2006年12月22日

Dr.コトー診療所 最終話

『逃れられぬ、医師の宿命 』

星野彩佳(柴咲コウ)の手術を目前に、コトーこと五島健助(吉岡秀隆)は
鳴海慧(堺雅人)に、リンパ節を残した手術をしたいと話す。
彩佳の看護師としての将来を考えてのことだった。
「そこまでこだわるとはな・・・。
 五島先生、今夜、ちょっと付き合ってくれないか?
 君に会わせたい人がいるんだ。」鳴海が言う。

志木那島診療所。
島の人々はコトーの留守を知ると、みんな帰っていってしまう。
「すみません、三上先生。
 島の人間っていうのは、どうしても新しいものに、」
和田(筧利夫)の言葉を遮る三上。
「気にしないで下さい。
 僕が、礼別島に赴任したときも、
 最初は同じ様なものでしたから。」
「・・・そうなんですか?」とミナ(蒼井優)。
「島では、大学病院の肩書きも何も関係ない。
 患者さんと、一対一の関係です。
 人間性を見抜かれているようで・・・怖かった。
 コトー先生は、ある意味、僕の目標であり、理想の医師です。
 だから、この診療所に来てみたかったんです。」続きを読む

2006年12月15日

Dr.コトー診療所 2006 第10話

『失われた信頼』

コトーこと五島健助(吉岡秀隆)は、星野彩佳(柴咲コウ)から、
乳がんの手術の日程が決まったという手紙を受け取った。
そこには、彩佳の父・正一(小林薫)への手紙が同封されていた。

コトーから手紙を受け取り、娘の病気を知った正一。
手術同意書の保護者の欄を見つめて呆然となる。
「どういうことなのか・・ワシには、上手く飲み込めません。
 何が何だか・・・何で彩佳が、乳がんなんですか・・・。
 何でそれを・・・手術する場になって急に・・・」
「申し訳ありません。
 実は・・・彩佳さんが、島を出ていく時に、
 僕は、相談を、受けていました。
 彩佳さんは、ご両親に、心配をかけたくないと。
 それに、島の看護師としても、みんなに、労わられることは、
 出来ないとも、言いました。」続きを読む

2006年12月08日

Dr.コトー診療所2006 第9話

『愛を乞う者』2006年12月7日放送

「私初めてなんです。
 誰かと暮らして、安心していられるのって。」
以前そうコトーに語っていたミナ(蒼井優)。
今ではすっかり島に溶け込んでいた。

ある日、ミナを訪ねて仲依知明(忍成修吾)という青年が
診療所にやって来た。
ところがミナは、知明の姿を見た途端、奥の部屋へ逃げ込み、
対面しようとしない。

「失礼ですけど、ミナちゃんとはどのような?」和田(筧利夫)が聞く。
「ミナは、僕の妻です。」
「・・・」驚いて言葉も出てこないコトー(吉岡秀隆)たち・・・。

民生課長でもあり、診療所のスタッフ受け入れ担当の星野(小林薫)も
診療所に駆けつける。
ミナは事務室に閉じこもったまま。続きを読む

2006年12月01日

Dr.コトー診療所2006 第8話

『幸福への気持ち』

「私の命、あとどれ位なの?」
「何もしなければ、あと3ヶ月」
ゆかり(桜井幸子)に頼まれ、告知したコトー(吉岡秀隆)。

動揺し、悲しみにくれるゆかりだったが、
娘・千賀(畠山彩奈)の、
「ママに絵本を読んであげる」
という言葉に、一日でも長く娘の側にいたいと、
ゆかりは抗癌剤治療の道を選んだ。
「ゆかりさんは、生きることだけを考えて下さいね。」
コトーがゆかりを励ます。

コトーは、彩佳(柴咲コウ)の病気に気付いた剛利(時任三郎)に
「このことは、星野さんには言わないでいてもらえますか?
 彩佳さん自身が、自分から話そうと思うまで。」と頼むのだった。
「・・・わかった。誰にも言わねー。
 剛洋には時々連絡するよう言っておくよ。
 あいつだって、少しは彩佳の支えになれるかもしれない。」
海を見つめながらそう答える剛利。続きを読む

2006年11月24日

Dr.コトー診療所2006 第7話

『命の期限』

診療所の屋上のベンチに座るコトー(吉岡秀隆)。
彼の隣りには、一つボタンがかけた白衣。
コトーは昨晩の彩佳との電話のことを思っていた。

「どうして急に、そんなこと言うんですか?
 私の治療が・・・上手くいかないと困るから?
 オペが上手くいかなかったとき、両親になんて伝えたらいいか
 先生も、」
「そんな・・・
 そんなつもりで、言っているわけじゃ、ありません。
 今度の、薬は、効果をあげていると聞いています。
 この先、治療が順調に進めば、オペも上手くいくでしょう。
 だから、」
「どうしてそんなこと言い切れるんですか!?
 上手くいくかなんて・・・そんなこと誰にもわからないでしょう!?」
「彩佳さん・・・」
「怖いんです。
 自分の体が・・・自分のものじゃなくなっていくような気がして。
 わかっていたことだけど、副作用もどんどん出てきて、
 髪の毛だけじゃなくて・・・
 身体も辛くて・・・。」
「彩佳さん、
 だから、尚更・・・」
「先生だけは・・・
 先生だけはわかってくれると思ってた。」
彩佳は泣きながらそう言い、電話を切ってしまう。続きを読む

2006年11月17日

Dr.コトー診療所2006 第6話

『息子への思い』

原剛洋(富岡涼)は、父・剛利(時任三郎)の経済的な負担を考え、
学校を辞めることを考えているとコトーこと五島健助(吉岡秀隆)に
診療所で打ち明ける。
「どうして?」とコトー。
「・・・」
「剛洋君、お父さんと、話した?
 原さんと、そのことを。」

そこへ、和田(筧利夫)とミナ(蒼井優)がやって来る。
「コトー先生。
 剛利さんが、本土へ帰ってしまったらしいぞ。」
その場に剛洋がいることに気付き、慌てて口をつむぐ和田。
剛洋が診療所を出ていく。
「まずいことを、言っちゃったかな。
 まさか、剛洋がおるとは思わなかった。」
「和田さん!足・・・」
「え?」
「痛くないんですか?」
「え!?
 お・・・痛くない!!」
思わずタップを踏む和田に、コトーもミナも大喜び。続きを読む

2006年11月10日

Dr.コトー診療所2006 第5話

『荒海に漂う命』

『こんにちは。コトー先生。
 突然ですが、今年の夏休みに、
 ぼくは島に帰ることになりました。
 和子おばさんが、受験が終わって始めての夏休みだからって
 勧めてくれたんです。
 それで、お父さんもぼくと同じ頃に、
 志木那島に帰ることになりました。
 お父さんは、あまり長くいられないかもしれませんが、
 ぼくは、なるべく、島にいたいと思います。
 先生と、また会えるのを、楽しみにしています。』

剛洋(富岡涼)からのハガキを何度も読むコトー(吉岡秀隆)に、
ラブレターみたい、とミナ(蒼井優)や和田(筧利夫)が笑う。続きを読む

2006年11月03日

Dr.コトー診療所2006 第4回

『父のあやまち 』2006年11月2日放送

ミナ(蒼井優)は和田(筧利夫)に怪我をさせてしまったことに
責任を感じ、車で彼を迎えに行き診療所に連れてきていた。
ミナの車の運転に、コトー(吉岡秀隆)も和田もヒヤヒヤ。

島には年に一度、漁師たちが豊漁を祈願して行う祭り・
豊漁祭が近づいていた。盛り上がる漁師たち。
重雄(泉谷しげる)は、星野正一(小林薫)を祭りに誘う。
が、正一はあいまいに返すだけ。

その頃診療所でも、和田が足の治療を受けながら
ミナに豊漁祭の話をしていた。
「先生も毎年な!」
「もうそろそろ勘弁してほしいんですけどね。」
「漁船に乗せられて、それはそれはカッコいいんじゃよ。」
ミナは和田たちや星野夫妻と一緒に参加したいと言うが・・・。続きを読む

2006年10月27日

Dr.コトー診療所2006 第3話

『秘密の贈り物 』

「そうか。ようやく決心が付いたか。」
鳴海医師(堺雅人)が、電話をかけてきたコトー(吉岡秀隆)に言う。
「勝手ばかり言ってすみませんが、
 星野さんを、よろしくお願いいたします。」コトーが頭を下げる。
「出来る限り最高の医療を提供させてもらうよ。
 離島の診療所と同じ治療では、うちに来る意味がないからな。」
「鳴海先生に、お願いがあるんです。 
 彩佳さん、・・・星野さんは、PTの資格を取る為に
 学校に通う予定です。
 治療だけでなく、学校との両立も考えてもらえれば、」
「君は・・彼女に何か特別な感情があるのか?」
「星野さんは・・診療所の、大切なスタッフだし、
 ・・家族のような人ですから。」
「・・周囲の人間にそこまで思い入れが出来るのは
 ある意味羨ましいよ。
 それが医者として、大事なことかどうかはわからないが。
 とにかく、僕が全責任を持って治療に当たらせてもらうよ。」
「よろしくお願いいたします。」続きを読む

2006年10月20日

Dr.コトー診療所2006 第2話

『最後の言葉』

コトー(吉岡秀隆)は、東京の病院から彩佳(柴咲コウ)の資料を
取り寄せた。病気の治療に関しては、彩佳自身にも迷いがあった。

そんな中、診療所で彩佳はミナ(蒼井優)の指導を続けるが、
ミナはあいかわらずそそっかしく、彩佳はつい小言を言ってしまう。

ある日、ミナは和田(筧利夫)に連れられて、腰椎骨折で動けない
山下左千夫(石橋蓮司)に薬を届けに行く。
しかしこの“さちおじ”が大変な偏屈で、世話を焼こうとするミナを
なにかと怒鳴りつけ、受け入れようとしない。
さちおじは2年前に妻を病気で亡くしてから、一層心を閉ざして淋しい
ひとり暮らしをしていたのだ。続きを読む