全8話
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以下ネタバレです。
主人公のコーラ(Cora)は平凡な主婦。
最愛の息子を義母に預けながら夫の仕事を手伝う。
夫は母親に誘われ実家で食事をしたがり、コーラは「マザコンね。」とちくりと嫌味。
ある日、夫、幼い子供と行った湖。
子供を夫に見ててもらい、遊泳禁止のロープに向こう側。沖へ沖へと泳いでいく。
そして、深く沈んでいく。
この時点での彼女は、他の人と壁を作っているようで、何を考えているのか良くわからない。
死のうとしたのでしょうか。
息子の声に呼び戻されたのか、岸へ戻ってきたコーラは、
その後、家族の元に戻り、お腹がすいた息子に洋ナシを向いて食べさせる。
近くには、2組のカップル。そのうちの一組がイチャイチャしだし、
最初はそれほど気にしていなかったコーラ。
カップルの女性がいいものを持ってきた、と音楽を流し始める。
昔バンドをやっていた恋人・フランキーのオリジナル曲らしい。
2曲目が流れると、コーラはフルーツを切るのを止め、キスする二人を見つめる。
そして・・・
「やめて!その子から離れて!!」
コーラは女性に馬乗りになったフランキーの首、胸など8か所をナイフでめった刺し。
これは、消された過去の記憶とオーバーラップしたシーンでした。
コーラは記憶から消されているのに無意識に妹を助けようとしていたんですね・・・。
あのオリジナル曲があの時流れていて、それがスイッチになってしまった。
犯行を認め、罪を認めるコーラ。
でも、なぜそうしてしまったのか、彼女自身にもわからない。
I don't know.
というセリフが何回も出てきます。
コーラに何かを感じた刑事・ハリーが真実を見つけていく。
この刑事も闇を抱えていて・・・。
コーラの母親は病弱な娘・フィビーには甘く、コーラには厳しい。
お前を産んだことで自分の体が弱ったとか、フィビーが病気を持って産まれてきたとか、
ずっと攻め続けられ、コーラはフィビーのために毎日祈り、自分を犠牲にしてきた。
家から一歩も出さずに大切に育ててきたフィビーがいなくなったのに
あの母親は「家出した」と思って探さなかった・・・というのはちょっと納得できなかった。
その日はフィビーの誕生日。
みんなが寝静まった夜、コーラは恋人JDに会いに家を抜け出そうとする。
そこへフィビーが待ち構えていて、強引に一緒に出掛けていく。
酒とドラッグ。
鐘の音を合図に、JDと仲間たちは別の場所へ移動。
コーラはタクシーを呼んで妹を返そうとするが、フィビーは拒否。
途中仲間の車の中でフィビーはおもらしをしてしまう。
車を止めてもらい、湖で彼女の服を洗う。
この時一瞬、妹を置いていってしまうか・・・という表情のコーラ。
男たちの銃で挑発する音。
このシーン、フラッシュバックで流れていました。
これ、妹だったんだ。
フィビーはフランキーと出会い、二人は恋に落ちる。
病弱な妹も姉を束縛していたけれど、最後の日、姉に自分の道を歩いてほしい、
というようなことを言っていました。
最後、恋をし、夢をかなえることができた
そして、妹の死。
コーラはフランキーを守ろうとしたフランキーの父親(医者)に
記憶を消すため、ヘロイン中毒にされ、5年後解放された。
コーラの消された記憶。
親が子を想い犯した罪。
JDの元カノとコーラの妹。
うまく騙されました。面白くて一気に見終えました。
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