2005年12月18日

野ブタ。をプロデュース 最終回

『さよならアミーゴ』

街はクリスマス色に溢れるある日、
彰(山下智久)の部屋に集まる修二(亀梨和也)と信子(堀北真希)。
平山の豆腐店は、電飾で作られた
ガン
 モドキ
の文字が点滅を繰り返す。

「サンタクロースが、出た!」と信子。
「どこで?」彰が聞く。
「夢の、中。」
「んで?」と修二。
「何か、欲しい物は、ありませんかって。」
「で、何て言ったの?欲しい物。」彰が聞く。
「それが、そのとき、欲しい物思いつかなかったから、」

「私は、いいので、桐谷修二の所へ行って下さい。」
夢の中で信子はサンタクロースに『桐谷修二』と習字で書いた紙を見せて
言う。続きを読む

2005年12月11日

野ブタ。をプロデュース 第9話

『別れても友達』

修二(亀梨和也)は学校の屋上に信子(堀北真希)と彰(山下智久)を引っ張り、
母親から送られてきたチリのお土産、ブタの置物を少し照れくさそうに渡す。
「足3本しかないじゃん。」と彰。
「その土地のお守りらしいよ。」
「何の、お守り?」と信子。
「先に言っておくけど、俺が買ってきたわけじゃないかんね。
 うちのお母さんが勝手に送ってきただけだから。」
「だから何のお守りなる?」と彰。
「家内、安全?」信子が聞く。
「それはない。」
「安産祈願!」と彰。
「何で安産なの?なわけねーじゃん。」続きを読む

2005年12月04日

野ブタ。をプロデュース 第8話

『いじめの正体』

「え?友達?親友てこと?
 うーん。三人ってことかな?」
桐谷悟(宇梶剛士)が電話の向こうの妻・伸子(深浦加奈子)に答え、
息子達を電話口に出す。
「4人かな。今ちょっとビミョウなんだよね。」
兄・修二(亀梨和也)と同じように前髪を結わいた弟・浩二(中島裕翔)、
指折り数え、5人目で少し考えながら答える。
修二が電話口に呼ばれる。
「あんた友達何人?」
「いや別に何人って。」
「え?ひょっとしていないの?」
「いや、いるよ!」
「だから何人?」
「え・・・」
「あ、早くして!電話切れちゃうから何人?」
「あーじゃ、じゃ、二人!」
ガチャリ、と電話が切れた。
「何の電話だよ・・・。」続きを読む

2005年11月27日

野ブタ。をプロデュース 第7話

『女を泣かす男』

「人の心の中、っていうか、あいつの心の中は、
 俺の想像をはるかに超えていた。」


彰(山下智久)が信子(堀北真希)を好きだと言ったこと、プロデュースを
止めたいと言ったことに戸惑う修二(亀梨和也)。
その日の朝、修二は彰のいる下宿先の屋上を見上げていた。
彰が気付くと、修二はいつも彰がするように、手でキツネを作り
「コン・・・コン」と挨拶を送る。
彰も戸惑いながら、「チュ!コンコン!」と返した。
「何であいついるのよーん。
 ・・・メッチャ怒ってる・・・。」続きを読む

2005年11月20日

野ブタ。をプロデュース 第6話

『親と子の青春』

桐谷家の夕食。
今晩のメニュー、コロッケを食べながら、浩二(中島裕翔)が父・悟(宇梶剛士)に
将来なりたかったものを聞いていた。
「そりゃお前、友情に熱ーい男だよ。」
「何それ?」
「だからあれでしょ?あの・・・
 友達思いの男ってことでしょ?」と修二(亀梨和也)。
「でもそれって、普通じゃん。」
「普通じゃないよ。
 たとえばな、ある日突然、友達が、スーツケースを持ってやってくる。
 そのスーツケースの中には、バラバラ死体。
 訳あって、誰かを殺してしまったんだ。
 で、そいつは俺を頼ってやってきた。」続きを読む

2005年11月13日

野ブタ。をプロデュース 第5話

『悪夢のデート』

「髪も切って、結構可愛くなったと思うんだけどな。
 何で野ブタ。の周りだけ、どんよりしてるんだ?
 こいつには、何かが足りねーんだよな。
 野ブタ。に足りないものね・・・。
 こ、これだ!これだよ。
 野ブタ。に足りねーものは、この、男に媚びるような声だ!
 おぉ、男に可愛く見せようと、クネっと体をひねって見せる技。
 これだよ!男を引き寄せるテクニック!
 そっかそっか。
 野ブタ。に足りねーのは、男とのコミュニケーションだ!
 つまり恋の経験だ。」
続きを読む

2005年11月06日

野ブタ。をプロデュース 第4話

『恋の告白作戦』

朝、一緒に登校する桐谷修二(亀梨和也)と上原まり子(戸田恵梨香)。

「見てる。見てる。どいつもこいつも。
 そりゃそうか。
 俺たちは誰が見ても理想のカップルだもんな。
 でも彼女とちゃんと付き合う気はない。
 短い高校生活を、そんなことだけで使い切ってしまうのは、
 あまりのバカすぎるから。」
続きを読む

2005年10月30日

野ブタ。をプロデュース 第3話

『恐怖の文化祭』

桐谷修二(亀梨和也)は、居間で宿題をしながら眠ってしまった弟・浩二(中島裕翔)の
書きかけの作文を読んでしまう。

『ボクの兄
 ボクの兄は、高校生だ。
 家では、よれよれのボサボサだが、外ではすごく格好つけてる。
 性格も、家と外で、全然違う。
 友達と一緒のとき、ものすごい余裕だ。
 でも、家の中では、考えられないぐらい、セコイ。
 兄は、他人によく思われたいのだ。それしか考えてないらしい。
 でも、こんなことをしていて、兄は、ちゃんとした大人に
 なれるのだろうか。』続きを読む

2005年10月23日

野ブタ。をプロデュース 第2話

『マル秘キレイ大作戦』

テレビで紹介されている、髪が不自然に伸びる人形。
修二(亀梨和也)の弟・浩二(中島裕翔)は、それよりも『真夜中さま』の方が
怖いと言う。
髪の長い女性が夜中に神社の前に立っている。
その女は、自分とそっくりの人形を抱いているらしい。

同じ番組を見ていた彰(山下智久)と平山(高橋克実)。
「おいちゃん、頭。」
「うわっ!髪が伸びてる!?」
・・・海苔だった。続きを読む

2005年10月16日

野ブタ。をプロデュース 第1話

『いじめられっ子転校生を人気者に』

遠くに聳え立つビル街を見つめながら歯を磨く、桐谷修二(亀梨和也)。

ミラーで髪型を直し、自転車に跳び乗る。
工事現場の人間を振り切って走る。目指すは、川沿いに立つ柳の木。
工事現場で働く人が危ないから入ったらダメだと追いかけてくる。

「『いや、だから、柳の木にタッチしないと、俺は学校に行けないんです。
  自分で、そう決めちゃったんです。』
 ・・・と言ってみたところで、このオッサンたちにわかるワケもなく。」

柳の木に触れたあと、気合を入れ、修二は学校へと向かう。続きを読む