ヒミツの部屋のドアを開けた夏世(釈由美子)は驚く。
部屋は・・・もぬけの殻だった。
そこへ、航(堺雅人)がやって来た。
「航さん!
この部屋・・・。」
部屋に落ちていた週刊誌の記事を見つめる航。
『血の繋がらない四男の父が盗作の相手』
『身寄りのない赤ちゃんを引き取った片岡の本心は?』
『片岡の父は美術界の恥』
『隠し続けた言えない過去』
「陽・・・。」
「ここには、何があったんですか?」
「父の・・・片岡亮の絵です。
父の罪です。
画家だった父は、芸術家として絶対にしてはいけないことを
してしまったんです。
人の作品を盗んでしまった。」
「盗作・・・」
「相手は父の親友でした。
海外で活動していた、ミノル・ノグチという画家。
陽の・・・本当の父親です。」続きを読む