2013年12月29日

リーガルハイ 最終話

『二転三転する最後の法廷!!執念で救え依頼人!! 真実は悲劇か喜劇か!?』

(回想、数カ月前)
「面会?吉永慶子? 知らないわよ。」と貴和。

貴和が面会室に行ってみると…
「どこの美人さんかと思ったら検察の坊やじゃない。」
待っていたのは、羽生晴樹(岡田将生)だった。
「控訴審のさなかに、こんな会い方していいわけ?」
「古美門先生は、やはり最高の弁護士です。」と羽生。
「どうだか。」
「無罪にするかもしれない。…でも、あなたは無罪になるべきじゃない。」
「私はやってないのよ。」
「今回はね。」
「…」
「過去に何人も殺してるでしょう?」
「過去の事件は関係ないでしょ。」
「ええ。それでもあなたは、徳永光一郎殺害の罪を認めるべきだ。」
「あんたね、頭おかしいんじゃないの?」
「僕は決めたんです。みんなを幸せにするって。…あなたも含めて。」
「私も含めて?」
「僕の話を聞いた上で、犯行を否定するか、罪を認めるか考えてください。
 決めるのはあなたです。」
「…でも罪を認めたら死刑なんでしょ?」
「おそらく。
 でも僕はあなたを死刑にしたくない。死刑は、ウィンウィンじゃないから。
 古美門先生と黛先生を信じて任せるんです。
 僕もひそかに彼らを援護する。
 そうすれば、必ず最高裁で勝ちます。
 おそらく一審への差し戻しになるでしょう。」
「そんなにうまくいくの?」
「分からない。でもみんなが幸せになるには、この方法に懸けるしかない。」
「差し戻しを取ったら?」
「僕が差し戻し審を担当し、無期懲役に持ち込みます。」
「無期懲役…。」
「それで納得してください。
 ただそのためには、戦いやすい相手にする必要があります。
 差し戻し審では、弁護人を代えましょう。
 古美門先生と黛先生を切るんです。」
「…」
(回想終わり)

古美門研介(堺雅人)と黛真知子(新垣結衣)は、最高裁判所で安藤貴和(小雪)の
差し戻し判決を得ることに成功。
そんな中、安藤から手紙が届く。
「どういうことですか!?」と黛。
「けさ安藤貴和さまから届きました。」と服部。
「お別れのキスだ。」と古美門。
「何で弁護人を解任されなきゃいけないんですか?
 散々苦労してようやく差し戻しを勝ち取って、無罪目前だっていうのにどうして!」
「全ては、吉永慶子殿の仕業かと。」と服部。
「漢字の苦手な帰国子女のな。」と古美門。
「…」

黛が『NEXUS』に行くと、磯貝邦光(古舘寛治)しかいない。
羽生と本田ジェーン(黒木華)は姿を消している。
「お疲れ。
 考えたんだけどさ、僕ら全員にキャッチコピーを付けたらどうだろう?
 取りあえず僕のは、磯貝タフガイナイスガイ
 どうかな?磯貝タフガイナイ…。ない!」
壁に飾ってあった羽生と本田の写真も消えていた。
机には、二人の弁護士バッチ…。




その頃、拘置所の貴和に三木長一郎(生瀬勝久)と井手孝雄(矢野聖人)が面会していた。
そこには、沢地君江(小池栄子)の姿も。三木たちを差し向けたのは羽生だった。
「やっとあなたを雇うことができたわ。」と貴和。
「しばらく日本を離れていたもので。」
「古美門研介と黛真知子は言うこと聞かなくて駄目。」
「そうでしょう。私ならどんな依頼にもお応えしますよ。」
「三木先生はかねてより、安藤さんの弁護をすることを強く望んでいたのですよ。」と沢地。
「この、三木長一郎にお任せを。」
「この井手、」
貴和、井出を無視し、
「よろしく!」

貴和の差し戻し審が始まる。
貴和の弁護人は三木。検察側には羽生と本田の姿があった。
そして、傍聴席には古美門と黛。

差し戻し審 第1回公判
「開廷します。」

「裁判長。大変異例ながら、検察としてはまずは求刑を述べさせてください。
 起訴状のとおり被告人に対し、殺人、および殺人未遂の罪で、無期懲役を求めます。」

一同のざわめき。

「では、弁護人も異例ではありますが、見解を述べさせていただきます。
 被告人は、罪を認め、深く反省しております。
 情状酌量を、求めます。」と三木。

一同のざわめき。

裁判所の前で待ち受ける記者たち。
「三木先生!これまでと主張を変えた理由をお願いします!」
「これまでは、前任者の弁護人が、被告人の意思を無視した弁護を行っていました。
 被告人は罪を悔い改めたいと望んでいます。
 私は、できる限りその思いに応えたい。それだけです。」

「検事!なぜ無期懲役に変更したんでしょうか?」
「求刑の変更が異例なのは分かってます。
 ですが最高裁の判断を重く受け止め、検察として本件を精査し直した結果、
 無期懲役が妥当だと判断しました。」と本田。
「民意とは違うと思いますが!」
「被害者感情に寄り添えば、極刑を望むのも分かります。
 ですがわれわれはいたずらに扇情的になってはいなかったでしょうか。
 どうか冷静に審理を見守っていただきたい。
 怒りや憎しみからは何も生まれませんから。」と羽生。

その夜、古美門と黛は蘭丸(田口淳之介)を伴い、磯貝を利用して『NEXUS』に
羽生と本田を呼び出す。
「磯貝先生。」と本田。
「無理言って呼び出してすまない。」と磯貝。
「いいえ。事務所の今後についてはちゃんと話し合わないとって思ってたところです。」と羽生。

「磯貝先生とは話し合うんだ。私の電話ははぐらかすのに。」と黛。
「真知子…ちょっとばたばたしてただけだよ。」と本田。
「ではじっくり話し合おうじゃないか。ミスター&ミスウィンウィン。」と古美門。

「…すまない。どうしてもって頼まれて。」と磯貝。
「もちろん、誰とでも話し合いますよ。僕らは逃げも隠れもしません。」と羽生。
「…よし!こんなとこじゃ何だから、みんなで飲みに行くか!」と磯貝。
「行かない。あんたはとっとと消えろ。」と古美門。
「磯貝先生、ご協力ありがとうございました。」と黛。
「そっ…そっか。もし手荒なことをされたら大声で呼べ。
 この磯貝フガイ…あっ!あちち…あっ… あっ!あっ!」磯貝、退場。

「ずっと考えていたんだよ。
 生まれて初めて裁判で負けたあのときから、私はいったい何に負けたんだろうってね。
 シベリアの死に神か、気まぐれな悪女か、あるいは国家か民衆か。
 どれもしっくりこない。もっとえたいの知れないものだ。
 この文言は正しかったわけだな。」

古美門が取り出したのは、羽生のプロフィール
『当時無敗を誇った悪徳弁護士Kに見事な勝利を収め』

「あのときだけじゃない。
 その後も私は表面的には勝利しながらもその手応えをつかめずにいた。
 弱いのか手ごわいのか単純なのか計算高いのか。
 負けてもへらへら笑っているゆとりの国の王子こそえたいの知れないモンスターだ。」
「お母さんがファンだった女優の名前でも組み合わせたのかな?吉永慶子は。」と蘭丸。
「安藤貴和を有罪にした上で無期懲役に持ち込む。
 つまりは、死刑廃止論者である君の理想の実現のためにわれわれは利用されていたわけだ
 実に不愉快だ!」と古美門。
「リンチしたければすればいい。
 あなたたちにはもうそれくらいしかできないからね。
 僕をたたきのめしたいでしょう。
 でもそれはできません。
 あなたはもうリングを降ろされたんです。
 あなたは…僕と戦えないんです。」
「あなたたち、とんでもないことしてるって分かってる?」と黛。
「ルールを守ってばかりでは実現できない理想もある。」と羽生。
「晴樹にとっても一世一代の大勝負だった。
 でもうまくいった。
 天が晴樹に味方したんだよ。
 誰とも戦わずに一番いい形に導いた。
 素晴らしいことじゃん。」と本田。
「古美門先生がおっしゃるとおり…民衆は愚かだから。
 誰かが危険を冒してでも導かないと。」と羽生。
「あとは私たちに任せて。それが安藤貴和も含めたみんなの幸せだよ。」と本田。
羽生はテーブルの裏の録音機に気づく。
「録音、消去。」
そして羽生と本田は事務所を出ていく。

「言われ放題でしたね。」と蘭丸。
「腹が立ち過ぎて言葉が出なかったのは初めてだ。」と古美門。

古美門家
「今でも信じられません。羽生君にあんな裏の顔があったなんて。」と黛。
「それは違う。あいつに裏の顔なんかないんだよ。
 あればとっくに見抜いていたさ。」
「羽生先生はただひたすら、純粋に、美しい世界を実現しようとなさっているにすぎない。
 つまりは、表だけです。」と服部。
「だから誰も警戒しないしたらし込まれちゃうわけか。ねっ真知子ちゃん。」
「君だってだいぶ危うかったじゃないか。」と古美門。
「先生だって最初はあいつのこと大好きだったじゃん。」
「いやいや皆さまだけではありませんぞ。」

マスコミは大々的に羽生を取り上げていた。

「再生回数は驚異的な伸びを見せており、ネット上は人気沸騰。
 まあ一般社会に広がるのも、時間の問題でしょう。」と服部。
「ウィンウィン教の教祖さまの誕生だ。」と古美門。
「ああ、人々の心理には、教祖さまの出現を待ち望んでる面もありますからな。」
「あ〜あ。晴樹に完敗ってことか。」と蘭丸。
「誰が完敗だって?」と古美門。
「だって戦わせてもらえない以上勝ちようがないじゃないっすか。」
「冗談じゃない。真実を何一つ明らかにしないでうやむやのまま手打ちなんて
 あり得ない。」と黛。
「真実なんてどうでもいいが私の成功報酬がぱあになることなどあり得ない。
 安藤貴和は私の獲物だ。どんな手を使ってでも奪い返す。」
「鍵は、貴和さんがなぜ羽生先生の言いなりになるのかということでしょうな。」
「突き止めましょう。」と黛。
「今度こそ薄ら笑いの天パーくそ野郎羽生晴樹の息の根を止める。
 最終決戦じゃ。」

フットサルのコートには、羽生ファンの歓声でいっぱい!

「仕事柄、人間の醜さや恐ろしさに心がすさんでしまうときもあります。
 そういうときはこうやって汗を流すんです。
 真っ白な気持ちで事件と向き合えるように。」
羽生の言葉に女性たちが盛り上がる。

その頃…面会室
「どうも〜!」と古美門・黛。
「吉永慶子の使いの者です〜。」と古美門。
「ごめんなさい。こうでもしないと会ってくれないと思って。」と黛。
「…」
「羽生君と何を話したんですか?私たちに何を隠してるんですか?
 何で有罪になろうとするんですか!」と黛。
「相変わらずきんきんうるさいね幼稚園児。
 質問が多過ぎて答えられない。答える気はないけどね。」
「キスマーク1つでお別れなんてさみしいじゃないか〜。」と古美門。
「別れは黙って消えんのが一番いいのよ後腐れなくて。
 着手金だけは払うからそれで納得しなさい。」
「報酬の問題ではありません。」と黛。
「報酬の問題でもあるが。」と古美門。
「あなたたちには感謝してるわ。
 でもこれでお別れ。バイバイ。」
「君はやってるんだと思っていたよ。
 無罪目前で私たちを切り、無期懲役を受け入れようとしている。
 理由は1つだ。
 君の無実が判明したら真犯人捜しが始まる。
 真犯人が見つかったら困るんだ。」
「私が誰かをかばうような人間だと思う?」
「君は自分の欲望のためだけに生きてきた鬼畜だからな。」
「そうよ。」
「だからもし、かばうに値する人間がいるとすればそいつが真犯人だ。
 必ず見つけだす。」
「…」
「いい目じゃないか。」

「安藤貴和が過去に関係した男を幼稚園までさかのぼって片っ端からつぶしていけ。」と古美門。
「はい!」と黛。

裁判所
「それはもう仲のいい親子で、妹が病死したときも、さつきは気丈に、
 笑顔を作って振る舞って…。
 私が泣いたら、お父さんはもっと悲しむからって。」とさと子。
「お父さんが大好きだったんですね。
 そのさつきちゃんから笑顔が消えてしまったのは、彼女が現れてからですね。」と羽生。
「直感的に、危険な女性だと感じ取ったようです。とても、賢い子ですから。」
「それで、被告人と別れるよう説得なさった。
 光一郎さんは聞き入れましたか?」
「初めは、駄目でしたが、最終的には、さつきのために、別れると…言ってくれました。」
「その決断が、被告人を逆上させ、凶行に走らせた。」
「だとしたら、私…。」
「あなたのせいじゃありません。
 事件以来、心を閉ざしていたさつきちゃんが、少しずつ会話をするようになり、
 学校にも通うようになったのは、伯母であるあなたが献身的に支えたからじゃありませんか。」
「…ありがとうございます。」
「さつきちゃんは今も毎日のように、お父さんとお母さんの墓前に手を合わせているそうです。
 彼女が昔のような笑顔を取り戻す日が来ることを願ってやみません。」

「うちの裏の…まっ、ぼろぼろのうちに住んでいて、いつもおなかすかしてて…。」と高木。
「父親を早く亡くし、母親は自堕落な生活を送り子育てを放棄。
 他に知人や友人は?」と三木。
「いえ、独りぼっちで。
 虫かごの虫を眺めてるような、そんな子供でした。」と高木。
「貧困と孤独。それが被告人の幼少期です。
 おなかいっぱい食べたい。暖かい家で眠りたい。そして、愛されたい。
 富と愛情を渇望するようになったのは当然ではないでしょうか。
 人一倍愛情に飢えていたのです。
 もちろん、彼女の犯した罪は許されるものではありません。
 しかし、同情の余地があるのも、また事実ではないでしょうか。」

三木法律事務所
「おかえりなさいませ。お客さまです。」と沢地。
「イースター島はいかがでした?」と古美門。
「久しぶりだな。古美モン。」と三木。
「古美門です。」
「イースター島にはな、顔の長い巨人の石像が、地面からにょきにょき生えていたぞ。」
「行かなくても知ってる情報ですね。」
「エジプトには、石を積み上げた大きな三角形の建物がいくつも…。」と沢地。
「もう結構。」
「安藤貴和は諦めろ。もうお前の出る幕じゃない。」と三木。
「検察と出来レース丸出しのぬるい裁判をして恥ずかしくないんですか?」
「われわれは適切な主張をしているだけです。」と井出。
「古美門先生、お気持ちはお察しいたします。
 先生と黛先生は今も、悪魔を無罪にしようとした悪徳弁護士として世間に嫌われ
 顧客も減ってらっしゃる。正真正銘無罪を勝ち取って全てを取り戻したい。
 ですが、クライアントの意向を無視しては、いけません。」と沢地。
「差し戻しを取ったんだ。もう十分だろう。」と三木。
「無敗の私を倒したかったんじゃないんですか?
 最強の私を地獄に突き落とすのがあなたの悲願でしょう。なぜその邪魔をするんです?」
「…もうそんなことはいいんだ。過去のことは水に流そう。」
「何ですって?」
「目が覚めたんだよ。怒りや憎しみからは何も生まれない。
 裁判は勝ち負けじゃないんだ。大事なことはみんなが幸せになることだ。
 あっ、沢地君。フットサルは何時からだっけ?」
「入信されたようですね。」
「入信?」

古美門家
「完全にウィンウィン教の敬虔な信者だ。」と古美門。
「本日のワイドショー、録画しておきました。」と服部。

『熱血!夢追い人』
「大事なことは、人間の醜い部分より美しい部分に目を向けることではないでしょうか。
 みんながそうできたら…きっと世界は がらっと変わりますよ。」

ワイドショー
「与党から出馬要請?200% ありません。僕は一検察官ですから。」
「はっ?すいません。芸能人の離婚について僕がコメントすることはありません。」
「ベストジーニスト賞受賞?参ったなあ。」
「あっ、テレビの前の皆さん検察庁に僕宛てのプレゼントを送るのはやめてください。
 うれしいけど、検察庁が困ってますので。」

世論の流れも変わっていく。
「無期懲役が妥当なんじゃないでしょうか。」
「死刑死刑ってヒートアップし過ぎだと思ってたんだよ。」
「あの検事さん、若いのにしっかりしてる。」「ね〜。」
「ああいう若者が、新しい波をつくっていくんだろうね。」

「スーパーブレークですね。」と黛。
「ベストジーニスト賞は私も狙っていたのに。」と古美門。
「裁判の傍聴券はプラチナチケット化しててダフ屋が出回ってるよ。」と蘭丸。
「また羽生晴樹ファンクラブが、全国に乱立し、ファン同士のトラブルが多発してるようです。」と服部。
「早くも宗派戦争勃発か。」と古美門。
「NEXUSなんか見学ツアーが殺到してますよ。」と黛。
「聖地巡礼というわけか。」
「それに引き換え、こっちは閑古鳥が鳴き、協力してくれる人もどんっどん減ってますね。」
「うるさいぽんこつ!お前こそ全然収穫ないじゃないか!」
「やってるけど付き合ってた男の数が多過ぎて回り切れないんですよ!」
「それでもほんの一部だよ?」と蘭丸。
「ぴんとくるやつから当たれ!」
「そんなの分かりませんよ!」
「それでは、この服部が当たりを付けてみましょう。」
服部さん、資料をばら撒き、ナイフを投げる。
「昔、ボリショイサーカスでナイフ投げをしておりましたので。」
「…」

服部が当てた資料を手に取る黛。
「ここはちょっと…私一人では…。」

金崎組
「おいこら!ここどこだと思ってんだお前ら!」
若い衆に確保される黛、古美門。
そこへ、親分登場。
「どうもどうもどうもどうも…。これはこれはお忙しいところ相すいません!」と古美門。
「急に押し掛けてご無礼つかまつりまして!」と黛。
「古美門と黛というケチな弁護士でござんす!」
「お控えなすって!」

「あんたらがいつか来るだろうって、あいつが言ってたよ。」と金崎。
「あいつ?」と黛。
それは、羽生のことだった。
「何にもしゃべらんでほしいって言われたんだがな。
 変な所から漏れるくらいなら、俺からきっちり話す。
 女房以外にほれたのは…貴和だけだ。
 で、俺は、そっとしといてやろうと決めた。
 で、検事の若造は、全部腹に納めると言ってくれた。
 事実そうしてる。
 だから、あんたらも、そうしろ。いいな?
 …東京湾の水はまだ…冷てえぞ。」

帰り道
「どう思いますか?つまり、そういうことなんでしょうか。
 でもそんなことってあるんでしょうか。
 でも…そう考えるしか、ないのかも…。」と黛。
「…」
「先生?」
「ちょっとおしっこ漏れちゃった。」
「…」

裁判所
閉廷後、沢地は退室していく貴和の髪に触れる。
「貴和さん。奇麗な髪ですこと。」
「…ありがとう。」

バー
沢地は胸から取り出したある物を古美門に渡す。
「礼を言うよ。」と古美門。
「古美門先生が私を頼るなんてめったにあることじゃありませんから。」
「君ほど信用できない相手を頼りたくはなかったがね。
 少ないが…。」
「いりませんわ。これは貸しにします。
 それに私は、いがみ合ってないお二人になんて、ぞくぞくしませんもの。」
沢地が帰っていく。
「…まだちょっとあったかい。」

墓地
「いつもお参りされて仏様も喜んでおられるでしょう。
 ご存じでしょうか。
 墓前に髪の毛をお供えするとこの世とあの世の垣根を越えて思いが彼岸に届くとか…。」
住職に変装した蘭丸は、さつきの髪の毛をゲット。

古美門家にDNA鑑定書が届く。
「こんなことって…。」と黛。
「必然的に…真犯人は…。」と服部。


バイブレーターの音
「羽生君からだ。」と黛。

フットサルのコート
「金崎さんが連絡をくれました。」と羽生。
「分かっちゃったみたいね。みんなが不幸になる真実。」と本田。
「さつきちゃんなのね?」と黛。
「犯人は、安藤貴和だよ。
 たとえ誰が実行犯であっても、そう追い込んだのは彼女。
 安藤貴和が犯人だ。」と羽生。
「…」
「古美門先生。先生はおっしゃいますよね?
 真実なんかどうでもいい。勝てばいいんだって。
 僕はこう思う。
 真実はどうでもいい。みんなが幸せになるなら。
 僕と先生は、実はコインの裏と表なのかもしれません。」
「…」
「世界中を敵に回しても何とも思わない女が、命を賭して秘密を守ろうとしてる。
 弁護士の仕事は、依頼者の利益を守ることでしょ?
 死刑を求めていた世論も晴樹のおかげですっかり変わった。
 無期懲役。みんなが幸せになる結末だよ。
 さつきちゃんも、安藤貴和も、あなたたちも。
 これ以上動けば、金崎親分が黙ってないんじゃない?」と本田。
「確かにな。」と古美門。
「あとは、お二人の気持ちの問題だけです。
 でも、それは簡単に解決します。
 古美門先生。戦って勝ちたい、相手を負かしたい、報酬や名声を得たい、
 その欲望を捨てればいい。
 …それだけのことです。」と羽生。
「なるほど。」
「僕もジェーンもいずれはNEXUSに戻ります。
 先生も来ませんか?」
「私が?」
「服部さんも蘭丸もみんなで。」
「それ最高。あなたたちが加わったら史上最強チーム。もう不可能なんてないよ。」と本田、
「一緒に世界を変えましょう。」と羽生。
「…それもいいかもしれないな。」と古美門。
「Welcome to NEXUS!」と本田。
「分かってくれてうれしいです!」と羽生。
「…」
「先生…いや、研介!」羽生がボールをキックする。
「よ〜し晴樹!ラブ&ピー…あっ!ほほほっ…。」
古美門、転倒。
転がったボールは黛のもとへ。

「カモ〜ン真知子!」
「カモン!」
「ヘイ!」
「真知子!ヘイ!」

「…しょうもない芝居やめてくださいよ!
 何がラブ&ピースですか。キモいですよ。」黛が古美門を睨みつける。
「フッ。どうやら肝心のNEXUS所属弁護士が反対のようだ。」と古美門
「羽生君、ジェーンさん、私は真実が大事だと思う。」
「それを明らかにしたら…。」と本田。
黛。
「面倒くさいやつだろう?初めて会った日から結局何一つ成長してない。
 うざくて独り善がりで強情でがに股の朝ドラぽんこつ提灯パンツだ!」
「先生だってお金のためなら人を傷つけることなんて何とも思ってない
 最低へ理屈げす野郎でしょうが!」
「というわけなのでもう少しあがいてみるよ。」
「残念です。」と羽生。
「あなたたちに打てる手はないわ。」と本田。
「それはどうかな。われわれは、往生際が悪いんだ。」
二人が立ち去る。

法廷
「加賀蘭丸さん。あなたは長年わが古美門法律事務所の調査員として一生懸命仕事を
 してきました。」と古美門。
「はい。それなのに…
 僕の報酬は、2年前から正当に支払われていなかったなんて、許せません!」と蘭丸。
「私も驚いています。まさか彼がそんなことをするなんて!」と古美門。
「間違いありません。事務所の会計を預かっている事務員の服部さんが、
 僕の報酬を着服していたんです!
 着服した全額の支払いを、請求します!」

三木法律事務所
「古美門先生が、民事訴訟を提起しました!」と沢地。
「ユニホームやっぱり赤でよかったな。」
三木は井出とフットサルのユニフォームに夢中。
「それが、相手側の代理人がNEXUSの黛先生なんです。」
「先生は10番が似合いますね。」と井出。
「加賀蘭丸が服部さんを横領で訴えたんです。
 古美門先生が蘭丸の代理人で、黛先生が服部さんの代理人です!」
「これポケット付いてねえのか。」と三木。
「あっ、先生。何で自分は53番なんですか?」と井出。
「ごみだからに決まってんだろが。」
「あっ、そういうことか。全然気付かなかった。」
「ハハハハハ…。」
沢地は二人に呆れ返り…。

法廷
「つい…出来心で…。しかし私も被害者です!」と服部。
「というと?」と黛。
「私はだまされたんです!
 当時、交際していた女性に、全てを奪われました。
 悪いのはあの女です!
 請求するならば、私ではなく、あの女でございます!」
「その女とは?」
「…安藤…貴和です。」
「何ですって!?」と黛。
「あの安藤貴和ですか!?」と古美門。
「そうです! あの安藤貴和です!」と服部、
「あの世紀の悪女にたぶらかされたのであれば彼に罪はないかもしれない!」と古美門。
「裁判長!次回証人として安藤貴和の出廷を求めます!」と黛。
「確かにその必要がありそうですね。裁判に大きいも小さいもない。
 断固出廷を要求します!」と古美門。
「安藤貴和の出廷を求めます!」と黛。
「断固出廷を要求します!」と古美門。
「安藤貴和の出廷を求めます。」と黛。
「断固出廷を要求…断固!」と古美門。
「求めます。」と黛。
「断固!」と古美門、

「ちょっ…ちょっとねえ冗談でしょ?何でそんな訳かんない裁判出なくちゃいけないのよ!
 拒否よ拒否!あの横分け小僧!」と貴和。

法廷
「安藤さん、あそこにいる被告をご存じですか?」と古美門、
「いいえ。」
「彼はあなたと交際していたと証言していますが。」
「知らないわよ。」
「例えば2年前の6月30日の夜、あなたと会っていたそうですが。」
「会ってない。」
「そうですよね。その日は徳永光一郎殺人事件が発生した日です。
 あなたは事件現場で犯行を行っていたわけですから、
 これは服部さんの記憶違いでしょう。
 ですよね?」
「…」
「あなたがもし今嘘をついているなら、例の事件の犯人ではないという可能性が
 出てきてしまいますから。」
「何これ。」
「犯人ではないのに有罪を受け入れるなんて、あり得ませんもんね?」
「これ何なのよ。」
「本当は誰かをかばっている。」

一同のざわめき。

「…なんてこと、あり得ませんよね。
 以上です。」と黛。
「ちょっ!何なのよこれは!」と貴和。

「あなたはこれまで、あまりに多くの男性と交際してきたので
 被告を思い出せないのかもしれません。確かめてみましょう。
 例えば、金崎正宗さんは覚えていますか?
 13年前に交際していた金崎、」
「知らない!」
「彼の子供を身ごもったというのに?」

「裁判長!これは不当な証人尋問です。中止を求めます。」と傍聴席に駆けつけた羽生。

「申し訳ありませんが傍聴人はお静かに願えませんか?」と古美門。
「本件と無関係な質問をしていることは明白です!」
「あなたが決めることではありません。」

「裁判長。私も本件とは無関係の質問に思えるので、異議を申し立てようかと思いましたが、
 この後深く関連してくるのかもしれません。
 続けてください。」と黛。

「金崎さんはあなたに産むように言ったそうですね。」

(回想)
「うちは女房に子供ができなかった。
 組の跡取りにできると思った。
 だが、あいつは姿を消した。
 四方手を尽くして、捜し出したよ。
 子供は、下ろしたと抜かしやがった。
 だが、そいつは嘘だった。」と金沢。
(回想終わり)

「出産記録です。
 13年前の8月3日、2,980gの元気な女の子をあなたは確かに出産しています。
 金崎さんに取られたくなかったあなたは、断腸の思いで里子に出し、
 引き取り先すら聞かなかった。
 あくまで捜し出そうとした金崎さんにあなたは包丁を突き付けたそうですね。
 自分たちに関わりのない世界でまともな人生を送らせる。
 あの子の邪魔をすれば殺すと。
 以来あなたは、わが子のことを記憶から消して生きてきた。違いますか?」と古美門

「安藤さん、答える必要はない!」と羽生、

「答えたくなければ答えなくて結構。
 ただ私には質問する権利がありますので質問を続けます。
 10年以上の月日がたち、新しい獲物としてたらし込んだ徳永光一郎の家で
 あなたは雷に打たれた。」
「やめろ…。」と貴和。
「目の前に同じ生年月日の女の子がいたからです。
 その表情、面影、左手の甲のほくろ…。何から何までそっくりに思える。
 そんなはずはない。戸籍上は、徳永氏と亡くなった奥さまとの実子となっているのだから。
 だがあなたは理屈ではなく確信したんだ。」
「黙れ…。」
「どんな事情があってここに引き取られたのかは分からない。
 だが間違いなく彼女こそ13年前に手放したわが子だと。」
「黙れって言ってんだろうが!!」

「静粛に!」と裁判長

「何訳分かんないこと言ってんのよ!全部あんたの妄想だろ!
 私に子供なんていない。あんなくそ生意気ながき赤の他人よ!」と貴和。
「ではこのDNA鑑定の結果を皆さんにご覧いただきましょうか?」と古美門。
「ちょっ…何勝手なことやってんのよ!」
「おとなしくしなさい!」刑務官が取り乱す貴和を取り押さえる。
「落ち着きましょうよ安藤さん。私はただ推測を話しているにすぎません。」と古美門。
「放せよ!」
「あなたはむしろ彼女に会いたくて徳永家に深く入り込むようになった。
 徳永氏と再婚し、彼女の母親になりたいと本気で願ったのかもしれない。
 だが、父親と二人三脚で歩んできた彼女は、あなたを激しく嫌った。」

(回想)
「出ていけよ、悪魔!」とさつき。
(回想終わり)

「徳永氏は当然あなたと別れる決意をするかに思われた。
 しかし、実際はその逆。
 彼女を引き取ってくれる親戚を探し始めたんだ。
 徳永氏は、娘よりあなたを選んだ。
 それを知った彼女の絶望はどれほどだったろうか。
 ずっと引っ掛かっていたんです。同じ毒を飲んだのになぜ大人の徳永氏が死亡し
 体の小さい彼女が助かったのか。」
「違う…。」
「非常に頭のいい子のようですね。
 致死量をコントロールして飲むということもやってのけるかもしれません。
 そうすれば自分は絶対に疑われない。疑われるのは間違いなくあなただ。
 事実そうなった。」
「お願い…。」
「まんまとあなたを人殺しに仕立てた彼女は今日もせっせとカムフラージュに
 墓参りをしている。」
「そうじゃない…。」
「まさか自分が罪を着せた女が本当の母親だなんてこれっぽっちも思わずに。」
「違うのよ。あの子は犯人じゃないの。
 あの子は…。お父さんが大好きだから。」
「なるほど。
 そうだとすると、残る可能性は徳永光一郎だ。
 あなたとの結婚を妨害するさつきが邪魔で邪魔でしかたがない。
 ついに絶望しさつきとの心中を図った。あなたに保険金を残して。
 だがそれでも、あなたはその罪をかぶらなければなりませんね。
 自分を殺そうとしたのが大好きな大好きなお父さんだと知ったら、
 彼女は生きていけないだろうから。」
「…」
「彼女を力いっぱい抱き締めたかったことでしょうね。
 つやつやの黒髪を触りたかったことでしょう。
 何時間でも眺めていたかったことでしょう。
 …全てを告白したかったことでしょう。
 だができるわけがない。
 お前は日本中から嫌われている悪魔の女の娘だよと告げることなど。
 あなたがかばっているのは、実の娘徳永、」
「先生、もう十分です。
 異議あり。本件とは無関係の質問です。」黛が止める。
「認めます。」
貴和も、裁判長も泣いていた。

面会室
「すっきりしたろ。洗いざらい全部ぶちまけられて。
 マスコミは大騒ぎだよ。
 さつきは追い掛け回され学校にも行けなくなったらしい。愉快だねえ。」と古美門。
「…」
「さあ安藤貴和。もう君が守るべきものはなくなった。
 有罪になる意味もなくなったんだよ。ならばどうするのが賢い?
 私を再び選任し、せめて自分だけでも無罪になることだ。
 そして私に成功報酬を払いたまえ。」
「…」古美門を睨む貴和。
「迷うことないだろう。娘がどうなろうが知ったことじゃない。
 自分の欲望のためだけに生きる。それが君のはずだ。
 さあ1人だけ無罪になって勝ち逃げしよう!」
「言い方がひど過ぎます。」と黛。
「知ったことか。私を使い捨てるようなまねをするからだ。
 安藤貴和、観念しろ。君はもう私と心中するしかないんだよ。
 さつきか光一郎に罪を着せて無罪になれ!」
「あの子だけは巻き込ませない。」
「もう手遅れだ。」
「あの子に罪はないの。どうにかしなさい。」
「どうにもならない。」
「どうにかしなさいよ!」
「どうにもならねえんだよ!どうせ手放したがきだろうが!見捨てりゃいいんだよ!」
「やめてくださいそんな言い方!」と黛。
「真実が大事なんだろう?依頼人が不幸になろうと真実は明らかにすべきなんだろう?
 全て君が片棒を担いでやったことじゃないか。」
「…そっ、そうだけど…依頼者を守ることも大事です。」
「じゃあどうすりゃいいんだ?他に手があるとでもいうのか?提灯パンツ!」
「… …貴和さんを無罪にした上で、さつきちゃんも救う。」
「そんなことができるのか?」
「ここまで来たら、やるしかないです。」
「何を?」
「…新しい真実を、つくり上げる。」
「……正解だ。
 安藤貴和、最後の大勝負だ。」

裁判所
「リングに戻れたよ。」
古美門が羽生に言う。

「起立。」
「開廷します。」

「行ってこい。」と古美門。
「よっしゃ。」と黛。

「安藤さん、あなたは犯行を認め罪を償うことを望んでいるそうですね?」と黛。
「はい。…私が殺しました。」
「動機は?」
「彼に別れ話を切り出され、絶望のあまり、彼を殺して私も後を追おうと思ったんです。」
「一部では、あなたは徳永さつきさんをかばって嘘をついているという報道があります。」
「根も葉もないことです。」
「さつきさんはあなたの娘だという噂については?」
「あり得ません。彼女のことも殺そうとしたんですから。」
「そうですよね。では、毒物はどうやって入手したんですか?」
「インターネットで海外から購入しました。」
「というと、これでしょうか?」
「はい。それです。」
「これを持って徳永家へ行ったんですね?」
「はい。」
「勝手口から入り、台所にあったスープに毒物を入れた。
 そうですよね?」
「…入れることは…できませんでした。」
「入れてない?」

一同のざわめき

(回想)
「70度!四角の角度の合計から、引き算もできる!」とさつき。
「さつきは優秀だな。お母さんもね、算数得意だったんだ。
 勉強するの楽しいか?」と光一郎。
「お父さんと一緒だと楽しい!」
(回想終わり)

「2人の姿を見ていたら、不意にわれに返って…
 自分のしようとしてることの恐ろしさに気付きました。
 私は、慌てて逃げ帰ったんです。
 ところが翌日になって、恐ろしいことに気付きました。
 バッグの中に、瓶がないんです。
 私、気が動転するあまり、あの家に置いてきてしまった。
 そして…あの恐ろしいニュースが。」
「そっそうか!この瓶は見た目は紛れもなく調味料。
 しかも何だかとってもおいしそう。こんな物が台所に落ちていたら…。
 不幸な事故が起きてしまうに違いありません!」と黛。
「オーマイゴッド。」と古美門。

「事故って…。異議あり!被告人は、たった今犯行を認めたはずです。」と本田。

「はい。私があんな物を置いてきてしまったから私が殺したも同然なんです。」と貴和。

「同然って…。」と本田。

「お気持ちは分かりますが、あなたは実行していません。」と黛。
「私は確かに、2人を殺そうとした。その時点で紛れもなく殺人犯なんです。」と貴和。

「裁判員の皆さま、真実はいつも思いがけないものですね。
 安藤貴和という女性は、確かにとんでもない悪女です。
 愛する男性と幼い少女を殺害しようとしたんですから。
 それがもたらした結果を考えれば彼女が犯した罪は大変重い。
 断固厳罰に処すべきです。
 毒物及び、劇物取締法違反の。」

「…」

「ただし、殺人は無罪です。
 本件は殺人事件ではなく、事故死の可能性が高いので。」
「私は…殺人罪で罰してもらえないんですね。」と貴和。
「はい。それが法だから。
 以上です。」
黛、古美門のように髪を指でなぞるポーズで終える。

席に戻った黛。
「私汚れました。」
「そりゃあよかった。」と古美門。

「あなたがこれまでしてきた犯行の自供は何だったのですか?
 殺そうとした気持ちが問題だとでもいうのですか?」と羽生。
「はい。」と貴和、
「そんなバカな主張が法廷で通用すると思いますか?」

「異議あり。いかなる証言もバカな主張とやゆすることは許されません。」と古美門。
「認めます。」と裁判長。

「明らかにでっち上げだ。裁判を冒とくしてる!」と羽生。
「何をもってでっち上げと断ずるのですか?
 根拠もなく被告人の魂の叫びを否定することこそ冒とくだ。」と古美門。
「…未必の故意、そう、未必の故意です。
 あなたは殺そうとして毒物を持っていきわざと置いてきた。こうなる結果を予測して。
 これは紛れもなく殺人です。被告人自身がそれを証言してるんです。」と羽生。
「なるほど。ということは検察も彼女のこの証言を採用するわけですね。
 あなた方がここまで積み上げてきた証拠とはまったく異なりますが。
 ならばここまで一貫してなされた主張と証拠は全て間違いでしたと認めてください。
 その上で未必の故意による殺人を証明する証拠を揃え一から起訴し直していただきたい!」
「…」
「反対尋問はないようです。」

「被告人は下がって結構です。」と裁判長。

「待て安藤貴和。こんなバカげた証言、僕は認めない。
 僕が君にどれだけ力を尽くしたと思ってるんだ。
 こんな裏切りあるか?」と羽生、
「意味不明なことを口走ってるぞ〜。」と古美門。
「羽生君、これもウィンウィンなんじゃないかな。」と黛。
「彼女を無罪にしてウィンウィンのわけがない!
 彼女がどれだけ多くの人を不幸にしてきたか知ってるでしょう。
 せめて十数年、刑務所内で悔い改めてから社会に戻すべきだ。
 でないと不幸な人が増え続ける。
 それを真知子、君はいつからあんなペテンを使う弁護士になったんだ。
 まるで古美門先生じゃないか。」
「いけないか?」と古美門。
「先生、あなたはいつも人間の欲望に火を付け争いをけしかける。
 極端で攻撃的な言葉を多用して説き伏せて!
 愚かな人間ほど威勢のいい言葉になびきますからね。
 人間の愚かさ、醜さを利用して勝ってきたのがあなたの手法なんです!
 でも、そこに幸せはありませんよ。
 ただ一時の快感があるだけです。
 幸せは、不本意でも面倒でも、お互いが懸命に妥協点を見つけだすことでしかないんです。
 争いを避け、みんなが幸せになる社会とはそういうことなんです!
 相手に譲ること、与えることは勇敢で気高い人間でないとできない。
 古美門先生、あなたが勝ちにこだわるのは、臆病だからだ。
 違いますか?」
「…違わないと思う。」と黛。
「だとしても君には皆を幸せにすることはできないよ。」と古美門、
「どうして?晴樹は現に、たくさんの人々を幸せにしてきたわ!」と本田
「君たちが以前ひそかに和解させた西平家と東山家がその後どうなったか知ってるか?
 同じマンションに引っ越し、前より増してひどいご近所トラブルを起こし
 両家共に崩壊したそうだよ。
 君たちがひそかに再興させたあじさい文具は程なくして倒産した。
 かえって不幸になっているんだ。」
「…嘘だ。あなたが今作った。」
「ハハハハそのとおり。だがそうなるかもしれない。」
「そのときは、また救うわ。何度でも!」と本田。
「どうやって?」
「人間の純粋さを信じることです。
 醜さではなく、美しさを見ることです。誰しもそれを持っているから。」と羽生、
「ハハ。やっぱり君には救えないな。」と古美門。
「僕のどこが間違ってるんですか!?」
「間違ってないと思っているところだよ!」
「…」
「君は人間は愚かだと言った。まったく同感だ。どいつもこいつも愚かで、醜く、卑劣だ。
 自分の名誉のために誰彼構わず攻撃する見えっ張り。
 妻が美しくなければ許せない夫。
 お隣への嫉妬に狂う主婦。
 手柄を独り占めしたい会社員。
 何人もの男を同時に愛したい女。
 努力しない凡人を許せない天才。
 便利でぜいたくな暮らしがしたくて昔ながらの暮らしを放棄する人々。
 欲望のために男を手玉に取る悪女。
 わがままで勝手で、ずるくて、汚くて醜い底辺のごみくずども、それこそがわれわれ人間だ。」
「だから…だからそれを導こうと、」
「それが違うんだよ。まずそこから降りろ。
 自分も底辺の醜いごみくずの一匹であることを自覚しろ!」
「晴樹は醜くないじゃない!」
「いいや相当醜いね。自分の理想の実現のために裁判を利用し人をたらし込みだまし操る。」
「それは…。」
「自分の賢さにうぬぼれ人のために尽くす自分が大好きで冒す危険に酔いしれる。」
「違う!!」
「皆を幸せにしたい。ウィンウィンにしたい。だがそれらは全てしょせん君個人の欲望だ!
 皆から感謝されあがめ奉られファンレターをいっぱいもらいベストジーニスト賞まで
 私より先に獲得してさぞ満足だろう。
 だが君がやってることはウィンウィンじゃない!
 小さなルーザーをたくさんつくって君一人がウィナーになることだ!
 いいか?君の本性を教えてやるからよく聞け!
 君は独善的で、人を見下し、いい男ぶった薄ら笑いが気持ち悪くて
 スーツのセンスがおかしくて、漢字もろくに書けなくて、
 英語もサッカーもそれほどうまくない、でたらめなことわざを作る、
 甘くてぬるくてちょろい、裏工作をしてみたらたまたまうまくいっただけの、
 ゆとりの国のぽんこつへたれ、天パー短足くそ王子だ!
 バ〜カ〜!!」
「うわ〜!!」
「羽生君!」
「晴樹!」

「…そんなひどいこと言わなくたっていいじゃないか…。
 僕だって一生懸命やってるのに…。」
膝をつき涙する羽生に、古美門は手鏡を置く。
「いい顔になったじゃないか。人間の世界へようこそ。」
「…」
「もし君が、皆が幸せになる世界を築きたいと本気で思うのなら、方法は1つだ。
 醜さを愛せ。」
古美門の言葉に羽生は泣き出し…。

「判決を言い渡します。主文被告人は、無罪。
 判決の理由について述べます。
 本件は、殺人および殺人未遂の公訴事実について、間接事実を統合して、
 被告人を有罪とした、第一審判決およびその事実認定を…。」

墓地
「無断で鑑定して申し訳ありませんでした。
 必要なければ破棄してください。」
黛はさつきとさと子に鑑定書を渡す。

『親子鑑定の結果:親子関係不一致』

「あなたのお母さんは、天国にいる、大好きなお母さんよ。」とさと子。
「うん!」

その様子を遠くから貴和が笑顔で見守っていて…。

古美門家
「貴和さん、ホントにあれでよかったんですか?」と黛。
「私が母親じゃないと知って、うれしそうな顔してたじゃない。」
「ちなみにこれが、本物の鑑定結果です。
 見るも見ないも、貴和さんの自由です。」
貴和はその鑑定結果にライターで火をつける。
「えっ?いいんですか?」
「うん。だってどうせこれも偽物なんでしょ。」
「えっ? 違いますよ。それは、」
「ダ〜ハッハッハッハッ!」古美門の大笑い。
「えっ?」
「初めっからDNA鑑定なんてしてないでしょ?横分け小僧。」
「さすがだな。」
「えっ?」
「私もう行かないと。これから出版社で打ち合わせなの。
 自伝と写真集出すことになってて。」
「1億の方は問題なさそうだが、オプションの報酬は?」
「今夜、エルトンホテルにいらっしゃい。」
「やった〜!よ〜し!」
「先生お気を付けて。」と服部。
「えっ?ちょっ…ちょっと待ってください!
 DNA鑑定やってないんですか?
 えっ?じゃあ、貴和さんとさつきちゃんって…。
 ていうか何が真実なんでしたっけ?
 えっと…光一郎さんが、さつきちゃんを道連れに心中しようとした…。」
「のかも、しれませんな。」と服部。
「えっ?じゃあ やっぱりさつきちゃんが犯人?」
「かもしれませんなあ。」
「まさか貴和さん!?」
「かもしれませんぞ。」
「ちょっと…待ってください。私いったい何のために裁判であんなでっち上げの真実を
 語ったんですか!」
「案外それが、真実かもしれません!」
「…要するに私、まただまされたんですか?
 あのとき弁護士バッジ外す覚悟だったんですよ!」
「外せ外せ! 平和になる!」腹筋に励む古美門。
「結局真実は何一つ分かってないじゃないですか!」
「それが何か?」
「真実はどうなるんですか!」
「うるさい朝ドラ!」
「だいたいね、羽生君に偉そうなこと言ってましたけど、
 先生の方がよっぽどろくでなしですからね!羽生君の方がはるかに正しいですから!」
「あっ!?」

ホテル
「え〜こうやって入るの〜?高速回転三所攻めどんなのかな〜。
 まだかな〜。
 じらすんだからも〜。
 も〜。
 アオ〜ン。
 アオ〜ン!
 アオ〜ン!
 アオッ!アオ〜ン!
 アオッ アオッ!」
目隠しされた古美門には、貴和が既に部屋にいなことをまだ知らない

古美門家
「羽生君、旅に出るんですって。」と黛。
「世界を回ろうと思いまして。」
「夢破れて自分探しという典型的な負け犬コースだな。」と古美門。
「確かに僕は負け犬です。でも、夢は捨ててません。
 今でも争いのない世界をつくりたいと思ってます。
 ただ…今の僕では駄目だと思い知りました。
 武者修行してきます。」
「ブレないね〜。」と蘭丸。
「あの、ラブ&ピースの本田ジェーンさんは?」と服部。
「検察に残るよう引き留められちゃって、もうしばらく続けるそうです。」と黛。

その頃…
「ようやく目が覚めました。本当の自分を思い出した気がします。
 醍醐検事。」
本田は醍醐に電話でそう報告…。

古美門家
「磯貝先生は?」と服部。
「NEXUSをもっと盛り上げるって張り切ってます。」

NEXUS
「デスクはフリーアドレス。
 一人一人が自由で独立していてつながっている。
 勝ち負けじゃない!皆が幸せになる世界をつくるんだ!
 わたちがNEXUSE代表いちょがいタチュガイナイチュガイ!」

古美門家
「僕は、甘い自分を徹底的に鍛え直してきます。」と羽生。
「羽生君は甘くなんかなかったと思うよ。
 だって、争いを避けるって言いながら、実は一番懸命に戦ってきたのは羽生君だもん。」と黛。
「確かに。羽生先生ほど、古美門先生に果敢に戦いを挑み続けた人は、 
 他におりませんからな。」と服部。
「大したやつだよ、晴樹は。」と蘭丸。
「服部さん、蘭丸、出会えてよかった。」と羽生。
「晴樹…。また戻ってくんだよな?」と蘭丸。
「もちろんだよ。」
「羽生先生ならきっと、世界を変えられるでしょう。頑張って。」と服部。
「俺も絶対そう思うよ。」と蘭丸。
「ありがとう。
 …古美門先生。
 醜さを愛せ。僕の座右の銘になりました。
 先生はやっぱり素晴らしいです!その調子で今後も頑張ってください!
 ファイト!!」
「…」

「みんなと過ごした日々は僕にとって最高の財産です。
 ありがとう。
 グッドラック。」

「晴樹〜カムバ〜ック!」と蘭丸。

「服部さん、あいつ完膚なきまでに負けましたよね?」
「はい。木っ端みじんです。」
「勝ったの私ですよね?」
「完全勝利。」
「なのに何で最後まで態度がウィナーなんだ。
 何で去り方まで主役っぽいんだ!」
「人たらしですな。」
「バカなだけなんじゃないか?」

バス乗り場
「じゃあ。」羽生がリムジンバスに乗り込む
「真知子、元気で。メールするよ。」
窓を開け、握手を交わす二人。
「…あの羽生君。」
「んっ?」
「この際だから、はっきり言っておくね。
 羽生君のことは…好きだよ。
 でも私、仕事と恋愛を両立できるほど、器用じゃないから…。
 羽生君の思いには応えられない。
 ごめんなさい。」
「…あっ… ああ。うん。分かった。」
「羽生君には、私なんかよりふさわしい人がいるよ。」
「ありがとう。じゃあ。」

バスを見送る黛。
「…これでよかったんだ。」

三木法律事務所
「お客さまです。」と沢地。
「フフフ。よかったな裁判。」と三木。
「ええ。一言お礼を申し上げようと思いまして。
 あなたが安藤貴和を譲ってくださったおかげで私の無敗記録は完全復活。
 名声はさらに高まりました。」と古美門、
「うちのクライアントも、かなり古美門事務所に流れてしまいました。」と沢地。
「三木先生は、無実の被告人を有罪で手を打とうとしたまぬけな弁護人。
 一部でそうあざ笑ってる者もいるそうですが、気にすることはありません。
 勝ち負けじゃありませんから。では今後も仲良くやりましょ。」
古美門が帰っていく。
ここぞとばかり、沢地はサオリの写真を三木に見せる、

「先生!いいメンバーいましたよ。租税部門に香川ってやつがいたんです。」と井出。
「何だ?その格好は!」
「はっ?」
「貴様仕事をなめてんのか?出てけ城之内!」
「井手です。」
「出てけ!」

「沢地君、こうなったら古美門の首に懸賞金を懸ける。
 どんな手を使ってでも、やつを地獄へたたき落とす!」
「ぞくぞくしますわ!アハハハハ! ア〜ハハハ…!」

リムジンバスの中、古美門家で撮った写真を見つめる羽生。
見つめているのは黛の笑顔…ではなく、その奥に映る古美門!!
「サウジアラビアにこういうことわざがある。
 どんなに旅をしても、手に入らない財宝もある。」

古美門家、携帯電話で誰かと話す服部。
「いや〜、羽生先生も確かに逸材ではございましたが、
 やはり、ご子息を倒してくださるのは、黛先生かと存じます。
 はっ?ご子息でございますか?
 ますます増長して、さすがにこの服部も、手を焼いております。」

「服部さ〜ん次潜水艦買いましょうか!」古美門の声。

「聞こえましたか?」

夕食の席
「う〜ん。何でいるんだ。NEXUSでひげ親父と世界を変えていたまえ。」
「やっぱり私が目指すものはNEXUSの理念ともちょっと違うな〜と。」と黛。
「結局君は誰ともうまくいかないんじゃないか。」
「そこで、独断ではございますが私、弊所に復帰をお願いしてるところでございまして。」と服部。
「いりませんよこんなやつ。」
「でも先生こまごまとした仕事全部服部さんにやらせてんじゃん。かわいそうだよ。」と蘭丸。
「このままだと私、過労死をしてしまいます。」
「それはいけませんね。仕方ない、戻ってあげますか。
 結局古美門事務所は何だかんだ言って私で持ってたようなもんですからね。」とまヒュ済み、
「君のような愚かな弁護士などいらない!」
「愚かさを愛しましょうよ。」
「愛せるわけないだろう!私は君たちのような底辺の愚民どもとは違うのだ!
 一度リニアモーターカーの先頭にくくりつけられて山梨リニア実験線を
 時速505キロで試験走行してもらうといい!
 少しはましになるだろう!」


第1話から描かれていた安藤貴和の案件、鍵だった吉永慶子は羽生だった!
そして全ては羽生の筋書き通りだった!
犯人かもしれないさつきと貴和。
羽生は三木を使い、さつきちゃんを家族を亡くし深く傷ついた少女に、
また貴和のことも彼女の生い立ちを証言させ、同情の余地があるとアピール。

羽生が作った台本を真実とするのも、ありなのかもしれない…という考えを
持ち始めたところへ、
「たとえ誰かが傷ついても、みんなが不幸になっても、
 それが真実なら仕方ないよ。」
黛の信念。

ここからの大展開。
蘭丸、服部さんを訴える!蘭丸の弁護に古美門。服部の弁護には黛!
全てはもう手の届かないところに行ってしまった貴和を引きずり出すため。
古美門一座の大芝居!息のあったファインプレーにワクワクしました。

その真実に、貴和が初めて見せた素顔。小雪さん迫真の演技!

毒物を混入させたのは、父の愛が自分にないと悟ったさつきだったのか、
さつきと心中しようとした光太郎だったのか、
はたまた、保険金目当ての貴和だったのか。
真実はどこにあるのか…どれが真実だったとしても、それは残された者にとって
とてもつらい事実で…。

そんな中、面会室での古美門、貴和、黛のシーン。
古美門は貴和をこれでもかという程攻め、庇う黛に言いました。

「真実が大事なんだろう?依頼人が不幸になろうと真実は明らかにすべきなんだろう?
 全て君が片棒を担いでやったことじゃないか。」
「…そっ、そうだけど…依頼者を守ることも大事です。」
「じゃあどうすりゃいいんだ?他に手があるとでもいうのか?提灯パンツ!」
「… …貴和さんを無罪にした上で、さつきちゃんも救う。」
「そんなことができるのか?」
「ここまで来たら、やるしかないです。」
「何を?」
「…新しい真実を、つくり上げる。」
「……正解だ。
 安藤貴和、最後の大勝負だ。」

依頼者を守るために、新しい真実を作り上げる。
古美門は黛が自分で答えを見つけるよう誘導していましたね。

人間が持つ欲望、愚かさ、醜さを、今までに登場してきた人々で例にあげていく。
人を正しい方向へ導こうとする羽生に、古美門はまずはそこから下りろと。
黛に答えを導いたのと同じように、羽生の仮面を引き剥がした。

結局、何が真実なのかわからないまま終わってしまいましたが、
なぜか清々しい。

数々の大どんでん返しの中、一番びっくりしたのは…
羽生の意中の人は、黛でなく、古美門先生だった!!
いやぁ、黛に対する羽生の態度、おかしいな、という描写はいくつもあったけれど、
ただ、鈍感なのか、不器用なのか、真面目すぎるなだけなのかと思っていたら、
そうきたかーー!

第2シーズンでは古美門の意外にも脆いところと黛が予想以上に強いところが
対照的に描かれていたのが面白かったです。
次作を楽しみに待っているとしましょう。

さて、今年も残すところあと少し。
私ごとですが仕事のほうがかなり忙しくストレスを抱えている状況で、
趣味であるドラマ視聴はこれからももちろん続けていきますが、
レビューの方はこれまで以上にマイペースになりそうです。
気になるドラマは録画しているので、時間ができたときにまとめて書き上げていこうかな…
などと思っております。
来年も皆様にとって素晴らしい一年となりますように。よいお年を!



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服部さんの過去
・スイスのホテルで料理長(第1話)
・書の嗜み
・計算が早い
・楽譜も書ける(昔フォークソングをかじっていた)
・バンコクで屋台
・家庭菜園
・モンゴル相撲
・芸能通
・醤油づくり
・演劇
・ワンダーフォーゲル
・王家の谷で発掘調査

・整体師
・京都で化粧師
・ポリジョイサーカスでナイフ投げ

羽生のことわざ:サウジアラビア。
第1話『水は飲めるが燃えはしない。石油は燃えるが飲めはしない。』
第2話『暑いときは 日陰を見つけろ』
第3話『砂嵐の後の夜空は奇麗』
第4話『サソリは踏まなければ刺さない』
第5話『砂漠で道に迷ったら足跡をたどって 戻るしかない』
第6話『石油が出るか出ないかは掘ってみなければ分からない』
第7話『目的地にたどりつきたければ最高のラクダを手に入れろ』
第8話『ラクダはむちを入れなければ歩かない』
第9話『乗っている人間がラクダを操っているように見えても、実はラクダが人間を導いているのだ』
最終話『どんなに旅をしても、手に入らない財宝もある。』


気になるセリフ
第1話
「正義がまかり通らない世の中になったらこの国の司法は
 終わりではありませんか?」(黛)
「教えてあげよう。正義は金で買える。」(古美門)

第2話
「俺はお前をこの世界から葬ると決めたんだ。
 そのためなら、地位も名誉も喜んで捨てる。
 刺し違えてもお前を地獄に引きずり込む。
 必ずな。
 それが俺の贖罪だ。」(三木)

第3話
「榎戸がバリバリのストーカーの変態野郎だったとしても、
 あらゆる手段を使って無罪にしろ。それが君の仕事だ。」(古美門)
「私はそうは思いません。
 私たちの仕事は、あくまで適正な判決に導くことです。」(黛)

第4話
「あなただけ特別」
「神でもない我々に、そんなこと分かるはずもない。
 正義は特撮ヒーロー物と『少年ジャンプ』の中にしかないものと思え。
 自らの依頼人の利益のためだけに全力を尽くして戦う。
 我々弁護士に出来るのはそれだけであり、それ以上のことをするべきでもない。」(古美門)
「やはり古美門先生を倒すのは、三木先生でなければ無理ですよ。」と沢地。
「ここに来た、自分自身の目的が、はっきりわかったんです。
 あなたを、倒すためです。」と黛。

第6話
「勝利のみが全てではない。
 私が理想とする弁護士像を圭子さんに見た気がします。
 一緒に、行かせてください。」(黛)
「一人でグリーン・ゲーブルズにでも行ってなさい!」(圭子)
「圭子さんのようになりたいんです。
 そして、古美門先生に、いつか勝てるようになりたいんです。」
「・・・あなたは私のようには一生なれない。」
「・・・」
「なる必要もない。
 せいぜい古美門の下で滑った転んだやってなさい。
 そうすればいつか、あいつを倒せるかも。」
「え?」
「彼に勝てるのは私ではないってことよ。」

第7話
「分かってないね。最も手強い敵は三木なんかじゃない。
 自分の土俵で戦える人間だよ。」(古美門→黛)

第8話
「12歳の子が母親と断絶しようとしている。
 内心どれほどの苦悩を抱え、血を吐く思いをしているか君に分かるか?
 二度と薄っぺらい言葉を吐くな。」(古美門→黛)

「私が彼を採用したのも、あなたのご子息であれば育ててみたいと思ったからです。
 ・・・しかし、その結果、どんな悲劇を招いたかは・・・申しません。」
 古美門研介という法律家は、あなたが生み、私が完成させた化け物です。
 私たちは共犯なのです。
 ご子息を、葬りましょう。」(三木)



【キャスト】
古美門 研介 - 堺雅人
黛 真知子 - 新垣結衣
服部 - 里見浩太朗
加賀 蘭丸 - 田口淳之介(KAT-TUN)

三木 長一郎 - 生瀬勝久
沢地 君江 - 小池栄子
井出 孝雄 - 矢野聖人

羽生 晴樹 - 岡田将生
本田 ジェーン - 黒木華
磯貝 邦光 - 古舘寛治

安藤貴和 − 小雪

【スタッフ】
企画
 成河広明
 加藤達也
プロデュース
 稲田秀樹
 成河広明
 山崎淳子
脚本
 古沢良太
音楽
 林ゆうき
演出
 石川淳一
 城宝秀則
制作
 フジテレビ
制作著作
 共同テレビ


堺雅人さんの主な出演作品



新垣結衣さんの主な出演作品



里見浩太朗さんの主な出演作品




15:43 | CM(1) | TB(0) | リーガルハイ | Edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あけましておめでとうございます。
去年の秋の初め頃に、随分前のドラマ「雨と夢のあとに」を検索した際にヒットしてお邪魔して以来、ちょこちょこ覗かせて頂いておりました。
「リーガルハイ」のドラマレビュー、お疲れ様でした。
全部書き出すのはさぞ大変だったことでしょう。
だけど、仕事帰りの電車の中で拝見させて頂くのが楽しみでした。
Posted by マルコム at 2014年01月02日 23:15
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