2011年03月21日

冬のサクラ 最終話

『今夜完結!! 春は必ず来る・・・・
互いに支えあい冷たい冬を乗りこえてきた2人
−その愛が・・・・そして見守る皆の思いがあふれ・・・・
想い出の桜に"希望"という名の美しい花を咲かせる』


稲葉家
「俺・・・やっぱり院長にオペ頼みたい。」
祐(草g剛)が独り言のようにつぶやく。
「・・・まだそんなこと言ってんのかよ。
 手術しないって決めたのは萌奈美さんなんだろ!?
 それを支えるのが兄ちゃんの役目だろうよ!」と肇(佐藤健)。
「わかってるよ!!わかってるけど・・」
「けど何だよ!」
「・・・萌奈美さん、あそこで肉じゃが作ってくれたんだ。
 辛い体で、一生懸命作ってくれてさ。
 その後倒れたとき思ったんだ。
 ああ・・・この人本当にもうすぐ俺の前から消えちゃうんだって。」
「・・・」
「わかってたことなのに・・・覚悟してたはずなのに・・・
 俺・・・最後の瞬間が来ることに目を背けてたんだ。」
「・・・」
「耐えられないんだよ!
 本当に萌奈美さんが・・いなくなっちゃうなんて。
 とにかく、生きててほしいんだよ!」涙する祐。
「兄ちゃんさ・・・きっと疲れてるんだよ。
 今日はもう寝ろ。」
「・・・」



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2011年03月06日

冬のサクラ 第8話

『命が尽きる、その時まで』

山形で祐(草g剛)と再会した萌奈美(今井美樹)。
祐から連絡を受けた琴音(森迫永依)も山形へ。
だが、萌奈美は倒れてしまう。

萌奈美の病室
「私は、ママに、何をしてあげられるのかな。」
母の手と、母の為に作ったお守りを握り締めて呟く萌奈美。
「・・・」
「あの・・・」


山形の病院から連絡を受けた航一(高嶋政伸)は、急いで病院に向かおうとする。
それを知った理恵、
「山形!?行くの!?
 あなたも往生際が悪いわね。いい加減諦めたら?
 あなたのことは、私が一番良くわかってるんだから。」
理恵の頬を思いきり叩く航一。
「お前に何がわかる!!
 お前なんか最初から相手にしちゃいないんだよ!!」
「・・・」

それを見ていた安奈は、家に帰るとそのことを肇(佐藤健)に報告する。
「バッチーンだよ!もう、びっくり!
 超修羅場。」
「・・・」
「どうしたの?」
「なんかあの院長そのうちとんでもないこと仕出かすような
 気がするんだよな。」

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2011年02月28日

冬のサクラ 第7話

『娘に遺す、最後の言葉』

祐(草g剛)と一緒に航一(高嶋政伸)の病院を抜け出した萌奈美(今井美樹)。

ホテル
レシピノートを書き続ける萌奈美。
「あまり、無理しない方が。」と祐。
「でも、これを書いてしまいたいんです。
 そばにいてあげることも出来ないから。」
「・・・」
「せめてこれだけは残してあげたい・・。」
「萌奈美さん。
 やっぱり今日はもう休んだ方が。」
「・・・」

「私には、まだやるべきことが残っていました。
 それは、母としての思いを、
 たった一人の娘に伝えること。」


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2011年02月21日

冬のサクラ 第6話

『二人きりの兄弟だから』

萌奈美(今井美樹)と金輪際会わないこと、萌奈美との記憶を抹消することを
条件に、手術をして萌奈美を助けてやると、祐(草g剛)に迫る航一(高嶋政伸)。
萌奈美のことを第一に考える祐は、萌奈美を助けてほしいと航一に頭を下げる。

それからほどなく、萌奈美は航一の病院へ入院し、3日後に手術が行われる
こととなった。
「手術が終われば、いろんな苦しみからも解放される。
 僕が救ってあげるからね。」
航一は笑顔で萌奈美に告げる。

「生きられるという希望を、胸に抱きながらも、
 何かが私を、たまらなく不安にさせていました。」


「あと3日で・・・すべてが終わるよ。
 ・・・萌奈美。」
病院の廊下を歩きながら航一がつぶやく。

「院長先生。今夜はどう?」理恵が呼び止める。
「無理だな。」
冷たくそう言い立ち去る航一。
「・・・奥様の手術は・・・やっぱり大事ですか?」

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2011年02月15日

冬のサクラ 第5話

『もう会えないとしても…』

「大切なもののために生きたい」と、萌奈美(今井美樹)のそばで支えになるために
上京を決意した祐(草g剛)。

祐を心配する肇(佐藤健)は、祐を自分のアパートに迎え入れることにする。
ただただ萌奈美の支えになりたいと一途に想う祐を、肇も安奈(加藤ローサ)も
応援していた。

一方、萌奈美は、病院に検査に来なかったことを航一(高嶋政伸)に責められる。
「検査はもう受けているんです。」
「どういう意味だ?」
「他の病院で検査を受けて、結果ももう出てるんです。
 手術は難しいって言われました。
 もしできたとしても、記憶を失う可能性があるって。」
「なぜ他の病院で検査を・・」
「・・・」
「なぜだ!!」
「・・・やっぱりあなたはそういう人なんですね。」
「・・・」
「私の体より、私がなぜほかの病院で検査を受けたかの方が
 気になるんですね。」
「・・・」
「私決めたんです。手術は受けません。
 航一さんの病院で私の我儘を通すと、あなたにも迷惑が掛かると
 思うから、治療はこのまま、大学病院で続けます。
 ただ、琴音のために、自分の限界まで入院せずに頑張りたいの。
 ・・・琴音にはまだ言わないで、」
「ふざけるな!!
 そんなこと勝手に決めていいと思ってるのか!?うん!?」
「・・・何でいけないの?」
「お前は僕の妻だ!」
「だけど、私の人生はあなたのものじゃない。」
「・・・」
「こんな状況になる前に、あなたに言えれば良かったんだけど。」
「・・・」
「最後くらいは、後悔したくないの。」
「・・・」

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2011年02月07日

冬のサクラ 第4話

『全て捨てても、君を守る』

突然、我が身に降りかかった病に苦悩する萌奈美(今井美樹)。
唯一、頼れる人は祐(草g剛)だけと感じ始めていたのだが、
「私はもう大丈夫ですから」と、その想いを振り切り、祐に別れを告げた。

家に戻った萌奈美は、激しい頭痛にしゃがみ込む。
そこへ航一(高嶋政伸)がやってきた。
「どうしたんだ。」
「・・・私・・・
 ・・・何でもありません。」

「私は決めたのです。
 残りの人生を、私自身の手で、選び取ることを。」


河川敷で深いため息をつく祐。
祐の携帯が鳴る。
「もしもし?」
「兄ちゃん?俺。」電話は肇(佐藤健)からだった。
「どうした?」
「いやぁ、昨日兄ちゃん電話切ってそれっきりだったからさ。」
「そっか。ごめんな。」
「何だよ。すげーテンション低くね?」
「会ったんだ、萌奈美さんに。」
「え?会ったっていつ!?」
「さっき。」
「え?今兄ちゃん東京にいんの?」
「うん。」
「もしもしお兄さん?安奈です。」安奈が受話器を奪う。
「どうも。」
「あの、今からお鍋食べるんですけど一緒に食べませんか?」
「え?」
「なんか材料買いすぎちゃって。
 肇ちゃんとじゃ食べきれないから待ってます。来て下さいね。
 絶対ですよ。」

「なに勝手に切ってんだよ!」と肇。
「こういう時はね会って話を聞いてあげた方がいいって。」
「そりゃ、そうだけどさ。」
「あ、てことで肇ちゃん、買い出しよろしく!」
「はぁ!?」

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2011年01月31日

冬のサクラ 第3話

『夫の復讐…暴かれた嘘』

萌奈美(今井美樹)がバスターミナルから自宅に戻ると、航一(高嶋政伸)が
玄関に突っ立って待っていた。
「どこ行ってたんだ。」
「・・・明日の朝の玉子買い忘れちゃって、コンビニに行ったんだけど、
 売切れてたの。」
萌奈美は咄嗟に嘘をつきごまかすと、祐がくれた携帯の番号を書いたメモを
ゴミ箱に捨てるのだった。

「私は、心にかすかな痛みを感じながら
 これで良かったのだと、自分に言い聞かせました。」


その日の夜中、航一は萌奈美の財布の中、バッグの中、引出しの中を
チェックする。愛人・理恵に萌奈美は山形で何かあったのでは、と
言われたことが気になっていたのだ。
デジカメには、山形で撮影した写真のほかに、ガラス細工の鳥の写真と
啓翁桜の写真。
「日付が・・・昨日?
 なんだ?これは・・・。」

「それでも、あの写真だけを消せなかったのは、
 すべてを消してしまうのが、あまりに悲しく思えたから。」


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2011年01月24日

冬のサクラ 第2話

『夫の裏切りと死の宣告』

祐(草g剛)は萌奈美(今井美樹)を診察した担当医から、萌奈美の病状を知らされる。
最悪の場合、命にかかわる状態だった。

「あなたがそれを知った頃、
 私は、元いた場所へと戻っていました。」


娘を送り出したあと、無言で食事を取る航一(高嶋政伸)に気を遣いながら
話しかける萌奈美。
「・・・嘘ついて山形へ行ったことは、反省しています。」
「・・・」
「ちょっと息抜きのつもりだったの。
 本当にごめんなさい。」
航一が乱暴にテーブルを叩く。
「・・・卵、ちょっと焼き過ぎたね。」
「・・・」
萌奈美に微笑み、席を立つ航一。
目玉焼きはフォークで潰されていた。

「桜の思い出を、胸の奥にしまい込んで。」


一人きりになると、萌奈美は籠の中のカナリアを見つめ・・・。

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2011年01月17日

冬のサクラ 第1話

『命をかけた最後の愛 運命の出会いは残酷な死へと…』

雪の降り積もる山形にある一軒家。
部屋につるした風鈴が鳴ると、ガラス職人をしている稲葉祐(草g剛)は、
介護が必要な母の部屋へ。
冷たくなった自分の手を息で温めたあと、母の手を優しく握りしめる。

「あなたは優しい人でした。
 一日一日を、大切に生きている人でした。」


今まで一度も恋をしたことがなかった祐は、雪の降り積もる山形に、
一人旅に出た女・石川萌奈美(今井美樹)とすれ違い、その美しさに目を奪われた。

「あの日、私があの町に向かったのは、
 真冬に咲く、桜があるという話に、心惹かれたから。
 でも今思えば、私はただ、広い空が見たかったのかもしれません。
 自由に空を飛べない、籠の中の鳥のように。」


その直後、萌奈美はバイクに乗った男にバッグをひったくられそうになる。
必死に抵抗する萌奈美を男は突き飛ばし、バイクで逃走。
萌奈美は頭を壁にい強打し倒れてしまう。

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