2011年09月19日

それでも、生きてゆく 最終話

『光の方にむかって・・・』

深見洋貴(瑛太)の目の前で雨宮健二=三崎文哉(風間俊介)は
逮捕された。
深見亜季(信太真妃)を殺害したことに何の反省もせず、感情の
かけらさえ見せない文哉を殴り続けた遠山(三崎)双葉(満島ひかり)は
拳から血を流している。

警察署
「悔しいです。こんなの許せないです。
 やっぱりあの時助けなければ良かった。
 ・・・ごめんなさい。」
「・・・僕は多分、もう1回同じことになっても、
 また同じ事をすると思います。
 助けると思います。
 殺したら・・・文哉と同じ人間になるじゃないですか。
 僕は文哉のような人間になりたくないっす。
 遠山さんにもなってほしくないっす。」と洋貴。
「・・・」
「これで良かったんです。」

ふかみに藤村五月が訪れる。
「三崎文哉。拘置所に移送されたみたいですね。
 責任能力があると判断されただけでも、
 よかったと思います。」
「・・・もう終わったんです。」と洋貴。


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2011年09月12日

それでも、生きてゆく 第10話

『対決の果てに』

朝方、トイレの窓から朝日を見つめる深見洋貴(瑛太)・・・。

因島
老夫婦の住む家を訪れる文哉(風間俊介)。
「三崎文哉と申します。」
「・・・え?・・・まさみの?」
文哉が頷く。
「息子ね・・・。」

洋貴は三崎駿輔(時任三郎)から雨宮健二=三崎文哉の
亡くなった母の出身地を聞き、広島行きの新幹線に乗る。

ふかみ
「オレさ。母さんに頑張れって言いすぎたかな。」と耕平。
「・・うん?」と響子(大竹しのぶ)。
「高校とか大学の頃さ、みんなでカラオケ行くでしょ?」
「うん。」
「歌詞に出てくるんだよね。
 希望とか、光とか。
 まあ、オレも歌うんだけどさ。
 歌ってながら俺、で、なに?って思ってた。
 希望って何?
 光って何?」
「・・うん。」
「みんなは分かってんのかなって思ってたけど、
 何か聞けないしさ。
 ノリ悪い人だなとか、被害者家族だから暗いとか言われたら
 めんどくさいし。」
「うん。」
「・・・でもそんなんで俺・・・
 そんなノリのまんまで俺・・母さんに頑張ろうよって言ってた。」
「・・・耕平、励ましてくれた。」
「カラオケで歌う希望しか知らないヤツに励ます資格ないでしょ。」
「そんなこと、誰にも分からないのよ。」
「・・・兄ちゃんは?」
「洋貴は・・・どうなのかなぁ。」

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2011年09月05日

それでも、生きてゆく 第9話

『心はどこにある?』

深見洋貴(瑛太)が、三崎文哉=雨宮健二(風間俊介)が新たに事件を
起こした千葉から遠山(三崎)双葉(満島ひかり)を車で家に送ろうと
している頃、釣り船屋『ふかみ』では激しい攻防が繰り広げられていた。
双葉を求めて訪ねて来た文哉と、息子の日垣(深見)耕平(田中圭)の妻、
日垣由佳(村川絵梨)と孫を守ろうとする野本(深見)響子(大竹しのぶ)が
争っていたのだ。
家具で文哉を殴り倒した響子。

「どうしたんですか!?お母さん!」由佳が慌てて声をかける。
「文哉なの・・三崎文哉なの!!」
「え!?」
「ねえ、電話して。
 耕平・・。洋貴洋貴洋貴洋貴に電話して!」
「はい。あ、警察は?」
「先に洋貴に電話して!」
「はい!」

気を失っていた文哉が唸りながら起き上がる。
「ねえねえ・・教えて。教えて。ね!
 ねえ、どうして亜季だったの?
 ねえ!どうして?どうして亜季だったの?」
「・・・たまたま、道で会ったから。」
「・・・」
「別に誰でも。」
文哉は頭を抑えながら釣屋を出ていく。
「逃げないで・・逃げないで!!逃げないでー!!」

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2011年08月28日

それでも、生きてゆく 第8話

『それぞれの覚悟』

深見洋貴(瑛太)と日垣(深見)耕平(田中圭)が、三崎文哉=
雨宮健二(風間俊介)が働いているという果樹園に向かっている頃、
その果樹園で新たな事件が発生。
草間五郎(小野武彦)が文哉に会いたいという三崎駿輔(時任三郎)を
果樹園に連れて行くと、娘の草間真岐(佐藤江梨子)が倒れていたのだ。

動揺する五郎に変わって、駿輔が救急車を呼ぶ。
そこへ、臼井紗歩(安藤サクラ)が戻ってきた。
「死んだの?」と紗歩。
「・・・いや。」と駿輔。
「あいつは?」
「は?」
「三崎文哉だよ。」
「・・・」
「チッ。」
「あのう!」
「またやったんだよ。
 いってぇ!あいつまたやったの!!」
「・・・」

自転車を押しながら夜道を歩く文哉。
交番の前で足を止めるが、警官はいなかった。
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2011年08月22日

それでも、生きてゆく 第7話

『心の闇について…』

深見洋貴(瑛太)は逃げ出した東雪恵(酒井若菜)を捕まえ、自分は
深見亜季の兄だと名乗る。

草間ファーム
文哉が幼女を手にかけたと知った草間真岐(佐藤江梨子)は、
落ち着かせようとする父・草間五郎(小野武彦)の言葉も聞かずに
激しく怯えていた。
「私が、悠里連れて帰ってきたときに何で教えてくれなかったの?
 三崎文哉が・・・」
「雨宮、健二だ。」
「7歳の女の子を殺した人よ!」
「罪は償った。真面目に働いてたろ?
 お前だって健二を気に入って。」
「バカにしないで。
 私は、母親なんだよ。
 何より先に、悠里の母親なんだよ。」
「・・・うん。」
「怖いの。すごい怖いの。」
「分かった。」
ベッドで眠る悠里(原涼子)を不安そうに見つめる真岐・・・。

その頃、自分の部屋にいた文哉は、青い色鉛筆で絵を描いていて・・・。

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2011年08月13日

それでも、生きてゆく 第6話

『招かれざる客』

双葉(満島ひかり)は祖母のいる介護アパートで文哉(風間俊介)に再会。
「お兄ちゃん・・・!?」
「双葉。」
「お兄ちゃん!」
折り紙で作った金魚を置く文哉。
「あー。双葉いるなら買ってくれば良かったよ。」
「・・何を?」
「来る時お祭りやっててさ。
 りんご飴売ってたか。双葉好きだったなーって思ってたから。」
「好きだったっけ?」
「お祭り行ったら一番に食べてたよ。
 口の周りに赤いのいーっぱい付けてさ。
 買ってくれば良かったよ。」
「・・・」泣き出す双葉。
「どうした?食べたかったか?双葉。」
「・・・お兄ちゃん、おかえり!」
「・・・」

深見洋貴(瑛太)の母、野本(深見)響子(大竹しのぶ)は
深見亜季(信太真妃)の死亡時の足跡をたどり、娘への思いを再確認。
日垣(深見)耕平(田中圭)と一緒に住んでいた日垣家を出て三崎文哉=
雨宮健二を探すため洋貴が暮らす釣り船屋『ふかみ』に身を移した。

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2011年08月07日

それでも、生きてゆく 第5話

『居場所を求めて…』

深見洋貴(瑛太)は釣り船屋『ふかみ』で、藤村五月(倉科カナ)に
医療少年院で三崎文哉=雨宮健二(風間俊介)の担当看護師だった
東雪恵(酒井若菜)が行方不明になっていることを話す。
「本気でその犯人を探しているんですか?」と五月。
「・・・まあ。」
「私も手伝っていいですか?
 私の母を殺した犯人は、自殺したんですよ。」
「・・・」
「私も父も、なんか、気持ちの持っていく場所がなくて。」
「・・・」
「だから、少しでも役に立てたらと、」

「どうも!」
そこに遠山(三崎)双葉(満島ひかり)が現れる。
自分と文哉の出生の秘密を知ってしまった双葉は、行き場所を失って
やって来たのだ。
五月が来ていたことに慌てる双葉。
「あ・・しまった。ごめんなさい。」
「こんばんは。」と五月。
「こんばんは。」

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2011年08月01日

それでも、生きてゆく 第4話

『明かされた真実…』

深見洋貴(瑛太)は、遠山(三崎)双葉(満島ひかり)と彼女の家族が
事件当時に住んでいた家の跡地で果物を見つける。
それは、東京で2人が雨宮健二=三崎文哉(風間俊介)見た時に、
彼が残していった果物と同じ。
洋貴は文哉がつい最近ここに訪れたことを確信するが、双葉は否定的だった。

ファーム
「三崎文哉さん。」と紗歩。
「・・・」
「小野って人に訓練センターで会いませんでした?
 ここにほくろのある。
 あれ元カレなんですよ。
 何でもペラペラしゃべるし。
 友達ボコってまた刑務所入ったんで別れましたけど。」
「・・・」
「ねえ!中学んとき小学生の女の子殺したんでしょ?
 どうだった?」
「・・・」

洋貴と双葉が釣り船屋に行くと、野本(深見)響子(大竹しのぶ)が来ていた。
「あれ何?何か、忘れ物あった?」と洋貴。
「こんばんは。」と双葉。
「・・・こんばんは。」
「あ、良かった。これ、この間のストール。
 ありがとうございました。」
「・・・」
「亜季の調書、彼女も一緒に探してくれたんだよ。」
「いや、私は全然。
 あのう、一緒に行っただけで何にも。」
「お礼にご飯奢ろうと思ったんだけど、どこも休みで結局。
 あ、母さんも、晩飯食ってないよね?」
「・・・あれ。あなたも読んだの?」と響子。
「・・・はい。読みました。」
「・・・あっそう。」
「良かったですね。」
「何が良かったの?」
「・・・」
「ごめん。」
「いや、ごめんなさい。私が無神経なこと。」
「・・・双葉ちゃんでしょ?」
「・・・」
「さっきお宅へ行って、お父さんとお母さんに会ったわ。」
「・・・」
「会いたくなかったな。」
「・・・」
双葉が帰っていく。

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2011年07月25日

それでも、生きてゆく 第3話

『お母さんだから…』

祭りの夜、深見洋貴(瑛太)と遠山(三崎)双葉(満島ひかり)は、
野本(深見)響子(大竹しのぶ)、日垣由佳(村川絵梨)と出くわしてしまう。
ずぶぬれの双葉を心配して響子は自分のストールを貸す。
洋貴は双葉に響子を母だと紹介。
しかし、響子の動揺を恐れた洋貴は、双葉が何者かは言わずにに
母たちと分かれる。

「私が誰だか言わないんですね。」
「・・・そんなこと言ったら、あの人は動揺するし・・・。」
「優しそうなお母さん。」
「・・・あの人、僕の事許してないんで。」
「・・・」
「僕が・・・妹を置いて出かけたこと。」
「・・・」

車の中
「昔、母に謝ったことがあって。
 今みたいに、たまたま駅前で会って。
 なんか、今かなーと思って、
 ごめんなさいって、亜季のこと謝ったんですけど。
 そしたら母、大丈夫って。」
「大丈夫?」
「いいのよとか、分かったわとかじゃなくて。」
「ああ。でも大丈夫って言ってるなら。」
「大丈夫なときに、大丈夫・・・って言わないでしょ?
 大丈夫じゃないから、大丈夫、って言うんでしょ?」
「あ・・・。」

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2011年07月17日

それでも、生きてゆく 第2話

『想い、絶たれて…』

深見洋貴(瑛太)は三崎文哉(風間俊介)を見つけるのだが、
遠山双葉(満島ひかり)が「逃げて」と声を上げたため見失ってしまう。
その時、洋貴はナイフを握っていた。

「私が・・・少年Aの妹です。
 三崎文哉の妹、双葉です。」
「・・・ちょっと・・言ってる意味わかんないし。」
「・・・」

車のドアを開け着替えはじめる洋貴。
「深見さん何度かうちに遊びに来たことありますよね?
 晩御飯も私、一緒に食べたこととかあって。
 深見さん、私がハガキ出して当てたTシャツに、
  ミートソース飛ばしたことがあって。
 私そのときすっごい泣いて。」
「・・・」
「いやTシャツは別にいいんですけど・・。」
「文哉の居場所知ってるんですか?」
「いや、うちの家族・・・。
 ホントです。今、たまたま口ごもっちゃったけど、
 ホント知らないです。うちの家族誰も、お兄ちゃん、・・・
 兄のことは分からないです。
 逮捕された後とかも、父にも母にも、私にも全然会おうとしなくて。
 だから今日まで、どこにいるか分かんないまんまで。
 だから・・だからさっきが、お兄ちゃん15年ぶりで。」涙ぐむ双葉。
「何で今まで捜さなかったんですか!?
 あんな人殺し!放っとくのは無責任っていうか。
 あいつはまた人を殺すかもしれないのに!
 ほっといたらまた犠牲者っていうか。
 もう遅いかもしんないっすよね。」
「それは・・・。」

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