2005年12月26日

恋の時間 第10話

『いちばん大切なもの』

雪枝(黒木瞳)への手紙を残し、姿を消した香里(大塚寧々)。
雪枝は届いた手紙の消印を頼りに、山田(宮迫博之)と共に香里を
探しに、祖母の故郷、鎌倉へ向かう。

鳥しんの車で鎌倉を目指す山田と雪枝。
「香里はずっと専業主婦だったの。
 芯は強いけど、子供の頃から、目立たない大人しい子で、
 真面目に家事だってちゃんとやっていたのよ。
 いいお母さんだったし。
 まさかね、こんなことするなんて・・・。」

観光協会で地図を貰い、ホテルに電話をかけ、そして訪ね歩く。続きを読む
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2005年12月19日

恋の時間 第9話

『運命の一夜』

雪枝(黒木瞳)にキスした山田(宮迫博之)は、その場から逃げるように走り去る。
すると警察官に呼び止められる。
「あなた、この間の痴漢の!」
雪枝にキスするところを目撃していた警察官は、山田を連行しようとする。
「こういうことなんです。」
山田と手をつなぎ、潔白を証明する雪枝。

実家に子供たちと身を寄せる香里(大塚寧々)は、姑の映子(大森暁美)に
子供たちを連れ去られてしまう。

雪枝が朝仕事へ行こうと玄関で靴を履いていると、インターホンが鳴る。
「誰よ!!・・・ここは、港区!」
土足で部屋に上がり、インターホンのモニターを確認する。
映った人影に息を飲む。訪ねてきたのは美保(星野真里)だった。
港区!って、言い訳が面白い。(笑)続きを読む
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2005年12月12日

恋の時間 第8話

『心の浮気』

「香里、あなたはあの時、彼と別れようとしていた。
 そして、家族を守ろうとしていた。
 
 なのに私は、まるで二十歳の女の子のように、
 ただ自分の衝動で、彼の元に走りました。
 なぜあんなことをしたのか、今でも良くわからない。
 いえ、本当はわかっていたのかもしれません。
 20年も付き合っていた人が、
 知り合ってたった1年の若い女の子と結婚してしまう。
 嫉妬、焦燥、そして、孤独。
 私は一人ぼっちになってしまう。
 今まで離れてはいたけれど、どこかで心の支えだった人。
 悟志がどこか遠くへ・・・。
 今度こそ、手の届かないところへ行ってしまうような気がして。

 あなたはあの時、確かに恋をしていた。
 だけど私はどうだったのか。
 それは、恋だったのか。
 私は一人になるのが怖かった。
 ただ、それだけだったのかもしれません。」
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2005年12月05日

恋の時間 第7話

『密会』

「あの頃、お姉ちゃんも恋をしていたことを
 私は知りませんでした。
 悟志さんは、お姉ちゃんにとって、かけがえのない大切な人で
 お姉ちゃんは、強い人だから
 過去は振り返らないし
 干渉に流されることはないと思っていたのです。
 だからこそ、お姉ちゃんは、
 いつも颯爽と生きているのだと。」
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2005年11月28日

恋の時間 第6話

『残酷な仕打ち』

「お姉ちゃんは本当の恋をしたことがないと言ったあなたの言葉は、
 あれからずっと、小さな棘のように
 私の心に刺さっていました。
 あなたが言うように、私は本気で誰かを好きになったことが、
 ないのでしょうか。
 そんなことはない。
 心の中で打ち消し続けていたけれど、
 あなたのようには、純粋に人を愛せなかったのかもしれません。
 だけど、本当の恋って、何?
 私にはまだわからないのです。
 もしかしたら、一生わからないまま、
 時間だけが過ぎてしまうのかもしれません。
 このままずっと、わからないまま・・・。」
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2005年11月21日

恋の時間 第5話

『夫に嘘をついた夜』

「罪悪感は、いつもありました。
 夫に・・・子供達に・・・何より自分に・・・。
 だけど一方で、日々の生活に、
 息が詰まるような閉塞感を感じていたのも確かでした。
 子供の頃、私がいつもピアノを弾いていたこと、
 お姉ちゃんは覚えていますか?
 あの頃私は、ピアニストになるのが夢でした。
 もちろんそれは、子供心に描いた、幼い夢だったけれど、
 そんな夢を見ていたことさえ、私は忘れていたのです。
 彼と、出会うまでは・・・。」
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2005年11月14日

恋の時間 第4話 

『進めない恋、戻れない恋』

「香里。
 もしかしたら私は、あなたのことを長い間、
 誤解していたのかもしれません。
 あなたは私よりずっと大人で、現実を見つめられる人で・・・。
 だからこそ、平穏な幸せを手に入れることが出来る女性なのだと
 思っていました。
 あなたが、母であり、妻であることは、ごく自然なことだと
 思っていたけど、
 それはただ、周りの私たちがそう思い込んでいただけ。
 あなたが人知れず悩んでいたことに気付こうともしなかった。
 何が正しくて、何が正しくないかなんて、誰にもわからない。
 だけど、一つだけ言えることは、
 あなたは今、たった一つの恋の為に、全てを失おうとしているということ。
 そのことを、わかってるんですか?
 本当に、わかっているんですか?」
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2005年11月07日

恋の時間 第3話

『突然のキス』

「大切なものを失おうとしていることは、
 わかっていました。
 このまま先に進んでしまったら、
 今まで積み上げてきた私の平凡だけど、
 幸せな人生が、崩れ去ってしまうこと。
 幸せを感じるのがどんな時か、お姉ちゃんと話したことが
 ありましたよね。
 その時、咄嗟に答えが出なかったけれど、
 たとえば、夜中に子供達の寝顔を見ている時。
 私が作った食事を美味しいと、みんなが食べてくれた時。
 買ったばかりの家、その部屋中をピカピカに磨き上げた時。
 お休みの日、夕暮れ時に家族みんなで自転車を走らせている時。
 お日様に干した布団のにおいを、子供達とふざけながら嗅いでいる時。
 でも、あの頃一番幸せを感じた時間は、
 彼と散歩をしている時、
 朝の公園でした。」
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2005年10月31日

恋の時間 第2話

『結婚だけが女の幸せじゃない』

「香里様。
 あなたから、突然手紙を貰い、本当に驚いています。
 あなたが生まれたのは、私が小学校に上がった年のこと。
 それまで一人っ子だった私は、あなたの誕生が嬉しかったけれど、
 その時、ほんの少しあなたに嫉妬しました。
 それからずっと、小さな香里は、お父さんやお母さんみんなに守られ、
 生きてきました。
 結婚して、子供達が生まれて。
 あなたの周りは、いつもにぎやかで、愛する人がたくさんいた。
 いつかあなたに、結婚だけが女の幸せじゃないって
 言ったことがあったけど、
 あれは、半分ホントで、半分は嘘。
 私は、みんなに愛され暮らしているあなたが
 羨ましかったのかもしれません。
 誰かを好きになる気持ちは、誰にも止められるものでは
 ありません。
 だけど、私はあなたのお姉さんだから。
 そして、ずっと一人で生きてきた女だから、あなたに言いたいのです。
 今ならまだ、戻れるのよと。」
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2005年10月24日

恋の時間 第1話

『キャリアの恋。主婦の恋。』

「お姉ちゃんにこの手紙を書くかどうか、長い間悩んでいました。
 この手紙を読んだら、またすぐに電話がかかってきて、
 きっと怒られるのでしょうね。いつものように。
 私は子供の頃からずっと、お姉ちゃんのことがうらやましかった。
 お姉ちゃんのように、はっきり物が言えたら、
 自分の力で、自由に生きていけたら。
 私はいつも自分に言い聞かせていました。
 幸せの形は、人それぞれ。
 私の守るべきものは家庭で、それが私の幸せだと。
 今でも私は、夫や子供達を愛しています。多分。
 だけど今、自分の中の思いを、どうすることも出来ないのです。
 私には、好きな人がいます。夫以外に。
 覚えていますか?
 お母さんの古希のお祝いをしようと、お姉ちゃんが言い出したことを。
 あの頃から、私の"恋の時計"は、少しずつ動き始めていたのかもしれません。」
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