2011年04月18日

JIN -仁- 完結編 第1話

『時空を超えた愛と命の物語〜完結編始動!!
 歴史の針が今、再び動き出す…人は人でしか救えない』


「僕達は当たり前だと思っている。
 思い立てば地球の裏側に行けることを。
 いつでも思いを伝えることができることを。
 平凡だが、満ち足りた日々が続くであろうことを。
 昼も夜も忘れてしまったような世界を。
 けれど、それはすべて与えられたものだ。
 誰もが歴史の中で戦い、
 もがき苦しみ、
 命を落とし、
 生き抜き、
 勝ち取ってきた結晶だ。
 だから僕達は、さらなる光を与えなくてはならない。
 僕達の…この手で。」


1864年(元治元年)夏

「ここに来て もうすぐ二年になる。
 2009年、東京で脳外科医をやっていた俺は、
 謎の男の脳を手術し、胎児様腫瘍を取り出した。
 その男はなぜか、腫瘍の標本と、救急医療用のパッキンを
 持ち出そうとし、
 非常階段で男ともみあった俺は…
 なぜか、江戸にタイムスリップ。

 そこで…
 一人の青年を助けたことがきっかけとなり
 医療を通して、様々な江戸の人達と出会うことになった。
 歴史上の英雄や、大切な人のご先祖…かもしれない人にも。
 その人達に助けられ、支えられ…

 俺は何とかここで医者として生きることができていた。
 
 だけど、ふと思う。
 俺はいつまでここにいるのだろう?
 
 俺は、ここから…
 君の腫瘍を治せるような未来をつくってみせる。

 自分なりに考えてやってきたけれど、
 これが例えば神なんてものの仕業で、
 何かの目的があったとして…

 俺のやっていることは、その目的にかなっているのだろうか?
 ひょっとしたら、その目的がかなわないかぎり、
 俺は戻れないのではないだろうか?」


「明治見ちゃったりして・・・。」

「俺は何のためにここへ送られたんだろう。」

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2009年12月24日

JIN -仁- 最終話

『タイムスリップの果て…時空を超えた物語が今!!』

突如、刺客に襲われた龍馬(内野聖陽)を助けようとした
仁(大沢たかお)は、そのまま龍馬とともに崖から落ちてしまった。

龍馬の姿を必死に探す仁。

宿
ある武士(甲本雅裕)が久坂玄瑞(林泰文)と密談する 。
「坂本の姿が消えた?」
「倒れていたのは、あの医者一人。
 死体となって流されたのではないかと思うが・・・
 どうする?」
「坂本ごときに面倒なことになるのはご免じゃ。」

ろうそくの火が吹き消される。


B002QMMIBEJIN-仁- DVD-BOX
角川映画 2010-03-17

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2009年12月14日

JIN -仁- 第十話

『坂本龍馬、暗殺…』

丘の上。
突然、忘れかけていた頭痛に襲われる仁(大沢たかお)。

「戻るぜよ、あん世界へ。」
あの男の言葉が頭をよぎる。

「そうか!あれは・・・

だが仁はそのまま意識を失ってしまい・・・。

仁の看病をする咲(綾瀬はるか)。
そんな咲に兄・恭太郎が言う。
「こんな時に何だが、その・・・縁談の。」
「あ・・あの・・・
 返事は、しばし・・」
「そうではない。
 良い話ではあるが、無理に決める事はない。
 お前には今、打ち込むものがあるのだから。」
「兄上・・・。」

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2009年12月07日

JIN -仁- 第九話

『残酷な神の裁定』

「あちきには、何もありんせんよ、先生・・。」
寂しそうにそ呟く野風(中谷美紀)。

「野風、よいか?」廓主・彦三郎の声。

仁の部屋
未来との写真を見つめる仁(大沢たかお)。
未来の姿が消えていく・・。

野風の部屋
「お前を、身請けしたいという話があったが、
 受けても良いか?」と彦三郎。
「良いも悪いも、女郎は見受けを断ることなど、
 出来ぬしきたりでありんしょう。」
微笑を受けて答える野風。

仁の部屋
「止まった・・・。」

「入ります。」咲(綾瀬はるか)がやって来た。
「・・・」
「あの・・どうか、なさったのですか?」
「いえ、何でもありません。」
「・・・」

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2009年11月30日

JIN -仁- 第八話

『歴史の針が変わる』

「2009年10月11日、
 俺は幕末の江戸にタイムスリップし、
 一人の若者に助けられ、
 ここで医者として暮らしていくことになった。」


大きな支えとなってくれた洪庵(武田鉄矢)を亡くし、
今まで以上に強く生きることを決心した仁(大沢たかお)は
『仁友堂』という病院を開院する。

看板を見上げて微笑む仁。
その時、恭太郎(小出恵介)の表情が曇っていることに気付く。

「どうかしたんですか?恭太郎さん。」
「・・・いえ。
 世は、どんどん動いていくものだと。」
恭太郎はそう言い、家の中へ。

「先生。まずは、何からお始めに?」
咲(綾瀬はるか)が仁に聞く。。
「そうですね。
 まずは、」

「そして俺は、ペニシリンをより強いものにする実験を始めた。」

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2009年11月23日

JIN -仁- 第七話

『生きる遺言…』

佐分利(桐谷健太)が発端となって起きた西洋医学所を揺るがす
騒動は、仁(大沢たかお)が自ら医学所を去るという形で
収まったかに見えた。
しかし、西洋医学所には依然として仁のことをよく思わぬ医師たちが
存在し、仁の医術を支持する洪庵たちにもその影響は及んでいた。

丘の上、平成22年の10円玉を見つけた仁。
「平成22年・・・てことは・・・。」
仁は立ち上がり、青空を見上げ・・・。

咳き込む洪庵(武田鉄矢)。彼は吐血していた。
「私には、時間がない・・。」

その頃、恭太郎は勝(小日向 文世)の元へ。
「医学所辞めちまったか?」と勝。
「はい。
 一連の騒動は、自分の落ち度だと言い出して。」
と恭太郎(小出 恵介)。
その言葉に龍馬(内野 聖陽)が立ち上がる。
「どこへ行くんだ?」
「先生の応援に行くぜよ。
 まだまだ、どうなるかわからん!」
「お前さん頼むよ。」勝は恭太郎に言う。
「おいてじゃ!!」
「そろそろ海軍を作る根回しを始めようと思ってる。」
「そんな、今は・・」
「死に掛かっているのは人ばかりじゃないんだぜ。
 この国だって、死に掛かってる。」
「・・・」

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16:49 | CM(3) | TB(3) | JIN -仁- | Edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月16日

JIN -仁- 第六話

『生きてこそ・・・・』

「歴史上、まだこの世に存在するはずのないペニシリン。
 でもこれは、本当に許される行為だったのだろうか。」


医学所に、龍馬(内野聖陽)や勝(小日向 文世)がやってくる。

大切なペニシリンを落としてしまう佐分利。
「どうも、すみません!」
「以後気をつけなさい。」
緒方(武田 鉄矢)が注意する。

「いやぁ、たいしたもんだ。
 先生よ、何か困ったことがあったら言ってくれ。
 おいら、力になるからよ。」と勝。
「はい!!」

仁(大沢たかお)を見つめ、手をつかみ、自分の手と合わせる龍馬。
「どういたら、こんなの作り出せるがじゃ。先生は・・。」
「あ・・運が良かっただけですよ。」

「南方先生に、医学館から客が!」
「なんやて?」と緒方。
「医学館って?すぐそこの建物の?」と仁。
「漢方治療の総本山でございます。
 さしずめ本道の、西洋医学所というところでございます。」と
山田(田口 浩正)。

※本道=漢方治療続きを読む
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2009年11月09日

JIN -仁- 第五話

『神に背く薬の誕生』

野風の先輩花魁である夕霧(高岡早紀)。
夕霧は重度の梅毒に侵されており、
江戸時代の医術では手の施しようがない状態であった。

夕霧の部屋
「夕霧姉さん、この方は、江戸で一番のお医者様でありんす。」
野風が夕霧に仁を紹介する。
「あちきを診て下さるお医者様が、まだこの世にいんしたか。
 ありがたや・・・。」
夕霧は仁に手を合わせるが、仁はうつむくことしか出来ず・・・。

夕霧の部屋の前に立つ仁、咲、野風。
部屋の中から夕霧のうめき声が聞こえてくる。

「用を足すたびに、このような有様で。
 ・・・女郎はなぜに、このような病に怯えて生きていかねば
 ならんのでありんしょう。
 先生、姉さんを、この病からお救い下さいなんし。
 何卒、」
野風は救いを求めるように仁の胸に触れようとする。
「残念ですが・・・私には、手の下しようがありません。」
「・・・さいで・・ありんすか。」
伸ばしかけた手を止める野風。
「すみません。」
野風は仁に背を向け、夕霧の部屋へ。続きを読む
14:58 | CM(10) | TB(7) | JIN -仁- | Edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月02日

JIN -仁- 第四話

『運命と悲劇の再会』

「あれから、龍馬さんは勝先生の弟子入り、
 恭太郎さんも、勝先生の秘書の様なことをするようになり、
 喜市は、大吉屋で奉公することになった。
 咲さんは何事もなかったように振舞っていてくれた。
 有り難い。
 俺も何とか江戸の暮らしにも慣れてきて、
 緒形先生の肝煎りで、西洋医学所で講義をするようになった。」


脚気の治療法を講義する仁(大沢たかお)。
「ビタミンB1は、神経や筋肉の働きを助ける栄養素で、」

「本当なんですかね。あの先生の言うこと。」
仁の講義を聞きながらヒソヒソ話する塾生たち。
「あれを見ろ。」と山田(田口 浩正)。
見ると、洪庵(武田鉄矢)が仁の言葉を一言も漏らさぬよう
必死にノートに書き写している。
「これは、頑張らねば!」と塾生たち。

そんな様子に、講義を受けていた咲も微笑む。

講義後、塾生たちは仁を取り囲み質問をぶつける。
「次に、先ほどの講義では、脚気はビタミンB1の不足によって
 起きる病とか。」と洪庵。
「はい。」
「里の伝書に、脚気になれば、小豆、麦飯を食えと書いてありますが
 それはそれでよろしいんでございますか?」
「正しいと思います。
 米ぬかや玄米、さつまいももいいですね。
 こういった食品を食べ続けると、症状がよくなっていくと思います。」続きを読む
20:56 | CM(6) | TB(3) | JIN -仁- | Edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月26日

JIN -仁- 第三話

『未来との決別…』

文久2年(1862年)秋
ついに、コロリが江戸で猛威を振るい始めた。
コロリに感染し、苦しむ喜市(伊澤柾樹)や山田純庵(田口浩正)を見て
病魔と戦う決意をした仁(大沢たかお)は、
緒方洪庵(武田鉄矢)や佐分利祐輔(桐谷健太)らにコロリの治療法を細かく説明。
「しかしながら、コロリの患者の中には、
 すぐに、吐いて戻すものがまだ多いですな。」と洪庵。
「細い管を使って胃に直接流し込むという方法もあるんですが。」
「例えばどのような?」
「あんのかな・・。」
「え?」と佐分利(桐谷 健太)。
「・・あの、ゴム管ってあるます?」
「あります。」
「あるんですか?ゴム管!」
「はい。」
「あったんだこの時代に。」
「長崎より取り寄せたるものが医学所の方に。」
「ちょ、ちょっと待ってて下さい!」と仁。
「あるある!何でもあるきー。」と嬉しそうな龍馬(内野 聖陽)。続きを読む
21:14 | CM(2) | TB(4) | JIN -仁- | Edit | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする