2010年05月05日

八日目の蝉 最終回

『奇跡』

2009年 喫茶店
「フェリー乗り場で捕まった時、
 あの人大きな声で何かを叫んでいたんだよね。
 それが何だったのか思い出せなくて。」
と恵理菜=薫(北乃きい)。
「あの人って・・・希和子のこと?」と千草(高橋真唯)。
「・・・ちっちゃすぎて本当に記憶にないんだよね。
 あの頃のことは。
 ・・・ただあの日・・あの人と別れてからのことは覚えてる。
 あの日、私は大人たちに取り巻かれて、
 実の両親、秋山恵津子と丈博に引き渡された。」

(回想)
1994年7月、警察署。
薫を抱きしめる恵津子(板谷由夏)。
その時恵理菜はお漏らししてしまう。
それに気付いた恵津子は、恵理菜から一瞬離れる。
ぎゅっと拳を握り締める薫・・・。
恵津子の瞳から涙が溢れる。
(回想終わり)

B003U6E2T6八日目の蝉 DVD-BOX
NHKエンタープライズ 2010-09-24

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2010年04月29日

八日目の蝉 第5回

『光の島』

「島に来て、いくつかの季節が過ぎました。
 薫、あなたはすっかり島の子になっていましたね。
 島言葉を話し、日に焼けて、
 潮の匂いのする子供です。

 お休みの日は、二人で欠かさず、
 願掛けに出かけましたね。
 八十八箇所のお寺巡りです。」


休日を楽しむ希和子(檀れい)と薫(小林星蘭)。
下校途中の小学生の声を掛けられた薫は、
「かっこええな。ええな、ランドセル。
 あーあ。薫も早く小学生になりたいな。」と呟く。
そんな薫を切ない表情で見つめる希和子。

補助輪つきの自転車を漕ぐ薫。
その後ろから希和子が心配そうに付いていく。

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2010年04月21日

八日目の蝉 第4回

『恋』 

2009年 東京。
恵理菜=薫(北乃きい)の前に、記者・永井千草(高橋真唯)が
会いに来る。
その記者は、恵理菜や希和子(檀れい)、そして
エンジェルホームのことを調べていた。
希和子のことを覚えていないと話す恵理菜。
「何でこんな昔の事記事にしたいんですか?
 私何も協力出来ないと思いますよ。
 小さい時のことは全然。
 このエンジェルの家のことだって記憶にないんですから。」
「・・・本当に?私のことも忘れちゃった?」
「え?」
「昔よく一緒に遊んだじゃない。
 私、マロンよ。」
「・・・」

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2010年04月14日

八日目の蝉 第3回

『悲しき女たち』

1989年 春

「世間から隔離された場所で、
 あなたは幼い頃を過ごしました。
 初めて立ったのも、歩いたのも、言葉を喋ったのも、
 ここでした。
 逃げ場のない女たちの駆け込み寺。
 私たちや野菜を育て、パンを作っては、
 行商で稼いで生計を立てていました。

 後々、批判を浴びた組織ですが、
 お母さんたちは、あそこで生きていくしかなかった。
 みんな、何かしら事情を抱えていました。
 夫の暴力から逃げてきたエレミアさん。
 結婚生活が上手くいかず、夫に子供を取られてしまった
 久美さん。
 そして、事情を話せない人も。

 住みやすい場所でした。
 ただ、夜の間、あなたと離れて寝なければならないのが、
 お母さんは一番、寂しくて辛かった。
 薫、それはあなたも同じでしたね。」


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2010年04月08日

八日目の蝉 第2回

『エンジェルの家』

1999年、希和子は関東北刑務所にいた。
手紙を書く希和子のそばには、蝉の抜け殻・・・。

「薫。
 お母さんにはわかりません。
 いつか又、あなたに会えるのか。
 この手紙を、いつかあなたに渡す日が来るのか。
 でも、今この手紙を書いていること。
 あなたに手紙を書けていることが、
 お母さんを支えています。

 薫。許してくれますか?
 あなたを抱いて、逃げるしかなかったお母さんを。

 迷いもありました。
 あなたを警察に渡して、自首しよう、
 そう思ったこともありました。
 でも・・・
 もうちょっと、あなたともう少しだけ、
 一緒にいたいと思ったのです。

 小さい頃、父の転勤で住んだ名古屋に、
 当ても無く来ていました。
 でも・・・やっぱり行くところがありません。」


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2010年03月31日

八日目の蝉 第1回

『逃亡』

秋山夫妻が車で出かけたあと、希和子は靴のまま家に
上がりこみ、そのまま2階の子供部屋へ。

赤ん坊に手を伸ばすと、赤ん坊は希和子の指を小さな手で
ぎゅっと掴む。
赤ん坊の首に手を掛ける希和子。
だが、赤ん坊の泣き声に我に返ると、
赤ん坊を抱き上げて抱きしめ・・・。

「薫。許してくれますか?
 あなたを抱いて、逃げた私を。
 信じて下さい。
 私はあなたを愛していた。
 多分あの時から。
 あなたにあった瞬間から、
 あなたのことを、愛していたのです。」


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