないものと思え。
 自らの依頼人の利益のためだけに全力を尽くして戦う。
 我々弁護士に出来るのはそれだけであり、それ以上のことをするべきでもない。」(古美門)
「やはり古美門先生を倒すのは、三木先生でなければ無理ですよ。」と沢地。
「ここに来た、自分自身の目的が、はっきりわかったんです。
 あなたを、倒すためです。」と黛。

第6話
「勝利のみが全てではない。
 私が理想とする弁護士像を圭子さんに見た気がします。
 一緒に、行かせてください。」(黛)
「一人でグリーン・ゲーブルズにでも行ってなさい!」(圭子)
「圭子さんのようになりたいんです。
 そして、古美門先生に、いつか勝てるようになりたいんです。」
「・・・あなたは私のようには一生なれない。」
「・・・」
「なる必要もない。
 せいぜい古美門の下で滑った転んだやってなさい。
 そうすればいつか、あいつを倒せるかも。」
「え?」
「彼に勝てるのは私ではないってことよ。」

第7話
「分かってないね。最も手強い敵は三木なんかじゃない。
 自分の土俵で戦える人間だよ。」(古美門→黛)

第8話
「12歳の子が母親と断絶しようとしている。
 内心どれほどの苦悩を抱え、血を吐く思いをしているか君に分かるか?
 二度と薄っぺらい言葉を吐くな。」(古美門→黛)

「私が彼を採用したのも、あなたのご子息であれば育ててみたいと思ったからです。
 ・・・しかし、その結果、どんな悲劇を招いたかは・・・申しません。」
 古美門研介という法律家は、あなたが生み、私が完成させた化け物です。
 私たちは共犯なのです。
 ご子息を、葬りましょう。」(三木)



【キャスト】
古美門 研介 - 堺雅人
黛 真知子 - 新垣結衣
服部 - 里見浩太朗
加賀 蘭丸 - 田口淳之介(KAT-TUN)

三木 長一郎 - 生瀬勝久
沢地 君江 - 小池栄子
井出 孝雄 - 矢野聖人

羽生 晴樹 - 岡田将生
本田 ジェーン - 黒木華
磯貝 邦光 - 古舘寛治

安藤貴和 − 小雪

【スタッフ】
企画
 成河広明
 加藤達也
プロデュース
 稲田秀樹
 成河広明
 山崎淳子
脚本
 古沢良太
音楽
 林ゆうき
演出
 石川淳一
 城宝秀則
制作
 フジテレビ
制作著作
 共同テレビ


堺雅人さんの主な出演作品



新垣結衣さんの主な出演作品



里見浩太朗さんの主な出演作品




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