2008年09月05日

四つの嘘 最終話

『アラフォー最後の同窓会』

「四半世紀の昔、私達はあまり仲の良くないクラスメートでした。
 ところが、私の突然の死をきっかけに、
 地球の裏側で生きていた、三人のクラスメートの人生が、
 突然交錯し始めたのです。
 そのことは大きな嵐となって、
 彼女たちの人生を吹き荒れ、
 気づかなかった欲望や、
 深い孤独を露にしました。
 そして、その孤独や欲望の波紋は、
 更なる事件へと、
 彼女たちを導いていくのです。」

 
嫌な予感を拭いきれない詩文(永作博美)は、大森(崎本大海)の
マンションへと戻る。
しかし、部屋の中はもぬけの殻で、満希子(寺島しのぶ)の姿も見えない。
マンションの建物内を「ブッキ!」と呼びながら探すが物音一つしない。
大森の部屋の階に戻った詩文は、306号室の前に満希子が着ていた服の
ボタンを発見し、インターホンを押してみる。続きを読む
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2008年08月29日

四つの嘘 第8話

『そして嘘は暴かれはじめる』 

「四半世紀の昔、私達はあまり仲の良くないクラスメートでした。
 私の死をきっかけに、地球の裏側で生きていた、
 三人のクラスメートの人生が交錯し始め、
 それは思わぬ嵐となって、
 彼女たちの生活をかき乱しました。
 人は死ぬまで愛を求め、
 愛しながらも傷つけあい、嘘をつき続けるのですね。
 夫や娘を騙し続けた私も、罪深い人間ですから、
 彼女たちを責められませんけれど。」


大森(崎本大海)と二人きりで会った詩文(永作博美)は、
詩文堂へと大森を誘う。
「家庭教師、何軒も行ってるの?」
「いえ、西尾さんのところだけです。」
「へー。」
「明君は頭がいいですから、楽しみです。」
「・・・やっぱり嘘つきね。」
「僕、嘘つきですか?
 嘘をついたことはないとか、そういう嘘は言いませんけど。」
「じゃあ一つお願い。
 ホントとウソの見分けもつかないような人、傷つけないで。」
「何のことですか?」
黙って微笑む詩文。
詩文が大森を呼び出した目的は、満希子を傷つけないようにと
忠告するためだった。
 続きを読む
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2008年08月22日

四つの嘘 第7話

『危険な女ともだち』

夫・武(渡辺いっけい)を刺す覚悟で、詩文(永作博美)を従え、
包丁を手に愛人宅に乗り込んだ満希子(寺島しのぶ)だったが、
夫と若い愛人の君子(星野真里)を目の当たりにし、
泣きじゃくりながら二人を責めるのが精一杯。
対して君子は毅然とした態度で、経済的負担はかけないので
武に会わせて欲しいと、満希子が仰天するようなことを口にする。
詩文にも「みんなで仲良くすれば?」と言われ、
その言葉に満希子の怒りはますますヒートアップ。
自分と大森(崎本大海)のことはすっかり棚に上げ、本妻の立場を
振りかざし、みんな勝手だと責め立てる。
さらに、話は高校時代の詩文、美波、河野の三角関係にまで及び、
君子は蚊帳の外に置かれることに。
自分がぞんざいに扱われていることに怒った君子は、突然、
包丁を振りかざすと武に襲い掛かる。
逃げる武、驚く詩文と満希子。
4人でもみ合っているうちに、詩文は腕を切りつけられてしまう。続きを読む
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2008年08月15日

四つの嘘 第6話

『家庭内スキャンダル!!』

灰谷ネリ(高島礼子)と英児(勝地涼)が裸で抱き合っているところを
目撃した原詩文(永作博美)は、目が合ったネリに微笑を残し、
なぜかケラケラと笑いながら帰宅する。

家に帰った詩文は、英児の為に買った肉を切りフライパンで焼く。

西尾家
食器を洗っている途中、エプロンのポケットに入れた携帯が鳴り
慌ててトイレに駆け込む満希子(寺島しのぶ)。
夫・武(渡辺いっけい)が不思議そうに妻を見送る。

トイレで携帯をチェクする満希子。
『今度、いつ会えますか?
 今度は、もっと長い時間 
 一緒にいたいです。OM』
満希子は嬉しそうに微笑むと、すぐに返事を打つ。
『長い時間外出したことないので、 
 みんな不思議がると思うの。
 でも、ちょっと考えてからお返事します。』
部屋用のスリッパのままトイレに入っていたことに気づく。

いそいそと台所に戻る満希子。
「お腹痛いの?」と武。
「え?」
「走っていったからさ。」
「やーだー。」
「・・・」
「じーっと見ないでよー。」続きを読む
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2008年08月08日

四つの嘘 第5話

『衝撃の夜〜火花散らして』

原詩文(永作博美)と灰谷ネリ(高島礼子)と食事をした帰り道、
息子・明(井之脇海)の家庭教師・大森(崎本大海)とばったり
会ってしまった西尾満希子(寺島しのぶ)。
娘・ゆかり(夏未エレナ)のことは案じつつ、実は大森に好感を
抱いていた満希子は、夜、二人で歩くことに心浮き立つ。
そんな満希子の肩に、なんと大森の腕が……!
卒倒しそうになりながら拒絶もできない満希子は、なんと大森と
美術館へ行くデートに誘われる。
「あの・・日曜なら明も行けると思うけど・・」
「二人がいいな。」
「・・・」
「明日。」
「・・無理ですよね、明日なんて。」
首を横に振る満希子。
「じゃ明日!2時に上野の公園口改札で待っています。」  
「・・・」
「すごいなここで偶然会えたの!
 運命かな。
 念力が効いたのかな。」
「・・・」
「送っていきます。」
「・・・明日。」
逃げるようにその場から走り去る満希子。
その表情はときめきを隠せずにいた。

そんな満希子の後姿を見つめ、笑みを浮かべる大森・・。続きを読む
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2008年08月02日

四つの嘘 第4話

『女41歳おひとりさまの真実』

義母の良子(野際陽子)から娘の冬子(松山愛里)を養女にしたいとの
申し出があって以来、日増しに親しくなっていく二人の関係に
一抹の不安を抱く原詩文(永作博美)。

「魔性は女にも通じるんだよ。」と冬子。
「本気で河野の家に行く気なの?」
「大学の入学金も出してくれるって言うし。
 海外旅行もさせてくれるって言うし。」
「大学は奨学金制度だってあるのよ。
 優秀なら、留学制度だって。」
「ママが嫌ならやめる。
 ママもどっかで、その方が気が楽だって思ってるんでしょ?」
「・・・冬子が幸せなら、ママはいいの。
 でもね、あの家に養女に行くってことは、ゆくゆくは養子を貰って
 河野の家を継ぐってことなのよ?
 あの人は、お墓を守ってくれる人が欲しいだけなんだから。」
「おばあちゃんが死んじゃったら、そんなの無視すればいいじゃん。」
「・・・そう簡単には死なないわよ、あの人は・・。」続きを読む
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2008年07月24日

四つの嘘 第3話

『魔性の女と年下の男』

試合でKO負けを喫したその夜、詩文(永作博美)の身体を求めようと
した英児(勝地涼)は、突然痙攣を起こし、意識を失ってしまう。
救急車で灰谷ネリ(高島礼子)の病院に運び込まれ、救急処置室へと
運ばれる英児。
ネリは一過性の意識障害と診断、英児は入院することに。

病院の帰り道、シャドーボクシングしながら帰る詩文。

「あーあ。
 生きてるときは勿論、死んでも理解出来ないのが、
 この女です。」

 
病院から帰宅した詩文は、元夫・河野圭史(仲村トオル)の母・
良子(野際陽子)が、娘の冬子(松山愛里)に電話をしてきたことを知る。
「ママのことは嫌いだけど、たった一人の孫のことは興味があるのかな。」
「ババアに甘い顔したら、お金でもくれるかな。」と冬子。
「やめなさい、そんなこと!」
「だってうちは貧乏なんだから、くれるところからもらったらいいじゃない。」
「貧乏なこの家がいやなら、出ていってもいいのよ!
 恵成女子大付属高校なんか辞めて、定時制にでも通って、
 働きながら、自由に生きたっていいのよ!
 ママ、止めないから。」
「・・彼氏と何があったか知らないけど、
 子どもに当たるなんて最低!!」
冬子は怒って部屋に行ってしまう。
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2008年07月18日

四つの嘘 第2話

『41歳・・・・命をかけた不倫の恋』

「四半世紀の昔、私達はあまり仲の良くないクラスメートでした。
 私の人生は早々と終わり、
 かつての生徒会長は、退屈な主婦となり、
 この女は昔も今も最悪で、
 女医の彼女は、乾いてました。」


『清算できない秘密、ありませんか?』

女子高時代の同級生、原詩文(永作博美)、西尾満希子(寺島しのぶ)、
灰谷ネリ(高島礼子)の3人は、同じく同級生の戸倉美波(羽田美智子)
が、美波のかつての恋人で詩文の元夫・河野圭史(仲村トオル)と同じ
船舶事故で死亡したことを知る。

「負けてなんかいないじゃん、あの人。」と詩文。
「・・・そうだね。全然負けてないよ。」とネリ。
「何言ってるの!?美波は死んだのよ!
 寒い海に落ちて、溺れて死んだの!
 可哀想だと思わないの!?」
「こんな幸せな死に方なかなかないよ。
 色んな死に方見てるからさー。」とネリ。
「不謹慎よ!あなたそれでもお医者様なの!?」
「じゃあ聞くけどさ、ブッキ幸せ?」
「・・幸せよ!」
「好きな男と一緒に逝った美波より、充実してる?」
「・・・してるわよ。」
「迷いなく言い切るところが凄いね。」
「あんた酒癖悪いの?」
「・・・うん、割とね。」
その言葉に詩文が微笑む。
「何がおかしいの!
 美波が死んだのに、あなた達は何も感じないの!?」
「帰ろっか。」ネリが詩文に言う。
「うん。」
「美波の冥福を祈りつつ、泣きながら帰ろう。
 帰って寝よう!」
「もう寝るの!?」と満希子。
「外科医は早寝なの。」
「じゃあお会計!」と満希子。
「いいよここ。私の縄張りだから。」
「そうはいかないよ。」と満希子。
「じゃあ、3千円ずつ貰っておこうかな。」
「・・私お金ないの。」と詩文。
「原はいいよ。私が誘ったんだから。」
「ご馳走様。」
納得のいかない表情を浮かべる満希子だった。続きを読む
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2008年07月13日

四つの嘘 第1話

『41歳〜隣の女には負けられない!!』

カナダ時間、2008年6月25日午後3時――。
カナダ・ホーシューベイに向かうフェリーの甲板に
ひとりの日本人女性が乗っていた。
彼女の名前は戸倉美波(羽田美智子)。
そこへ、一人の男性が彼女に歩み寄る。
「痩せた?」
美波がその男・河野圭史(仲村トオル)に聞く。
「いや。
 でも、今朝飯作ってて指切ったけどね。」
「痛そう!
 切れない包丁使っているとかえって怪我するのよ。 
 ちゃんと、研いでる?」
絆創膏が貼られた指に触れる美波。
「うーん。」
二人は手をつないで階段を上がっていく。
よろけた美波を支える圭史。
圭史の胸で幸せ層の微笑む美波。
「包丁は研がないなー。ほかの事は何でもやるけど。」
見つめあい、抱きしめあう二人。

二人は親しげに手を絡ませながら、楽しそうに話している。
「カナダは移民の国だろ?
 世界のあちこちからこの国を目指してくる人たちは、
 みんな、あの灯台の灯りを頼りにやってくるんだって。」
「自由の女神みたいね!」
「うん。」
「私達も、あの灯台の光を目指してここまで来たのかな。」
「・・・長い時間かかったな。」
「・・・右手に灯台が見えるときは幸せだけど、
 左手に見えるときは、このまま船が沈めばいいのにって、
 思うわ。」
「それどういう意味?」
「今は右手に見えるけど、
 帰りは、左でしょ。」

景色は流れ、フェリーがホーシューベイに近づいたその時、
突然フェリーが大きく揺れ、甲板が傾いた。
繋いでいた二人の手は離れ、二人の身体は海へと投げ出されてしまう――。

「私を襲ったこの予期せぬ出来事は、
 地球の裏側で生きている懐かしい人たちに
 少なからぬ波紋を投げかけることになりました。」
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16:49 | CM(1) | TB(1) | 四つの嘘 | Edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする