2007年06月10日

帰ってきた時効警察 最終回

『振り返らずに別れるか?最後にもう一度振り返って別れるか?
 それが問題だと言っても過言では無いのだ!』


三日月(麻生久美子)のもとへ、昔付き合っていた刑事・九門竜(神保悟志)から電話がかかってきた。5年前に三日月は、インターポールへの派遣が決まった九門竜からの「一緒に来ないか」という誘いを断ったまま、現在に至っている。一時帰国したため会いたいという九門竜の言葉に戸惑う三日月。

一方の霧山(オダギリ ジョー)は、15年前にスパニッシュギターの名手・熱賀しおり(室井滋)がコンサートを開いていたホールの屋上から、コスプレ楽屋泥棒・鳥山清助(岡元次郎)が突き落とされて死んだ「スペインの情熱 空飛ぶ楽屋泥棒殺人事件」を捜査し始める。

鳥山は楽屋から盗んだしおりの財布を持ったまま死んでいたが、しおり自身は事件発生時コンサートの真っ最中で、財布が盗まれたことすら知らなかった。霧山と三日月はさっそく、15年前に事件を担当していた林田・弟(笹野高史)に事情を聞くことに。林田の話によれば、事件当日のしおりの演奏はひどいクオリティーだったと、しおりの元マネージャー・エンドー(松尾スズキ)が嘆いていたらしい。続きを読む

2007年06月02日

帰ってきた時効警察 第八話

『今回、三日月が大活躍する理由は深く探らない方がいいのだ!』

相変わらずヒマな時効管理課の面々は、真加出(小出早織)が前夜からハマったという“紙切り”に挑戦。そんな中、抱負をかたどった真加出の作品を見た熊本(岩松了)が、ダジャレ混じりに霧山(オダギリ ジョー)に「甲府町の豪邸強盗殺人事件」のファイルを差し出した。事件は、“総武市のビバリーヒルズ”と呼ばれる高級住宅街・甲府町にある自宅で、悪徳不動産会社社長・東吉田真一(二階堂智)が殺されたというもの。事件当時、室内が荒らされていたため強盗目的の殺人の線も浮上したが、被害者に恨みを持つ人間が多すぎて捜査は難航。焦った捜査班が第一発見者のメイド・佐伯多美子(松田美由紀)に自白を無理強いしたことで、社会的問題にもなった時効事件だ。霧山は三日月(麻生久美子)を連れて、事件現場の東吉田家へ。しかし、三日月は玄関で、落下してきたカラスで頭部を打って失神。さらに、霧山が被害者の妻・美幸(麻生久美子・二役)の母・八重(加藤治子)から事件当日の話を聞いている最中、意識を取り戻した三日月が奇声を発したため、驚いた霧山は階段から転げ落ちて入院するハメに。そこで三日月はここぞとばかりに、動けない霧山に代わって捜査を開始する。が、三日月が撮影してきたビデオには道中のくだらない映像や、左右対称を好む八重が「孫の里奈(手塚裕紀)も飼い犬の黒も、左右対称の漢字でいい名前」と語る姿など、およそ事件とは関係なさそうなものばかり…。続きを読む

2007年05月26日

帰ってきた時効警察 第七話

『ごく普通の主婦がイノシシと間違えられるには、
 それなりの理由があったのだ!』


このところ近所の窓からずっと見ている美女の影が気になった十文字(豊原功補)は勝手に犯罪の臭いを感じ、その女性が自分に助けを求めていると勘違い。家宅捜索に乗り出したところ、出てきたのは画家のおっさん(園子温)で、美女の影はただの石膏だった。その話を聞いた熊本(岩松了)は“見間違い”つながりで、霧山(オダギリ ジョー)に時効事件「イノシシ主婦見間違い事故 それとも殺人事件なのか?」のファイルを差し出す。イノシシの里とよばれる“大間下(おおまか)村”で、村の猟友会メンバーたちがイノシシと間違って、イノシシの毛皮をまとった村の主婦・一宮理恵子(宮地真緒)を射殺してしまった事件だ。当初は痛ましい事故と考えられていたが、事件当日に自宅で猟銃自殺している理恵子の夫・一路(山中崇)が発見されたため、殺人事件の可能性も浮上したという。霧山と三日月(麻生久美子)は、さっそく大間下村へ行き、一路の姉・御厨まさへ(国生さゆり)を訪ねることに。亡くなった理恵子も所属していたママさんバレーボールチームの練習に命を懸けるまさへは、大らかでいい加減な人たちが多い大間下村の中では珍しくキッパリした性格。霧山が趣味の捜査をしていると告げると、まさへは「趣味で何かをやる人間が大嫌いだ」という。そこで霧山は、趣味とは思えない気迫と本気で捜査すると約束し、村での聞き込みを開始する。続きを読む

2007年05月19日

帰ってきた時効警察 第六話

『青春に時効があるか否かは熊本さん次第!』

とうの昔に過ぎ去った青春時代を取り戻したいと切望する熊本(岩松了)は、みんなで若さを取り戻すため「温泉旅行に行こう」と提案。そんな折、「青春温泉殺人事件」が時効を迎えた。

青春旅館の温泉・若泉の湯には若返り効果があると言われ、その源泉水を使った化粧水「ドリアングレイ」は今や大人気。実際に、旅館の女将・寺島マユミ(西田尚美)は54歳とは思えない美貌と若さを保ち続けている。しかし現在では絶好調のマユミも、15年前は「青春温泉殺人事件」の容疑者に挙げられた人物だった。若泉の所有権をめぐる裁判で敗訴した温泉旅館・老老旅館の女将・初老フケミ(内田春菊)が、青春旅館の評判を落とすために「若泉が水道水だ」という噂を流すなど執拗な嫌がらせを繰り返していた矢先、若泉の湯の中で謎の死を遂げていたからだ。やがて熊本の発案で、慰安旅行先は青春温泉に決定。

霧山(オダギリ ジョー)は趣味の捜査も兼ね、三日月(麻生久美子)や時効管理課の面々、十文字(豊原功補)らと共に青春旅館を訪れる。旅館には“つぼ師匠”と呼ばれる気味の悪いマッサージ師(山口美也子)、マユミの娘・紀子(田井中蘭)の姿が…。さらに旅館内にはマユミの肖像画が飾ってあったが、本人よりも少し老けていた。その絵を見た十文字は、誰かに似ていると感じる。続きを読む

2007年05月12日

帰ってきた時効警察 第五話

『幽霊を見ても決して目をそらしてはいけないのだ』

平成のホラークイーンと呼ばれる女優・黒井桃子(鶴田真由)の最新ホラー映画「呪いの晩餐会」の話で時効管理課の面々や十文字(豊原功補)らと盛り上がったついでに、熊本(岩松了)が霧山(オダギリ ジョー)にある時効事件のファイルを差し出した。

事件は、桃子と一緒に連続ドラマ「ふたりんぼ」で女優デビューした双子の姉・桜子(鶴田・二役)に関するものだ。当時、黒井姉妹と映画「ふたりんぼ・ザ・ムービー」に共演していたアイドル歌手・白鳥その子(りりィ)が控え室で、死んでいる桜子と凶器らしきものを持った桃子を目撃。ところがその後、死体は忽然と消え、桃子も事件発生時はパチンコ店にいたことが防犯カメラから判明したという。さらに、殺人事件か失踪事件か謎のまま、桃子には桜子の霊が憑いているという噂がまことしやかに囁かれていた。

さっそく霧山は三日月(麻生久美子)と共に桃子を訪ねることに。ところが三日月は、桃子しか住んでいないはずの家で誰かのクシャミを聞いたり、帰り道で別れたばかりの桃子にそっくりな人物を目撃する。「桜子の霊だ」と怯える三日月。続きを読む

2007年05月05日

帰ってきた時効警察 第四話

『催眠術は、推理小説にはタブーだと言っても過言ではないのに・・・』

引っ越してからというもの不眠症に陥りヨレヨレの三日月(麻生久美子)が、通勤中に自転車にはねられ負傷した。しかも、霧山(オダギリ ジョー)が真加出(小出早織)から休日デートらしきものに誘われている現場を目撃。実は、真加出は田舎から出てくる母親を安心させるため、謝礼金を払って霧山に恋人のフリをお願いしていたのだが、その真相を聞かずに時効管理課を飛び出した三日月は誤解したまま、踏んだり蹴ったりの1日を過ごしていた。

そんな中で霧山は、小説家・卯月善(矢崎滋)の不倫相手で女流推理小説家の七海奈美(村岡希美)が自宅の部屋にて、完全密室状態で殺された事件を捜査することに。容疑者の筆頭だった善にはアリバイがあり、結局犯人が捕まらないまま、事件は時効になっていた。さっそく遺体の第一発見者のひとりで、善と奈美を担当していた編集者・中村鵺人(浅野和之)を訪ねた霧山は、奈美の夫で編集者の七海象次郎(市川しんぺー)が事件の半年前にサウナで刺殺されており、その際一緒にいた善の犯行とする説が上がったこと、さらに善に娘がいたことを知る。続きを読む

2007年04月28日

帰ってきた時効警察 第三話

『えっ!?真犯人は霧山くん!?』

身もふたもないストーリーと頬をプクーと膨らませた愛らしい容姿で人気爆発中のキャラクター・プクーちゃんが、熊本(岩松了)をはじめ総武警察署の面々の間でも大流行。流行に疎い霧山(オダギリ ジョー)はプクーちゃんの存在など知らないが、作者である尾沢ミツコ(杉本彩)にまつわる時効事件があると聞かされ、趣味の捜査に乗り出すことに。15年前にミツコと一緒に大ヒット・キャラ“沈みがち人形”を作った清原みつよ(満島ひかり)が、自宅で謎の転落死を遂げたというこの事件。裏表さかさまに服を着た死体の手には「私の」と書かれた卵の殻、階段には生のタコ、やや開いた裏窓には「明日午前中には」というメモがささったバラの鉢植えが置いてあったという。さらに、2年前にも事件は起きていた。今度はミツコと共に新キャラ“バタンキュー人形”を生んだアシスタント・三津屋小百合(早川実緒)が、またもミツコ宅の階段から転落死したのだ。第2の事件を担当した十文字(豊原功補)によると、部屋中のものが全部逆さまな上に、窓辺にはヤカンが置かれ、死体の横には「ちんちんだもんで」という謎のダイイングメッセージが書き残されていたらしい。そこで霧山はさっそく三日月(麻生久美子)を連れ、2つの事件で容疑者となったミツコとアシスタント・キリコ(不二子)が15年前から暮らす自宅へ…。続きを読む

2007年04月21日

帰ってきた時効警察 第二話

『好きな理由よりも嫌いな理由の方がハッキリしてると言っても
 過言ではないのだ!』


 総武警察管轄内で、そこかしこの女子トイレにオッサンが現れるという痴漢事件が発生。問題のオッサンを捕まえられないまま、十文字(豊原功補)は頭を悩ます日々を送っていた。そんな中、霧山(オダギリ ジョー)は、裏社会を牛耳っていた“闇の帝王”権現三郎(赤星昇一郎)が刺殺された時効事件を捜査することに。当時、犯人と目されたのは権現の内妻でナンバーワンホステスだった吉良深雪(銀粉蝶)。ところが、彼女は事件直後から行方不明になっていた。直感的に深雪が犯人ではないような気がした霧山は、三日月(麻生久美子)を連れ、元担当刑事・鬼八郎(志賀勝)のもとへ。鬼刑事によると、深雪はまるで捕まえてくれと言わんばかりに、初めのうちは目立った逃げ方をしていたという。鬼刑事の話からは事件の全容が掴めなかった霧山と三日月は、深雪の娘・綺羅(市川実和子)が経営する高級クラブ「Em」へ。綺羅は死体の第一発見者だったが、ショックから事件に関する記憶が何もないという。完全に綺羅に飲まれ、決定的な証言が何ひとつ得られない霧山。しかし霧山は、綺羅の太ももから出た酸性の汗に触れた10円玉がキラッキラになったことから、彼女が何か隠し事をしていると感じる。さらに、クラブ経営者の綺羅がカクテル嫌いであることに不自然さを覚える。続きを読む

2007年04月15日

帰ってきた時効警察 第一話

『嘘は真実を食べる妖怪だと言っても過言では無いのだ!』

霧山(オダギリ ジョー)が金欠のために“趣味の時効事件捜査”から遠ざかること1年――。“総武警察を辞めた三日月(麻生久美子)は港町で小料理店を営業。そこへ、彼女の行方を捜し続けていた霧山が、片腕に傷を負ってなだれ込んできた!”……というのは三日月の単なる妄想で、霧山も三日月も相変わらず総武警察でのほほんと働く日々。

そんなある日、署内随一のヒマな部署・時効管理課に配属された新卒の真加出(小出早織)が、ふと霧山に趣味を尋ねた。ここ1年ご無沙汰の趣味について話し始める時効管理課の面々。すると、熊本(岩松了)が時効になったばかりの国会議員・福原健一(あべかつのり)撲殺事件のファイルを、霧山の前に差し出した。興味津々の霧山だが相変わらず金はなく、ただただファイルを見つめてシャドー捜査をするのが関の山。そんな折、蜂須賀(緋田康一)が競馬で儲けたことを知った霧山は、時効管理課の面々+三日月と共に競馬場へ。家賃の5万円をつぎ込んだ馬券が大当たりして大金を得た霧山は、遂に趣味を再開することに!続きを読む