2012年03月28日

最後から二番目の恋 最終話

『まだ恋は終わらない〜最終回』

千明(小泉今日子)と和平(中井貴一)は、電車の中から、
真平(坂口憲二)と知美(佐津川愛美)が路上で口論しているのを目撃する。
千明と和平は、あっけにとられ…。
家へと向かう道。
「・・・どうですか?お仕事のほうは。万理、ご迷惑掛けてませんか?」
「いや、助かってます。これから撮影が始まるんですよ。」
「そうですか。それは楽しみだ。」
「ええ。でもこれからあのう、ロケの交渉だとか、いろいろ役所回ったりだとか。
 役所って何であんなに面倒くさいんだろ。
 何か、あっち行けっつって、こっち行けっつって、たらい回しに、」
「皆さんそう仰るんですがね、」
「はい。」
「役所は役所なりに大変なんですよ。
 撮影の場合はですよ、休みでも現場に立ち会わなきゃいけない。
 苦情も対応しなきゃならない。
 皆さんね、あのう、こう勝手にご通行の方止めたりとか
 こんな赤い棒持って車止めたりするじゃないですか。
 ねっ。あれものすごく渋滞になってものすごい数の苦情が
 くるわけですよ。
 しかもですよ。何時に終わるって申請してるのに
 絶対オーバーするじゃないですか。あれって、」

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2012年03月26日

最後から二番目の恋 第10話

『大人の未来だって輝いてる』

吉野千明(小泉今日子)は、長倉和平(中井貴一)とキスをした。
2階でメールをしていた典子(飯島直子)は、酔って大騒ぎしている
千明たちのようすを見に行こうとして、たまたまその光景を見てしまう。

あくる朝、目を覚ました千明は、和平が寝言で『ふゆみ』という女性の名前を
口にしたのを聞く。
 
自宅に戻り、真平(坂口憲二)や万理子(内田有紀)、えりな(白本彩奈)と
朝食をとった和平は、千明とのキスを思い出し、困惑していた。

するとそこに、典子が千明を引っ張ってやってくる。
「おはよう!酔っぱらいプリンセス。」と真平。
「ハハハ。何かすいません。私のプリンス!」と千明。
「コラ。」じゃれあう二人。

「千明座って!」と典子。
「何〜?」

「ごめんね。何かまた抱きついたりしなかった?兄貴。」と真平。
「・・・全然大丈夫!お互い酔っ払ってるからね。」と千明。
「酔っ払っちゃったから。すいません何か。」と和平。
「あら?万理子ちゃんは勉強中かな?」
「はい。ドラマの歴史について学んでおります。
 今はちょうどトレンディードラマについてのところであります。」
「ああ、あったね〜懐かしい。偉いじゃん」

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2012年03月19日

最後から二番目の恋 第9話

『キスは口ほどにものを言う!』

ソファーでキスをする吉野千明(小泉今日子)と長倉和平(中井貴一)・・・。

このキスの20時間前

『ナガクラ』で宴会をした千明たち。
あくる朝、二階から降りてきた万理子(内田有紀)は、
眠っている千明に近づき、至近距離で寝顔を見つめていた。
そんな万理子を無意識に抱きよせ、キスをしてしまう千明。
万理子はもちろん、偶然その光景を目撃してしまった真平(坂口憲二)も
呆然となり…。

朝方、千明と和平は酔い潰れて仲良くソファーで眠っていた。
目を覚ました後、誰かとキスしたことだけは思い出した千明は、
その相手が和平だと思い込んでしまう。
千明は目を覚ました和平に聞いてみる。
「あの・・・ちゃんと、覚えてますか?
 記憶とかあります?」
「・・・はい。ありません。」
「そうですよね。」
「はい。」
「そっか・・・。」
「何かありました?」
「え?」
「私、イテテ、変なことしました?」
「いえいえ・・したのかな?されたのか・・あれ??
 よく分かんないんですけど・・・ 
 あのぬ・・・かすかな、記憶ですけどー。
 何か・・チューとかしませんでした?」
「・・・え!?」
「チュー、しませんでした?」
「私がですか?」
「いや何か、記憶をね、こうたどっていくと、
 目の前に、誰かの顔があったわけですよ。
 それでー、こっちもすごい酔っ払ってたんでー、
 ま、いっか、みたいな。
 酔っ払ってるからいいや!ブチュー、みたいな。ウフ。
 そういう記憶がね、確かにこれ、あるんですわ。
 あなた、じゃないの?」
「え!?えーっ!?」
「いや、そんな顔しなくても、いいじゃないですか。
 お酒飲んで酔っ払ってたから。」
「いやいやいやいや・・・。」
「いやって、そんな嫌!?そんなに嫌!?」
「いやいやいやいや。そういうことじゃなくて。
 私がだって、キス・・
 すいません。ごめんなさい。どうしよう!!
 どうしようどうしようどうしよう!
 ごめんなさい。申し訳ない。」
「いやいや。私もね、だからね、私はねあのう、あれですよ。」
「最低です。ホントにごめんなさい。」
「あのう、笑い話にしたかっただけなんですよ。」
「笑い話なんて、とんでもないですよ。」
「え?」
「だって、酔って・・・弟の彼女に。どうしたらいいんだろう!!」
「ウフフ。そんな大袈裟な問題じゃないでしょ?これ。」
「ダメですよ絶対に!だって・・・」

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2012年03月08日

最後から二番目の恋 第8話

『大人のキスは切なくて笑える』

吉野千明(小泉今日子)は、長倉和平(中井貴一)の弟・真平(坂口憲二)との
交際をスタートさせる。

オープンカフェ
「へー。なんか素敵なお店だね。」
「千明。」
「うん?」
「ここ禁煙。」
「あ、そうだ。ごめんごめん。」
「何か嬉しいな〜。恋人同士なんだよね、俺達。」
「ふふ。そうだね。」
「うん。」
「嬉しいよ。人生初の恋人が千明で。」
「えーっ。ああ、でも、初なんだ、私が。」
「うん。
 千明、奇麗だし、一緒に歩いてても、自慢。」
「ま〜たまた〜。今ちょっと天使に戻ってない?
 ボランティア精神発揮したでしょ?」
「そんなことないよ!」
「真平。」
「うん?」
「それ以上私に近づいたら・・・離さないぞーっ。な〜んつって。」
「いいよ。それでも。」
千明にチュっとキスする真平。
「・・・」
「ボランティアじゃないよ。」
「アッハハハ・・・じゃああれじゃないの?
 何か前世、イタリア人とかじゃないの?
 アントニオとかそういう名前でさ。」
「何それ?
 でもさ、恋人同士でもするわけでしょ?」
「何を?」
「相手が喜んでくれるといいなと思って、何か言う、みたいな。」
「アハハ。ああ、まあね。最初のうちはね。
 まあお互いもう、ものすごい甘い言葉とかを言い合うよ、そりゃ。」
「へー。」
「でもさ、付き合っていくとさ、何ていうのかな。
 こう、生活とかさ、仕事とかいろいろあるわけじゃない?日々のこととかさ。」
「ふーん。」
「よくあるじゃん。ほら、あの時はあんなふうに言ってくれたのに、
 どうして今は言ってくれないの?
 あれは何だったの?嘘つき!バチン!みたいな。」
「見たことある!」
「あるでしょ?」
「あるある。」
「だからさ、長く付き合っていくとさ、何ていうのかな。
 その場の気持ち、言葉だけじゃ、終われなくなってしまうんだよね。」
「何か、寂しいね。」
「そうだね。恋愛って寂しいもんなんだよ、意外と。」

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2012年03月01日

最後から二番目の恋 第7話

『恋ってどうすれば良いいんだ?』

吉野千明(小泉今日子)は、長倉和平(中井貴一)の弟・真平(坂口憲二)から
好きだと告白され、彼と交際することになった。
千明のおかげで真平が変わった、と喜んだ和平は、てっきり彼が
自分の病気のことも打ち明けたものと思い込み、つい口にしてしまう。
水谷典子(飯島直子)は、この際、千明にはすべてを話すべきだと主張した。
和平は、悩みながらも、真平の病気のことを包み隠さず千明に打ち明ける。
「弟が・・・真平が11歳の時に、脳に腫瘍が見つかりました。
 すぐに手術をしたんですが、完全に切除することは出来ませんでした。
 ですから再発の可能性は、常にあります。
 その可能性は、高いとも言われています。」
「再発?」
「ええ、もちろん、100%ということはないですし、
 再発しない可能性もあります。
 ただ・・・再発した場合、助かる可能性は低いんだそうです。」
「・・・」
「中学にあいつが入るときに、私がそのことを本人に話しました。
 それ以来あいつは、いつそうなってもいいように生きてます。
 例えば・・・高校を卒業するときに、同級生が競うように、
 運転免許証を取りに行っているときも、
 あいつは取りに行こうとしませんでした。
 運転中に何かあったら・・自分以外の人を巻き込んでしまうからって。
 あいつはガキの頃から、乗り物が好きでしたから、
 免許は欲しかったと思います。
 他にもいろいろあるんですが・・・ 
 あいつの何ていうか、生き方というか、することは全て・・・
 そのことを前提にしているところがあります。
 こんな言い方は嫌ですけど・・・
 いつ自分がいなくなってもいいように。
 人に迷惑が掛からないようにしよう。
 残された自分の時間の中で、できるだけ多くの人を幸せにしたいって
 考えているんです。」
「・・・だから、天使なんだ。」

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2012年02月23日

最後から二番目の恋 第6話

『今迄のどんな恋にも似てない』

吉野千明(小泉今日子)は、買い物の途中で出会った長倉和平(中井貴一)を
半ば強引に誘い、以前から行きたかったレストランで食事をする。
しばらく前に千明は、その店でおごってもらう約束を和平としていたのだ。

SIRAS
「な〜んかすみませーん。ありがとうございます。」
「・・・いえ。」
「やっぱり素敵なお店ですよね〜。来てみたかったんですよね〜。
 約束、思い出していただけました?」
「約束ってあれ約束じゃないじゃないですか。」
「そうでしたっけ?」
「そうですよ。行ったこともないのにあの見せいいですよ、
 なんてよくそんないい加減なこと言えますねって言われて。
 じゃあ行ってやろうじゃないですか、みたいな感じで。」
「そんなこと言いましたっけ?」
「言いましたよ。忘れた・・・ああ、もう物忘れが始まってるんですね〜。ハハ。」
「あのう、言っときますけど。」
「何ですか?」
「今日は、絶対ケンカなんかしませんからね。
 何言われても怒りません。
 せっかくこんな素敵なお店にいるんですから。」
「本当ですか?」
「もちろん限度はありますし、沢山地雷も埋まっていますけど。」
「じゃ、全然何を言ってもじゃないじゃないですか。
 大体、どこに地雷が埋まってるかも分かりゃしないし。」
「そうですよ〜。いつどこでドカンと来るか分かりませんから
 気をつけてくださいね〜。」
「・・・ハハハ。頼みますか。」
「そうですね。」

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2012年02月16日

最後から二番目の恋 第5話

『人生最後の恋って何だろう』

吉野千明(小泉今日子)の家に水谷典子(飯島直子)が転がり込んできた。
典子は、夫の広行(浅野和之)から、もう愛していないと言われたことに
ショックを受け、家を飛び出していた。
典子は、夫や息子に対する不満を千明にぶちまけた。
そのうちに何だかしんみりしてしまった千明と典子は、
抱き合って一緒に泣いてしまう。
 
同じころ、長倉和平(中井貴一)は、真平(坂口憲二)が病院の定期検査に
行っていないことを知り、その理由を問い詰めていた。
しかし、真平が何も言わずに部屋に逃げようとしたため、つかみ合いになってしまう。
万理子(内田有紀)やえりな(白本彩奈)も、和平たちを止めることができずにいた。
その拍子に、集めた桜貝を入れておいたビンが落ちた。
「ごめん。」と真平。
「謝らなくてもいい。
 何で逃げるんだよ。」
「・・・逃げてないよ俺は。
 逃げられやしないんだから。運命みたいなやつあkらはさ。
 だから逃げてるわけじゃないよ。
 ・・・やめようと思って。
 せっかく自分で、いつどうなってもいいように覚悟して生きてるのにさ。
 検査の日が近づくたびに、ドキドキして。
 悪い結果が知らされるんじゃないかって弱気になって。
 で、ほっとして。
 涙が出るほどほっとして、次の検査待つんだ。
 そうやって自分の気持ちが後ろ向きになるのがもう嫌なんだ。
 だからもうやめようと思って。」
「・・・逃げてるよ。
 俺には逃げてるようにしか見えないよ。」
「何で?」
「お前がドキドキしようが後ろ向きになろうが、
 検査には行くべきだろ。
 仮によくない兆候があったとして、検査して早く見つかったほうが
 いいに決まってる。」
「検査しても治るわけじゃない。」
「だからって行かないのは間違ってるだろ!」
「頼むから、正しいとか、間違ってるとかやめてくれよ。
 いいんだよ、間違ってても。
 正しくなくてもいいんだよ。」
「いいわけないだろ!」
「やめてくれよ、そういうの!
 ・・・兄貴には俺の気持ちはわからないよ。」
「・・・真平。」

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2012年02月09日

最後から二番目の恋 第4話

『女が年取るってせつないよね』

買い物帰りの電車の中。
吉野千明(小泉今日子)は、長倉真平(坂口憲二)が若い女性と
一緒にいるところを目撃し、ショックを受ける。
「・・・ファンキーだねぇ。」

同じ電車に、真平の双子の姉・万理子(内田有紀)が乗っていた。
「あれは、みどりちゃんですね。」
「びっくりした・・・。」

一緒にいた女性は小学校時代の同級生だった畑中みどり(吉田羊)だと
告げると、千明の反応を楽しむようにその表情をうかがった。
「・・・何?」
「はい。その先が聞きたいかどうか、様子を伺っていました。」
「あー。うーん。うーん。」
「ほう、ほうほうほう。
 即座に否定しないということは、聞きたいような、聞きたくないような
 という感じですかね。
 自分だけではないことは、真ちゃんの様子からわかってはいたが、
 いざ、相手といるところを見てしまうと、それはそれでつらいわ、
 という。しかし、私はそんなことは平気なのだ、というふうで、
 いたい感じもあるのだが、でもなぁという。
 あのう、いかがいたしましょうか?
 まあ確かに、知りたくない要素を含んではおりますので、
 お任せします。」
「いい加減私を弄ぶのやめてくれるー?
 私、あなたのおもちゃじゃないんだからね。」
「あ!あ、それ、いいですね。」
「は?」
「はい。なっていただきたいです。私の、おもちゃに。」
「なるわけないでしょう。いい加減にして。」
「・・・」
「・・・あのさ。」
「はい。」
「やっぱ、聞いとこうかなと思って。
 うじうじするの嫌いだから。後で色々想像したりして。」
「ほう。そっちですか。なるほど!」
「ま、いいや。どっか行こっか。お茶飲めるとことか。」
「はい!」

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2012年02月02日

最後から二番目の恋 第3話

『大人の青春を笑うな!』

吉野千明(小泉今日子)は、長倉和平(中井貴一)の弟・真平(坂口憲二)と
一夜をともにした。

素敵な夜を過ごした千明は、あくる朝、真平と朝食をとるために
一緒に長倉家に行く。
するとそこには、和平と彼の娘・えりな(白本彩奈)の姿があった。
和平だけでなく、えりなにまで真平との関係を悟られてしまった千明は、
恥ずかしさを隠せない。

「確かにびっくりはしましたけど。」と和平。
「私だってびっくりしてますよ。」と千明。
「びっくりなさってるんですか!?」
「してますよ。」
「ご当人なのに!?」
「いけませんか?びっくりしたら。」
「その割にはすっと入っていらっしゃいましたね。朝に。エヘヘ。」
「何でそうやっていつも勝ち誇ったような顔で言うんです!?」
えりなが新聞を叩く。
「・・・すいません。」と千明。
コーヒーを運ぶ真平。
「あ、そういえば万理子ちゃんはまだ?」
「ええ。何も変わってませんよ。夕べから。」
「そうですか。」
「あなたは、すっきりしたかもしれませんけど。」
「やめてください。そういういやらしい言い方!」
「いやらしいこと言いましたか?」
「ああそうですよ。おかげさまで。すっきりしましたよ!
 とってもとっても素敵な夜でした!どうもありがとうございまsちあ!」
「とんでもございません。僕じゃないですけど。」

「良かった。素敵な夜だったんだ。良かった。」と真平。
「・・・」

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2012年01月27日

最後から二番目の恋 第2話

『ひとりって切ないくらい自由』 

鎌倉の古民家を購入して移り住んだJMTテレビのドラマプロデューサー・
吉野千明(小泉今日子)は、隣に住む長倉和平(中井貴一)ら長倉家の
面々と知り合う。
和平は、鎌倉市役所の観光推進課に勤める50歳の独身男で、双子の弟妹、
真平(坂口憲二)と万理子(内田有紀)、亡き妻との間に生まれた
ひとり娘のえりな(白本彩奈)と暮らしていた。
真平は自宅1階を改装したカフェの店長、万理子はフリーターだった。

 
鎌倉に引っ越して最初の夜、ネズミに驚いて大声をあげてしまった千明は、
やってきた真平から、朝まで一緒にいてずっと抱きしめていてあげる、
と言われる。
「・・・バカにしてる?私のこと。」
「え?あ、いいや。」
「いやいや、そうでしょ。
 一人で寂しい45の女だから、喜ぶとでも思ったわけ?」
「あ・・・」
「だってそうでしょ?
 じゃなきゃ、おかしいでしょ?これって。あり得ないでしょ。
 そりゃね、君は、いい男だし、悪い人なんかじゃないっていうのは分かるよ。
 だから何これ?ああ!ボランティアか!」
「違う!」
「バカにしないでね。嫌いになりたくないから。
 一人で生きていくって、決めたからここに来たんだから私位は。
 そうなんだから。
 だから、そんな、中途半端なことしないでね。」
「・・・」
「私と、おじいちゃんとおばあちゃんになるまで、一緒にいる気ある?」
「・・・それは、できないや。」
「でしょ。」
「そっか。じゃ、帰るね。」
「うん、そうだね。」
「ボランティアが必要な時はいつでも言って。
 おやすみ。」
「うん。おやすみ。」

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