2012年06月23日

もう一度君に、プロポーズ 最終話

『ついに、人生二度目のプロポーズ!ありったけの愛を込めて君に』

葬儀の準備に追われる波留。
太助が残した連絡先リストに従い電話をかけていくが、中に「西園晶子」
という知らない名前が。

可南子が喪服を取りに行くと言ってくれ、一人、太助の部屋で波留は
「西園晶子」からの手紙を見つける。
中には自分の幼い頃の写真、「受け取れない」という手紙、それは生みの母のもの…

葬儀場の受付を手伝う裕樹と桂。
「波留さん・・・強いよな。」
「うん。」
「俺はもっと情けなかったな。親父が死んだ時。」
「え?」
「自分が家族を守るとか言ってさ、気、張ってたけど、
 今思うと、一人になるのが怖かったんだよ、ただ単に。
 一人じゃ何も出来ない奴が、何を守れんだ?って話だよな。
 今日の波留さん見て、そう思った。」
「そうかな。」
「え?」
「守りたいって言われて、嬉しくない人なんていないと思う。
 それにさ、波留さん一人じゃないよ。
 波留さんには、可南子さんがいる。」
「・・・」
波留の側に、心配そうに寄り添う可南子。
そんな姉の姿に頷く裕樹。

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2012年06月16日

もう一度君に、プロポーズ 9

『最後の思い出〜大切な人の笑顔…そして、涙』

神社で倒れ、病院へ運ばれた太助に付き添う波留は、家を訪ねてくる約束だった
可南子に戻れなくなったことを伝える。
入院に付き添おうとするものの、いつも通りの毎日がいいと、家に戻ることにした太助。

診療所
「日記、ですか?」とカウンセラー。
「はい。書いてあるのは間違いなく私の字で。」
「それを読んで、何か感じたことはありました?」
「・・・ちゃんと読めませんでした。
 なんだか怖くなってしまって。」
 周りの人から話を聞くのは、受け入れられるんです。
 でも日記は・・自分の言葉なんで・・・読むのが怖いです。

家に帰った可南子に、一哉(袴田吉彦)からの電話。
「どうしたの?」
「いや、可南子はどうしたかなーと思ってさ。その後。」
「ああ・・・ちゃんと話してみようって思った。」
「思っただけ?」
「・・・いろいろ、あるんだよ。」
「ふ〜ん。いろいろか。
 まあ、いいけど。後悔はするなよ。」
「いつも一言多くなければカッコイイのに。」
「別に可南子にカッコイイなんて思われなくてもいいよ。
 気になることを見て見ぬふりするのは、体に良くないしな。」
「気になること・・・。
 気になるけど・・・見るのが怖い時は、どうすればいいと思う?」
「うーん、見なきゃならないことなら、見るしかないよな。
 まあ、どうしても怖いなら、誰かと、一緒に見ればいいんじゃないか?」
「・・・」

父の住む家にバイクで向かう波留、瞳には涙が浮かんでいて・・・。

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2012年06月10日

もう一度君に、プロポーズ 8

『始まりと終わりが重なる時…辿り着く答えは…?』

「あなたを幸せに出来るのは、今の自分ではない」と言って部屋を出て行った可南子。
一人残された波留のところに、桂がやってきた。
「これで終わり」と言う波留のさびしそうな背中に思わずすがりつく桂。
しかし、慌てて身を離すと、何を言ったらいいのかわからず、そそくさと帰って行く。

一方、可南子は一哉に会うものの、何も言うことが出来ない。
自分も離婚している一哉は、
「恋人と夫婦の違いというのは別れてみなければ分からないのかもな。
 経験者は語る。」と励ますのだった。

翌朝、桂が会社に行くと、波留はいつも通りに接してくる。
しかし、波留は可南子に言われたことを考えずにはいられない。

レストラン
裕樹が一人で昼食をとっていると、志乃がやってきた。
「何で俺なの?
 こんな冷たい男じゃなくてさ。
 志乃ならもっといい彼氏できるだろ。」裕樹は聞いてみる。
「分かんないよ。私だって。
 でも、まだやり直せるって思ってるから。
 だから裕樹にちゃんと私の話聞いてほしい。」
「聞いてるよ。聞いてるし考えてるよ、志乃のこと。
 考えたから距離を置いたほうが、」
「嘘だよ。」
「・・・」
「裕樹は全然、私のこと見てない。」
「・・・」
「でも・・・裕樹は冷たくなんかないよ。」
「・・・先出るよ。」
「・・・」

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2012年06月02日

もう一度君に、プロポーズ 7

『孤独な夜〜過去には戻れない二人』

休日出勤をしていた裕樹が家に帰ってくると、万里子の話し声がしている。
誰かが来ているのだ。
いぶかしく思って中に入ると、なんと志乃が万里子と一緒に食事の支度をしていた。
食事を終え送っていく裕樹に、志乃は裕樹を支えたい、別れたくないと宣言する。

波留から「すべて忘れる」と離婚を切り出され、
「わかりました。」と答えた可南子。

眠れない夜を過ごす可南子、1階に降りていくと万里子がまだ起きていた。
「お母さん。」
「うん。」
「・・・私離婚する。」
「・・・え?」
「離婚しようって言われて・・・分かりましたって・・・答えた。」
「・・・そう。」
「うん。」
万里子は何も言えずに可南子を見つめるしかなかった。

その頃、波留はも可南子のことを考えながら、結婚指輪を外した。

翌朝、出社した波留は、結婚式の二次会にも来ずに可南子と二人で
何の話をしていたのかと、まわりに言い寄られる。
「うーん・・実は・・・離婚することにしました。」
何でもないことのように、笑顔で報告する波留に、まわりは驚きを隠せない。

そんな中、水嶋は思い出の車の修理書を苦労して入手してくれており、
波留は梅津の車は責任を持って直すと仕事に向かう。

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2012年05月27日

もう一度君に、プロポーズ 6

『別れの時〜壊れた絆…ついに夫婦生活に終止符〜』

可南子の実家で、一哉たちと共に食事をした後、ひとりマンションに戻っていた
波留を訪ねてきたのは、さとことケンカをしたままで、連日社員の家に泊めて
もらっている水嶋だった。
マンションの下で会ったという桂も一緒に連れてきており、3人で飲むことになる。

谷村家
食器を洗う裕樹に、
「裕樹が食器を洗うなんて珍しい!」と母・万里子。
全く同じセリフの可南子。
「姉ちゃん・・・なんか、ごめんな。」
「・・・ホントだよ。」
笑顔を見せる可南子。

そんな可南子を万里子は見つめ・・・。

宮本家
既に酔っぱらい状態の水嶋。
桂は帰ろうと水嶋に言うが、水嶋は"家族同然"の波留の家に泊まっていくつもり。
夫婦喧嘩で落ち込む水嶋に、
「ま、たまには、思い切り落ち込むのもいいんじゃないですか?」と桂。
「・・・そうだよな。いっつも順調っていう方がおかしいよな?」と水嶋。
「そう。そうだよ。どんなにボロボロな車でも諦めないのが俺たちだよ。」と波留。
「だよな!古いものを大切にする。その思いを胸にやってきたんだもんな?」
「何の話してます?」と桂。
「仕事の話だよ。」
「え・・」
「ありがとな。ふがいない社長だけどさ、いい社員のおかげで、ここまでやって来れた。」
「社長。」
「波留。」
抱き合う二人。
「だったら、さとこさんにも感謝しないと。」と桂。
「・・・よし。」
「帰りますか?」
「飲もう!」
「え〜。」
「よーし!飲むぞ!」と波留。
「飲もう!」

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2012年05月20日

もう一度君に、プロポーズ 5

『嫉妬と罪悪感』

突然誘われた同窓会に来た可南子。そこにはかつての恋人・一哉の姿があった。
5年間の記憶がなくても通じる話、学生時代の話で盛り上がる仲間たちに可南子は
居心地の良さを感じる。

「そっかぁ。可南子も結婚できたんだなぁ。」と和哉。
「何それ。どういう意味?」
「祝福してんだよ。
 ま、俺達別れて正解だったってことだな。」
「そういうことになりますね。」
先生のものまねをする友人達を楽しそうに見つめる二人。
「昼休みの教室みたい。18年も経ってるのに。」
「50年経っても変わんないでしょう。同じ思い出共有してんだから。」
「そうかもね。」
「・・・可南子さ。」
「うん?」
「同窓会に結婚指輪してこないって、何モテようとしてんの?」
「違っ!急に呼ばれたから。」
「・・・ダンナさんってどんな人?」
「・・・優しい人かな。」
「へえ〜。」
「・・・」

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2012年05月13日

もう一度君に、プロポーズ 4

『急展開!知らなかった妻の秘密が明らかに』

「もう会わないほうがいい」と言って、波留の腕を振り払い、出て行こうとした可南子。
ドアを開けるとそこには小さな女の子を連れた蓮沼が立っていた。
その女の子は蓮沼の姪の子どもで、一晩預かることになったものの、
おびえて全く言うことを聞いてくれずに波留たちを頼ってきたのだ。

気まずいながらも、不安そうに自分になつく女の子を置いて帰ることも出来ず、
また、女の子は可南子から離れようとせず、可南子は泊まっていくことにする。
可南子の子ども好きな一面を初めて見た波留は、驚きとともにとまどいを隠せない。

ベッドに入った女の子に本を読む可南子。
女の子は安心したように眠りに落ちる。

「寝ました。」
「ありがとう。あとはもう大丈夫だよ。」
「でも、目覚ました時に、また、ぐずっちゃうかもしれないし。」
「ああ・・そっか。」

谷村家
「そんなの姉ちゃんの気にすることじゃないだろ?
 いや、そうかもしれないけど。ちょっと!姉ちゃん!?」
可南子からの電話にそう答える裕樹。
「可南子何だって?」と母。
「泊まっていくって。」
「そう!」
「・・・」

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2012年05月05日

もう一度君に、プロポーズ 3

『優しさの痛み』

ミズシマオートでは、社長の水嶋が飲みに行こうと社員たちを誘ってみるものの、
川崎も蓮沼も進藤もそれぞれ用事があると言う。
桂は趣味のオンラインゲームで何とか恋人を見つけようと日々精を出しており、
きょうはゲームの中の森に行くからと言って断ってしまう。
波留もこまごまとした家の用事を口にするが、可南子の現状を知らない水嶋は
いぶかしげな顔をし、波留はとっさにその場をとりつくろう。

波留が日用品を買って家に帰ると、電話料金の督促状が来ており、
管理人からは家賃の振込みが遅れていることなどを言われてしまう。

これまでそういうことはすべて可南子がしてくれていたのだと、
散らかった家を見ながら改めて波留は思い知る。

大きなプロジェクトを担当することになった裕樹は、張り切ってプレゼンへと挑み
熱弁をふるうが、取引先に真面目なだけではつまらないと軽くあしらわれてしまう。
なんとか契約をとりつけたものの自信を打ち砕かれ、声をかけてきてくれた志乃にも
冷たく当たってしまうのだった。

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2012年04月29日

もう一度君に、プロポーズ 2

『夫の恋始まる…葛藤する妻』

波留と出会ってからの5年間の記憶を失い、実家に戻っている可南子の様子を見に、
毎日顔を出す波留。しかし可南子は、自分のことで精一杯だと波留をこばむ。

食品会社に勤める裕樹は、全国規模の大きな仕事を担当することになり張り切っている。
志乃はお祝いをしようと誘うが、仕事に目がいっている裕樹は断ってしまう。

波留の元に、一件の仕事が舞い込んだ。
近所で蕎麦屋を営む梅津が、車を廃車にしたいと依頼してきたのだ。
その車は、5年前に波留が可南子を初めてのドライブデートに誘ったときに、
借りた思い出の車だ。

「どこへ行ったんですか?あの車で。」と桂。
「え?」
「可南子さんとデートしたんですよね。」
「ああ。・・・どこも行かなかったんだよな〜。
 特にな〜んもしないで帰ってきた。」
「何でですか?」
「可南子がペーパードライバーなのに運転したがってさ。
 途中で交代したんだけど、ヘタな運転見てるとつい横から口出したっちゃうだろ?」
「分かります。」
「おまけに途中で脱輪しちゃって。」
「うわ!悲惨・・・。」
「アハハハハ。もう、ホントに最悪のドライブだったよ、あれは」
「え〜。でもいいじゃないですか。」
「どこがだよ。」
「だって、そういうのを経て、今の幸せな結婚生活があるんですよね。」
「・・・ああ。」
「ドライブなんてまたいつでも行けるじゃないですか。」
「・・・まあな。・・・そうだな。」

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2012年04月23日

もう一度君に、プロポーズ 1

『ゼロから始める夫婦のピュアラブストーリー!』

桜の花びらが舞う季節。

「そういえば、これは桜だったんだ。
 そんなふうに、春になるたびに思い出される桜の木は、
 どんな気持ちでそこに立っているのだろう。
 少しの間だけちやほやされて、
 花が散ったら、また忘れられてしまう。
 でもひょっとしたら、一年に一度でも、思い出してもらえるだけ、
 マシなのかもしれない。」


宮本波留は、車やバイクの整備士をしている。
波留の勤めるミズシマオートは、小規模ながら物を大切にするメンバーが集まっており、
みんな家族のように温かい雰囲気の職場だ。
「波留さんの手にかかれば直らないものはない!」
仲間からの信頼も厚い。

妻の可南子は、図書館に勤めている。
結婚4年目、めずらしく波留を映画に誘ってみたものの、波留は可南子との約束より、
ラジコンの修理を依頼してきた少年を優先し、ドタキャンしてしまう。

「一人じゃ意味ないんだよ・・・」
波留はなんともないことのように考えているが、可南子にとっては、いつもと違うことを
してみようという試みだったため、不満が残る。

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