2008年06月02日

トップセールス 最終回

『未来への選択』

「バブル経済が弾け、長い不況の時代が始まりました。
 ミツダインターナショナルは、巨額な赤字を抱えて倒産。
 社長は、背任と贈賄の容疑で逮捕され、
 吾郎とは、連絡が取れなくなりました。」


1992年1月
SuBショールームにて、ダンスパフォーマンス『街を泳ぐ』が行われる。

「1992年、バブル崩壊の不景気で、SuBの売り上げは下降気味でした。
 お客様を呼び戻すにはどうしたらいいのだろう。
 思いついたのは、ショールームをステージにすることでした。」


ステージは大盛況。
これも久子のアイディアだった。

会場には真理子(石田ひかり)が来てくれていた。
「どうだった?お世辞抜きで。」久子が聞く。
「素晴らしかった!」
「あ、柴田君と香織ちゃん、元気?」
「ごめんね。うちの人仕事で来られなくて。
 そうそう。今度ね、教室で作品展があって、
 私も出品するの。」
「すごいじゃない!」
招待状を渡そうとする真理子だが、久子は客に呼ばれて行ってしまう。
寂しそうに招待状を見つめていた真理子は、ある人物に気づく。
「・・・吾郎!」続きを読む

2008年05月25日

トップセールス 第7回

『バブル』

「1986年、バブル景気が始まった頃、
 日本の自動車メーカーは、次々と海外に工場を建設していました。
 性能のいい日本車は人気が高く、
 アメリカでは、売れる車の5台に1台は、日本車と言われました。
 一方、国内では消費ブームによって、高級輸入車が
 売り上げを伸ばしていました。
 そんな時代に私は、SuB東京に、転職したのです。」


1986年11月
久子はSuBでも成績を伸ばし、ライバルのセールスマン・
末長(金子昇)はそんな久子の一生懸命さに惹かれていく。

ある日の休みの日、久子は劇場と美術館を2件はしごし、
その後、カラーコーディネーターの講習。
車のセールスを1から勉強しようと思ってのことだった。

「転職して半年、目の肥えたお客様と接するには、
 美しいものに触れて自分を磨くこと。
 遠回りでも、それがセールスへの道を開くと、
 私は考えたのです。」
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2008年05月19日

トップセールス 第6回

『転機』

1981年2月
橋本が所長に就任し、谷口がマネージャーとなることが決まる。
所長代行を務めてきた柴田は、アメリカに行くことが決まったらしい。
久子は相変わらず好調に車を売り続け、
暮れも正月も働きづめでいた。

「あんまり無理すんな。 
 所長代行としてではなく、昔なじみとして言っている。」と柴田。
「無理なんかしてないよ。
 それより、大変ね、アメリカに赴任なんて。」
「うん。」
「どれ位行ってるの?」
「4、5年かな。」
「そんなに?
 やっと去年高村君が帰って来たと思ったのに。」
「・・・なあ。お前こそ、大丈夫か?」
「え?」
「ここで働き続けるの、つらいんじゃないの?」
「・・・ここがあるから大丈夫なの。
 この営業者があるから。」
「槙野・・。」続きを読む

2008年05月12日

トップセールス 第5回

『別れ』

1980年5月
ミヤケ自動車株式会社優秀セールスマン表彰式にて、
槙野久子(夏川結衣)は金バッチを受賞する。
表彰式に遅刻して駆けつけた久子は壇上で、
「たった今、一台ご契約いただいて参りました。」と挨拶。
「後輩です。」同じく壇上の谷口克彦(鈴木一真)が誇らしげに
隣りのセールスマンに自慢する。
「所長!今月15台目です!
 月刊売り上げ記録、更新しました!」
舞台の上から客席の所長に報告する久子。
「あいつ・・。」嬉しそうに微笑む岡野所長(蟹江敬三)。

「1980年、日本の自動車生産台数は、アメリカを抜いて、
 世界一に、上り詰めようとしていました。」


パーティー会場
「おめでとう!」柴田(椎名桔平)が久子に声をかける。
「ありがとう!」
「久し振りだな。3年ぶりか?」
「うん。
 真理子は?元気にしてる?」
「うん。」
「子どもさんは?」
「もう3歳だよ。」
「可愛い盛りかー!
 柴田君、係長に昇進したんだって?順調だね!
 仕事も家庭も。」
「しかしよく食べるな!」
「所長の分です。
 ・・所長?」

その所長は具合悪そうに腹を押さえ、先に帰ることに。続きを読む

2008年05月04日

トップセールス 第4回

『絆』

1976年4月
ミヤケモータース城南営業所、改装記念感謝祭の日、
久子のアイディアで、キャベツ、タマネギ、大根の10円セールが
行われる。
張り切って客を呼び込む久子。
「ビタミンCたっぷりの春キャベツにタマネギ!
 どれも一つ10円!
 あ!車も見てって下さいねー!
 試乗会、やってますから!乗るだけはタダ!!」

久子の成績は営業所のトップ谷口(鈴木一真)にせまろうとしていた。

感謝祭には社員の家族も招待され、久子の母・光枝(十朱幸代)も
訪れる。
「野菜の仕入先ご紹介いただいたそうで。
 ありがとうございます。」岡野(蟹江敬三)が挨拶する。
「10円セールだなんて、うちの子無茶を言いまして。」
「お客を呼び込むには、これ位は。
 あ、家族を呼ぶっていうのも、娘さんのアイディアですよ。」
「近頃妙に張り切っているんです。」
「先月は10台、その前は9台も売ったなー。
 営業マンっていうのは、トップを争うようになると、
 もっと売りたいという、欲が出てくるもんなんですよ。」

二人の親しげな様子に悔しそうな光枝の店の常連客。

「お母さん、車に乗ってみる?」久子が声をかける。続きを読む

2008年04月27日

トップセールス 第3話

『傷』

1974年11月
大澤土木の行方を捜す久子。

「いいんですか?ほっといて!」経理の藤山邦子が岡野所長に言う。
「何が?」
「あの子一人で車取り返しに行きましたよ!」
「今頃行って車があるもんか。
 とうに売っ払って、夜逃げしてるさ。」
「所長!お電話です。例の人。」と事務の中野。
「お!きたきた。」岡野が電話に出る。

「一度に2台なんて槙野さんにしちゃ出来すぎだと思った!」
そう言う中野を睨みつける藤山。

途方もなく歩く久子。
「あれがうちの車だったら・・・
 !!あれだ!待って!!」続きを読む

2008年04月21日

トップセールス 第2回

『最初の1台』

村上亮介(風間トオル)に
「免許もない女性のあなたからは買わない」
と言われ、教習所に通い始めた久子。

免許を取ってから村上夫妻を訪ねようと思っていたのだが、
「バカモノ!
 お前が免許を取ってる間、他社の営業マンが指くわえて
 見ているとでも思っているのか!
 亭主がダメなら女房を口説け。
 女房がダメなら子供を口説け。」
と岡野所長に一喝される。
新人阿部と一緒に出かけていく岡野が聞く。
「槙野。名刺はまだあるのか?」
「・・はい。」
「・・・」続きを読む

2008年04月14日

トップセールス 第1回

『未来をつくる仕事』

昭和49年、槙野久子(夏川結衣)は一流繊維会社のOL。

事実上の定年25歳目前の久子は居場所がなくなり会社を退職。

ミヤケ自動車からディーラーに出向している
幼なじみの隆男(椎名桔平)に会い、
クルマのセールスをやりたいと思うようになる。

「女のセールスなんて」と拒否する営業所長・
岡野(蟹江敬三)を説得し、仮採用された久子だったが、
訪ねる先々で名刺すら受け取ってもらえない
厳しい現実が待っていた…。

公式HPより=続きを読む