『大嫌いな2人』「今、僕の毎日は楽しい。
コハルちゃんとの暖かで穏やかな暮らしも、
好きな写真と向き合える仕事も、
一緒に悩み、励ましあえる大事な人たちの存在も、
僕を元気付け、明日へと向かう力をくれる。
だけど、一つだけ気に掛かっている事がある。
母さんのことだ。
コハルちゃんのことで言い合って以来、
ずっと連絡を取っていなかった。
僕は、どこかで避けていたんだ。
母さんと向きあうことを。」正宗(相葉雅紀)はコハル(石井萌々果)を引き取ったことに関して
言い争って以来、母・光代(室井滋)との連絡を絶っていた。
どこかでずっと光代と向き合うことを避けていたのだ。
そんな折、陽子(優香)の母・志織(朝加真由美)から電話がかかってきた。
志織は正宗の両親に一度挨拶をしたいというが、
正宗が頼んだところで光代が了解するとは思えない。
そこで、正宗は父・清助(山崎一)から光代に話してもらうことに。
「だからさ・・父さんから母さんに伝えてくれないかな。」
「お前が、自分で話したほうが良くないか?」
「うん・・この状態で僕から言っても、母さん会ってくれないと思う。」
「まあ・・確かにそうだな。
よし、わかった。僕が言おう。」
「ありがとう。
で、今週の日曜とかはどう?」
「ああ、大丈夫だと思うよ。
ただ・・」
「何?」
「ま、今回の事は別にして、母さんとは一度、ちゃんと話した方がいいな。」
「・・・うん。わかっていはいるんだけど。」
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