2006年03月24日

白夜行 最終話

『白夜の果て』

叫び声をあげながら笹垣(武田鉄矢)に飛びかかる亮司(山田孝之)。
ハサミは、亮司を交わそうとした笹垣の股に突き刺さる。
亮司はそれを抜き取り、再びハサミを振りあげる。
が、突然、意識が遠のきそうになる。青酸ガスを吸った中毒だった。
「便所に、入るな。」
亮司はそう言い捨て、逃走する。

「青酸ガス?」
数日後、笹垣を訪ねてきた篠塚(柏原崇)が事情を知る。
「便所に仕込んで、なんや、自分で吸ってもうて、
 何考えてんのか。」
笹垣が掲示板の写しを見せる。
「あいつら、なんで二人で協力し合っているのかいう話でしたな。
 初恋やったんですわ。
 可愛らしい、二人やったらしいですわ。
 切り絵したりな。
 結局、14年前、お互いの為に親殺した、 
 あの日のまんまなんですわ。 
 その結果、今も・・・」続きを読む
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2006年03月17日

白夜行 第十話

『開く過去の扉』

谷口真文(余貴美子)が持ってきた、掲示板の書き込みを印刷したものを
弥生子(麻生祐未)は必死に読んでいく。
谷口が心配そうに弥生子に言う。
「遺言って、書いてあるし・・・。
 昔、お父さんの事件があった時、落ち込んだ亮司君に、
 こういうことを言った覚えがあって。
 何かあったんじゃないかと思って・・・。」
「・・・」
「あの、私が殺したって、どういう・・・」
弥生子は何も答えられない。
棚に飾った帆船の切り絵に気付く谷口。
「あれ、亮司君のですよね。」
弥生子が泣きながら呟く。
「私が殺したんです・・・。」続きを読む
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2006年03月10日

白夜行 第九話

『こぼれ落ちた過去』

「なぁ・・・雪穂。
 俺は幸せだったから、いつ死んでも構わないと思ったんだ。」


2004年冬

栗原典子(西田尚美)は自分の住むアパートの前で座り込んでいた
亮司(山田孝之)に白湯を持ってきて飲ます。
病院に行った方がいい、と言う典子の腕を掴んで止め、
「大丈夫そうなんで。ありがとうございました。」
亮司はそう言い咳き込みながら立ち上がり、典子に背を向け歩き出す。
小さく笑いながら・・・。

笹垣探偵事務所前。
亮司は新聞受けに新聞が溜まっていることを確認すると、
鍵の業者に電話をする。
「すいません。カギ失くしちゃって。
 笹垣と申しますが、入れなくなっちゃったんです。」続きを読む
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2006年03月03日

白夜行 第八話

『泥に咲いた花の夢』

「俺たちは、醜かった。
 誰もが目をそむけるほど、醜かったな。
 だからこそ、誰もが突き放すその醜さを、
 お互いに抱きしめようと決めたんだ。」


2年後ー
2004年冬 東京
亮司(山田孝之)はMEMORIXで秋吉と名乗り、システムエンジニアとして
働いていた。
仕事が速くて助かる、と顧客に誉められる亮司。

「秋吉さんって、ここに来る前何していたんですか?」
同僚の女性が聞く。
「ん?・・・幽霊。」
「は!?」
「お化け屋敷のバイト。」
「ふざけないで下さいよー。
 あの、金属加工エキスパートシステム作ったのって、 
 秋吉さんなんですよね。」
「そうだよ。」続きを読む
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2006年02月24日

白夜行 第七話

『美しき亡霊の決意』

「11歳の時、俺たちは出会った。
 俺は雪穂を守るために、父親を殺した。
 その俺をかばうために、雪穂は母親を殺した。
 俺たちは、その罪を隠すために、
 他人でいることを約束し、別れた。
 だけど、7年後、俺たちは再会し、
 いつの日かもう一度、
 二人で太陽の下を歩くことを約束した。
 それは、罪に罪を重ねて、
 生きていく方法しか生まなかったんだ。
 何もかも、嘘っぱちの人生なんだから、
 もう全部嘘にしてしまおうと思ったんだ。
 全てのカードが裏返れば、
 きっと、新しい物語が始まる。」
続きを読む
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2006年02月17日

白夜行 第六話

『白夜の終わり』

「11歳の時、俺たちは出会った。
 俺は雪穂を守るため、父親を殺した。
 その俺をかばうため、雪穂は母親を殺した。
 俺たちは、その罪を隠すために、他人でいることを約束し、
 別れた。
 だけど、7年後、俺たちは再会し、
 いつの日かもう一度、二人で太陽の下を歩くことを
 約束した。
 それは、罪に罪を重ねて、生きていく方法しかなかったんだ。
 崩れ始める、二人の絆。」


=2000年1月=
弥生子(麻生祐未)を訪ねていく古賀(田中幸太朗)と笹垣(武田鉄矢)。
以前置いていった笹垣ノートには、亮司(山田孝之)と雪穂(福田麻由子)、
松浦(渡部篤郎)のことまでが、びっしりと書かれていた。続きを読む
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2006年02月10日

白夜行 第五話

『決別する二人』

「11歳の時、俺たちは出会った。
 俺は雪穂を守るため、父親を殺した。
 その俺を庇うため、雪穂は母親を殺した。
 俺たちは、その罪を隠すため、他人でいることを約束し、
 別れた。
 だけど、7年後、俺たちは再会し、
 いつの日かもう一度、二人で太陽の下を歩くことを約束した。
 それは、罪に罪を重ねて、生きていく方法しかなかったんだ。
 崩れ始める、二人の絆・・・。」


1999年冬
亮司(山田孝之)は雪穂(綾瀬はるか)とベッドを共にしながら、
窓の外の雨を見つめていた。父親が雪穂にしたことを思い出していたのだ。
「昔のこと、思い出したんだ。」雪穂がそれに気付く。
「うん・・・。」
「そっか。」
雪穂はそう言うと浴室にこもり、彼女もまた昔の辛い出来事を思い起こす。続きを読む
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2006年02月03日

白夜行 第四話

『罪と罰』

1999年春
庭の花に水をやりながら、亮司(山田孝之)との別れを思い起こす
雪穂(綾瀬はるか)。

「何かあったらそこに連絡して。」亮司がメモを渡す。
「何かないとダメなの?」
「他人でいた方がいいことに、代わりはないでしょう?」
「そうだね・・・。」
「学校始まる前に郵便届くから。」
そう言い亮司は自分の前から立ち去った。

そのとき、郵便物が届く。

桐原家の墓の前に立つ笹垣潤三(武田鉄矢)。
墓石に刻まれた亮司の名前を険しい表情で見つめていた。
「亮司・・・わしゃ騙されんぞ・・・」続きを読む
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2006年01月27日

白夜行 第三話

『さよならの光』

1998年12月。
川辺でハサミを見つめながら
「もう一回、太陽の下、亮君と歩くんだよ。」
そう言った雪穂の言葉を思う亮司(山田孝之)。

その頃菊池(田中圭)は笹垣(武田鉄矢)ら刑事に、
亮司が自分を陥れる為に暴行事件を仕組んだのではと訴える。
「とにかく俺はあいつにはめられたんだよ!!」
笹垣の表情が険しくなる。

2006年11月11日と時効の日にちが書き込まれた、
少年と少女が手をつなぐ切り絵を見つめ、爪を噛む雪穂(綾瀬はるか)。

藤村都子(倉沢桃子)の第一発見者、唐沢雪穂が西本雪穂であることに
ほぼ間違いない、とたどり着く笹垣。
「唐沢雪穂と桐原亮司が同じ事件に絡んでるなんて、
 こんなアホな偶然、あるわけない。」続きを読む
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2006年01月20日

白夜行 第ニ話

『閉ざされた未来に』

大きな道路にかかる横断歩道の両端で信号を待つ亮司(山田孝之)は、
向い側で信号を待つ男が笹垣(武田鉄矢)だと気づく。
笹垣は微笑みを浮かべている。
険しい表情の亮司。
信号が変わり、亮司も笹垣も歩き出す。
道路の真ん中で二人がすれ違う。
だが、笹垣はまっすぐ前を見たまま、亮司の横を通り過ぎていった。
横断歩道を渡りきってから、亮司はそっと振り返り、笹垣の後姿を確認し
人ごみの中にまみれた。
そして、そんな亮司の後姿を見つめる笹垣・・・。

亮司の母親の店『やえこ』をするどい視線で見つめる笹垣。
店の戸に手をかけようとすると、弥生子(麻生祐未)が丁度出てきた。続きを読む
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