2006年09月10日

下北サンデーズ 最終公演

『アナーキー・イン・ザ・サンデーズ〜下北沢をぶっとばせ!』

ザ・スズナリの公演を大成功させたサンデーズは、ヌーベル演劇祭への
参加団体に選出され、いよいよ小劇団あこがれの地・本多劇場に
進出することに。
 
本番まで残り20日といういつになく厳しいスケジュールだったが、
あくたがわ(佐々木蔵之介)はすでに脚本を書き上げていた。
『下北ソングス』と題したその新作は、ゆいか(上戸彩)とサンデーズの
出会いとこれまでの出来事を、サーカス団の物語に置き換えて描かれた
作品だった。
入院から復帰した八神(石垣佑磨)をはじめ、メンバーたちは
演劇祭に向けて意気込みを新たにする。
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下北サンデーズ 第八回公演

『サルたちのシモキタザワ』

 ゆいか(上戸彩)たちは、ビルから飛び降りた八神(石垣佑磨)の身を案じて病院に集結。幸い命に別状はなかったが、意識が戻るかは分からない状態に悄然とする。また、継母は人生を棒にふって演劇に打ち込んできた八神を毛嫌いしているようで、一応病院に様子を見に来たものの、詳しい容体も聞かずに帰ってしまう。そんな振る舞いにサンデーズの面々は反感を抱くが、あくたがわ(佐々木蔵之介)は、「ちょっとばかりの金や名声に目がくらんだ自分たちに、彼女をとやかく言う資格はない」といさめる。そして、激しい動揺からスズナリでの公演どころでなくなってしまったメンバーを前に、「演劇人なら演劇で落とし前をつけるべきだ!」と公演の決行を宣言。さらに、本番までの10日間、芝居の稽古以外は全てシャットアウトして、合宿を行うと伝える。

 再び一致団結したサンデーズは、ゆいかの実家の旅館で合宿を開始。そんな中、あくたがわはゆいかの母・花(木野花)が撮った猿の写真に着想を得て、新作を考案。人目を気にし、様々な欲望にとらわれた進化過程にある猿たちの姿をシビアに描くという、今のサンデーズの状況にも通じる物語を、一晩で一気に書き上げる。続きを読む

2006年08月25日

下北サンデーズ 第七回公演

『僕ら薔薇薔薇・・・という感じ?』

ぴっちりブルマーコンテストで準優勝したゆいか(上戸彩)は、
業界でも注目の的。
他のメンバーもマスコミの仕事が増えているため、稽古に全員が
揃わないことを見越した亜希子(山口紗弥加)が代役(スタンドイン)を
集めるなど、劇団を巡る動きがにわかに慌しくなってくる。
そんな中、ヌーベル演劇祭の前哨戦となるスズナリ劇場での公演の
準備がスタート。
しかし、あくたがわ(佐々木蔵之介)はまだ脚本を1行も書けておらず、
とりあえず本格的な稽古はおあずけ。
しかも、サンデーズの大手事務所への所属話も進み始め、
劇団に不穏な空気が…。

それでも、ゆいかや八神(石垣佑磨)はサンデーズの明るい未来を
信じるが、台本があがらないままじりじりと公演日が近づき、
メンバーの心は次第にバラバラになっていく。続きを読む

2006年08月18日

下北サンデーズ 第六回公演

『ブルマなゆいかが下北を回す!』

雑誌に「ぴっちりブルマーコンテスト」のグラビアが掲載され、
ゆいか(上戸彩)は街で声をかけられるほど注目を浴びることに。
また、ほかのメンバーもちらほらテレビなどに出だし、劇団の
さらなる飛躍に期待が高まっていた。

そんな中、サンボ(竹山隆範)と玲子(松永京子)に浮いた話が。
お互い憎からず思っていた2人は、周囲の反応に照れ隠しから反発しあい、
むしろ互いに距離を置いてしまう。

しかし、サンボの急病をきっかけに、2人の仲が急接近。
玲子が勇気を振り絞ってした告白にサンボも応え、2人は晴れて
メンバー公認のカップルになるのだった。

公私共に盛り上がりを見せるサンデーズに、さらなる朗報が舞い込んで
来る。次回公演を、駅前劇場からさらにワンランク上のザ・スズナリで
やらないかとオファーがあったのだ。しかも、その公演は本多劇場で
開催される「ヌーベル演劇祭」の選考も兼ねているという。続きを読む

2006年08月11日

下北サンデーズ 第五回公演

『下北キャンディキャンディ!』

「人は誰でも、心に弱さを持っている!」by誠一@赤レンジャー。
「その弱さを克服したい私たち5人は、」by玲子@青レンジャー。
「暗黒超人・ビジンジャー!」

そこへ現れた、悪の煩悩魔人。食欲・男運・お金・才能。
キャンディ(大島美幸)@イエロー、食欲に倒される!
「負けるもんですかぁ!
 みんな聞いて!
 才能とは!!
 ・・・才能とは・・・才能とは・・・なんだっけ。
 忘れたー!」

それは、キャンディの夢だった。
セリフを忘れて飛び起きるキャンディ。
「悪霊退散!」ゆいかが座布団振り回す。続きを読む

2006年08月04日

下北サンデーズ 第四回公演

『世界はサンボを座長と呼ぶんだぜ!』

今までのあらすじを振り返りながら走る続けるゆいか(上戸彩)。
目的地は、スーパー。
激安納豆5個入り 100円!
ラスト1個。主婦と目が合い、
「土曜の次は、サンデーーーーズ!!」
納豆にダイブするゆいか。
「ガッデーム!」
悔しがる主婦。ゆいかの勝利!!

スーパーを出たゆいか、6個入り88円の納豆発見。
「未熟ーーーっ!!」

駅前劇場進出公演「サマータイム・ストレンジャー」の稽古に打ち込んで
きたサンデーズの面々は、大満足の仕上がりで舞台前々日を迎える。
「ひょっとして俺たち・・・
 とんでもない作品を・・・
 作ってしまったのかも、
 しれないな。
 寒気がするぐらい最高の通し稽古だった!」
あくたがわ(佐々木蔵之介)も大満足。続きを読む

2006年07月28日

下北サンデーズ 第三回公演

『仁義なき戦い〜下北女優戦争』

「梅ヶ丘!豪徳寺!
 土曜の次はサンデーズ!」
下北の町をランニングする下北サンデーズのメンバー・
里中ゆいか(上戸彩)。

「下北サンデーズをご覧のみなさま、こんばんは。
 当ドラマヒロイン担当の里中ゆいかです。
 さて、誰もが羨む自由が丘のおしゃれマンションを引き払い、
 下北沢にたたずむ風呂なし、共同トイレのオンボロアパートに
 越してきて、はや数日。
 やることなすこと失敗だらけの私を、温かく迎えてくれた
 お客様、そしてサンデーズの先輩たち。
 相変わらず失敗だらけの私だが、不思議とお客様は喜んでくれている。
 あくたがわさんに言わせると、これも演出なのだそうだ。
 どうやらますます舞台に魅せられてしまったようだ。」
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2006年07月21日

下北サンデーズ 第二回公演

『ビバリーシモキタ高校白書』

「梅ヶ丘!豪徳寺!
 土曜の次はサンデーズ!」
下北の町をランニングするサンデーズのメンバー。

「下北サンデーズをご覧のみなさま、こんばんは。
 少し明るくなった当ドラマヒロイン担当の里中ゆいかです。
 突然ですが、今私は東京は世田谷の、
 下北の街を走っております。
 しかも怪しいエールを叫びながら。

 先日、小劇場という未知なる世界と
 運命的な出会いを果たしてしまった私ですが、
 まだまだ初心者なもので、
 今も下北サンデーズのみなさまについてくのが
 やっとの状態で。
 だからごめんなさい。
 ちょっと気持ちを落ち着かせたいので、
 2時間前の私から、どうぞ!」
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2006年07月14日

下北サンデーズ 第一回公演

『小劇場と書いて「ビンボー」と読む!?』

「私は心から笑ったことがない。 
 それがなぜだがわからない。
 私は何かに付け、冷静かつ現実的な人間なのだ。
 いわゆる、年頃の人間が熱く心に抱く、
 夢と言うものを持ったためしがないし、
 おそらくこれからも持つことはないだろう。
 それは所詮人間は自然の摂理の一部、
 という一種の、科学的諦めの境地なのかもしれない。」


歩道橋からぼーっと原宿の町を見下ろしていた里中ゆいか(上戸彩)は、
ふと、街を行き交う人々を指を指しながら数えてみる。

「なのに・・・なのに、だ。
 そんな私に、これから始まる連続ドラマノヒロインをやれと言う。
 山梨から上京し、都会で一人暮らしを始めると言う、
 本来なら胸弾むような環境の変化でさえ、
 全く持ってピンとこない。
 そんな不感症の私に、である。」
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