2008年03月25日

薔薇のない花屋 最終話

『薔薇を売る花屋〜涙の一滴(しずく)…』

汐見英治(香取慎吾)を、自分に子供がいる事を知った神山舜(玉山鉄二)が訪ねてくる。そこで舜は、雫(八木優希)の母、瑠璃(本仮屋ユイカ)の「家族を作って欲しい」という想いを拒否し、子供が生まれた事は英治の過失であることを確認する。しかし、舜はそれを安西輝夫院長(三浦友和)も気づいていることも知った。安西院長を訪ねた舜は、その弁解的な態度と保身的な条件に憤慨されてしまう。そのため、安西院長は自ら平川辰巳(尾藤イサオ)の執刀を試みるが、持病である手の震えからオペは致命的な状況に。父の状況を察した白戸美桜(竹内結子)は、英治に電話をして助けて欲しいと叫ぶ。美桜の気持ちを汲んだ英治は、アメリカに戻ろうとしていた舜の前に立ちふさがり、病院へ戻るよう説得する。
 
舜は「英治が雫に実の父親ではない事を伝えるなら…」と無茶な条件を出してその場を去ろうとする。すると英治は、その場で雫に電話をかけ始め…。

公式HPより=


B001B4LQKM薔薇のない花屋 ディレクターズ・カット版 DVD-BOX香取慎吾, 竹内結子, 釈由美子, 松田翔太, 中江功ジェネオン エンタテインメント 2008-08-22by G-Tools
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2008年03月18日

薔薇のない花屋 第10話

『愛を取り戻すため』

汐見英治(香取慎吾)と白戸美桜(竹内結子)の間にすれ違いが生じ、
2人の共同生活はあっけなく終わってしまった。

材木工場で働く英治は、昼休み中、一緒に働く男から家族の写真を
見せられる。
「あんた結婚は?」
「はい、まあ・・。」
「子供いんのかよ。」
「一人娘が。」
「写真とか持ってないの?」
「プリクラを携帯に。」
携帯を取り出そうとする英治。
「父ちゃん!」雫(八木優希)の声。
大きなヘルメットを抑えながら、雫が駆けてくる。
「実物、来ちゃいました。」英治が笑う。

病院の食堂でため息をつく美桜。
「どうしたんですか?ため息なんかついて。
 あ、さっきまでお父さんのオペの会議がありまして。
 感謝してますよ。例の事。
 院長には黙っていてくれたみたいで。」と神山舜(玉山鉄二)。
「感謝するなら私じゃなくてお花屋さんにして下さい。」
「英治に?」
「あなたに代わって院長の憎しみを一身に受けてたんですから。」
「どういうことですか?」
「・・・」続きを読む

2008年03月11日

薔薇のない花屋 第9話

『衝撃!全ての真実』

夜の公園でバスケットボールをする汐見英治(香取慎吾)と
神山舜(玉山鉄二)。
「難しいオペだが、まあ俺なら何とかなるさ。」
「相変わらず自信満々だな。」
「なんの後ろ盾もないんだ。
 じゃなきゃやってらんないよ。」
「そりゃそうだ。」
「でも上手くやりゃ、アカデミーの循環医に推薦してもらえる。
 安西院長にな。」
「・・柊友会総合病院の?」
「ああ。俺話したか?
 それよりお前は?
 今何の仕事してる?」
「小さい花屋をやってたんだけど・・」
「花屋?お前がか。」
「近所だから今日うちに泊まりに来いよ。
 最後の夜だから。」
「最後ってどうして?」
「舜。」
「あ?」
「見えない力って信じる?」
「何だよ急に。」
「その何かの・・意志っていうか・・。」
「入れってか?」
舜がシュートを決める。続きを読む

2008年03月04日

薔薇のない花屋 第8話

『さよなら父ちゃん』

汐見英治(香取慎吾)は雫(八木優希)を手放す決意を固め、
『フラワーショップ雫』閉店の準備を進めていた。

『フラワーショップ雫
 閉店のお知らせ
 一身上の都合により、
 今週末を以って閉店とさせて戴きます。
 長らくのご愛顧、とても感謝しています。
 店主』

店に張り紙を貼る英治。
そこへ、学校から連絡が入る。

学校に駆けつける英治。
「雫が何を!?」
「お友達と一緒にバリケードを組んで。」と小野優貴先生(釈由美子)。
「雫が立て篭もっているんですか!?」
「ええ。
 でも、お父さんが来たらすぐにドアを開けるそうです。」
「はい。」
「とにかく、見て下さい。」
「見る?」続きを読む

2008年02月26日

薔薇のない花屋 第7話

『親が子供を叩く時』

汐見英治(香取慎吾)のもとに、ある男(小市慢太郎)がやってくる。
「女房の誕生日でしてね、まあどうでもいいんですが、
 花でも投げてやりゃ、機嫌悪いのも多少治るかな。」
「すいません、うちでは薔薇の花は扱ってないんですよね。」
「薔薇のない花屋!?
 なんですか、そりゃ。」
「すいません。」
「聞いたところによりますと、この店はもうじき閉められるとか。」
「・・そうなんです。」
「商売の才能がないんじゃないんですか?
 で、その後の生活設計はどうなっているんです?」
「今のところは・・」
「何言ってるんですか、あなた。
 失礼でしょう!」と菱田桂子(池内 淳子)。
「ああ・・すみません。
 弁護士の林と申します。」
「弁護士さん!?」

その頃雫(八木優希)は、授業参観に来てくれた美桜(竹内結子)に
いい所を見せようと、張り切って手を挙げていた。続きを読む

2008年02月19日

薔薇のない花屋 第6話

『暴かれていく秘密』

引越し業者が美桜(竹内結子)の部屋を片づけていく。
「あ、テレビとデッキは置いていきますんで。
 それと・・カーテンもそのままで。」
美桜は業者にそう言うと、部屋に飾られた花を見つめる。

二つの植木鉢を大切そうに抱え、美桜は部屋を出ていった。

フラワーショップ雫
「お金を!?」驚く桂子(池内淳子)。
「雫も賛成してくれてたんで。」と英治(香取慎吾)。
「彼女は、受け取ったのよね?」
「すごく・・遠慮っていうか恐縮してたんですけど、
 ようやく。
 すみませんでした。菱田さんに相談もしないで。
 あの、アパート借りたらまた一緒に暮らしましょう。」
「いや、そんな話はいいのよ。」
「はい。」
「借用書は、借用書は書いてもらったの?」
「そんな。俺は別に返してもらおうなんて。」
「いつの話!?」
「おとといです。」
「昨日は彼女と連絡は?」
「いえ。」
「今日は?」
「今日もまだ。」
「二日も!?」
「ええ、まあ・・。」
「バカねあんた、何をしてたの! 
 さ、行きましょう!」
「はい?」
「彼女のアパートに決まってるでしょう!」続きを読む

2008年02月12日

薔薇のない花屋 第5話

『世界一長い告白!』

「そうだ直哉から聞きましたよ。」
「うん?」
「あなたの目のこと。」
「・・・」
英治(香取慎吾)真実がバレてしまったと怯える美桜(竹内結子)。
「あなたの目は・・
 手術すれば見えるようになるって。」
「・・・」

「ねえねえ、人と人って、鏡のようだと思わない?
 優しくしてもらうと、なんだか、優しくしたくなるし、
 冷たくされたり、悪口言われたりすると、
 こっちもそうしてやるーって。
 嫌な気持ちになっちゃうよね。
 一生懸命好きになると・・
 一生懸命好きになってもらえたらいいよね。
 鏡の、照り返しのように。
 同じ気持ちになれるといいな。」
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2008年02月05日

薔薇のない花屋 第4話

『明かされた過去〜3万人の子供たちへ』

「あんまりついてたって思い出はないの。
 でもいいの。
 何かいい事があると、反動で悪いことが起きるかもしれないし。
 ふふ。そんなこと思うのって、小心者なのかな。
 クジ運?ないない。全然ないの。
 だから、外れてもやっぱりって思うけど、
 引かなきゃ良かったと思うかも。
 ほら、引かなければ、当たってたかもしれないって、
 ひそかに思えるでしょう?」


仕事を終えた白戸美桜(竹内結子)が、楽しそうにロッカールームを
出ていく様子に同僚が首をかしげる。
化粧室で髪をほどいてピアスをつけ、バスの中でももう1度チェック。
バスのブザーを押すと、美桜はカバンから白い杖を取り出した。

バスを降りると、汐見英治(香取慎吾)が待っていた。
嬉しそうに微笑む美桜、そして英治。
腕を組んで歩く二人。続きを読む

2008年01月29日

薔薇のない花屋 第3話

『終電までに探して』

スーパーマーケット
雫(八木優希)と買物に行った美桜(竹内結子)、
美桜がレジに並ぶと、雫が別のレジに連れていく。
おばあさんの後ろに並ぶ雫。
「美桜ちゃん。」
「うん?」
「父ちゃんがね、混んでいる時はお年寄りの後ろに並ぶの。」
「どうして?」
「誰かが急かしたら可哀想って。」
おばあさんが小銭を落とすと、美桜たちの後ろに並んでいた女性が
顔をしかめる。
雫は落としたお金を拾い、おばあさんに渡した。
そんな様子に美桜は優しい微笑みを浮かべる。

汐見家には今や、英治(香取慎吾)と雫のほか、菱田桂子(池内淳子)、
工藤直哉(松田翔太)と4人がひとつ屋根の下に、窮屈ながらも
暮らしていた。続きを読む

2008年01月22日

薔薇のない花屋 第2話

『花のように笑う人』

クラスで作文を読む雫(八木優希)。
「2年3組、汐見雫。
 尊敬する人
 私の尊敬する人は、パペット・マペットと父ちゃんです。
 パペット・マペットは、決して顔を見せません。
 みんなは目立ちたくて頑張っているのに、
 そうしないってすごいことだと思います。
 父ちゃんもそうです。
 町内会で決められたゴミ当番は、いつの間にかずっと
 父ちゃんの係りになっています。
 お金を集めたりとか、お祭りのときも
 面倒臭いことは全部父ちゃんの係りになります。
 私は見ていて父ちゃんは損ばかりしていると思います。
 私は頭にきます。
 だけど父ちゃんは、俺はいいよ、と言います。
 俺はいいんだ。
 それが父ちゃんの口癖です。
 父ちゃんは、お人よしだと思います。
 例えば運動会で、みんなビリになりたくないとき、
 父ちゃんは、わざと転ぶと思います。
 食べ物が少ないとき、父ちゃんは、俺はいいよ、と言うと思います。」

白戸美桜(竹内結子)の買物に付き添う汐見英治(香取慎吾)。
歩道を走る自転車が駐輪してある自転車にぶつかり、
そのまま走りさってしまうと、英治は倒れた自転車を直していく。
そんな英治を見つめていた美桜は、英治にわからないように
優しく微笑むのだった。

「私はもしかしたら、父ちゃんはすごい人なのかな、と思いました。
 みんな損したくないのに、目立ちたいのに、
 俺はいいよ、って言う父ちゃんは、偉いのかな、と思うように
 なりました。
 でも、時々心配になります。
 そんな父ちゃんは、幸せなのかなって、心配になります。」続きを読む