2007年03月19日

華麗なる一族 最終章 後編

『決意の死〜未来へ〜』

昭和43年12月。
阪神銀行の大介(北大路欣也)と阪神特殊製鋼の鉄平(木村拓哉)
父子の裁判はいよいよ大詰め。
鉄平側の唯一の切り札、銭高常務(西村雅彦)が証言台に
立つために裁判所に現れた。
「融資銀行団による事故処理委員会において、阪神特殊製鋼から、
 虚偽の借入表が提出されましたが、あなたはそれに関与しましたか?」
倉石弁護士(萩原聖人)が質問する。
「はい。」と錢高。
「それは、あなたが単独で行ったものですか?」
「阪神銀行の人間から指示されました。」
どよめく傍聴席。
「その人間とは誰か、お答えいただけますか?」
錢高は鉄平を見つめ・・・そして、
「万俵大介頭取です!」と答えた。
記者たちが騒ぎながら、部屋を飛び出していく。続きを読む
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2007年03月12日

華麗なる一族 最終章 前編

『最期の父子対決』

昭和43年10月
ついに、鉄平(木村拓哉)と万俵大介(北大路欣也)の
父子での裁判が始まった。
原告席と被告席で見詰め合う父と息子。
傍聴席から心配そうに見つめる家族、社員たち。
そしてこの裁判は、世間、マスコミの注目も集めていた。

「鉄平と大介の法廷での戦いが始まった。
 第一回証人尋問には、鉄平と大介本人が証人され、
 まずは、被告である、大介が証人台に立った。」


大介は、高炉建設に当たって80億円もの融資を行った
阪神銀行が、阪神特殊製鋼を帝国製鉄に売却するために
倒産に追い込むなどありえない、と主張。

「しかし、高炉完成を控えた阪神特殊製鋼から、
 20億の追加融資を撤回したこと事態が、
 意図的に倒産に追い込む行為ではありませんか?」
鉄平側の弁護士・倉石(萩原聖人)が言う。続きを読む
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2007年03月05日

華麗なる一族 第八話

『鉄平出生の真相』

昭和43年6月
庭の池の前で考え込む鉄平(木村 拓哉) 。
鉄平の心に、亡くなったつる乃屋女将・鶴田志乃(多岐川裕美)の
手紙が深く残っていた。

池を見つめて、手を2回叩くと、鯉は一目散に逃げ始める。

『敬介さんが亡くなる前に、私におっしゃったことが
 あります。
 いつの日か鉄平が、父親である、大介と
 戦わなければならない日が来るかもしれない。
 もしそんな日が来てしまったら・・
 鉄平に伝えてほしい。
 自分の道を、自分の信じる道を貫けと。
 そう敬介さんはおっしゃいました。
 なぜ敬介さんがそんなことをおっしゃったのか・・
 それは・・
 鉄平さんの本当の父親が、
 万俵敬介さんだからだと、
 私は思います。』続きを読む
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2007年02月26日

華麗なる一族 第七話

『悲劇の高炉爆発』

昭和43年4月。

6月中の高炉完成を目指して、
阪神特殊製鋼が突貫工事を開始して
2ヶ月あまり。
作業は順調に進んでいた。


珍しく銀平(山本耕史)が鉄平(木村拓哉)の会社に
やってきた。
「これが兄さんの夢か。すごいな・・・。
 近くで見ると壮観ですよ。」
建設中の高炉を見上げて、兄の夢に感動している様子だ。

そんな銀平を鉄平が昼食に誘う。続きを読む
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2007年02月18日

華麗なる一族 第六回

『万俵家の崩壊』

昭和43年1月2日。
鉄平(木村拓哉)が業務提携を取り付けて来ていたアメリカン
ベアリング社が吸収合併されたというニュースが飛び込んできた。
阪神特殊製鋼の錢高(西村雅彦)の報告を受けた大亀(武田鉄矢)は、鉄平が追加融資の依頼にやってくるということを大介(北大路欣也)に連絡するが、大介は、小が大を食う合併を急いでいるこの時期にそんなことに手を貸す余裕などないと断る。

「世界的な事業合併を告げるアメリカンベアリング社の合併は
 大きく報道された。
 それにより、契約破棄に直撃された阪神特殊製鋼の株価は、
 250円から、いっきに150円までに下落し、資金難への
 対応を迫られた。
 このままでは、高炉建設が頓挫してしまう。 
 この危機を乗り越えるため、鉄平は正月以来気まずい溝を
 生じていた、大介がいる阪神銀行へ向った。」
続きを読む
22:54 | CM(2) | TB(0) | 華麗なる一族 | Edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月12日

華麗なる一族 第五回

『運命を分けた死』

大川一郎(西田敏行)の闇献金記事への不安は、
阪神特殊製鋼内だけでなく、融資銀行にも広がり、
事態を心配した三雲頭取(柳葉 敏郎) が、
鉄平(木村拓哉)の元を訪れていた。


「鉄平君、大川先生と三栄銀行の一件、 
 実は、我々銀行家にとって、別の大きな意味が
 あるんですよ。」三雲が鉄平に言う。
「どういう意味ですか?」
「三栄は、都市銀行初の銀行合併を水面下で進めているという
 噂がありました。
 しかしどこの銀行も、金融再編の生き残りの為に
 なんとしても三栄の合併を阻止したかった。
 大川先生は、その三栄の、合併つぶしの為に、
 犠牲になったと見る向きあるくらいです。」続きを読む
18:05 | CM(1) | TB(0) | 華麗なる一族 | Edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月05日

華麗なる一族 第四回

『悲しき裏切り』

昭和42年秋。

「半年が過ぎ、季節は秋を迎えた。
 阪神特殊製鋼では、念願の高炉建設が
 順調に進んでいた。
 鉄平は、シカゴのアメリカンベアリング社を訪れていた。
 先輩の購買部長は、鉄平がサンプルで渡していた
 新素材の耐久性を絶賛し、全米自動車業界へ大々的に
 展開したいと申し出てきたのだ。
 それは世界最大の鉄鋼国アメリカへ進出するという、
 日本鉄鋼業界の悲願を、阪神特殊製鋼が実現する、
 大きなチャンスであった。」


「鉄平 君の技術力の勝利だ、
 これからも我々を驚かせる鉄を作ってくれ」
「OK ロジャース 高炉が出来たら
 今の倍の強度の鉄を作ってみせるよ」
鉄平(木村拓哉)がアメリカンベアリング社の販売部長と握手を交わす。続きを読む
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2007年01月29日

華麗なる一族 第三話

『引き裂く運命』

昭和42年。
阪神銀行から高炉建設の融資に関する連絡が来た。
何とその結果は、50%の融資のうち10%を減額するというのだ。
驚いた鉄平(木村拓哉)は、思わず飛び出しそのまま車のハンドルを
握った。
向かった先は、阪神銀行頭取室。
応対したのは専務の大亀(武田鉄矢)。
「父は今朝の僕との言い争いで
 一時的に感情的になっているだけですから。」
大亀が静止するのも聞かず頭取室のドアを開けた鉄平であったが、
そこに、父・大介(北大路欣也)の姿はなかった。

その足で鉄平は大介の家へと向かう。
はたして、そこには弟・銀平(山本耕史)の見合いの準備を進める
大介と相子(鈴木京香)がいた。
阪神銀行の役員はみな融資に賛成していたにもかかわらず、
減額となったことを今一度考え直して欲しいと願い出る鉄平。続きを読む
00:35 | CM(3) | TB(0) | 華麗なる一族 | Edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月22日

華麗なる一族 第二回

『過去の悲劇と真実』

昭和42年。
「高炉建設を決定した、阪神特殊製鋼にとって、
 高炉完成までの、原料確保が、最大の課題であった。
 そのため、鉄平は社員を集め、
 社員一丸の協力を求めたのだった。」


鉄平(木村拓哉)が社員たちに告げる。
「今日みんなに集まってもらったのは、
 いまや当社製品の評価は高まり、多くの引き合いが来ている。
 万が一、原料不足と言う原因で、納期に間に合わなかった場合、
 積み上げてきた、当社の信用は地に落ちる。
 見てもらってもわかるように、スクラップの量も、
 とても充分と言えません。
 ここでみなさんに頼みがあります。
 我々としても、銑鉄の確保に努めますが、
 皆さんも、スクラップの確保に、
 全力を注いでもらいたい。
 とにかく2年間が勝負です!」続きを読む
01:28 | CM(4) | TB(0) | 華麗なる一族 | Edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月15日

華麗なる一族 第一回

『』

「戦後20年。今から40年前。
 日本が先進国を追い掛け、仲間入りを果たそうとしていた
 高度経済成長の時代。
 製鉄業は、鉄は国家なり、と言われるほどの基幹産業であった。
 日本進出を目論む海外巨大資本に対抗するため、
 時の大蔵省は、当時12行あった都市銀行を合併させ、
 その大型化を図る構想を打ち出していた。
 現在の三大メガバンク体制にいたる、金融再編の始まりである。
 
 そしてこれは、世界に誇る鉄を作ることに命を懸けた息子と、
 金融再編の為に生き残りをかけた父。
 その父と子を取り巻く万俵一族の愛と、憎しみ、悲しみに満ちた、
 壮絶なる物語である。」


「1968年12月31日。(昭和43年)
 丹波篠山では、大晦日の殺生は禁じられていた。
 しかし、万俵鉄平は、祖父から譲り受けた銃を手に、
 慣れ親しんだ山中へと踏み入った。
 鉄平は、あの場所に向って歩いていた。
 思い出が詰まった、あの大木が聳え立つ、
 あの丘に。」
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01:46 | CM(16) | TB(0) | 華麗なる一族 | Edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする