2007年09月19日

ファースト・キス 最終話

『天国から来た手紙』

手術を受けることが怖くなった美緒(井上真央)は、秋生(平岡祐太)に
その思いをぶつける。
美緒は、この夏、和樹(伊藤英明)たちと楽しい時間を過ごし、
秋生に恋をして幸せを感じるようになった途端に、成功率50%
といわれる手術を受けることが怖くなってしまったのだ。
秋生は、そんな美緒の思いを受け止め、彼女を抱きしめた。

「ごめん・・今更こんなこと・・。」美緒が泣きながら言う。
「ううん。」
「でも・・お兄ちゃんにも言えなくて・・・
 どうしていいかわかんない・・。
 怖いよ・・すごい怖いんだよ・・。」

同じころ、和樹は、白鷺大学附属病院を訪れ、蓮子(松雪泰子)に
会っていた。続きを読む

2007年09月11日

ファースト・キス 10

『兄と妹の最終章!』

成田空港でロサンゼルス行きの便に搭乗しようとしていた
美緒(井上真央)の元に、和樹(伊藤英明)が駆けつける。
和樹は、美緒とは別れない、という秋生(平岡祐太)の言葉を
彼女に伝えると、その場に倒れこんで意識を失った。
和樹は、美緒を探して走り回ったりしたせいで脱水症状を
起こしていたのだ。

飛行機をキャンセルした美緒は、見送りに来てくれていた
はるな(酒井若菜)とともに、空港の救護室に運び込まれた
和樹に付き添った。
「私が見た限りでは、命に別状はないと思います。
 ただ念のため、医療機関を受診した方がいいでしょう。
 どこか、心当たりの病院があれば、搬送の準備をしますが。」
医者の言葉に、美緒は「お願いします。」と答える。

はるなは、和樹の思いを無駄にしないためにも秋生に電話するよう
美緒に助言する。
はるなに携帯を差し出され、美緒は・・。続きを読む

2007年09月04日

ファースト・キス 9

『行くな、妹よ!』

「僕は、大学を辞めません。
 でも、彼女とも別れません。」
秋生(平岡祐太)が青木教授(柴俊夫)に告げる。
「君は自分が何を言っているのか、わかってるんですか?」
「はい。」
「・・そう。
 よく話はわかりました。」
「僕は今、本当に心の底から、いい医師になりたいと思っています。」
「・・・」
「失礼します。」

美緒(井上真央)は、秋生への思いを捨ててロサンゼルスに帰ることを
決意した。
兄に、もう秋生には会うなと言われたときのこと、
秋生に別れを告げた時のことを思いながら荷作りする美緒。
「美緒。」ドアの向こうから和樹(伊藤英明)が声をかける。
「なに?」
和樹が入ってくる。
「本当にロスへ帰んのか?」
「言ったでしょう。明日の飛行機取ったって。
 邪魔邪魔!」
「考え直せないのか?」
「何真剣になってんの?たかだか1ヶ月早く帰るくらいで。」
「今度いつ日本に来られるのかわかんないんだぞ。」
「確かに。
 もう二度と来ないかもねー!」続きを読む

2007年08月28日

ファースト・キス 8

『さよなら、妹よ』

ドライブにでかけた美緒(井上真央)と秋生(平岡祐太)は、
夜景の見える場所でお互いの気持ちを確認し合う。
そのとき秋生は、携帯電話に白鷺大学付属病院から緊急連絡が
入っていることには気づかなかった。
 
そのころ、白鷺大学付属病院の心臓外科は、蓮子(松雪泰子)が
オペを担当した少女の容態が急変し、その救命処置に追われていた。
教授の青木(柴俊夫)も駆けつける。
「この病院はケイオウ医大から頼まれた患者だ。
 なんとしても救え。」
「どこから来た患者であろうと関係ありません。
 必ず助けるつもりです。」
「心強いね。スタッフはいるのか?」
「現在、木下先生が見ています。
 西田先生と鈴木先生は学会で大阪ですが、
 結城先生には、後ほど来ていただきます。」
「結城君は今どこにいるんだ!?
 まさかと思うけど、オペに携わったスタッフに、
 連絡がつかないのか!?」
「全力を尽くします。」
蓮子は、青木の問いには答えずに、ICUに向かった。
 続きを読む

2007年08月21日

ファースト・キス 7

『今夜、妹が天使に』

美緒(井上真央)は、秋生(平岡祐太)と食事の約束をする。
美緒が普段着のままでデートに出かけようとしていることを知った
和樹(伊藤英明)は、
「せめてもう少し可愛く見える服を着ていけ!
 男はな、女の子がどういう格好をしてくるか、
 結構期待しているもんなんだ。
 勝、こう、ぎゅっとしたくなるような感じの服、ないかな。」
と言い出す。
「モデルがモデルだからな。」と勝(阿部サダヲ)。
勝を目を細めて睨む美緒。
「いいのかよ。ファッション業界を背負うお前と一つ屋根の下に
 暮らしている女子が、こんな格好でデートしてるなんて知れたら、
 恥だぞ!」
「そう言われると、ほっとけなくなっちゃうじゃん!」
俄然張り切りだす勝。
嬉しそうに微笑む美緒。続きを読む

2007年08月14日

ファースト・キス 6

『今、恋が生まれる 』

美緒(井上真央)は、白鷺大学附属病院の病室で一夜を明かす。
和樹(伊藤英明)とケンカして家を飛び出した美緒は、
蓮子(松雪泰子)に無理を言って病室に泊めてもらったのだ。

目を覚ました美緒は、前夜、冗談めかして秋生(平岡祐太)に
自分の気持ちを告白してしまったことを後悔する。
「何であんなこと言っちゃったんだろう・・
 バッカじゃないの。信じらんない・・。」
頭を抱える美緒。

病室に蓮子がやって来た。
「気分はどう?」
「最悪です。」
「え?」
「あ・・はい。あの、大丈夫です。
 昨日は・・あの・・
 無理なことを言ってすみませんでした。」
「すぐに退院の準備をして。
 夕方には台風が来るそうだから、早く家に帰った方がいいわ。」
「台風・・」
窓の外を眺める美緒。続きを読む

2007年08月07日

ファースト・キス 5

『妹よ!告白なるか』

美緒(井上真央)は、秋生(平岡祐太)から、これからは医者らしく
けじめを持って接していきたい、と言われたことにショックを
受けていた。
秋生に対する美緒の思いを感じていた和樹(伊藤英明)は、
そんな妹のことが心配でたまらない。

美緒と秋生の2ショット写真を暫く見つめたあと、
和樹は美緒の部屋をノックする。
「美緒。
 ちょっと、いいか?
 お兄ちゃん、昨日の夜、考えたんだけど・・
 今まで・・あまりに、デリカシーなかったな。
 恋人・・見つけてやろうなんて・・おかしいよな。
 やっぱ、好きな人は、自分で、」続きを読む

2007年07月31日

ファースト・キス 4

『妹が今日失恋する』

朝。
飛び起きた和樹(伊藤英明)は、まず、再び自分の元に戻ってきた
カメラに手を伸ばす。
ファインダーを覗き、そしてカメラを見つめる。
「写真、本当に諦めるの!?」
「何でどんなことをしても頑張ろうとしないの!?」
美緒(井上真央)の言葉。
「一生カメラを握る資格はないんだよ!」
師匠・番場(竹中直人)の言葉。
「このおっさんも最低だけど、お兄ちゃんはもっと最低ね!」
美緒の言葉。
「もう1度、あのカメラで、撮らせて下さい!」
番場に頭を下げて頼んだ自分。
「諦めるっていうのはな、やるだけやったヤツが使う言葉なんだよ。」
師匠の言葉。続きを読む

2007年07月24日

ファースト・キス 3

『妹の恋の始まり』

もう一度、カメラマンになるという夢を追いかけようと決意した
和樹は、かつての師匠・番場(竹中直人)に、
一番下のアシスタントからやり直させてほしい、と申し出て
土下座した。
番場は、そんな和樹に再びカメラを託し、あるテーマの写真を
撮ってくるよう命じた。
その写真の出来映えを見て、今後のことを決めると言うのだ。

病院。
美緒(井上真央)は、蓮子(松雪泰子)に捻挫の手当てを受けていた。
「兄とケンカして蹴られたんです。」
美緒の言葉に驚く秋生(平岡祐太)。
「あの顔ですごい暴力的なんです!
 殴る!蹴る!髪引っ張る!」
泣きまねをする美緒。
「そう。兄弟ゲンカもほどほどにね。」美緒の嘘を見破る蓮子。
「はーーーい。」続きを読む

2007年07月17日

ファースト・キス 2

『爆弾娘に合コンを』

写真を現像する和樹(伊藤英明)。
浮かび上がる妹の姿を見つめて考える。

和樹は、家主である一流(劇団ひとり)に、夏の間だけ美緒も
家に置いて欲しいと頼む。
和樹と勝(阿部サダヲ)が家賃も払わないことに不満を抱いていた
一流は、美緒にまで気を遣って暮らすのはまっぴらだ、と断った。
困った和樹は、今後は家事を引き受けると約束。

その頃、検査のために白鷺大学附属病院を訪れた美緒(井上真央)は、
主治医の蓮子(松雪泰子)に、兄・和樹の悪口をぶちまける。
「最低最悪だと思いませんか?うちの兄貴。
 職なし、金なし、才能なし!
 口ばっかでその場しのぎで女にはだらしない!
 どうせロクな男には成長していないと思っていましたけど、
 予測以上でした。」続きを読む