実那子は15年前の真実を知るために直季と共に
直巳のコテージを訪れる。
直巳は催眠療法を施して実那子の記憶の扉を開ける。
実那子が見た犯人は・・・国府だった。
「国府さんが・・あんなにお姉ちゃんのことを愛していた
国府さんが・・。」
「国府さんが、そのあと君に何をしたんだ?」
「・・・私に近づいてきた。
その手には包丁が。
国府さんが・・私のほうに・・」
「でも彼は逃げていったよね?」
国府が実那子の方に歩き出した時、玄関の戸が誰かに
激しく叩かれる。
「いいか。
俺のことを喋ったら、お前を殺しに来るぞ。
忘れるなよ、絶対に忘れるな。
喋ってないかどうか、確かめに来るからな。」
国府は実那子をそう脅すと、裏口から逃げ出した。
続きを読む
タグ:眠れる森